00:03
スピーカー 2
どうも、WATAです。 TAZAWAです。
ちょっとね、今日テーマ迷ってて、2つあるんですよ。
どっち行こうかなと思ってるんですけど、
1つが、ルサンチマンについて。
で、2つ目が、
スピーカー 2
技術と、
技術の革新と技術の攻め合いの中でっていう、
ちょっと深そうなテーマ。
パッと聞いただけじゃわからないと思うけど、
どっちがいいと思います?
スピーカー 1
いや、どっちでもいいっすよ。
スピーカー 2
技術のほう行こうか。今ちょうどこの前の話題で、
非常に技術のいい話をTAZAWAさんがしてくれたんで、
僕はもう少し人間のソフト的なソフトコミュニケーションとしての技術みたいな話が、
ちょうどバランス感がいいかもしれないんで、
後者のほうで行こうかなと思うんですけど、
結果、ルサンチマンにつなげられるかもしれないけどね。
ちょっと前に、これデザイナーの界隈、
僕職業はデザイン寄りの仕事なので、
XとかTwitterでそういう話題をキャッチアップするために、
いろんな人フォローしてるわけですよ。
1ヶ月前ぐらいに、ちょっとした論争みたいなのが起きて、
それがキャンバ論争っていう、
キャンバ大論争っていう、
多分2024年で一番の論争じゃない?
もう多分、後にも先にもこれ以上の論争はないっていう、
論争が起きてたんですけど。
で、なんかね、キャンバって知ってます?ちなみに。
スピーカー 1
デザインっていうか、できるやつ?
スピーカー 2
そうそう、デザイナーじゃなくてもデザインできますよ。
でね、とある方のTwitterがその元になって、
論争が巻き起こったんですけど、
そのツイートをですね、ちょっと誰かがバレないように、
ちょっとなんとなく内容をですね、伝えるとですね。
まあ、とある企業家の人なんですよ。
これデザイナーさんじゃない企業家の方で、
その方が、よくこの方がツイートされる前に、
03:00
スピーカー 2
それ以前からよく盛り上がる話題として、
デザイナーの中では、デザインを発注するときに、
いわゆるキャンバっていうツール、
ノンデザイナーでも使える簡易的なデザインツールみたいな。
で、そんなデザインツールを使って、
デザインをしているデザイナーはダメだよねみたいな、
論争がちょっと前に起きてたんですね。
で、なんかそれに対するアンサーソングとして、
とある企業家の方が、
いやいや、私は全然キャンバ使ってくれるデザイナーさんがいいし、
もうキャンバで作ってくれたら、
こっち側でもいろいろ編集ができるし、
すごい都合が良いわけで、
そういうニーズに応えられていないデザイナーさんって、
正直時代遅れなんじゃないですか、みたいなニュアンスね。
ちゃんともっと丁寧に伝えてるんですけど、この方は。
で、それが結構大バズりとか、割と炎上しちゃったんですよ、その後。
デザイナー界隈で。
要するに言っちゃうとちょっとデザイナーをディスってるみたいな、
コメントにも捉えられるわけじゃん。
例えばエンジニアで言うと、
なんか別に最新のフロント技術とか、
別に企業家としたら、別にそんな興味ないんですよ。
動くもの作ってくれれば、安くやってくれればいいわけです、
って言われたみたいな感覚分かります?
