2024-10-01 17:05

#6-1 地元の方々の熱量が導いた赤水門(旧岩淵水門)の重要文化財指定!|ゲスト: 菊田友弥さん

【今月のゲスト】 

荒川下流河川事務所長 菊田友弥さん 

【今回のトークテーマ】 

・荒川下流河川事務所の活動内容とは? 

・赤水門(旧岩淵水門)、国の重要文化財に指定までの背景 


北区初の女性区長である、やまだ加奈子さんによる冠番組。彼女の抱く展望や、北区の未来を描くゲストをお迎えし、様々なテーマをもとに、北区の未来予想図を語り合います。


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00:15
東京都北区初の女性区長、山田かなこ。
彼女の描く展望や、未来を描くゲストとの対談など、
北区の新たなビジョンを語るこの番組。
今日は、どんな北区未来予想図が描かれるのでしょうか。
おはようございます。北区長の山田かなこです。
本日10月1日火曜日、今月も元気にお届けいたします。
もう10月に入りましたね。皆さん、秋といえば何をイメージされますか。
私は、スポーツの秋、イベントの秋ですかね。
今週末には、ふるさと帰宅・区民まつりも開催されますし、
秋ならではの各地域でのイベント行事がたくさん催されます。楽しみです。
少し暑さも落ち着き、秋の雰囲気も楽しみながら過ごして参りましょうね。
さてさて、今月のトークテーマは、
あらかわ下流、未来予想図、地域資源と防災の両立であります。
今年は、あらかわ放水路が通水から100周年を迎える記念すべき年です。
明治40年、43年に起こった大洪水をきっかけに、あらかわ放水路の工事が開始されました。
放水路とは、河川の氾濫を防ぐために、河川の途中から海などに向けて作った水路のことを示します。
長年水害から、区民や国民の命を守ってきたあらかわ放水路ですが、
機能的な役割を持ちつつ、地域資源として水辺空間の活用も実験的に行われています。
そんな魅力あふれるあらかわについて、今月はお話ししていきたいと思っています。
今回は、あらかわ下流河川事務所の菊田智也所長にお越しいただきました。どうぞよろしくお願いいたします。
おはようございます。菊田智也です。
よろしくお願いします。
所長どうぞよろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
今回は、あらかわ下流域を管理するあらかわ下流河川事務所の所長である菊田さんと、
北区とあらかわの関わりや連携してきた取り組みについてお話をしていきたいと思っています。
まず、菊田所長のプロフィールをお伺いできたらと思いますが、よろしいでしょうか。
03:01
はい。私は2004年、今から20年前に国土交通省に採用されまして、
河川やダム、砂防や海岸など土木分野を専門としてきました。
特に、国内で起きる様々な自然災害の対応をしてきてございます。
また、2019年から4年間は、JICA国際協力機構を通じて、
開発途上国の河川水資源分野の技術協力に携わっておりました。
昨年の6月まで、インドネシア国政府の政策アドバイザーとしてJICAに派遣されていて、
今年の4月から、あらかわ火流河川事務所の事務所長を務めております。
はい。国内に留まらず、海外でも第一線でご活躍されてきている菊田所長ですが、
今年度から事務所長を務めになられ、これまで菊田所長とあらかわとの関わりってありましたでしょうか。
私自身、かなり転勤族ということで、全国を1年から2年ぐらいのサイクルで転勤していたんですけれども、
以前、埼玉県の戸田市に公務員宿舎があって、そこに住んでおりました。
あらかわまで歩いていけるような距離でございましたので、休みの日にジョニングさせていただいたり、
あとはですね、戸田の花火大会があったりとかということで、いわゆる河川の利用者としてですね、あらかわには親しんでおりました。
仕事とは別での、プライベートでのあらかわとの関わりがあった中で、改めて仕事として、あらかわ下流河川事務所長として人事が決まった。
任命を受けた時の、その時の心境っていかがですかね。
そうですね。思い返してみると、今年の4月からこちらのあらかわ下流河川事務所に配属されているんですけれども、
全国でも有名な川、大河川で、さらに東京を抱えているということで、非常に身の引き締まる思いでした。
また、そうですね、あらかわ放水路っていうのは人工的に100年前に作った本日のテーマでもありますけれども、当時としては新しいことにチャレンジしてきた事務所ということもありまして、
まさに今、あらかわ下流河川事務所もDXであったりとか、新しい河川管理だったりとかに取り組んでいるということで、いろいろ新しいことに取り組んでいって、それを全国に広げていく事務所という役割もございますので、とても楽しい思いを持ってですね、仕事に邁進しているところでございます。
