2023-04-12 01:57

現金入金できない時代

先日、韓国のATM、現金の入出金をするアレですが、とうとう1000ウォン紙幣の入金ができなくなってました。
つまり、残った1000ウォン紙幣はコイン同様、現地で使う以外に道はなくなったのです。
さてどこで使おうか?オデン一本も1500ウオンくらいするしなー。

最近は日本でも、現金を使わなくてもほとんどの場面でお金の支払いを伴う生活ができるようになってきたと思います。
これは裏を返すと支払ってもらう側、つまりサービスや商品の提供側にとって、現金の取り扱いにはお金と手間がかかるということなので、できれば全部デジタルマネーにしてほしいと思っている事業者が大多数なのでは?

その動きも受けてか、最近はATMに並んでる人も減っているように見えるし、ATM自体もどんどん都市部で減っているように見えるんですがどうでしょう?
さらに最近では、ATMで現金を引き出すことはできても、入金はお札のみ受け入れというところが多いこと。
まぁ昔から銀行の支店などの行員が居る店舗に設置してあり、かつ営業時間内に限りコインの入金が可能という感じでしたが、もともとコインの入金枚数は200枚(だったかな?)に制限されてました。

結構この機能は、むかし便利に使ってたんですけどねぇ。
私は財布は持たないので、1000円単位以外で現金を使ったものは、家に帰ったら端数のコインとしてどんどん貯めていき、まとまったタイミングでATM入金してたのです。これが困難になるというと、余計に現金は使いたくなくなります。

いま一番コインを使いやすいのはスーパーや100均など。それでも結局1円5円が手元に残ったときにはショックですねぇ。
この細かい誰が触ったのかわからんモノを持ち運んで数えてってやらにゃならんのかと。

現金以外の決済方法の代表は、その昔から存在していたクレカ。クレジットカードでの決済ですね。
これは高額な買い物をする時専用のもので、1万円以下のものでは使わないのが普通なのかなくらいに思っていました。
でも、イスラエルに住んでいた時にびっくりしました。現金で決済することに罪悪感すら感じるほどの無現金社会だったのです。
もうン10年も前のことですが、話に聞くと周辺諸国も欧米も同じようだぜって話だったので、いかに日本がお金リテラシーが低い、というか他を知らない国民なのかということを、お金の取り扱いだけから感じたものです。

現金以外を使う意味を習ったのもこのタイミング。
現金でなくクレカで客が払うと、店の取り分は減ります。なので、リスト価格が高めに設定してあるのですね。
クレカで買って、やっと正常価格で買うことになるという感覚。これは今の日本のコンビニにもあてはまります。
さらに、クレカを使った分だけ、使った人個人の信用値が上がるという仕組み。これは知らなかったですね。
まぁ上がったところでしれてますが、チリツモです。

韓国を徘徊してても感じましたね、クレカやキャッシュレス社会。
1980年代は韓国でも硬貨とお札を多用していた時代がありましたが、その後のインフレにより生活ではほとんど紙幣しか使わなくなりました。
最低額紙幣は1000ウォン札。日本円で約100円の価値です。
最高額の硬貨は500ウォン硬貨。この数年では、屋台の鯛焼き1匹を買う時に使ったことしか有りません、というか、1000ウォンだしたらお釣りで返ってきたので、思わずコイン返してもう一匹買いました笑。
韓国の市内バスでは、すでに次々とコイン使えない車両が増えてきてます。コインでもお札でも、現金ではバスに乗れない時代に突入です。

電池を積んでいないカード型の識別装置に貨幣価値を充電する技術はまだまだ流行ってますね。
最初にカード買って、それに現金相当額をどうにかしてトップアップ(charge)すれば、タッチ式で使えるSuicaのようなアレです。この機能は一部のスマホにも内蔵されました。
使いすぎが心配だとか言われますが、ジャラジャラの現金を取り扱うくらいならよっぽどこちらの方が良いです。
問題は互換性。使える使えないの判断が難しい場合が多いことですかね。それと、システムの利用料が高いこと。
クレカより高いこと多しで、お店側企業側には不利な感じはしますが、1秒前後の決済に要する時間が勝負の現場なら、導入価値アリでしょう。

QRやバーコード決済も流行ってますね。
最近はスマホという超小型通信機能付きコンピュータが出回ってくれたおかげで、これらが可能となりました。

航空券や証明書などにもQRコードが印字されてたりして、もうすぐQRコード対応の鉄道の改札機もお目見えするということで、貨幣価値の証明や決済、情報管理などには電子的処理+QRコードという、デジタル+アナログのハイブリッド型の応用は進むでしょう。

そして最後の砦、一国の通貨をも超えるコンセプトの暗号資産。BTCやETHに代表されるトークンですね。
これらは答が先に出ていると思っていて、最良の決済方法だと思います。デジタル的に移動させたトークンの価値は、それぞれのブロックチェーンによって未来永劫絶対に保証されますから。
各国独自の通貨管理システムや、それらを全世界で流通させるために必要な人やシステムのコストが極限まで不要だからです。
すでにスマホで簡単に送金できるアプリや仕組みも出来上がっていて使える状態です。

ただし今は問題多いですね。
トークンに価値はあるものの、現実世界との価値の紐付けが変動することが最大のネックかと。
取引が行われて決済するということは、最終的に現実世界の何かに行き着かなければならんわけですから。
いつの日にかは会社からもDAOからも、給料はクリプト払いという世になるかもしれないと期待しつつ、現実世界もクリプト払いになったら良いのになと思っているクチです。

皆さんのタンスにしまってあるコイン、どうしますか?
漬物金(石)にする?それとも有料で預金しますか?
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00:04
みなさん、おはようございまーす。
先日韓国行った時に、「あれ?」と思ったことがあって、ちょっと一つお話ししておきたいなと思ったんですけども、また現金の話なんですよね。
ご存知かもしれませんけども、韓国、結構デジタル化って言いますか、決済に現金を使わないっていうのが非常に進んでまして、
コンビニとかも含めて、99%ぐらいのところで日本のクレジットカードがそのまま使えますんで、韓国ウォンをわざわざ買うっていうようなことがだいぶ必要じゃなくなったんですけども、
日本で言うと、スイカみたいな交通系のICチップに残額をトップアップするっていうような時に、旅行者としては現金が少しいるっていう感じなんですね。
そういうような時に少し現金を必要とするんですけども、その昔に韓国で日本人として作った普通預金の銀行口座。
ここに韓国のネイティブ通貨のウォン、これを残額として持っておいて、ATMでキャッシュカードで出し入れする。こんな運用をしてるんですね。
日本でも最近、コインを入金しようとするとダメって言ってくるとこ多いんですよね。それか投入口が狭くなってたり、枚数制限があったり、入金するのにコインはお金取られたり。
ついに韓国も怒っちゃったんですよね。1000ウォン札、お札ですよ。お札の入金ができなくなってるんですよね。
たまたまだったかもしれないんですけども、何回やっても戻ってきちゃうんで、説明よく見たら1000ウォン札はもう入金できませんって書いてあるんですね。
ついに来たかって感じだったんです。これ日本でもそのうちコイン全てお断りってなる時が来るんじゃないかなって思った話でした。
パルオでした。ではまた明日。
01:57

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