1. 「大人の近代史」今だからわかる日本の歴史
  2. #103「中華民国」台湾有事が語..
2023-02-21 36:03

#103「中華民国」台湾有事が語られる歴史的経緯とは?

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辛亥革命により誕生した中華民国。
それが現在、台湾を指す呼び名でもある。
いったいどのような経緯でそうなったのか?
そんな歴史を話しています。

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アメリカの作家、マーク・トゥエインは言った、歴史は繰り返さないが、陰を踏む。
始まりました。「大人の近代史」よろしくお願いします。
よろしくお願いします。なんかいいね。陰を踏むって。
いや、この言葉すごいかっこいいなと思って。
うん。
で、このマーク・トゥエインってね、確かね、1回登場してるんだよね。
俺も最近ね、誰言ったかわかんなくなってきちゃって。
え、なに?マーク・トゥエインをどっかで言ったってこと?
どっかでね、言ったのは確か。
どこだろう?大人ならわかるんじゃない?
確かね、人生で重要な秘話を2つあるみたいな感じの時だと思う。
いやでもさ、これ言った言葉と内容は連動しないじゃん。
あ、そうなんだよ。
そう、だからね、無理だよ。ちょっとさすがに覚えらんない。
いや、今日のね、なんかね、テーマにね、やってて、なんかこの言葉を感じたんだよね。
陰を踏むっていうことは、ちょっとあれだね、ラッパーの人生みたいな?
いや、今日のテーマは中華民国です。
え、ちょっと待って。なんで陰を踏むと関係あんの?
いや、ちょっとこれからなんとなく話してる中で、織り混ぜていけたらいいなと思ってます。
あ、なに?単に小片郎がラッパーでしたって話?
いや、違うよ。なんでラッパーの話なんだよ。
いや、陰を踏むって言うからさ。
これってさ、だって歴史って全く一緒は繰り返さないけど、似たような、どこかで同じようなことが繰り返すみたいなことを意味してるのかなと思って。
あー、まあそうだよね。実際人間は同じことを繰り返してるからね。
そうそうそうそう。まあそう言っちゃうと、まあ全部関連したんだけどね。
うん、まあ中華民国に限らずになっちゃうけどさ。
そうそう。まああんまりここにはとらわれずにいきましょう。
ほい。
じゃあ、中華民国っていう今日テーマでやりたいんだけど、
中華民国って言ったら、現在では台湾を指す一つの呼び名なんだよね。
台湾のお金とかパスポートには中華民国っていう記載があるんだよね。
で、これさ、台湾って言うとさ、まあうちらもそうだし台湾の人も一番台湾って呼び名がしっくりくると思うんだよね。
で、まあ次に中華民国っていう呼び方もあって、
もう一つさ、チャイニーズタイペイって言われることもあるんだよね。
うん。
これはさ、オリンピックの時とかにさ、使われたりするんだけど、
まあこれはそもそもなんか中国側の意向によるものでこういう風な呼ばれ方になってるんだけど、
だからこの前のさ、2021年にあった東京オリンピックでもさ、
台湾っていうのは参加はしてるんだけど、
チャイニーズタイペイとして参加してるし、
で、日本の報道ではさ、205の国と地域が参加ってなってるんだけど、
この地域に当たるのが台湾なんだよね。
で、台湾っていうのはさ、日本とさ、現在でも国交は結んでないんだよね。
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まあそんな関係にあるんだけど、
あとね、世界地図を子供とさ、最近お風呂で見てんのよ。
それでこの国はこうだみたいなちょっと話したりするんだけど、
その時にさ、その世界地図にはさ、台湾の島自体が描かれてなかった。
え、そうなの?
そうそうそう。こういう世界地図ってね、実はあるんだよね。
で、この背景にはね、台湾を記載すると、
それは中国なのか、台湾という一つの国として記載するのかっていう作成会社の葛藤があるんだよね。
まあ日本ではね、多くは中国になってるんだよ。
そうそう、他の国とかでもこの現象があって、
そこでね、あえて描かないっていうところも出てきてるの。
描かないっていうのはさ、そこが海になってるってことなの?
