サブスクリプション、通称サブスクは、ビジネスモデルとしてはかなり優秀〜、みたいな話を聞くこともあります。
実際最近では便利な個人向けサブスクプログラムが多く、月額料金で数百円から数千円と一番財布のヒモがゆるむ価格帯サービスが多いように思います。
もちろん解約条件とか、年に直して12をかけてみたりしてから金額見て契約するわけですが、なかなか解約すべき時の判断と作業が難しい。
なかには落とし穴のように解約がメチャクチャ難しくしてあるサービスも有るので要注意です。
今まで体験した中で一番生活に影響がでるサブスクは新聞です。
何十年か前には必須とも思われた、社会人としての新聞購読。自宅に勧誘がしょっちゅう来て、1ヶ月だけでも良いから購読契約してくださいとしつこかったですね。でもだいたいなぁなぁで数ヶ月、下手すると数年とりつづけることになって、支払総額は結構なものに。
さらに新聞の場合、ゴミ出しがタイヘン。往々にして資源ごみとして分別し、月一回の回収日に出す必要が有るって感じの捨て方をしなければならないことが多い。タイミング合わずに数ヶ月溜めた日には、プチ引っ越し状態で血眼で新聞のゴミ出しするなんて思い出も。
そんな思いをした時に感じたのは、「どうしてカネ払ってゴミ買って、さらに捨てるのに苦労してるんだろう?」と。
それ以来スパッと新聞とるのはやめました。必要なときだけ駅で買うようになって快適に。
そして時代は流れ、紙の新聞を読む機会がゼロになりましたね。必要ならネットのサブスクで。ただ、必要と思えるシーンがゼロでした。
一番新聞を読んだのは、職場が広報だった時。自動的にww毎日、当番wwの人が6紙程の朝刊を持ってきてくれるんですよね。最初はえ???と思ったものの、ごくたまに切り抜きを保存するなどのリクエストがどこかの部署から出されるので、そういう時のために6紙とってるんですよみたいな説明がありました。すでに広報用のネット記事をオンラインで有料定期購読してるのにですよ?
もちろん、結構部屋の中は、新聞積み上げのゴミ状態になりました。今考えたら可燃物山積で危なっかしいですよね。
それから数年、現場からの提案により紙数を2社にしぼり、切り抜き対応もデジタルで。それでもダメという奇特なリクエストの場合は、狙った紙面をいちいち買いに行くという戦法に出たら、それもほぼ無くなりました。面白いですよね。新聞紙に印刷されたものじゃないと価値がないと判断する人が一定数今でもいらっしゃるようで。
上記のように新聞が個人のサブスクでもゴミでもトラウマだったわけですが、次にトラウマになったのは携帯電話の契約ですね。
以前はSIMロックフリーでは無かったし、格安SIMも世に出てなかったし、そもそもガラケーだったので、日本ではdocomo、au、ソフバンのどこかと契約をしなければならない運命だったのです。海外ではその辺は柔軟にSIM運用されていたのに、完全に利権商売ですね。
どこのキャリアを選んでも、必ずトラウマになったのは、店舗での契約が必須だったこと。謎の落とし穴契約を最初に義務とされ、それを1ヶ月無料で続けた後に「自分で複雑な操作」をするか、店頭で係の人に頼んで解約するかを選ばなければならないなんてことが多々ありました。
肌感では、8,9割の人はチョー面倒くさくてそのままサブスクを続け、一回も恩恵を受けないまま次の機種か他社に乗り換えみたいな感じでした。
そりゃキャリアさんたち、儲かったでしょうねぇ。
さらに上記3社全てと一定期間契約をした経験がありましたが、100%の確率で窓口の対応に不満になります。長時間待たされるだけでなく、大抵の場合二度と行きたくないと思える対応を強いられました(もしかして私だけ?)。この経験から、格安SIM出現と当時に乗り換えるモチベーションになったのでした。
MVNO(回線間借りの通信サービス)が出て、スマホ設定のリテラシーが少々求められるものの、店頭に一度も行かずに全ての手続きが済むようになって、満足度は爆上がりしました。そして通話+通信の料金も3分の1以下に。今まで何だったんかな〜と思いつつ、興奮気味に友人知人親戚縁者に勧めたんですよね。
でも実際乗り換える人は当時1割も居なかったですね。面倒くさいとか家族割がどうのというのが主な理由でしたが、あれから10年を軽く超える期間、乗り換えた人とそうでない人との出費差はおそらく3桁万円は言ってるのでは?サブスク見直しの権化みたいなジャンルですね。
あと、デジタルでの雑誌・新聞記事のサブスクや、インターネット回線、メーリングリスト、オンライン講座、動画コンテンツ配信、音楽、ネットラジオ、オークション、フィットネスジム、コーヒー、カーシェアなどなど、ネットの相性がいい星の数ほどのサービスが世に繰り出してきています。
契約時はいいんです。お得感最大で、そもそも利用したいサービスなら即ポチします。しかしその後やめるときが一番難しいですね。
この場合も一番危険なのは、「解約が面倒くさい」ことです。下手すると規約により違約金が結構取られることもアリです。違約金のことなんか、契約時に見てない人が多いでしょうし、聞こえないもんで結構な出費になってしまうことも。
トドメは住居の費用です。引っ越しマニアの私としては、「毎月の家賃+光熱費+通信費」を13倍したくらいが年間の予算だなと見ます。夏のエアコンの電気、冬はガスファンヒーター、インターネットは光しばりなので、都市ガスで光ファイバーが来ている地方都市、という選択になります。水道と電気はよほどのことがないと価格に差が大きくは出ないようですね。
引っ越しのたびに断捨離を進め、郊外都市に数年前に引っ越したことで、家賃という旧来からのサブスク見直しの最大の効果が出たと感じています。
今日も独自のヘリクツをお読みいただき、ありがとうございました!
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