アナログラジオの世界。前回からの続きかな。
アナログラジオの世界って言うとさ、ずいぶん戻ったよね。大正時代に戻った感じですかね。
なんか、でも今時珍しいツールだよ。これ。
そんなのさ、だって誰も持ってないからさ。そもそもラジオってどうやって聞こえるかっていう原理は知ってるんだよね。
原理?なんじゃそれ。原理。放送局で喋った人がなんで各家庭に同時に聞こえるか。
電波飛ばして受信して鳴らしてるんでしょ。そうそう、電波電波。うん、電波ね。で、その電波が中波だったり、
VHFだったりすると。そこはわかるでしょ。だって一体他のさ、
同時放送っていうね。はいはい。で、その各家庭にラジオがあるっていうのも
イメージ湧くでしょ。今、各家庭にないかもしれないけど。まあないんだよね、それがね。だからちょっと買おうとしてるわけですよ、皆さん。買おうとしてるでしょ。
皆さん、今何が起きてるかというとですね、僕はラジオ、ラジオ機、なんていうのこれ。ラジオ機。機はいらないね、ラジオだね。ラジオを買いまーす。
いやーちょっとワクワクするね。これ前回の配信でさ、ラジコでいいじゃんって俺言ったのにラジコじゃダメなんですっていうその理由が知りたいよね。
えっとね、ラジコはエモくないよね。エモさで決まりますか。エモさって言うと、あとなんかその直感的に操作できないのと、
そのラジオ電波効いてるなっていう感じがないっていうのと、そのリアルタイム性がどうもないよね。同時にネットで配信してますっていうのはさ、なんか違うじゃんっていう。
なんかネットの配信に慣れすぎて、なんか今まさにここの空気中を漂ってるこの電波をキャッチして音鳴らしてんだよみたいな。そこがなんかね、なんか楽しそうだなっていう感じです。
その割にはさ、なんかかなりあれじゃない?あのテレビ持っててテレビ視聴してるんじゃない?リアルタイムで。
うん、テレビは一応あるよ。
でしょ?リアルタイムで見ることあるよね。
まあリアルタイムはね、よっぽろないですね。録画しといたやつを見るって感じ。
ああ、やっぱね。まあそれは今風ではあるけども、まあそっちの方が圧倒的にね、若い人は多いかもしれないけども。
そうだね。
だからそれと同じことで、ラジオだってね、絵がないテレビなんで、言ってみりゃ同じことやってるわけだよね。
そうだね。
だけども絵がないから番組の作り方が違うじゃんっていう話もこの前ちょっとしたじゃん?
そうですね。だからその、まあテレビ番組はまあ見ててわかるけど、ラジオ番組がどういう感じなのかっていうのがね、わからないですね。
で、ラジオ番組がどうなっているのかわかんないからラジオ番組を聞いてみたいっていうことであればね、ラジコで十分なのよ。
うん、そうなんですよ。
だけども、まあそこも含めて簡単にポチッとこう、感電池を入れてオンにすれば聞こえるっていうそのラジオを買ってみたいと、そういうことでいいの?
いや、買ってみたいっていうか、体験だよね。
あ、その前にさ、ごめん、今までラジオ触ったことなくはないよね?
いや、あるよ。あるし、なんかおじいちゃんとか、なんか枕元にこういうポータブルラジオとかで聞きながら寝てたけど、
でしょ?
いや、物自体はわかるけど、自分のラジオって言うとね、ないよね。
あ、自分のラジオないんだ。
デッキは昔子供の頃買ってもらってました。そのCDラジカセみたいなね。
そしたらそれラジオ入ってんじゃん。
入ってます入ってます。だから本当に、まさしく9.11のラジオ中継を僕は生で聞いてたから。
俺、じゃあ全然もうそれでいいんじゃないの?
あ、ラジカセあるんじゃないの?ラジカセうちに。
いや、もうない。もううちにはない。僕はもう物を捨てまくる人だから。
あー、なくなっちゃったのね。
とっくにないですね。
でか、持ち出してないんで家からね。
あ、それだったらさ、カセットブームでもあるし、ラジカセでも買ったら?
そうだよね。なんかテープがめっちゃ高いでしょ?
