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はい、元気なさそうです。
タザワ はい?
元気なさそうです。
タザワ ちょっとね、元気ないですね。
笑
タザワ それを言っているタザワさんもね、元気なさそうなんですよ、今日。どうしたんですか?
なんかね。
タザワ うん。
WATAさん、元気がない時とかはどうしてますか?
タザワ 元気がない時…
うん。
タザワ まあ、そう…
なんかどうにかしようとしたりして、なんかします。
タザワ 僕は、どっちかというと、そうなんですよ、元気がないことを、元気がないまま受け入れられないタイプで、なんかこうしようとしちゃうタイプであるんですよね。
そうなんですね。
タザワ うん。で、なんかね、すごいやることっていうのが、最近ちょっとあんまりやらなかったんですけど、夜空を見上げる。
笑
本当ですか、それ。
タザワ 笑
タザワ ちょっともうちょっとちゃんと説明しましょうね。僕は、すごい悩み事とか、あとは考え事が、ちょっと解決できない考え事があるときは、すごい歩く癖があるんですよ。
なるほど。はいはいはい。
タザワ これも、何回もタザワさんに話したことあるんですけど、解決するまで歩く。
なるほど。
タザワ だから、昔よくやった、最近ちょっと太っちゃって、足腰悪くしちゃったから、あんまりできてないんですけど、昔よくやってたのは、会社、ちょっと僕らの会社ね、渋谷にあるんですけど、渋谷から自宅まで歩く。もう距離にして15キロぐらい。
何時間ですか?
タザワ 4時間半。
笑
タザワ だから、こういうのをやると、やらざるを得ない気分になっちゃって、結果的にすごい大したもんで、もう4時間半歩くと足もパンパンだし、脳ももう考え切るどころか、何周も巡って、でもやっぱり直に体も脳も疲れてくるんで、
タザワ 忘れちゃうんですよ、4時間ぐらい歩いてると。だいたいのことは解決します。歩けば。
僕もそうですもん。僕はめちゃめちゃ歩きますから。
タザワ 歩きますよね。夜の。
僕も夜。
タザワ あれですよね。徘徊するんですよ。
タザワ 冬はちょっと厳しいですけど、基本的には年中2時間ぐらい歩いちゃいますけどね。
早いね。
タザワ 立ち止まれなくなるっていうか。
タザワ 立ち止まれなくなる。そうそう。
タザワ 考え事をしつつも、街の情景とか見てるんですよ。
タザワ 東京とかっていろんな情景あるじゃないですか。渋谷はギラギラ明るいし、世田谷の方は逆にすごいくねくねして道が入り組んでて、Googleマップで迷っちゃうみたいな。
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タザワ 考え事をしつつも、散歩を楽しんでる側面もあって、東京の街の情景を眺めつつ、ここいい街だなとか、ここはすごい暗いからあんま住みたくないなとか、そんなことも考えてたら、そういうのも多分脳をリフレッシュさせてる成分の一つなんだろうなと思って。
そうですよね。考えようとして考えないですよね。結果的に考えてたとしても、考えようとして考えてないですよね。
タザワ 考えてないのかもしれないね。だからさっき解決するって言っちゃったんですけど、結果的にどうでもよくなってるっていうのが正解で、問題もしかしたら本質的には解決しないんだけど、自分の中でもういいやみたいな、ある種に割り切れるというか、そういう状態になれたりするんですよ。
僕の場合は何か答えを出したいときは歩くんですけど、歩くと答え出て帰ってきます、僕は。家に僕は。
出ます?
出るんですよ。
出るよね。それはやっぱ脳の性能がいいですね。
例えば仕事の話で言うと、どっちかというと体験とかUI UXみたいな、何かモヤモヤして何か答えが出そうだけど出ないみたいな、1日中考えてても答え出ないっていうときは夜歩いて2時間くらい歩くと、全部まとまって、いわゆるかっこいいかとするといわゆる降りてくる感じで答えが出ますね。
気持ちよく。だいたい今まで僕は自分の中で、これは発明になったなみたいなものに関しては全部夜中の散歩で答えが出てますね。サービスの体験をしっかり。
あと音楽やってたときは曲もそうだったし、全部インスピレーションが大事なことは全部歩いていくしかないですね。
僕ちょっと調べたことがあって、実は僕の悩み事の話とはちょっと違うんですけど、いわゆるアイディエーションのところは、アイディアを着想するところは、実は人は歩いてた方がいいらしいとスタンフォード大学の研究で。
だから10分ぐらい歩くと脳が結構活性化されて、アイディアを思いついたりとか、なんかひらめいたりとか、実際これ科学的に証明されてるらしいですから、それをちゃんとやってるってことですよ。
なんか歩いてると脳が浮く感じがするんですよね。
でもなんかわかるわかる。
じっとしてると脳が脳の居場所を探そうとするんですけど、歩いてると足がそれやってくれるから脳はフワフワしていられる、何も考えなくていいって多分あいつは思ってる気がする。
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なるほど、あいつね。
脳を羽ばたかせてる感じがあるでしょうね。
なるほどね。だから本来の役割に戻してあげてるみたいなやつなんですかね。
座ってると座ってることに対してのいろんなコマンドが発生するのかもしれないし。
アイディアの出し方とかで言うと、僕はでも毎回同じ方法でアイディアを出そうと。