こういうことをおっしゃって、
これに対してデザイナーが、いろんなデザイナーの人が、
それはデザインっていう文化に対して、
そもそも経緯を書いてるし、
なぜ我々がツールにこだわって、
仕事道具にこだわって、
キャンバー以外のツールっていうのはいっぱいあるわけじゃないですか。
でもデザイナーが好むツールっていうのは、
いわゆるアドビの、デジタルの世界だとアドビ製品とかになるわけですけど、
なぜ我々が高い金を払って、
わざわざアドビというツールを使ってやってるかっていうのは、
非常に細部までこだわってデザインができて、
それに魂を宿せるから、
デザイナーそれを選んでいると。
それをツールを使うことによって、
よりクオリティが高いアウトプットができ、
それに対してより高いサービスとか、
高いクオリティのものを世の中に提供できるっていうことが、
デザイナー名利に尽きるわけだから、
そんな簡易的なもので、再現性の低いもので、
デザインをできる世の中にはなってはダメなんですという、
これは至極真っ当な意見で、
どっちの意見も分かる、正直、僕は分かるんですけど、
これでね、結構大揉めしたんですよ、この界隈が。
だからさっき言った通り、エンジニアさんに置き換えてもこういうのって、
言い換えられるかなと思うんですけど、
06:01
スピーカー 2
これがね、結構時代を象徴する、
感慨深い議論というか、
この僕らがさっき話した、一個前に話したエピソードで、
AIの話をしたと思うんですけど、
AIもこういう話やっぱあるじゃないですか、
AIという技術を使って、
いろんなものが作れますと、合理性もあるしみたいな、
それを活用してやるのはいいことじゃないですか。
でも、いわゆる原理的なビジネス、
エンジニアさんでもいいし、デザイナーでもそうなんですけど、
とはいえやっぱ人が作ったもの、
人間の仕事をAIに置き換えられては困るし、
やっぱり人が作る意味とか意義っていうのあるし、
人でしか作れないもの、表現とかクリエイティブっていうのあるわけですよ、
いう人たちもいるみたいな話で、
ちょっとこのニュアンスとも近いというか、
かぶってるところがあって、
ちょっと面白い論争だなと思ったんですよ。
割と深い話というか、
どっちがいい悪いんじゃないんだが、
結構今、なんとなく、
そういうちょっと過渡期間じゃん、
シンギュラリティ的な言い方をされてるけど、
もう人間オワコンみたいな、っていうニュアンスも入ってるし、
デザイナー的には、もっとちょっと深いところを切り込んだ話をすると、
たぶんこれ、労働権利みたいな話がちょっと入ってるんですよ。
要は、簡単なツールでデザイナー以外でも作れる、
デザインを作れるツールに置き換えられていっちゃうと、
今まで培ってきたデザイナーの特権というかさ、
価値が下がるというかさ、
そんな安いツールでも誰でも作れちゃうなら、
デザイナーいらないじゃん、みたいな論になっていっちゃうから、
それを嫌ってるんだろうな、みたいなのがあったりとか。
すごいなんかこう、
揉めてるのも分かるし、でもなんか、
いいテーマだなっていうふうに思ったんですよ。
ちょっと我々も近い仕事をしてるんで、
そういう、たぶん答えはないですけど、
ディスカッションみたいなのができればな、みたいな。
スピーカー 1
でもなんかそれ自体は深い話だなと思う一方で、
それで揉めてるのは超ネットっぽいなって思うというか、
だってそんなの聞いてて、
状況によるとしか言いようがないなって思ったんですよ。
さっき言ってた反論してる企業家の方が、
キャンバーでやってくれたらこっちも後でいじれるしっていうのは、
ただただ結果論でしかなくて、あんまり論でいじれてるなって思うんですけど、
デザイナー側が何を使おうがは、
ベストなアウトプットができる方法を選んだらいいんじゃないかなって。
スピーカー 2
ね、そうそうそうそう。
スピーカー 1
例えば僕もエンジニアでもし、デザイン含めて作るってなった時に、
例えばデザインフレームワーク、CSSフレームワーク、
09:01
スピーカー 1
ブートストラップ昔で言うとね、
ああいうのを使った方がいいものだったら使うし、
使わない方が良かったら使わないしっていう感じだから。
スピーカー 2
そうなんですね。
ケースバイケースなのと、
