長島政権でやってた頃の2000年代の巨人とかを、
小学生で見てた方々っていうのが、
YouTubeを利用する人の中ですごく多い。
なるほど。
もちろん、それよりも下っていう人たちもいっぱいいるんですよ。
YouTubeって10代だったりとか20代前半っているんだけど、
そこはどっちかというと、もっとエンタメ寄りの動画を見る方のボリューム層なんで。
そのスポーツじゃないエンタメってことですね。
だから、そういう意味で言うと、そこにしっかり刺さりそうな。
なるほど。
ちょうど2019年に上原さんが引退されているので、
その直後に始めれば、まさにその世代っていうのがYouTubeにそもそもいるよって。
もう13年のレッドソックスでのフィリピンもしてるし。
そういうのとかを、ちゃんとリアルタイムで見ててっていう感じ。
なるほど。
それでありながら、上原さんがやっぱりいいのは、
当然その上の、いわゆるずっと巨人を応援していらっしゃる40代以上っていうのかな。
下手したら50代以上ですかね。
とかっていうところにも当然ながら、
なるほど。
マッチしているので、そういう方々も呼んでこられるっていうところで言うと、
やっぱりドンピシャだったのかなというふうには思います。
だから、そこが一つと。
あとはもう、スキル的にシンプルにトークが上手いってことですね。
面白いですよ。
圧倒的に笑いを作る能力っていうのは、プロ野球選手の中ではすごく高い方だったので。
それは僕も放送学科でずっとテレビ番組を作ってきた中で、
そのイメージはすごくあったんですよ。
なるほど。
上原さんってジャンクスポーツ出ると面白いよねとか、
以前たぶんTBSラジオかなんかで、
ラジオ番組をオフの期間とかにやってた記憶があって、
それってすごいことだなと思ってて。
元気でありながらね。
そういうのもあったので、
非常に向いていらっしゃるんじゃないかなということがまずは大きかったですかね。
なるほど。
そういった意味でも非常に向いているし、
これは最後のやつはもう蓋を開けてみたらって感じですけど、
ここまでいろんな選手が、他の選手がリスペクトを上原さんに対してめちゃくちゃしてるっていうことですね。
だから皆さん出てくださる方もいますしっていうところで言うと、
こんなにすごいとはわかっていないつもりですけど、
ここまでやっぱり裏側もというか。
本当に日本代表とかオールスターとか野球団の選手とか人脈もある方ですもんね。
そうですね。
その部分っていうのはやってみてよりわかったっていうところでしたけど、
それも含めて非常に向いていらっしゃるのかなと思います。
そうですか。
上原さんのお人柄っていうのは、
私も現役時代に取材させていただいたことが何度かあるんですけども、
谷田さん、当初の抱いていたイメージと、実際に一緒にお仕事させていただく中で、
こういう人だったんだなっていう新たな発見とか、そのあたりどうですか?
僕、放送作家であんまり現場に行って選手にインタビューするとかってあんまりないので、
本当に最初はイメージしかなかったんですけど。
巨人のエースですかね。
そうですね。
メジャーリーグに向いて。
僕がちょうど松坂さんと同い年の松坂世代なんですよ。
なるほど。
ってことはイコール、上原浩二のまさに雑草魂でいきなり20勝したっていうのを、
超リアルタイムで見てるっていうか、半分自分ごととして見てる世代なんですよ。
そういう人からすると、ああいう出方をしていらっしゃる方でっていうイメージがまず一つあったのと、
やっぱり面白い人、関西の方で、すごく表現も豊かで、
喋りが上手いっていうイメージがあったんで、明るい方なんだろうなとはすごく思ってはいたんですけど、
実際会ってみたら、当然ながらいきなり仲良くなってるわけでもなかったし、
壁も最初のうちはすごくあったなっていう印象はあったんですけど、
一番思ったところは、やっぱり自分がものすごくある人だなっていうところですかね。
やりたくないことをやりたくないってめちゃくちゃはっきりおっしゃるんですよ。
最初の頃なんかそこが僕らもわからなかったんで、
こういう企画用意したんですけど、だったらもうペッペッペッペッってはねられるっていうことはあったんで。
でもそれはやっぱりはっきり言ってくださるからこそ、
今の視聴者とかって、やっぱりすごく自分を持ってる人に憧れるし、
自分が普段の生活でそういうことがなかなか言えない人っていっぱいいる中で、
やっぱり自分を持ってて、もしもそれが世間と違うような逆風が吹くようなことだったとしても、
上原さんって主張し続けますよね。
もう本当にYouTube以外のところでの発言なんかもそうですけど、
俺はこう思うと。ちゃんと理屈もあって、あとはそこに経験が裏打ちされてて。
ところで言うと、ここまでちゃんと自分をしっかり持ってらっしゃって、
自分のフィールドと違うところじゃないですか。
エンタメというか、メディアでの活動っていうところに来ても決して流されない。
そういうところはすごく芯が通っていらっしゃる方だなと思いました。
それもすごくあるのかもしれません。
最終的に今の47万人とかっていう視聴者がついてきたというところで言うと。
上原さんが自分が好きで納得しているものに対して、上原さんのファンが賛同して見たいというふうになるというか。
そこも確かにYouTubeではすごく大事なところかなと思います。