新潟で蓮池薫さんが連れ去られた事件を突き止めた阿部雅美は、福井、鹿児島でも同じ時期に起こっていた、似たようなアベック失踪事件を記事にした。

昭和55年1月7日の朝刊1面。見出しは「アベック3組 ナゾの蒸発」。


正真正銘のスクープだったが…

 

【原作】 阿部雅美『メディアは死んでいた―検証 北朝鮮拉致報道』
【語り手】柳亭市好
【制作】 産経新聞社

 

大好評配信中の「メディアは死んでいた」(全10話)のプレイバック再配信になります。

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 産経ニュース

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00:01
第四話 巨峰と言われたスクープ
産経新聞社がお届けする音声ドキュメント
北朝鮮による日本人拉致事件
原作 産経新聞出版 安倍政美著
メディアは死んでいた
検証 北朝鮮拉致報道
2018年5月28日 初版発行
制作 産経新聞社
案内役は私 話科の劉邸一光です。
新潟で羽生池カオルさんが連れ去られた事件を突き止めた安倍は
福井・鹿児島でも同じ時期に起こっていた
似たような安倍区失踪事件を記事にした。
昭和55年1980年1月7日付
産経新聞長官一面トップを飾った
正真正銘のスクープだった。
1980年の1月7日付の一面に記事が載った
アベック3組 謎の蒸発
53年夏 福井・新潟・鹿児島の海岸で
外国情報機関が関与
富山の誘拐未遂から分かる
外国製の輸品
戸籍入手の目的だ
記事のリード部分を抜粋する
裏日本の海岸部
福井・新潟・鹿児島の各地で
謎の連続アベック蒸発事件があり
途中で憎し Leon Trau
福井・新潟・鹿児島の海岸部
東京の関東の volcano
굿洁分野の山間
灰電波の更新が集中して 防止されていることなどから
03:03
外国情報機関が関与している疑いも 強く出ている
非公開だった 新潟の波数駅さんの事件は 記事では匿名にした
福井の千村靖さんと浜本福江さん
鹿児島の市川修一さんと 増本隆子さんについては 実名を記した
この4人については 家族から頂いた顔写真を掲載した
位置関係が分かるように地図も載せた
なおアベックとは言うまでもなく 男女2人連れのことだが
今では死後の代表格だそうだ
翌日の8日付の長官でも 社会面の半分以上を採定
福井 新潟 鹿児島 3県のアベック蒸発について
家族らの話を中心に 家で心中の可能性が 極めて薄いことを書いた
家で考えられぬ 心虚気味 虚色目前に
福井事件
3度目のデート 笑顔の写真残し 鹿児島事件
将来設計話したばかり 翌日に旅行の計画 新潟事件
記事の掲載位置や扱いの代償は その記事の重大性を
新聞社がどう判断しているかの バロメーターだ
これほどの紙面展開は 大きな災害時を除けば 滅多にないことだった
北朝鮮情報機関の反抗家となるはずが 外国情報機関が関与と変わり
掲載記事のどこにも 北朝鮮とはない
ないが 外国が北朝鮮を指していることは 読めば明らかだった
残念ながら この記事が他の新聞テレビから 無視されたというのは本当だ
いわゆる後追い報道はなかった
乱暴に言わせてもらえば 黙殺された
死生の日本人が突然工作員たちに襲われ 海を越えて北朝鮮へ連れ去られる
ありえない 北朝鮮がそんなひどいことするはずがない
飛ばし記事だ 誤報だ 挙報だ
06:00
という非難非反が耳に届いた
今風に言えばフェイクニュースというところだろうか
記事に理解を示す有識者や評論家は 一人として現れなかった
紙面そかなった
産経新聞は法案に載せられて書いた という穿った見方もあったが
事実はすでに述べてきた通りだ
どこに載せられたのでもない
何の政治的思惑もない
あったのは新聞記者として当たり前の 犯罪を暴く意思と
この事件の持つ意味の大きさについて 確たる認識 それだけである
社内の記事評価も社外同様に 大変厳しいものだったことは正直に書いておく
他社はどこも後追いしないではないか
後追いされない記事は得種とは呼ばない
北朝鮮 拉致は忘れたほうがいい
そんなアドバイスをもらったこともあった
党の被害者家族たちは 産経の記事をどんな気持ちで読んだのだろうか
息子や娘が生きていることに希望をつなげた と話してくれた人がいた
国交もない北朝鮮ではどうにもならない というもどかしさが募る結果になったという人もいた
家族たちはその狭間で揺れながら 長い歳月へ過ごすことになる
これは音声ドキュメント 北朝鮮による日本人拉致事件のシリーズ第4話です
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メールアドレスは u-service at sankei.co.jp
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この作品は元産経新聞社会部記者 安倍政美による著書
メディアは死んでいたを再構成したものです
第5話 メディアが死んだ日
09:02
安倍のスクープから8年後 ついに日本政府が北朝鮮による拉致事件を公式に認めます
しかしほとんどのマスコミはそのニュースを報じませんでした
では次回
あなたは拉致をいつ知りましたか
産経新聞社がお届けする戦後紙開封
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