あとやっぱりなんかこういう論争的、
そもそも噛み合ってないみたいなのもあるじゃん。
だから、たぶん仕事のレベル感によっても、
できるものできないことってすごい変わるから、
単純にキャンバレベルでできる仕事なら、
キャンバでいいんじゃねっていうのは僕もすごく。
スピーカー 1
キャンバでいいアウトプットができるなら、全然アリかアウトプットが。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
なんかこういうのって割とさ、
なんて言うんだろうね、
リスペクトみたいな話に置き換えられちゃって、
いやでもそれって、
例えばキャンバで作ったデザインを、
要はデザイナーがキャンバで何か作るとするじゃないですか。
それでクライアントに納品して、
納品しましたと。
でもそれをクライアント側的に何で利点に感じるかというと、
自分たちでいじれるからっていう利点があるわけですよ。
要するに自分たちで納品されたものを、
編集したりとか運用したりできるみたいな。
だからそれを嫌ってるっていうのもあるんですよね。
要はデザイナーが返してないアウトプットとして
改変されて、なおかつ運用されて、
クオリティが低いものにされていっちゃうかもしれないっていうのと、
あとやっぱりその運用とか更新は、
デザイナーに頼るべきではないかっていうニュアンスも入ってるし、
昔ながらあるってある論ではあるのよ。
スピーカー 1
開発でもアプリを、
ドラッグ&ドロップでアプリ作れるみたいな、
そういうツールがちょろちょろ、
スピーカー 2
ノーコードのね。
スピーカー 1
ノーコードみたいなやつを使って、
エンジニアがプロダクト作るかどうかとか、
ノーコードのやつが流行っていくってことに対して、
アプリエンジニアとしては面白くないっていう感覚と近いのかな。
スピーカー 2
近いと思いますね。
あとはちょっと文脈が違うかもしれないけど、
例えばエンジニアさんにとってコードの書き方、
綺麗さとか過読性とか、
あとはメンテナンス性とか、
あとテストしたりとかあるじゃない。
その辺が例えば発注者で、
僕が発注者だとして、
そういう過読性とかメンテナンス性とかいいんで、
テストとかもいいんで、
安く納品してもらえますかみたいな。
そういうの大丈夫なんでみたいな。
ワードプレスっていうのは、
こういう感じだと思う。
これは僕エンジニアだったんですけど、
やっぱりちょっと嫌だなというか、
ちょっとうっとくるとか分かるんですよ。
スピーカー 1
それはその時に喋って、
いろいろすり合わせたらやっぱりいいですよね。
スピーカー 2
まあいいんですよね。
メンテナンスがいいというかね。
だからこれは僕としても、
そのレベルの仕事ってやっぱあるんですよ。
普通に多分やってて、
特にこう、
12:00
スピーカー 2
個人事業主の人とか多いと思うんですけど、
やっぱりレベル感ってあるじゃないですか。
やる仕事の。
だからそれは、
自分でその仕事を取りに行くとか、
あえてやるかどうかっていう、
その選択の範囲から消せばよくて、
もっと上積みの高い仕事をやっていくっていう、
志に変えていけばいいのかなみたいなのは、
確かに思って。
要はそのだって、
正直やっぱりイラストレーターとか、
フォトショップとか使わないと、
作れないものってすごいたくさんあるんですよ。
要はそういう仕事だけやればいいわけで、
キャンバーで依頼して仕事を断ればいいとかね。
そういう感じでもあるわけだから、
やっぱりこれはだから、
作り手としての、
クリエイターとかデザイナーとか、
なんでもそうなんですけど、
その辺の感覚みたいなのを、
なんて言うんでしょうね。
変にこう、
デザイナーがこういうふうに、
権利とか、
それはそういう安っぽいツールは違うんじゃないかっていうんじゃなくて、
全体的に意識を上げていかなきゃいけないみたいなのは思った。
スピーカー 1
だからこれでもあれかな、
人によるのかな。
例えば僕なんかは、
もしノーコードで、
超すごいアプリが作れるんだとしたら、
僕ノーコード職人になっていく、
そっちの努力をすると思うんですよ。
どうですか、和田さん。
もしキャンバーでとんでもなく自由度が高くて、
なんでもできるっていうぐらいまでレベルが上がっていったら、