そうですか、任命にあたって上司からこんなことやってくるようになんて言葉もあったんでしょうかね。
これまでの事務所長もチャレンジしてきているということもあって、また私が海外で水資源の分野で仕事していたということもあって、いろいろ新しいことを取り入れて、それをどんどん広げていってくださいと上司からは伝えられました。
そうですか、まさに常に新しい取り組みをここでやっていくんだという、あらかわ下流河川事務所の皆様の取り組み、そこに私たち北区も地域の方々と一緒に関わらせていただいて、これまでもこのあらかわ河川事務所の取り組みというのが進んできたなというのをすごく感じていますし、頼りにしているところであります。
06:11
具体的にあらかわ河流河川事務所ってどんなことをやっているんだろうとか、皆さん組の方々、特に小学生なんかはあらかわ水資料館によく皆さん学校で行かれるので、その存在だとか建物については理解されていると思うんですけれども、事務所としてどのような取り組みをされているのか、そんなところも少し伺えればと思いますがいかがでしょうか。
あらかわというのはかなり大きい川でして、幹線流量延長と言いますけれども川の長さが173キロ、すごい大きな川です。
その中で人口が集積している区間だったりとかを私ども国の方で管理させていただいていて、それであらかわの上流と下流と分けて管理させていただいています。
いわゆるどの範囲を分担しているのかということなんですけれども、私どものあらかわ河流河川事務所は戸田市に係る笹芽橋から下流東京湾までを管理させていただいておりまして、このあらかわ河流とこの区間を言うんですけれども、その中で河川の調査であったり計画工事、またその川の維持管理のほかですね、洪水時の危機管理とか、あとはですね、本日のテーマにもなっておりますけれども地域の皆様との連携、これを仕事にしてございます。
先ほど、区長からもお話し、ご案内ありました、あもはあらかわ治水資料館といいまして、治る水と書いて、治水、治める水をするためにはまずは知っていただくということで、あらかわ治水資料館と名称で、これ実は私どもの施設ではなくて、北区とあらかわ河流河川事務所で共同で運営している施設でございます。
こちら平成10年の3月に開館してですね、この多くの方々にですね、あらかわをはじめ川や水について広く知っていただく交流学習教育情報発信の拠点として、事業や有益な各情報の受発信、防災環境教育の支援などの取り組みを進めている施設であります。
開館から昨年度末までの来場者数は147万人と、多くの方に来ていただいておりまして、およそ1年あたり5万人ほどご来館いただいております。
もう本当に、区内の小学生は社会科見学で行ってくれたりとかですね、北区にはなくてはならない治水治療館ですし、かなりの多くの方々に来ていただけているというのは、やっぱり施設の内容も面白いんじゃないかなと思うんですけれども、これまでのあらかわの古編歴ですとか歴史できてきた、そういった内容もすごくリアルな形で学べるというのがいいなと思いながら、私も見学させてもらっているんですけれども、特徴としてどんなことがありますかね。
見学先として、いろんな方から選ばれる、市と東京を抱えているところで治水というのは、昔の人がどんなことに苦労してやってきたのかということが展示されているというのがございます。
09:08
特に海外から来られるお客様も、東京にお立ち寄りになった時に、またロケーションもですね、近くでいいということもありまして、お越しいただくということで、海外からのお客様もいらっしゃいます。
また、東京以外からもですね、こちらのいわゆる観光ツアーのルートの一つになっているツアー会社とかもあったりとかですね。
それは初耳でした。
ですので、かなり北区、東京にお住まいの方々に限らずですね、多くの方にご来館いただいております。
そしてその荒川治水資料館とですね、肩を並べる北区として誇るべき施設、赤水門ですね。
この赤水門が実は今年8月15日に国の重要文化財に指定をされました。
区民として行政としてもすごく嬉しいなと思っているんですけども、これも長い歴史がありましたね。
町長、ぜひこの赤水門をですね、国の重要文化財として申請をして活用していきたいという地域の思い。
これがもう20年前からあったんですが、なかなかそれが叶わず今に至るんですけども、そんなところももしよかったら話聞かせてください。
はい、国の重要文化財の登録というのはですね、申請から決まって指定されるまでですね、長い道のりがございます。
そうですね。
実は20年前にも捉えしたんですけれども、当時まだ土木構造物のですね、国の重要文化財指定というのがですね、今に比べてそれほど多くなかったという背景もございまして、