うん、高い。
あの薬食工事さんの映画、パーフェクトデイズっていうのを、ネットフリックスの映画で見たけど。
私も見ました。
そこにもテープが高くなってるっていう描写があったけどさ。
車にポンと入れて、それが一日の始まりなんだよね。
なんかさ、ああいうのがいいって評価されるこの社会、なんかいろいろと不思議だなって思うよね。
あそこら辺ね、結構このポッドキャスト時代になっても同じことなんだけども、
スマホって必ず自分で携帯してて、で、電池だけあれば、ポンとなんかをタップすれば、すぐに聞けたり見れたりするじゃない?
うん、うん。
それよりも遥かに簡単に電源をオンにして、で、いつも合わせてるチャンネルっていうのが自動的に再生される。
これほどいいユーザビリティないんだよね。
だからユーザビリティがむちゃくちゃいいっていう風に今だったら表現するけども、当時はまあそれが当たり前すぎちゃって、
ポンとスイッチ入れりゃすぐに自分の居床に戻れるみたいなね。
はいはいはい。
そんな感じなわけよ。
だから朝7時の通勤時にラジオをポンとオンにすれば、いつものチャンネルが聞けて、いつものパーソナリティがニュースも小話も天気予報もやってくれると。
そうだよね。
そこらへんがまあ生活に密着してたっていうのの入り口なわけで、その入り口のユーザビリティのことなんか誰も考えてないわけ。
うんうん。
それこそ俺のおじいちゃんの時代はね、ポンとスイッチ入れても真空管だから音が聞こえるようになるまでに1分ぐらいかかんのよ。
はぁー。
トランジスタじゃないからさ。
あ、VIVのおじいちゃんって。
そうそうそう。
明治みたいな人だね。
そうだね。
あの、そうだね。おじさんだね。
おじさんの時代。
おじさんのところにはテレビがなくてラジオだけずっとあったけども、
そこではもうポンと入れて真空管ラジオだから、たまに聞こえなくなったら故障なんでその真空管だけ取り替えてっていうのをやってたんだよね。
真空管。
はい。真空管っていうのがトランジスタの前ですごく熱くならないと機能しないっていう素子なんだけどもさ。
どこまで戻りゃいいんだろうねこの話。
いやなんかさ、定期的に来るのか、その歴史もっと深まらないとわかんないけどさ、この役所小路さんのああいうパーフェクトデイズみたいなちょっと古い価値観いいよねってみんな思ってる感じ?
昭和回帰みたいな流れあるじゃん。
そう。今すごく手に入りにくいからね。
あれは、その昭和に回帰しているのか、アナログ時代に回帰しているのかどっちなんだろうと思ってて。
どっちもどっち、両方かもしれないし、どっちかかもしれないんだけども、昔は不便だったからその不便なのを何とかして一生懸命みんなやったわけだよね。
ラジオないときにはみんなラジオ自作したわけだから。
ラジオ自作。
そうそう自作できるんだよね。
ラジオを自作するところから始まって、みんなが欲しいからどんどん便利になって、トランジスタラジオになってソニーが世界に轟く会社になったとかね、そういう歴史もあるんだけど。
ソニーの出発点はそこですか。
そうだね。
なので、なんていうの、手法っていうね、方法とか手法とか道具とか。
じゃあなおのこと、ラジオはそのなんか昔のラジオが欲しいです。
なんかスーパーで買えばいいじゃんって言われたけど、全然そんなの欲しくないもんね。
いやそれはね、スーパーで買うラジオっていうのが俺は今一番エモいな、俺としてはね。
その昔の人が使ってたものを使いたいですね。
昔の人が使って、どんぐらい昔かもよるけどさ、今真空管ラジオってね、揃えようとしたらすごい大変だよ。できるけど。
ちょっとそこはめんどくさいんで。
トランジスタラジオだったらね、自分でも作れるけどね、キット売ってるからね。
このさ、アビブが教えてくれたやつ、なんか今新品で1万2000円とかで、中古品が今非常にいいで出てて3000円なんだけどさ。
だから言ってんじゃん、スーパー行ったら1000円台で売ってんだって。
でもこれ何?同じものが売ってんの?
