『ペスト』読了と翻訳の苦労
こんばんは、サリーです。
アパート3号室へようこそ。
今日は本の話をしてみようと思います。
今週の日曜日に読書会、アパート3号室の課題本になっている、
カミュウのペストをようやく読み終わりまして、
その話をちょっとしてみようかなと思っています。
カミュウのペストは、コロナ禍ですごい流行りましたよね。
本屋さんでも山積みになっていたのを見て、
その時に私も読まなきゃと思って買ったんだけど、
何ページか読んで、ちょっと挫折しちゃって積んでたんですけど、
今回課題本になったんで、読まなきゃと思って頑張って、
その時買ったのが新潮文庫版だったんだけど、
新潮文庫版の翻訳がちょっと読みづらかったんですよね。
全然頭に入ってこないし、読んでると眠くなっちゃうっていう感じで、
途中で、公文社古典新薬文庫から出ているペストに乗り換えて、
それで何とか最後まで読み切ったっていう感じだったんですけど、
なんかちょっと読みづらかったなーっていう印象ですね。
カミュウは、違法人を過去に読書会の課題本で取り上げて、
2回やってるんですよね、カミュウの違法人読書会。
それは結構スルスル読みやすいから、いけるかなと思ったんだけど、
ちょっとペストはね、難しいというか読みづらかったですね。
公文社古典新薬文庫でもだいぶ苦戦しました。
でも読み終わったんでね、よかったなと思ってるんだけど。
登場人物の多さとChatGPT活用
登場人物がまず多いんですよ、このペスト。
あと名前が覚えられないから、
誰が誰だったかっていうのが、読みながらわけわかんなくなっちゃうんですよ。
公文社って登場人物の説明が書かれた、
詩折が付録に挟まってるんですけど、
最初はそれを見ながら一生懸命、
この人はこの人、この人はこの人って思いながら読んでたんだけど、
顔が浮かばないと外国人の名前から幻想できる姿が思い浮かばないと、
どうしても物語に入っていけなくて、
なのでチャットGPTに人物たちの描写の部分を抜き出して、
それを画像生成してもらって、
人物の顔を印刷して、それを本に挟み込んで、それをと見比べながら読みました。
そのぐらいちょっと人が多いっていうことに苦労しましたね。
物語の概要と意外な展開
どういう話かというと、このペスト。
アルジエリアというところのオランシーという町で、
ある日大量のネズミの死体が見つかるというところから物語は始まるんですね。
そこから原因不明の熱病が広がっていって、どんどん人が死んでいくんですよね。
で、ペストだっていうことがわかるっていうふうなお話なんですね。
町が封鎖されて、感染を防ぐために、
そうするといきなり封鎖されちゃうんで、
たまたまその町にいた人たちとか、どこか外にいた人たち、
家族とか恋人と引き離されちゃうわけですね。急に。
そういう状況の中で人々がどう生きるのかっていうのを描いた物語。
これがペストですね。ざっくり言うとそんな感じなんだけど。
読む前は、そういう追い詰められた状況の中で、
人々が反狂乱になってパニックになるみたいな、
そういう大混乱を描いたお話なのかなっていうふうに想像しながら読んでたんだけど、
でも実際読み進めていくと、びっくりするぐらい淡々としてるんですよ。
この語り手が、謎の人物で最後まで誰が語っているかっていうのは明かされないっていう仕掛けがすごく面白いんですけど、
すごく感情抜きに淡々と冷静に記録されてるっていうオランデの出来事が、
そういうふうな文体なんですよ、その小説自体が。
だから、あんまり感情的じゃないっていうのが意外だったですね。
なんか想像と違かったっていう感じですね。
リアリティと人間の本質
その語り口だからこそっていうのもあるんだけど、ものすごくリアリティがあるんですよ。この小説は。
例えば、どんどんどんどんこの謎のペストという病気で人が亡くなっていくんですよね。
どんどん日に日に死者の数が増えていって、にもかかわらずカフェとか映画館には人々が殺到して、
そこで強弱的にみんなワヤワヤガヤガヤに賑わっているとか、
あとはそのテストを予防するのに発火アメがどうやら効くらしいっていう噂が流れると、みんなそれを買いに走ったりみたいな感じで。
なんか、もっと混乱するのかなと思ったら、意外と人々っていつもの生活を続けようっていうふうにするもんなんだなっていう。
それが妙にリアルだなって感じましたね。
この小説で一番すごいなって、カミュってすごいなって思ったのが、その人々のその登場人物の心の変化の描き方。
