銀行口座売買のリスク
こんばんは、おやこITノートのハルです。このラジオでは、親子で知っておきたいIT・リテラシー情報をお届けしています。
本日は、銀行口座売買のリスクということでお話をさせていただきます。
今この時期ですね、新大学生や新社会人のお子さんたちが、自分で銀行口座を管理するという時期になると思います。
お子さんたちにぜひ伝えてほしいなと思っています。ぜひというか、絶対伝えてほしいなと思っています。
なぜかというのが、銀行口座を売買するような闇バイトというのも結構多くて、知っている方も多いかなと思うんですけれども、
やはりこの自分で銀行を管理し出した新大学生、新社会人を狙って近づいて仲良くなって、口座売買をさせるというような手口も増えてきているようなんですね。
ですので、子どもたちに狙われています。ぜひ一人暮らしを今から始めたりですとか、自分の口座を管理し出したりするお子さんに、必ず伝えてほしいなと思っています。
まずですね、銀行口座をレンタルしたり売買すること、販売したり買ったりすること自体犯罪なんですね。
なので、売った側、買った側、レンタルした側、どちらも罪に問われます。
そしてですね、売った銀行口座というのは、おそらくもう100%犯罪に使われる可能性が高いですので、大変危険です。
売買自体が、犯罪が近くにあるということなので、大変危険なので、まずはそこを頭に入れておく必要があります。
そして、犯罪であるということ以上に、代償も大きいんですね。
なので、その部分についてお話をさせていただきます。
リスクというのがですね、7個ぐらいあるかなと思うので紹介します。
まず一つ目が、先ほど言ったように銀行口座の売買自体犯罪ですので、詐欺罪とかに問われて逮捕を起訴されることがあります。
銀行口座、おそらくほとんどの場合犯罪に使われますので、自分の名義ですからね、自分の名義で、
例えば振込詐欺の口座に使われていたり、何かそういう詐欺とかで得たお金を一旦入れられていたりですとか、
移動するために一旦入れられていたりとか、そういうことになった時に犯罪に関わっているというふうに思われてしまいますよね。
もしそういう証拠とかもなければ、なかなか自分で説明しても信じてもらえなかったりしますので、
逮捕を起訴されるという可能性というのがあるので、こちらが気をつけたい、まず一つ目のリスクです。
そして二つ目、二つ目が銀行口座売買が分かった瞬間、全ての銀行口座が凍結されます。
その売買をした銀行口座だけではなく、他に開設している口座があったら全て凍結されます。
それがですね、警察庁で管理している凍結口座名義人リスト、ブラックリストのようなものですね、そちらの方に名前が載るんですね。
なので銀行が全てその情報を知ることになりますので、全てが凍結されるということになります。
そして三つ目、先ほどの凍結されるという部分と関連しますが、新しく銀行口座も作れなくなります。
先ほどのブラックリストのようなものが、約7年ぐらい乗ると言われています。
なので確実に7年間は口座を作ることが難しいですし、その後も影響がある可能性というのもありますので、非常にリスクが高いです。
そして四つ目、銀行口座が作れないと何が起こるかということ、これからリスクなんですけれども、まず就職が難しくなります。
給料を振り込む銀行口座を作れないということ、あと犯罪履歴があるということになりますので、就職が非常に難しくなります。
日中のそういう通常の会社員とかが難しいですね。銀行口座がないだけで、日雇いのような当日払いみたいな、そういう日雇いのような現金で受け取れる仕事しかできなくなる可能性が高くなります。
こちらが四つ目のリスクですね。五つ目が年金など公的なお金というのが受け取れなくなります。公的なお金は口座への振り込みではないとできないので、そういう年金のようなものが受け取れなくなります。
そして六つ目がですね、クレジットカードやスマートフォンの契約ができなくなります。スマートフォンはプリペイド形式の携帯を使うことしかできなくなりますね。これは結構生活がなかなか難しくなりますよね。
クレジットカードやスマートフォンの契約ができない。銀行口座自体が個人情報というか、信用に関わるものですので、信用がないということでクレジットカードとかも、もちろんおそらく就職とかもちゃんとできていないとクレジットカードできませんが、銀行口座が作れないというだけでもこういうデメリットがあります。
そして最後が家や車というのも購入できなくなります。銀行口座もないのもそうですけれども、信用自体ない状態、ローンとかも組めませんよね。家や車、購入ができなくなります。
注意喚起と対策
以上、簡単に7つご紹介しましたけれども、これだけでも生活が難しくなりますよね。大学生になって口座売買をやってしまって、今紹介したデメリットがあると負の連鎖が始まるんですよね。
なかなか就職がうまくいかないとか、なったときにお金に困ったときにどうなるかというと、やはり同じような闇バイトのような仕事をずっと続けてしまうということになると思います。そうなると一生も銀行口座が作れなかったりとかいうことも、そういう可能性というのもありますので、非常に怖いです。
今から社会に飛び立っていく、本当に夢いっぱいの大学生がそういう夢になったら、本当に悔しいなと思いますので、もちろん自ら銀行口座売買の闇バイトに応募して、ちょっとした待機をもらうという子どもたちもいますけれども、狙われて甘い誘いに乗ってしまってということもありますので、
ぜひ銀行口座売買の今のデメリットを伝えてあげてください。
QツイッターのXとかでも私調べてみると、銀行口座売買の闇バイトみたいなのがたくさんありますね。
だいたい5万円から7万円とかで売られるようなんですが、安いもので3万円とかで買いますよというのがあるんですね。たった3万円で人生を一生、棒に振ってほしくないですよね。
本当に目の前のたった3万円、たった5万円で飛びついてしまう子どもたちがおりますので、大学生、新社会人でお金にも困っていたり、自分で欲しいものとかもあったりする時期ではありますので、
ただ、本当に代償がすごく大きいです。生活自体が難しくなって、親に頼るしかないという人生になってしまいますので、ぜひ銀行口座売買の大きなデメリットをお伝えしてあげたらいいのではないかなと思います。
本当に狙われています。何度も言いますが、子どもたちに狙われています。例えばサークルの先輩とか友達とかから、そういうふうに仲良くなってとかいうことで始まることも多いですので、こういうふうに伝えていると、相談も親にしやすかったりするのかなと思いますので、ぜひ伝えてあげてください。
あと、逃げ道というのも伝えておくことが必要だと思います。各銀行も、詐欺とかにあったときの相談窓口みたいなのもあるので、身近な子どもが使われている銀行の相談窓口だったり、警察庁の相談窓口だったり、そういうところも調べて、具体的に伝えてあげていると、子どもたちも安心なのかなと思います。
それでは本日は以上です。明日も良い一日を。