そう、海になっててか、ないんだよ。
そんな不自然でしょ、確実に。
描いてさ、何も描かない、だったらあの白地図の方がまだいいじゃんね。
いやだから俺もびっくりして、あれ子供と話しててさ、あれちょっと台湾島がないぞと思って。
いやー。
びっくりだったよ。
カラフトとかと一緒にしてくれよって感じだけどね。
そうそう、だからそういうね、地図だけで見ても台湾の複雑な事情っていうのが見えてくるんだよね。
そう、なんで今日はね、ちょっと過去の時代を振り返りながら、
一つ一つ紐解きながら、私自身も紐になれたらいいなって思ってます。
まあ小ヶ太郎、ほら紐でしょ。
やめろそれ。
あれ、だって逆玉だっつって結婚したじゃん。
してねーよ。
じゃあちょっと、まずは中国大陸での話からしたいんだけど、
1911年から起こった侵害革命によって、新王朝が滅んで中華民国ができるんだよね。
その臨時政府の代表として孫文が就任して、
だけどこの新朝時代から軍を掌握してた遠征外にその座をすぐ明け渡すことになるんだよね。
その後遠征外の死後、中国全島っていうのは、いくつもの軍閥がそれぞれの地域を支配している状況になっていくんだけども、
この遠征外からトップの座を奪われた孫文っていうのは、中国国民党っていうのを立ち上げるんだよね。
この孫文の死後は、紹介席がトップとなって、反対勢力の中国共産党だったり、軍閥などの戦いをして、これを優勢に進めていくんだよね。
その後、満州事変が起こって、さらに日中戦争が始まっていくっていう流れがあるんだけども、
ここでさ、日本と戦っていく中で、国内の内戦をしている場合じゃないっていう考えになって、
中国国民党は対立してた中国共産党と手を組んで、日本と戦うことにするんだよね。
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これをね、国境合作って言うんだけども。
一方、戦時中の台湾等をちょっと見ていきたいんだけども、
日中戦争に入る前の台湾っていうのは、台湾統治時代の回で話したので、ちょっとよかったらそちらを聞いて欲しいんだけれども、
その頃さ、日本っていうのはさ、台湾を統治していて、戦時体制に入ると、それまで緩やかな同化政策を取ってたんだけども、台湾住民に対して公民化政策っていうのを強めていくんだよね。
これはね、ざっくり一言で言うと、台湾人を日本人化するっていうような目的なんだよね。
いくつかちょっと例をあげるんだけど、例えば日本の統治時代で、それまでは学校で日本語教育っていうのは教えてたんだけども、
職場とか家庭でもすべて日本語を話すように指導されて、台湾語の使用っていうのは禁止されたんだよね。
だから、日本統治時代を経験した台湾の人っていうのは、今でも流暢に日本語が話せる人が多いのは、そういう理由もあるんだよね。
2つ目はさ、台湾服の着用っていうのも禁止して、和服を着るようにっていうのもやったんだよね。
あとはね、宗教なんだけど、道教など中国の民間信仰を否定して、日本の国家信仰を信じて天皇を崇拝するように指導したんだよね。
家ではさ、紙棚を祀ったりとかして、で、警察がちゃんとその公民化政策っていうのを受け入れてやってるのかっていう巡回のチェックがあったみたいで、
警察がね、チェックに来る時だけ従ってるように見せるっていうのが実態にはあったらしいんだけども。
で、第二次世界大戦ではさ、台湾でも朝平成が実施されて、日本軍として戦場に行った台湾の人の数っていうのは約20万人って言われてるの。
そのうちね、約3万人ほどは亡くなってるんだよね。
そういう戦時中の話だったんだけど、日本はそれで第二次世界大戦で敗れるわけで、その後にサンフランシスコ平和条約が結ばれて、
ここでさ、日本は台湾に対する全ての権利、権限および請求権を放棄するっていう条約を結ぶんだよね。
だけどね、これは台湾がどこに返還するかっていう規定がないんだよね。
これがね、ちょっと今日でも曖昧な問題になってくるところでもあるんだけど、
その後さ、台湾へ上陸していったのは、当時中国大陸では最も力のあった国民党軍なんだよね。
国民党軍が台湾入りすると、兵士の姿がさ、あまりに貧相で、まともに靴も履いてないっていうような人たちも多くて、
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台湾の人たちってさ、規律ある日本兵を見慣れてたから、これはね、結構衝撃だったっていう話があるんだよね。
この時に中国大陸から台湾へ渡ってきた人っていうのを、外商人っていう言い方をするんだよね。
それより前に台湾に渡った漢族の人っていうのは、本商人っていう言い方をするんだよね。
で、この本商人は日本統治時代を通して、東アジアでも高い教育レベルを受けてたんだけど、
大陸から来た外商人っていうのは、読み書きもできない人も多かったり、
あとね、その汚職も頻繁に見られて、日本が残した資産とかを私物化してしまうっていうようなことも多く見られた。
そこでね、本商人の中ではね、ある言葉が言われたんだけど、
犬が去って豚が来たっていう言葉があるんだけど、
犬はね、日本軍のことを言ってて、
いろいろ口を出してきてうるさいんだけど、番犬の役割はするよねっていう。
逆に、豚っていうのは国民党軍のことで、むさぼるだけで何もしないっていうような例えなんだよね。
で、俺この言葉をさ、ちょっと聞いてさ、
ジブリのさ、千と千尋の神隠しでさ、
なんで千尋の両親は豚になったんだろうっていうのを思ったときにハッとしたんだよね。
どういうこと?
