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2020-07-10 13:04

第64回 ただ、自分のストーリーを語ればいい

あなたの好きな色はなんですか?
コミュニケーションと損得勘定、会話のテクニックの虚しさなどについて話しました。

紹介した『太田上田』の動画
https://youtu.be/4QV_igg2y5o

お便りはこちら
https://forms.gle/oEfBpskGT2qf4iMW9

00:04
はい、どうも、TAZAWAです。
どうも、WATAです。
僕、好きな番組がありまして。
はい。
大田上田っていう。
はい。よく聞く単語ですね。
見てて、ステリーだなって思ったシーンがあってね。
ちょっと考えさせられるなと思ったんで。
ですけど、あの番組って、視聴者の人の投稿で、
ラジオみたいな感じで、視聴者の投稿で進んでいったりするんですけど。
ある回で、常連の投稿者の人を実際に呼んでトークしようみたいな回があったんですよ。
で、2人。男性と女性が来てて。
で、「お前だったのか?」みたいな感じにもなりつつね。
その時に、当然大ファンじゃないですか。視聴者のね。
で、女性の人が、どうしてもWATAさんにお願いがあって、
ってことを言い出して。そうすると、「え、なになに?」ってなるじゃないですか。
そしたら、この人が、「やりたいことがあって。」って言って。
あの、WATAさんの好きな色は何ですか?って聞き出したんですよ。
で、もうその瞬間、「なんだそれ?」ってなるじゃないですか。スタッフの現場は。
いやー、すごいですね。
ここで聞く話かってなるじゃないですか。
ここぞとばかりに振り絞り出した質問でしょ、だって。
だって、スタッフの人が、すいません、女性の方がどうしても聞きたいって話があるらしいんですけどって、その途中で言ったぐらい。
で、言って言ったのが、「好きな色は何ですか?」ってね、WATAさんに聞くんですよ。
その瞬間大爆笑で、「なんだそれ?」ってなるじゃないですか。
まあ、なりますね。
で、そんな中、WATAさんは、「好きな色かー、難しいなー。」って言いながら。
昔はね、緑だったんだよね。
小学校の時に、1年5組が緑色っていう色だったから、ずっと緑が好きだった。
だけど、大学生になってから、海が好きになったんだよね。
で、空も好きになって。
で、地球っていうものが好きになってきて。
だからね、そっからはね、青かなって言い出したんですよね。
で、それに対して、それはそれで笑いは起こってたわけですよ。
上田慎也とかは、「なんだ、なんで囲っているんだ?」みたいな。
なんか、アーティスト感ありますよね。
で、実際ね、そういうボケだったかもしれないけど、それを僕見てね、すごい素敵だなと思ったんですよ。
要はね、普通、「好きな色は何ですか?」って聞かれたら、「なんだそれ?」つって適当に終わらせるじゃないですか。
そこで、もう真剣に考え抜いて、自分が好きな色とストーリーまで語ってるわけですよね。
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なんか僕、それ見て、コミュニケーションっていうのはこういうことだなと思ったんですよね。
要は、テクニックでやるもんじゃないなっていうか。
その相手が聞いてきたことに対して、誠心誠意答えるっていうことが、それ自体がもう大事なことなんだろうなと思って。
なんか、ユーチューブとかで見てると、ビジネス系のユーチューバーの人とかがね、インパクトを残す好きな食べ物の答え方とか、一流の答え方とか、そういうコンテンツ出してるんですよね。
まあまあ、それはいいですけど、なんかやっぱりそういうことじゃないじゃないですか。
話しててわかる気はしてて、そういうのって。
テクニックで会話をしてる人って、面接とかでも、面接官側でよく、こういう答えを引き出すためにこういう質問した方がいいとか、
テクニックとして相手の気持ちを引き出すみたいな、結構言われるじゃないですか。
僕、そういうの昔からすごい嫌いでね。
結局なんか、面接だって、面接官役と応募者役っていう役割でのプレイじゃないですか、結局。
まあね、コントだからね。
だからその役割の上で会話を楽しんだらいいじゃんって僕はすごい思うわけですよ。
そしたらわかると思うんですよね、本当の意味でね。
言っちゃったら、普通のっていうか、一般的な面接のやり方って、本当に台本通りみたいなところもあるじゃないですか。
いいことを言おうとしがちみたいな。
しかも面接官側も期待をさせるわけじゃないですか、そういう答えみたいな。
あれってだから、全然自然じゃないですもんね。
自分が話してて、相手がスパッと面白いことをインパクトを残してくるようなことを言ってくる。
それはそれで面白いと思うけど、自分が聞いたことに対して困りながら一生懸命なんとかして答えようとしてるっていう、その姿勢だけで十分だと思うんですよね。
いやいや、確かに。
好きな食べ物って聞かれて、ないならないで、ないなりに一生懸命ない感じを出してくれたら、それはそれで面白いし。
たしかにね。やっぱり一つ言えるのは、やっぱりリアリティというか、何て言うんですかね。
さっき言ってたけど、わかっちゃうじゃないですか。面白くしようとして言ってることって、裏が透けて見えちゃうから。
笑ってるけど、それが見えてるから、薄ら寒い笑いとして反応しちゃうことがよくあることで。
ああいうのじゃないなっていうのは確かに。
結局これ、うまく剥ぎれ悪いのは、僕自身も、結局どっちが良い悪いというよりは、コミュニケーションを孫徳でやるかどうかっていうところなんですよ。
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だからビジネス的に、テクニック的にコミュニケーションを取るっていうのは、多分孫徳を考えたコミュニケーションをする場合だと思うんですよね。