当時20年前の皆さん、私どもの事務所の人間、また北区の皆様にもご尽力いただいたんですけれども、申請は叶わなかったという状況でした。
で、今回ですね、多くの土木構造物が登録されるようになってきたということと、またこの登録されるにあたってですね、どれだけその歴史的価値があるのか、100年前に作られた土木構造物としてどんなすごいことをやってきたのかっていうのをですね、
整理させていただいて、北区の教育委員会様を通じて、今回申請し文化審議会での採択で、指定が決まったという非常に長い道のりがありましたけれども、
これもひとえに地元の熱意が伝わったということだと思います。
荒川河流河川事務所の皆さんや国庫省、皆さんと行政機関とまた地域の方々と連携しながら、北区のシンボルとして大切に保存をして、またその荒川河水も含めてですね、
この地域の継承していくという意味では、本当に象徴的な施設だったので、つづ100年、このタイミングに指定が決まるという、本当に素晴らしいダブルの喜びだなというふうに思っておりますが、いかがでしょうか。
おっしゃるとおりで、5月17日に文化審議会で採択されたときにはですね、区長にも赤水門の前にお越しいただいて、また地元の方々、あと私どもの職員とでですね、
12:07
万歳させていただきました。で、審議会の採択答申が出ますとですね、あとは手続きの話もあってございまして、今年の8月15日にですね、自由文化財の指定が正式に指定されたということになりました。
今回この100周年というタイミングで指定されたというのは、またこの赤水門というのはですね、荒川宝水路の基幹施設で、この100年のタイミングで指定されたというのは、まさに本当に偶然の巡り合わせということもありますし、
本当にこの赤水門の自由文化財指定への登録、また荒川宝水路通水100周年をお祝いするというのは素晴らしいタイミングになったと思います。
いやダブルのお祝いだと思いますし、今お話しあったとおり、通水100周年の記念事業もですね、昨年からいろいろと打ち合わせさせていただきながら進めてきた中だったので、一緒にお祝いできるというのは本当に最高ですね。
荒川宝水路通水100周年のイベントについてちょっと伺いたいと思います。
ちょうど100年前の10月12日に宝水路の水が流された日、この日を記念して通水100周年記念式典やアニバーサリーフェスを実施してまいりますが、ちょっとその内容について教えていただいてもよろしいでしょうか。
はい。荒川宝水路通水100周年アニバーサリーフェスは10月12日、私どもの荒川火流河川事務所またアモアの前、赤水門と青水門の間で開催させていただきます。
市民、区民の皆様がですね、喜んでもらえるようなものをいくつも用意してございます。
この100周年を祝うためにですね、アモア荒川治水資料館でですね、北区観光協会様と連携してですね、1日限定のアモアカフェ。
これ3月にもですね、やらせていただいて大変好評でしたので、またこれはですね、今回はモーニングとアフタヌーンティーと両方楽しめるような企画も。
さらにメニューの範囲が広がって、素晴らしいですね。
はい、そういったことも企画してございますし、体験型のイベント、例えば青水門の上にですね、上がっていただいて、その施設とですね、荒川宝水路をご覧になっていただく。
あと墨田川も見えますね。
そしてですね、市民実行委員会の方で企画されているシンポジウムなどもございますので、ぜひ皆さんお誘い合わせの上ですね、お越しいただければと思います。
このイベントの時にしか経験ができない、体験ができないこと盛りだくさんですね。青水門の上に施設の上に乗るってできないですからね。
なかなか機会はないと思いますので。
そうですね、私も未経験です。ぜひ経験させていただきたいなと思いますし、カフェの方もメニューが広がって楽しみいっぱいです。
ぜひですね、このイベントを通じて、今後100年後の荒川について考えるきっかけになったらいいなと、私たち帰宅としても思っております。
15:01
ぜひ皆さんお越しいただきたいと思います。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。ぜひお越しください。
はい、お願いします。ここまで菊田所長に荒川の魅力についてじっくりお話を伺ってまいりました。
所長、ありがとうございます。
ありがとうございました。
2話はですね、冒頭お話をさせていただきましたトークテーマを設けて、菊田所長とより良い荒川河川の未来を描くために意見交換をさせていただきたいと思っています。
よろしくお願いいたします。
ぜひ次回もお楽しみに。素敵な一日をお過ごしくださいね。
パーソナリティ山田香菜子でした。
17:05

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