考えすぎかな。
いや、どういうことよ。
いやいや、これさ、千と千尋ってそもそもさ、台湾の九分っていう町がモデルになったんじゃないかっていうぐらい、
ちょっと似てるというか、
公式な見解ではないんだけど、ジブリ側の。
そういう台湾と絡めて、宮崎駿が仕掛けた奥深さなのかなって思っちゃった。
何をわざわざそこで豚を出したの?
いや、なんで豚なんだろうって思ったんだよ、俺、あんとき見たときに。
マジレスするとあれだよね、宮崎駿が確かさ、豚が好きなんだが自分のことを豚に例えてるんだがちょっと忘れたけどさ、
そんな感じなんだよね。だから紅の豚とかもそうじゃん。
あ、そういうこと。
なんかね、豚が好きなんだか、そんな感じの理由だった気がするんだけど。
とりあえずね、宮崎駿の好みっぽいよ。
えー、じゃあちょっと俺の深読みは意味なかったか。
深読みっていうか、だいぶ深読みじゃね?
いや、だってこれ、そうかなと思って。
いやいや、もうちょっと次行こう。
第二次世界大戦後に、中国大陸ではまた内戦が始まるんだよね。
これ、蒋介石率いる国民党と毛沢東率いる共産党で内戦がまた勃発して、
戦争のために台湾から大陸へ物資を送らなければならなくなって、
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その影響もあって、台湾ってインフレになったんだよね。
いろいろな不満が本省人にはあって、
そして外省人との間で衝突が起こる事件があるんだよね。
これが有名な1947年にあった228事件っていうのがあって、
当時台湾でタバコっていうのは国民党による戦売品だったんだけれども、
闇タバコ売りの女性が外省人の取締役員に摘発されたんだよね。
商売品のタバコとか持っていたお金まで押収されて、
女性はお金の返却を懇願するんだけども、
取締役員に銃で殴られて血を流して倒れるっていうのがあって、
それを周りで見てた群衆が怒って詰め寄って、
取締役員の一人が民衆に対して銃を発砲して死傷者が出た。
翌日、群衆による大規模な抗議が行われて、
それを取り締まるために憲兵が民衆にさらに銃を発砲して、
また犠牲者が出るっていう。
以後、台湾の都市にもこれが広まって、本省人による抗議が始まっていくんだよね。
それに対して国民党軍は徹底的に鎮圧を行って、
この時の犠牲者っていうのは約28,000人ぐらいって言われる犠牲者を出して、
これらは一連を白色テロっていうような呼び方をするんだよね。
最も狙われたのは医師とか弁護士とかマスコミ関係者とかの知識人たちだったんだよね。
この理由は、彼らは政府のやり方に批判する傾向にあって、
社会的影響力も強いっていうふうに判断されたからなんだよね。
これ、後の総裁となる李登輝っていうのも、この時に蔵の中に隠まれて生き延びてるんだよね。
台湾でこの事件に触れることっていうのは、近年までタブーで語られるようになるのは、
1990年の民主化の時代になってからなんだよね。
中国大陸にちょっと話を戻すんだけれども、中国共産党の内戦に国民党っていうのは敗れるんだよね。
1949年に毛沢東が中華人民共和国の成立を北京で宣言する。
それで、敗れた国民党っていうのは大陸から撤退をして台湾へ逃れるんだよね。
この時に100万人ぐらいの人が渡ったんじゃないかっていうのもあって、大勢押し寄せたわけ。
この時に国民党は台湾で中華民国を名乗る。
ここに今の形があって、台湾の中華民国、そして中国大陸は中華人民共和国っていうことになるんだよね。
第二次世界大戦時に国民党の方が圧倒的に優勢だったんだよね。
だけど、敗れた理由っていうのはいくつかあるんだけど、
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日本との戦争で最前線で戦ったのは国民党で、それによる消耗っていうのもあったとも言われてるし、
共産党にはソ連からの支援があったんだよね。