これがもう本当にカミュは天才なんだなって思ったんだけど、
置かれた状況がいろいろそれぞれ立場が違うんだけど、その人たちの心理描写の描き分け方っていうのが本当にすごいなって思いました。
こういう非日常的な状況で、こんなにもリアルに生々しく人々の心がこういうふうになるだろうっていうことを予想して書いてるってことなんだと思うんだけど、
本当にコロナ禍で私たちがすごい不安だった時期ありますよね。
不要不急の外出を避けましょうみたいな感じで、いつこのコロナ禍が終わるのか先が見えなくって、
私たちの中で恐怖と不安に怯えていたあの日々をすごく思い出すんですよ。
でもこれって70年ぐらい前に書かれた全くのフィクションで、神の創造で書かれた内容なんですよね。
それにもかかわらず、こんなに未来を予知しているような内容になるっていうことがすごいなと思ったし、
逆に言うとそういう人間の本質って変わらないんだろうなっていうことをこの小説を読んで感じましたね。
神すごいなって思いました。
ランベールの選択と心理の変化
例えば、すごい印象に残った人物がいるんだけど、
ランベールっていう新聞記者の男の人がいて、
ランベールはパリの人なんだけど、たまたま仕事でオランという街に取材に来てたんだけど、
いきなりロックダウンされちゃって、その街に閉じ込められちゃうわけですよ。
彼はパリに恋人がいるし、僕は他所者でこの街の人間ではないから、すごく不条理ですよね。
理不尽に閉じ込められちゃう。
なんとかして、あの手この手でパリに戻りたい、恋人に会いたいっていうふうに思って、
ありとあらゆる方法で脱出を試みるんですね。
ランベールという人は。
自分もきっとそうなるだろうなって思って読んでたんですよね。
こんなところにいらないっていうか、
ここから出してくれって思いますよね。
裏社会の人に頼んだりとか、
一生懸命お医者さんに僕は感染してない証明書を発行してくれってお願いしたり、
本当にあの手この手で奔走するんだけど、
最終的に彼は脱出する直前で、
もうすぐ脱出できるよっていう直前で、
その計画をやめるんですよ。
街に残って、僕は皆さんが有志で結成されている保健隊っていうボランティア、
ボランティアなのかな?あれは。
何かお金が発生してるのかどうか、そこを書いてあったか忘れちゃったんだけど、
その保健隊に加わるって、
この街の人々のために、
動きたいみたいなことを選ぶっていうことをするっていう人がいるんだけど、
こんなことってあるのかな?本当に。
そこをすっごく印象に残ったんですよね。
なんかこういう極限の中で、
人ってこういう風な心理の変化が起こるのかな?みたいな。
そこは今週末の読書会でも議論になるテーマじゃないかなって思うんだけど、
そういうことが結構いろいろ書かれてて、
この人の心理はどうして変わったのかみたいな、
結構突っ込みどころというか、
盛り上がれるポイントがいっぱいある小説だなって思いましたね。
カミュの遊び心と読書会への期待
結構小難しいことを内容としても書かれてるんだけど、
自分の哲学を問い直すみたいな、
生きるってどういうことなのかとか、
そういうことをすごい深い小説ではあるんだけど、
神っていう人がどういう人なのかな?っていうことを想像しながら読んでたら、
ちょっと嬉しいというか、ニヤッとすることがあるんですよ。
それはネタバレしちゃうからあんまり詳しくは言わないけど、
違法人を読んだ人に向けて、
ちょっと遊び心みたいなのを見せてくるのがあって、
そこがすごい神は可愛いなっていうか、
こっちに向かって神がウインクしてるみたいな感じっていうか、
分かる人だけ分かるでしょみたいな、そういうのが隠されてるんですね。
隠れミッキーみたいな感じで、
それがすっごい嬉しくなっちゃって、
それがあると神に対する印象がガラッと変わるっていうか、
親しみを感じるっていう感じでしたね。
いろいろ語りたいことはあるんだけど、長くなっちゃいそうなので、
今日はこんな感じにしてみようかなと思います。
語ろうと思えばいくらでも語れる。
長い小説っていうこともあるし、やっぱり名作なんでね。
今週末の読書会は、
私を入れて15人の方が申し込みをしてくださっていて、
5人ずつのグループ3つに分けておしゃべりしようかなって思ってますね。
ということで楽しみですね。
どんな話が出るのか。
ということで今日はペストについてお話してみました。
最後まで聞いてくださりありがとうございました。
アパート3号室のサリーでした。
それではまた。