キャンバー使いになっていこうとしますかと、
どうですか。
スピーカー 2
なりますね。
スピーカー 1
そうですよね。
だからそう思う人と、
全部自分で書きたいっていう職人系では、
考え方は分かれるんですかね。
スピーカー 2
だからでもこれって、
いつの時代もこれ起きてるんだと思うんですよ。
結局ね、
時代の追加ってもう不可逆で、
受け入れるしかないと思う。
だからこれ、
最近また僕いろいろデザインのことを
学び直したりするんですけど、
例えば、
昔印刷とかってさ、
パソコンでやってなかったんですよ。
今って雑誌とか作るにしても、
本作るにしても、
イラストレーターっていうツール使って、
インデザインとかツール使って、
デジタルで作るわけだけど、
すごい昔ってさ、
本当に鉄の板に文字が書かれてるもので、
それをペタってハンコみたいに押し付けて、
紙に擦るみたいな。
そういう、
いわゆる活版印刷みたいなのが主流で、
その時代の職人さんとかデザイナーさんって、
すごいこだわり持ってたと思うんですよ。
そんな、
なんかコンピューターゲームみたいな機械で、
印刷なんかできるかいボケみたいな感じで、
絶対その当時言ってたわけで、
でもですよ、
時代はやっぱり80年代ぐらいになって、
15:00
スピーカー 2
当然ながら置き換えられていくわけじゃん。
めっちゃこっちの方が便利やんみたいになって。
いろいろ勉強していくと、
当時すごい反発があったんです。
パソコンとかアドビっていう製品に対して、
すごい反発起きたんだけど、
ただやっていくうちに、
結局こっちの方が便利じゃんっていう空気にすごい、
一気に変わる瞬間があって、
今まであの苦労してたの何だったんだみたいな感じで、
そういうムーブがやっぱり、
活版時代のデザイナーの中で起きて、
結局デジタルに置き換え終わっていくみたいな感じだから、
だから時代の移り変わっても結局そういうものだし、
だからさっきのAIの話もそうで、
結局もう不可逆だと思うんですよ。
もう受け入れるしかないというか、
どうはいえAIは邪道ですし、
そんなものに頼らなくてもやっていけるのですっていう、
確か言うことはできるんだけど、
ただもう時代的にそうじゃないっていう時代が来て、
それをいかに柔軟に受け入れて取り入れて、
ある種ちょっと培ってきた技術とか、
苦労して覚えた活版の技術とか、
さっきの話で言ったらイラストレーターの使い方とか、
本当に血の滲む思いで勉強してきただろうし、
それを風化させちゃうみたいな、
風化されちゃうみたいな悲しいのは分かるんだけど、
とはいえば柔軟性というか、
ツールに依存してるからデザイナーをやられたわけじゃなくて、
そもそも魂の問題だから、
魂としてやらなきゃいけない、みたいな。
そういうのを思ったわけですよ。
魂がデザイナーなりエンジニアなら、
何でもいいわけじゃないですか、ツールは正直言って。
別にエディターが何だっていいわけじゃないですか。
スピーカー 1
あれでしょ、ひでまるだって言ったら。
スピーカー 2
合理性とかね。
スピーカー 1
だから僕とか和田さんはアウトプットとしての成果に
プライドを持ってやってるから、きっとこういう考え方ができるけど、
そうじゃなくてその作業自体にプライドを持ってやってる人からしたら、
やっぱりなかなかそういう大事にしてる部分が違うってなっちゃうんですね。
スピーカー 2
めちゃめちゃ気持ちは分かるんですよね。
スピーカー 1
そうですね。
スピーカー 2
だから例えばさ、これでも何でもそうだと思うんだけど、
やっぱり楽器弾くのが好きな人がいて、
やっぱり基本的には生の楽器の方がいいよねっていうのは分かるよね。
でも正直もうDTMとかさ、
もうソフトウェアの段階で全然再現できるところもあるし、
それをどう捉えるかっていう話とも似たりするし、
18:05
スピーカー 2
音楽とかもこういう議論とかすごいありそうだなっていうのと。
スピーカー 1
確かに確かに。
だから確かにリスペクトすべきなのは仕事というよりは、
スピーカー 2
その人の仕事に対するプライドの方なんだろうなって思うんですよね。
スピーカー 1
なんかYouTube、これ前も話したような気がしますけど、
YouTubeの時代になって、結構YouTubeで人気を、