だからアイディアを出そうとして出してるところがあって、自分の中でこういうセオリーで散歩したらアイディアが出るっていうのがあって、それを毎回ずっとやってるんですけど。
歩く前にめちゃめちゃインプットするんですよ普段。めちゃくちゃアイディア出したいテーマに関するインプットをめちゃくちゃして勉強しておいて、
歩くときには何も考えずにそのテーマのことだけ考えて歩くんですよ。
かつ、カノン進行の音楽を聴きながら歩くんですよ。そうするといい感じの答えが出るんですよ。
ヒューラーな散歩ですね。
これはカノン進行じゃないとダメなんですよ。
そうなんですか。
僕の場合はなんでなんだろうなと思って。
何なんですかね。脳がハー体験的な感じで快感を得てるっていうところもあるんですかね。リラックスできるとか。
かもしれないですね。
それは面白いですね。
カノン進行の悲しみ、カノン進行ってJ-POPでよく使われる蝶々、明るい木々と短蝶、暗い方が交互にやってくるような、
すごい切なさがありつつの前向きになれるような、摩擦女子とか結婚してる曲に多いんですけど、それを聴きながら歩いてるとアイデアが出るんですよね。
それが僕がそういうカノン進行が好きだからそうなのか、それともカノン進行自体にそういう力が、作用があるのかわからないですけどね。
僕の場合はそうですね。
へえ。
それ何かそういうのを科学的に解明してほしいですよね。
蝶々と短蝶が脳に与える影響とかで。
でも何となく分かるのは蝶々だけだとダメなんだろうなとか、いわゆるポジティブすぎると良くなかったとか、逆に短蝶暗いだけだとあるらしいとかね。
確かにもしかしたら良いアイデアを出すためにポジティブな気持ちが大事なんだとしたら、カノン進行は切ない気持ちの中にポジティブさを見出すコード進行なんですよね。
だから結果的に気持ちをポジティブにすることによって良いアイデアに結びつくっていう可能性はあるのかもしれません。
それありそうですね。結構理にかなってる理論かなというか、ポジティブになれるっていうのはインとイオンの関係で、反面ネガティブな気持ちがないとポジティブにはあまりなれない気がしてて、だから裏返しだと思うんですよ。
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そのアップテンポというかアップダウンが結局ネガからポジティブに上がるときに良いアイデアが思いつくとか、欲弱がないと単調じゃないですかポジティブが。そのリズムが実は大事に一切ありますよね。
ちょっと可能進行で歩いてみようかな。
そうですね。なんか出てくるアイデアってどっちかというと細部細かいところよりもすごい抽象的な世界観が整合性を持って降りてくる感じがするっていう感じですね。
なるほど。
だからウェブサービスだったらUIもUXもいろんなところが全部整合性を取った状態でまとまって出てくるみたいな、みんなそういう感じ。
音楽とかで言うとステージがそのまま見える感じで降りてくる感じでしょ僕は。
すごいですね。
だからこういう見えたものに対して家帰ってからじゃあここはこういうふうに細かく作っていこうって思えるぐらいの最初の種が見える感じ。
なるほど。
そのぐらい僕にとって夜中の散歩は重要な。
多分ね僕と佐々田さんって圧倒的に不審者感あるよね。
そうですね。
多分ね警察に呼び止められるパターン。僕何回かあるんですよ。
僕1回だけですよね意外と。
本当ですか。やっぱり世田谷とかをこの見慣れでやると完全にそうなんですよ。
僕まだ鬼感が多分あるんですよ。
そうですね確かに。僕の場合は若干犯罪の匂いがする感じがあるから。
危険なんですよね夜中歩くのね。
でも夜中っていうのは分かるんですよね。人がいないあの道路を歩くの大事ですよね。
でも同じところ地域をぐるぐるしてるからあるベンチに座ってる人と毎回目合うから飽きませんね。
そうか。ぐるぐるパターンか。
僕はゴール目指すパターンなんで基本的にすれ違う人っていうのは1回だけなんですけどぐるぐるパターン確かにあるね。
何回だって犬のワンちゃんも散歩してる人とかと2回くらい出てくるからね。
そうですよね。気まずいんですよね。
それこそ徘徊してる人だって思われる。
徘徊ですからね。
歩くのはいいですよね本当に。今日歩いて帰りますんで。
じゃあここまで歩くのが好きな僕らとしては歩くための音楽を作りましょう。
作ろう。そうっすね。可能進行ね。それ作ろう。それいいアイディアっす。自分たちでやってみて聞きながら歩いてみてどうかみたいなね。
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じゃあそれで能力開発オンディエンとして売りましょう。
すごい商売系。
あれあるじゃないですか。能力開発。
潜在能力を出すやつでしょ。
歩くと確かにそんな気分になれそうな気はする一方でどういうロジック作られてるのかめちゃくちゃ気になりますけどね。
何とかヘルツとかありますよね。確か僕も分かんないですけど詳しくは。科学的なロジックはちょっと分かんないですけどね。
そういうのも興味あるんですめちゃくちゃ。
じゃあそれをちょっと僕らで作ってみて自分たちで試すところかな。
それちょっと公開しましょうね。この番組。
そうですね。のわたさんは人の気持ち良くさせるビートとかはね。
そうですね。それはありますよ。リラックスさせるビートは。
で僕はじゃあハーモニーのところで。
ハーモニーのところでね。じゃあちょっとお楽しみに。