同じものなんだけど、そのアナログだから感度が違ったり、使い方が違ったり、音質が違ったりするんだよね。
いやスーパーの1000円のは全然欲しくないわ。
だからそこら辺の話もさ、もう今までラジオどうだろうな、俺の中ではもう2,30台は買っては捨てみたいなね、やったけども、それぞれやっぱり味があるわけだよね。
なんかあんまり持ち運ばなくてもいいから、もうちょっと大きい据え置き型のでいいんだけどなって思ったりする。
それだったらなおさらやすいよね。防災用ラジオでも十分いいのがあるしね。
防災用ラジオにすれば一石二鳥だったりするか。
手で回すやつはあんまりお勧めしないけどね。
お勧めしない。
手で回すやつは疲れるから。
疲れる?
疲れる。
じゃあどういうやつがいいの?感電池ってこと?
感電池がいいよね。感電池に日過度?日過度じゃないや。
いやでも違う。そういうことじゃない。ちょっと今ズレ始めてた。ブレてる。こういうのがブレるということですよ、皆さん。
あのね、どうせだから防災用にも使えた方がいいからとかじゃないんだよ。
そもそもそういうことじゃなくて、なぜラジオが欲しいのかというと、そのラジオ、なんか昔の人が聞いてたであろうその音を聞きたいわけですね、1個ね。
それに近いんだったらさ、じゃあ俺の無線機貸してあげようか。
あのトランシーバーだけどもラジオにも使えるよってやつあるんだけどさ。
なんじゃそりゃ。
なんじゃそりゃ。
そういうのあるんだよね。
やろうと思えばアンテナさえちゃんとすれば地球の裏側まで届くようなさ、トランシーバーがあるんだけど、
それのラジオ部分だよね。トランシーバーってトランスミットとレシーブだからさ。
レシーバーの部分。
地球の裏側まで届くってどういうことですか。電波法違反じゃないですか。
電波の世界はそういうことなんだよね。
地球の裏側までさ、電磁層っていうのに反射して地球との間でね、で自分の声とかね、モールスが向こうに届くわけですよ。
え?それ届けていいやつ?それ。
届けていいやつですよ。
そうなの?届くの裏側に。
裏側に届くんだけども、ある程度パワーを入れなきゃならないから、大きいパワーを入れたい人は。
え?じゃあ何?アビーブがよく海外旅行行くけどさ、裏側に旅行行ってさ、
裏側からブラジル?
飛ばせるってこと?ブラジルからもしもしとか言って。
あ、そうね。もしブラジルとやるんであれば、限られた時間帯とか季節にCWって言って、モールスじゃないとちょっとね、辛いのがあるけどね。
俺のとこの免許だとね、そんなにパワーが入れられないんで。
なるほどね、いろいろあるのね。
放送局ってのはすごく強いパワーを持ってるから、多くの人が聞けるっていう、そういう仕組みなんだけどさ。
だから電波とかの話になると、それだけでもう一つのワールドがね、ずっと昔からあるんだけども、その一つのアプリケーションとしてラジオっていうのがあるわけよ。
俺がかなり傾聴したのが、最初はAMラジオなんだけども、その後はFMラジオ。まあ音楽の方行っちゃったからね。
だけど今はFMでもAMでもサイマル放送って言って、ネットにそれを同時に流すっていうようなラジコがさ、出てきたから。
そっちで聞けばラジオを買う必要ないよねっていうので、みんなそっちに行ってるわけだけども、改めてこの電波の世界に行きたいっていうんだったらね。
いやーちょっとなんかアナログを放送する心境は人並みに持ち合わせてるよ、僕も。
まあだから防災っていうことでね、防災にもっていうことであれば、乾電池で動く、今送ってくれたようなね、普通のラジオ。
こういうのを一個置いとくっていうのはいいかもしれないけども、こんな大きいのあったら邪魔じゃない?
なんか大きすぎるのはちょっと邪魔で多分捨てたくなると思うわ。
でしょ?だからどうせバンバン捨てる人なんだったら、俺が持ってるみたいに手のひらに乗るようなね、やつ。
1万円っていうのはね、かなり俺はもう興ざめしたけどね、1000円が1500円くらいになったかなと思ってみたら今1万何千円だもんね。
そりゃそうだよね、作ってないんだもんね。