YouTubeで伸ばしてる若い芸人が、
往年の大御所のテレビタレントに、
今YouTubeの時代ですよって誘いに行って説得しようとしたみたいな話。
あるね。
きっとテレビでやるってことを大事に価値観として持ってる人だから、
別に再生回数側とか、もっと知名度側とかって今以上に若い人にとか、
そういうことじゃないんだろうなと思うと。
まあ、なんかね。
スピーカー 2
そうね。わかるんだけどね。
すげえわかるんだけど。
たしかに道具とか媒介物によって、
魂の載せ方が変わっちゃうみたいなのは、あるからわかるんですけど。
たしかに。
でもさ、やっぱり、なんていうんだろうね。
でも適応して進化していくみたいなのは絶対あるじゃないですか。
だから、なんでもカルチャーとかもそうですけど。
今、すごいさ、出版不況とかって言われててさ、
本がさ、本当に今ヤバいんでしょ。
出版はまだいいけど、書店がもうヤバいらしくて、
本当に本が売れないから、売る側のその小売店が本当に限界らしいんですよ。
どんどんそういう小売店がなくなる。
インターネットでは買えるんだけど、
本を手に取って買うという行為もそうだし、本自体もそうですよね。
とかがやっぱり合理性で考えて、ちょっと置き換えられてきそうなとこはあるから。
これも難しい問題ではあるんですけど。
ただ、僕やっぱりなくなりはしないと思うんですよ。
結局は。
だから、残っていくものは残るし、後はその価値観をアップデートして、
紡がれていくというか、継承されていくものはあるから。
やっぱりその継承していって、柔軟に適応していった先にある芸術というのもあるから、
なんかポジティブに捉えていきたいなというのは、すごい思ったんですよね。
スピーカー 1
僕もそう思いますけどね。なんか喧嘩しないようになんないですか?
スピーカー 2
いや、これ絶対、まあね、だから、起きるよね、この。
ちょっとごめん、これまた話それちゃうかもしれないけど、
もう一個最近、ちょっとネットで荒れた話題があって、
多分タダさん知ってると思うんですけど、
Appleの新製品の発表がちょっと前にあったじゃないですか。
21:02
スピーカー 2
で、iPadの発表があったんですよ、新型iPad Proの。
で、それのプロモーションの動画があって、見ましたかね?
圧縮機、プレス機で、iPadっていろんな機能が入ってるから、
ピアノとかトランペットとか、音楽作る機械とか、いろんな絵を描くツールとか、
そういうのが、リアルなものがガッとプレス機に圧縮されて、
全部ぶっ壊れて、で、残ったのがiPadに一つに凝縮されましたみたいな、
ちょっと悪趣味な、趣味としてはアメリカっぽいなみたいな感じのCMがあったんですけど、
あれもうすごかったね、すごい怒ってたみんな。
だからあれは近いんですよ、やっぱリスペクトが足らないというか、
確かに悪趣味よ、悪趣味だし、なんでそんなことをするのみたいなのは、
僕も思ったけど、なんでAppleがそんなことをするのみたいな。
すぐ取り下げてましたね、やっぱね。
スピーカー 1
でも今の時代、あそこああいう発想できちゃうんだっていうのは、
応援したい気持ちはありますけどね、ああいう発想はね。
スピーカー 2
もともとAppleってクレイジーなCMをやるでお馴染みの会社でしたからね。
だから昔だからよくやってたんですよ、そういう破壊のCM、Appleって。
ブルドーザーかなんかで、Windowsパソコンをぶっ潰すみたいな、そういうCMとかあったんですよ、Apple。
割とああいう、スクラップ&ビルドみたいな感覚というか、
アメリカのブラックジョークみたいな、ああいうぶっ壊してやれみたいな。
ああいうのは昔から実はあって。
スピーカー 1
でもあれだから、日本人はやっぱり受け入れられないらしいよ、あれは、あの感覚というか。
スピーカー 2
なんか、家入さんがすごいいいツイートしてて、
ちょっと前に僕が紹介した、山本知恵の空気の研究っていう中でも話してて、
家入さんもそれ参照してたんですけど、
物に魂が宿ってるみたいな感覚がやっぱりすごい強いんですよ、日本人って。
アニミズムって言うんですけど、
だから、八百万の神が物に宿っていて、
もう一つ一つの物を大切にしなきゃいけない、
もったいない精神というか、そういうのがすごい強いから、