だけど、それでコミュニケーションを取るっていうのは嫌で、そんなことを考えずに、ただただ開放を楽しんだらいいんじゃないかなって思うから。
だからさっきの太田上田の話に戻ると、視聴者側の人が、太田さんに爆笑を取らせるために考えた質問なんて、めちゃめちゃ気持ち悪いもんね。
あたかもドヤっていう質問が来て、太田光もそれに反応してドヤっていうのは、めっちゃ気持ち悪いもんね。
だから、ある意味レベルが難しいところを感じでそれをやったっていうのは、視聴者の質問もすごいセンスいいと思うし、太田光のそれに対する答えも抜群だったってことですね。
だから結果的に笑いとしても、そういう方が面白くなる可能性あるんだよね。
でも、僕らって一般人じゃないですか、ただの。なんで一般人にもかからず、ああいうフリというか、すごい意識してる人多いじゃないですか。
もしかしたら僕らも無意識に意識しちゃう。だから面白くさせようとしてフリをするみたいなのがあるじゃないですか。
で、それに答えて反応するみたいな。別にそれ自体はいいとは思うんだけど。
僕一番罪なのは、面白いことを言えよっていう感じで降ってくる人が一番悪いですわ。
まあね、確かにね。あれは残酷な場合ありますよね。
だいたいそういうことする人って面白くないから。
面白くない。
そうですよね。ありますよね。そういう定番のフリみたいな。
面白いこと言ってくださいって言われちゃうパターンもあったりするし。
だし一般人がやる、そういうフリの会話の笑いって結局芸人さんがやってることをやりたいだけだから。
まあそうですよね。ミルクボーイ。
だから日常でそういう笑いを求めてくる人って、芸人さんの笑いをやりたいだけなんですよ。
それが寒いなって僕は思っちゃうから。
まあでもそのテクニックで会話するっていうのは全然基本的には、さっきみたいに孫徳で会話しようっていう思いでやるのは僕嫌いですけど、
どうしても会話、人との会話が苦手っていう人がテクニックを覚えて入っていくっていうのは全然いいと思うんですよね。
緊張してしゃべれないっていう人が、そうしないテクニックを覚えて会話していくとか。
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それはなんでいいかって言ったら別にそれはその人なりの、ちゃんとその人とコミュニケーション取りたいって思いからのテクニックだからいいと思うんですけど、
最初からその相手にインパクトを残すためとかってそれ結局自分のエゴだから。
自分のためのコミュニケーションになってるじゃないですか。
自分をよく見せるとか。
そうそうそうそう。
確かにそうだわ。
さっきの話でいやらしさが透けて見えるから、相手もちょっといやらしいなっていう感じになるから、ちょっとぎこちないコミュニケーションなんだよね。
よりどんどん面白くない方向になるというか。
面白いふうに見えて、なんかこうしらけてんなみたいな。面白いこと言ってそうでしらけてんなみたいなってあるじゃないですか。
そういうことのような気がしてきた。会話をしてないから面白いこと言おうって。
そう、会話してないですよね。
なんか場を盛り上げようとか、そういうことになっちゃってるから、多分価格変化は起きづらいんじゃない?だから芸人さんの再現じゃないけど。
結局その人らしさが出てないから。
そうそうそうそう。だかららしさが出るとオリジナル同士のぶつかり合いがあるじゃないですか。
だから僕らはね、プロの芸人さんじゃないから無理なんですよね、その再現するの。だから一般人は一般人の面白さがあるから、なんかあるじゃないですか。
てかね、みんな面白いから。
みんな面白いですよ。
人それぞれ。人それぞれが自分らしく喋ったらみんな面白いから。
面白いですよ。逆にあれだよね。だから素を出さないでよく見せようとしちゃうと面白くなるってことがあるよね。
それがね、この世にはびこってるね、面接テクニックです。
完全否定しました。
質問者側も応募者側も。
そうですね。
なんか普通にその出会いに感謝しながらその会話を楽しんだらいいじゃないかって思っちゃうんですけどね。
その方が結構本当に実際見えるんだけどね、相手もこっちもみたいな。
だからね、僕が言いたいのは、何が罪かというと、もともと会話が苦手な人とか、僕もそうですけど、上手に面白おかしくコミュニケーションが取れないような人が、そういうテクニックが上手い人に効き目を感じちゃったりとかして、より無駄な努力をしようとしちゃうことだと思うんですよね。
そんな必要なくて、喋るの苦手な人も相手との会話をただただ楽しんで、相手を喜ばせようと一生懸命なれば、それはそれでもう全部伝わるから、それでいいと思うっていう話なんですけど。
いや、すごいいい話だと思う。本当。
なんかいるよね、プレッシャーに感じてる親率の人とか言うと思う。
上司から、お前面白いこと言えよ、今の面白いこと言えよみたいな、そういうプレッシャーとかあるじゃないですか。
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なんかね、いると思うな、本当に。
この間のエピソードで、勝川常さんの話にどっちでも言いましたけど、やっぱり人が集まる人みたいなところで言うと、相手を受け入れる人とかね、許す人っていうかね、認めてあげる人が周りに人も集まる気がするんでね。
そうですね。
面白いこと言えよっていう人の周りに人は集まらない気がしますけどね。
それはね、だから、結局本当に面白い人はそういうふうに面白い空気は作るんだよね。
自然に面白くなっちゃうっていう。だから作ろうとして作るもんじゃないのかもしれない。
そうですね。
そういう実際本当の面白さってね。
ということで、和田さん、好きな食べ物何ですか?
バスク風チーズケーキです。
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