2023-02-28 01:51

東西すき焼き

すき焼きって、皆さんのご家庭で作りますかね?
ウチではたぶん関西家庭風だと思うんですが、この前東京の老舗すき焼き屋さんに連れて行ってもらって結構な違いを感じてしまったのです。

まずはわりした。なんと席に付いたらあのすき焼き鍋にじゃぶじゃぶに何か入ってるじゃないですか。
醤油酒みりん砂糖が調合されたモン、ですかね。まじでこれ知らなかったんですわ。
何年生きてるの?って感じですが、すき煮かな?と誤解したぐらいです。
そして驚いたのは、肉としらたき(関西では糸こんにゃくと言ってますが)を話さねばならないというルール。いやー、難しいもんですね。
具の種類も結構少ない感じで物足りないのかなと思いつつ、いやはやめちゃくちゃ美味かったですね。肉がやっぱりすごく良かったので。

で、私が抱くすき焼きのイメージですが、家庭料理であり、たまにする贅沢であり、ワイワイとワイルドに鍋をツッツキ合うイベントって感じなんです。
レシピとか掟みたいなものは存在しませんが、旨くて盛り上がれば良しという感じですね。

まずは野菜の種類は多めです。
ちゃんとした料理のお方は、具の種類が多すぎるとテーマと味がボケるとおっしゃいますが、お構いなしです。
あれば投入するのは長ネギ、玉ねぎ、春菊、もやし、ぶなしめじ、しいたけ、白菜、えのき茸、エリンギ、まいたけ、きくらげ
水菜やセリも合いますね。

そして具としては
高級牛肉香りが良いやつ少量を最初そのまま焼いて醤油と砂糖で味付けして食べちゃう。その後廉価版牛肉、後半戦は鶏もも肉を投入。
豚投入もアリですが、油の相性が牛とは違うかなーということで、お好みですね。
しらたき(糸こんにゃく)、焼き豆腐あたりもほしいですね。

調理法は簡単です。
具を入れたらその上からガンガン醤油と砂糖をふりかけます。多めに。この時点で関東勢には印象悪しです。え、何してんの?的な。
水を入れずに野菜から出る水分だけで鍋が満たされるように、具と火加減と醤油と砂糖をテキトーーーに調節しながらつついていくのです。
生卵で塩分糖分を薄めて食べるにちょうど良いくらいの濃度にしていきますが、どうしても水分少なく煮詰まりそうならなるべく安い日本酒を投入します。
この際塩分が入っている料理酒はだいたいダメですね。
あれ?簡単ではない?
まぁ、その場限りの様子見しながら、結果オーライにするっていうイベントなのかなと思います。

そしてここからが私にとっては本題なのですが、すき焼きの最後のシメはうどんです。
冷凍うどんでも、3玉100円の激安うどんでも、すき焼き終盤戦に残された有象無象のダシと、こってり味の酒砂糖醤油ベースの味が麺に染み込む。
これをやるためにすき焼きやってるようなもんです。
この際、うどんは食べ切れない量を投入します。それは翌日のすき焼きうどんのため。

冷暗所に放置した昨日のすき焼き。ここには濃い茶色のうどんが残ってるはずです。
ここに、新規の白いうどんを投入し加熱。若干具を加えても良しですが、これが最高に美味いのです。

はい、すき焼きは実は、焼きうどんだったんです。おわり。
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みなさん、おはようございまーす。
唐突なんですけども、みなさんすき焼きって好きですかね?
鍋やろうよっていうと、たまにすき焼きやらないっていう人が現れるんですけども、
まあ私もその口なんですけども、すき焼き、大きく東西に分かれると思いません?
私のところで言いますと、関西風って言いますか、割下を使わないっていうのにこだわってるんですよね。
こだわってるっていうか、割下を使うっていうことに気がついたのって結構最近だったりするんですよね。
どうも家庭で作る関西風って言いますか、うちのローカルルールなんかもしれないですけども、
醤油と砂糖をドバドバとかけるっていう、ワイルドな感じでやるっていうのがすき焼きだと。
こう習っちゃったもんですから、どうもこのスタイルから抜けられないんですよね。
少量でもいいので、結構高い香りのいい牛肉を調達して、安めの牛肉で量を稼いで、
そして後半戦になると鶏のもも肉あたりを入れて合わせ出しにするみたいな感じにするのがよくやるパターンなんですよね。
もうコテコテに甘辛くなっちゃったタレにうどんを絡めて食べるってこれ最高ですよね。
実はこれ大量に入れてなるべく残すようにして、その真っ黒のうどんと翌日に投入した真っ白のうどん、
これのコントラストを楽しむなんてのがもうたまりませんよね。
すき焼きなんだか焼きうどんなんだかよくわかりませんけども、
皆さんとかはどんなルールで作っておられますか?
パーロでした。ではまた明日。
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