意外に反感を買ってるのは日本だけだみたいな。
もう日本ぐらい、アメリカでは別にそんなに悲鳴が起きなかったみたいな説もあったりするんですけど。
スピーカー 1
ユルキャラが日本だからこそ生まれるっていうね。
スピーカー 2
そうそうそうそう、ユルキ、そうそうそうそう。
日本っぽいですよね。
あれは確かにアニミズムの象徴ですもんね。
何か、得体の知れない物に魂が宿って、
可愛いね、なんかこう。
スピーカー 1
そうですよね、確かに。だからアメリカとかね、物は物ですからね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
24:01
スピーカー 2
だからやっぱり職人道具とかに対しての何か異常なリスペクトみたいなのがあるな。
日本人は結構特有。
そうかそうか。
スピーカー 1
僕も全然そういうのはありますけど、あれはあれでイメージ動画っていうふうに、僕は割れちゃうけど。
スピーカー 2
まあそうね。
スピーカー 1
ヨシキとかドラマ壊してるし。
スピーカー 2
確かにヨシキって破壊の象徴みたいなのがありますよね。
すごいロックですもんね、その辺の感覚ね。
でも海外のギタリストとかもさ、ギターぶっ壊すみたいなのがね、
キース・リチャーズみたいなのがいますもんね。
だからそういう感覚に近いのもあるし。
まあね、だからビジュアルの作り方がよくなかったのかな。
スピーカー 1
確かにあれは尖ってましたね。
スピーカー 2
ちょっとグロいんだよね。
リアルだったよね。
リアルなんだよね。ぬいぐるみとか潰れたりとか。
スピーカー 1
確かに確かに。
スピーカー 2
でもあの後さ、サムスンすごくて、
あの後すぐにアンサー動画みたいなの作ってて、CMの。
その壊れた道具とかを拾って、ギターかなんかを拾って、
スピーカー 1
あの場所でギターで音楽を奏でるっていうCMをやったんですけど。
スピーカー 2
なんか汚ねえ奴らだなって思わなかったからアイドルしなかった。
なんかイメージをよく。
だからね、それはそれで不評でした。
それはそれで炎上してた。
ちゃんと分かったね、みんな。
そうそうそうそう。ピン状してんじゃないですか。
イメージ戦略すんじゃないですか。
だからちょっとそういう話と繋がったりとかして、
なんかこうあれですよね。
スピーカー 1
そうですね、確かにでもそのアップルの発表もそうだし、キャンバーのやつもそうだし、
なんかもったいない炎上の仕方してるというか。
スピーカー 2
そうなんだよね。
ネットの時代だからこその炎上ですよね。
炎上だね。
あとやっぱりなんか日本人特有、これは。
なんか海外ではこういうの起きないから、日本人特有ではありますね。
だからやっぱりいいとこでもあり悪いとこでもあるみたいなとこなんでしょうね。
なんかすごい気持ちはわかるじゃないですか。
なんか言ってることもあるし、なんかリスペクトするってめっちゃ大事だよなって思うし。
ただやっぱりそれがこうなんかね、すごい物質的なところで止まってて、
もうちょっと上のスピリット的な、スピリチュアルな話に持ってくと、ちょっと解決するのかなみたいな。
でもね、やっぱりこういうネタは炎上させるにはいい素材ですよね。
持ってこいというか、すごい。
スピーカー 1
そうですね、炎上の意思を感じます。
27:00
スピーカー 2
炎上の意思は感じます。
また結構この元のその挑戦的なツイートをしてた企業家の人は、ちょっとやっぱ狙ってる感じは感じたから、
それにこうやっぱりデザイナーが乗っちゃったみたいなのは、うまく乗せられてしまったみたいなのはあるかもね。
だからそういうのも茶番も含めて結構ビジネス化してるのと、
なんていうんですかね、そこでちょっと、
全然、こんなの全然気にしてないすごいデザイナーさんいっぱいいるし、
女の子も気にも止めない、笑い話でしょみたいな人はほとんどだと思うんだけど、
なんかすごい、盛り上がってるとそこがすごい頭打ちな感じがして、
もうデザイナーオワコンなんじゃないかみたいな空気になるじゃないですか。
それは嫌だなって思いました。
デザイナーって器小さいなみたいな。
スピーカー 1
そうですね、ただでさえめんどくさそうなイメージ。
スピーカー 2
