産経新聞は平成9年2月3日、横田めぐみさんが北朝鮮に拉致された事実を報じた。

「アベック3組 ナゾの蒸発」の記事から17年が経っていた。これまで黙殺されてきた拉致報道だったが、今回は様相が違っていた。

阿部雅美は、かつて取材した家族たちと再会を果たす。

 

【原作】 阿部雅美『メディアは死んでいた―検証 北朝鮮拉致報道』
【語り手】柳亭市好
【制作】 産経新聞社

 

大好評配信中の「メディアは死んでいた」(全10話)のプレイバック再配信になります。

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 産経ニュース

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00:01
第8話 再開
産経新聞社がお届けする音声ドキュメント
北朝鮮による日本人拉致事件
原作 産経新聞出版 安倍政美著
メディアは死んでいた
検証 北朝鮮拉致報道
2018年5月28日 初版発行
製作 産経新聞社
案内役は私 話科の劉廷一光です。
産経新聞は1997年2月
横田恵美さんが北朝鮮に拉致された事実を報じた
安倍区産区民 謎の蒸発の記事から17年が経っていた
安倍はかつて取材した家族たちと再会する
17年前と違い
今度は各市が後追い報道した
日本側が韓国側から少女拉致の情報を得ていることが確認できたからだ
産経が恵美さん拉致疑惑を報じて
約1ヶ月半が過ぎた
97年3月25日
東京竹島の小さなホテル
被害者家族たちが集まった
とんでもない事件に巻き込まれなければ
息子夫婦 娘夫婦や孫たちに囲まれて平穏な日々を送っていただろう
純朴な人たちばかりだった
さまざまな事情で参加を見送る家族もいたが
福井の安倍家族は
鹿児島の市川修一さんと増本瑠美子さん
新潟の羽生池香織さんと横田恵美さん
そして欧州滞在中に
与度豪藩の妻たちに拉致されたことが後日判明する
兵庫の安倍家族は
安倍家族は
与度豪藩の妻たちに拉致されたことが後日判明する
兵庫の有本恵子さん
被害者7人の親族が顔を合わせた
03:05
家族たちは内緒で集まったわけではない
25日に家族会を結成することは
産経が10日も前に記事で大きく告知していた
引用する
昭和52年11月に
北朝鮮の工作員に拉致された可能性が濃厚な
新潟市の横田恵美さんや
新潟・福井・鹿児島で起きた
いわゆるアベック拉致事件の被害者家族が
25日に東京都内で連絡会を結成し
政府などへ陳情活動や情報交換を行うことになった
家族たちは初対面がほとんどだったが
すぐに打ち解けたまりたまった
積もり積もった思いを語り合った
私は3組のアベックの家族たちと
18年ぶりの再会だった
こんな日が来るとは思ってもいなかった
あの時の
あの時は
会話は弾んだが
長い間力になれずに来たことに
申し訳ない気持ちでいっぱいだった
誤解を恐れずに言えば
家族たちはみな明るく見えた
なぜか出席した方々の著書から引用させていただく
辛さや悲しみは
同じ境遇に置かれている人たちに話したり
逆に相手の話を聞いたりすることで
随分と和らぐものです
同時に会が発足して
具体的な活動の方向性が見えてきたことで
勇気づけられる思いがしました
発砲塞がりの状態ではなくなり
光が見えてきたのです
羽水池徹さんの著書
『だっかん 引き裂かれた24年から』
今後東京での活動が増えるだろうと
06:02
最終的に関東在住の横田茂さんが代表職に就いた
家族会の結成を機に
それまで悲惨な経験を取り戻し
家族との関係が大きく変わった
家族との関係が大きく変わった
家族会の結成を機に
それまでひっそり暮らしてきた
拉致被害者家族の父や母が
街頭に立って署名活動を始めた
〇〇の父、〇〇の母と
息子や娘の名前を書いたたすきを肩からかけて
道行く人に声をかけるのは抵抗がある
勇気がいった
一時間でたった一人の署名しかもらえないこともあった
看板を蹴飛ばされたこともあった
ビラを受け取ってもらえないこともあった
私もそうした切ないシーンに何度か出くわした
しかしもう心ない風評に耐え忍んでいた頃の
弱い家族ではなかった
応援してくれる人たちが現れたのが
後に全国に広がっていく支援・救援活動の先駆けは
家族会結成と前後して
新潟市で星間春則市の手で発足した
横田恵美さん・拉致救命法基任会だった
各市のこうした支援組織が一体となり
本日まで拉致被害者家族を支え続けている
それが救う会
すなわち北朝鮮に拉致された日本人を救出するための
全国協議会に形を変えていった
新聞協会賞という新聞・通信・放送の信用と権威を高めるような
活動の推進を目的として設けられている賞がある
編集部門は日本新聞協会加盟各社から申請のあった
記事・写真・映像を
全国市やブロック市の編集局長たちが審査して受賞者を決める
マスメディア業界では権威ある賞とされている
原則、過去1年の報道が対象となる
が、17年を隔てた2件のスクープとして申請した
そして、拉致報道は新聞協会賞を受賞した
09:04
受賞理由はこうある
日朝間の歴史的暗部の一端を掘り起こして一石を投じたこのスクープは
第1報から17年にわたる粘り強い追跡取材により
逆に外交的解決を促した報道として高く評価され
新聞協会賞に値する
挙報誤報の汚名はやっと注がれたが
選考過程で強く異を唱えた新聞社もあったそうだ
これがどうして協会賞なのか
当時まだこうした認識の編集幹部や記者が
大手新聞社にも少なからずいた
これは音声ドキュメント
北朝鮮による日本人拉致事件のシリーズ第8話です
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メールアドレスは
u-service at sankei.co.jp
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この作品は元産経新聞社会部記者
安倍政美による著書
メディアは死んでいたを再構成したものです
第9話
北朝鮮が拉致を認めた日
拉致問題がようやく解決された
では次回
あなたは拉致をいつ知りましたか
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12:00

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