ただでさえめんどくさそうなイメージあるじゃないですか。
これね、申し訳ない、同業の方には申し訳ないですけど、やっぱりめんどくさそうなイメージあるんですよ。
スピーカー 1
まあ芸術畑ですからね。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
でさあ、古くからね、さっき言ったように、デザイナーって割とそういうのは反骨精神というかさ、
何が視界につけて運動してきた人たちなんですよ。
もうデザインの歴史、近代デザインの歴史の発端がそもそもそういう労働革命なんですね。
だからその産業革命の時に、まさにこの話と一緒なんですけど、産業革命の時にそういうすごい精度の低いさ、
やっぱり大量生産になってめっちゃ品質の悪いそういう生活用品があふれちゃって、
これはいかんと、あの美しかったヨーロッパの何々様式のとか、そういう芸術がなくなっていっちゃうし、
その大量生産によって我々の労働力、働く楽しみが奪われたのだって言って、
で労働革命が始まるんだけど、それがデザインの始まりなんですよ。
昔からやってるんですよ、このサイクル実は、デザイナーって。
スピーカー 1
今も理事金やってる。
スピーカー 2
同じことをやってるんですよ。これだからデザインの歴史を学べばまた同じことをやってるなって気づいていただけると思うんですけど、
あとそうやって産業にいずれにしても馴染んでいくっていうのを昔からやってたから、
絶対このまま何とか順応できるし、何らかの形で進化できるから、全然僕は心配はしてないんですけど、
ただね、やっぱりちょっともうちょっとスピリチュアな、歴史を見たらこの繰り返しだっていうのがわかる。
それでまた同じムーブが来てると。これ進化の機会なわけですよ。
これを乗り越えればまた新たな世界が切り開けるわけだから。
っていう話をするのも多分めんどくさがられるんですよね。
こういうのは話をするのも多分ビジネスの界隈の人からするとめんどくさい。
30:00
スピーカー 2
何が労働運動だみたいな。
そうでしょ。
ちょっとね、だからめんどくさい話をしてきますよ、この番組では僕は。
スピーカー 1
そうですね。デザイナーとエンジニアの2人ですから。
スピーカー 2
そう、せっかくだからね、こういうめんどくさい。
エンジニアさんもなかなかでしょ。
スピーカー 1
そうでしょ。種類の違いがめんどくさい。
スピーカー 2
種類がだいぶ違うから相当大変だよ、エンジニアさんも。
いろいろ見てきたよ、僕は、揉めてるのを。
エンジニアとデザイナーが揉めることもあるしね、ちょっと思想が違う。
スピーカー 1
そうですよね。会社での立ち位置は近いところにいつつ全然種類違うからね。
スピーカー 2
種類違うからね。
意外にというか、これ失礼な話なんですけど、エンジニアさんで僕は割とコミュ力高いと思ってるんですよ。
コミュニケーション能力とか調整能力とか、実はすごいクレイバーだから、いろいろ考えて物事を動かすんですけど、
デザイナーはね、ちょっと苦手な人多いんですよ。
パッションで行っちゃったりするんでね、情熱が先に行っちゃったりするのと、口があまりうまくないから。
だからね、デザイナーとエンジニアの喧嘩はややこしいよ、本当に。
スピーカー 1
泥沼だよ、本当。デザイナーとエンジニアの喧嘩すると。会話が成立しないんだから。
スピーカー 2
だからね、やっぱ仲良くやっていきたいんですけど。
なんかちょっと会社での立ち位置も見えちゃったんですよね。
要はやっぱり、あえて敷いたげられてる存在に見えちゃうというのがさ、そういうことを。
あんまりデザイナー自身もこわたかだかに主張しすぎちゃうと、ちょっと下の存在っぽく見えちゃう。
ヒーラルキーとして。
だから逆に言うとね、もっと意識高く、プライドを持って、やってる人がほとんどだと思うんですけど。
そういうデザイナー自体の存在のブランディングというかさ、大事だなっていうふうにはね、思いますけど。
タダさんのね、深いAIの、深いというか学びがあるAIの話から、ちょっとまた、僕は最近こういうメンタリティの話にハマっちゃってるよね。
ハマってるんですね。
ハマっちゃった。
スピーカー 1
味しめてる。
スピーカー 2
味しめてる。
スピーカー 1
もうホワイトボードでいろいろ書いたりしないですか?
スピーカー 2
ホワイトボードに、あれだよ、もっと熱いメッセージ書く。
魂を燃やせ的な、なんかそういう。
33:00
スピーカー 1
いや、だからもう、それで出来になってますから、我々だから。
スピーカー 2
本当だよね。だからね、これちょっと詳しく説明すると、あのね、イデオロギーの僕が。
スピーカー 1
1時間半くらいのイピトーですね。
スピーカー 2
熱弁しちゃった謎の回があるんだけど、本当に。もう黒歴史の回ですけど、完全に。
あの回で、僕がこう、とある会議室で、こうね、ホワイトボード使っていろいろ話してたんですよね。
で、それで帰り着はやっぱ消さなきゃいけないからって、消そうとしたんですけど、ちょっとなんか僕の筆圧が強かったせいか、しっかり残っちゃって。
スピーカー 1
そうそう。薄くなっただけで、なんかその。
スピーカー 2
なんか薄くなっただけで、全然残っちゃってるんですよね。反米主義とか。
そうそう。
反グローバリズムみたいな言葉が残っちゃってて。
スピーカー 1
で、まあそれをちょっと聞けなかったんで、ちょっと申し訳なく退散したんですけど、その後、その会議室予約できなくなっちゃったんですよ。
スピーカー 2
これ場合によってはだから、なんかのテロリストがここで会議を打ち合わせかなんかしたんじゃないかって勘違いされてるじゃないですか。
スピーカー 1
それは確かにだからあれですよ。確かに考えてみたら怪しい2人組がデイリーしてましたって言ってましたから。
スピーカー 2
なんかね、そう、あの服装黒目のさ、なんか髭となんか帽子かぶって。ちょっと怪しいですよね。
で、あの入り口で必ず毎回エントランス受け付けてくれるんで、どういう見た目の2人が何を話してたかってバレちゃうんですよ。
バレちゃうというか、ホワイトボーツとか履いてあったことは。だからあの後からあの会議室予約できなくなりましたからね。本当に。マジで。
スピーカー 1
あのこれはワンチャン本当にあのだからそういう犯罪の温床というか。
そうですね。何か。
スピーカー 2
危機感能力が高くて。
そうそうそうそう。だから会議室の運営会社としてもテロリズムを助長するようなことは一切なってはならないということで会議室の貸し出しを取りやめたんじゃないかって。
結構ちょっと心配しますけどね。結構しっかり残っちゃってたね文字が。
スピーカー 1
そうですね。幕末で言えば長州藩がこっそり集まってなんか酒飲まさってるみたいな。
スピーカー 2
そうそうそうそう。本当ですよね。だからね、現代で言うとやっぱりめちゃめちゃ極差のさ。
なんかそのね、桐島悟じゃないですけどなんか反日宣戦みたいななんかね、やばい人たちがね、ちょっと分からないですから何をやろうとしてるかみたいなね。
だから本当にちょっと申し訳ないことしたなと思って。その会議室の。
ちょっとホワイトボード気をつけますだから。書くならもうちょっとこうエモいことは。
あーなるほどね。
スピーカー 1
消えなくてもいいやつ。
スピーカー 2
消えなくてもいい。反米報酬とか書いちゃった。
明らかに政治の内容だった。
良くなかったかもしれないね。本当にね。
36:02
スピーカー 2
はい、ということでちょっと最後取り留めのない会話してしまいましたけど。
ありがとうございました。
ありがとうございました。