これもかなり大きくて、逆に国民党はアメリカからの支援もあったんだけれども、こういった理由も考えられるし、
共産党っていうのは、地主から土地を取り上げて民衆に分配するっていう政策を行って、
これに結構民衆から指示を得て、逆に国民党っていうのは各地で横暴な振る舞いが目立って反感を買うっていうこともあったんだよね。
そんな形でちょっと共産党がどんどん力をつけていったっていう流れがある。
ちょっとここで説明したいのが、中国共産党と対立しているこの国民党っていうのは民主主義の政党って思われがちなんだけど、
これ実態は違くて、ともにソ連をルーツとしてるんだよね。
中国共産党っていうのはソ連の支援によって結成されて、国民党も小海石とか子供の小型国もソ連を訪れて統治方法を実際に学んでるんだよね。
特徴としては国家の上に党があるっていう言い方するんだけども、
これどういうことかっていうと、どちらも一党独裁の政党で党が政府軍を指導するっていうような体制なんだよね。
例えば中国には、今でも中国人民解放軍っていうのがいるじゃん。
これは中国っていう国家の軍ではなくて、厳密に言うと中国共産党の軍隊なんだよね。
アメリカには、例えば民主党共和党っていう2大政党がいるけど、
でも民主党は直接軍隊を保有していないんだよね。
あくまでもアメリカ軍っていうのは国の軍隊で、大統領が民主党から例えば共和党に変わっても、軍隊の指揮権はその大統領に移るんだよね。
そういう違いがあるのかなっていう。
あと、中国共産党も国民党も憲法は存在するんだけど、党の解釈によるところが大きいんだよね。
それを今から国民党が行った台湾での出来事で説明したいんだけども、
台湾に渡った国民党っていうのは、1949年に戒厳令っていうのを敷いてるんだよね。
これは戦争や自然災害など緊急時において、
法律の一部の効力を停止して軍隊の指揮下に移行するっていうことで、
日本でも226事件とか戒厳令を出してたりするんだけど、
台湾では、例えば民衆による集会とかデモっていうのも禁止して、
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あとエロチックな音楽も禁止したって書いてあって、
これ何だろうと思っちゃったけど。
何だろうね。
日本で言えば福山正春のミルクティーとかそういうことなのかな。
そうなの?ちょっと知らないからあれだけど。
違うだろ。
何ミルクティーって。
行こう、次。
この時代さ、何より恐ろしいのがさ、監視組織が至るところにあって、
共産党のスパイっていう疑いで不当に逮捕されたりとか、
拷問されたりするっていうことが多く起こってるんだよね。
共犯者を言わないとさ、拷問が続いてさ、またそれで身に覚えのない人がさ、
罪を着せられて、逮捕されて、または処刑されるみたいな。
こんな体制が続いて、この戒厳令っていうのはさ、38年間続くんだよね。
世界で一番長い期間って言われてるの。
この戒厳令をさ、国民党が出した理由っていうのは、中国共産党の侵攻をやっぱり恐れたんだよね。
共産党のさ、譲渡手段はさ、あらかじめ工作員を送り込んで、住人の反乱を誘導するっていうのがあって、
そのためさ、スパイと思われるものを徹底的にこう排除するっていう狙いがあった。
で、結局台湾っていうのはさ、今でもそうだけど、中華人民共和国に直接侵攻はされてないんだよね。
これちょっとさ、時代を遡るとさ、秦によってさ、滅びた、民の亡命政権を率いた帝政公がさ、台湾へ渡ったっていうのがあったと思うんだけど、
その後さ、秦がさ、侵攻してきて、この帝政権っていうのは滅びるんだよね。
もしさ、歴史がさ、陰を踏むなら、当然さ、この国民党に勝利して中国大陸を支配した共産党っていうのは圧倒的に優勢なわけで、
台湾へ侵攻するっていうことも十分に考えられるんだよね。
ただ、これはね、今日まで侵攻はないんだよね。
それはなぜかっていうと、やっぱりこのアメリカの存在があるんだよね。
1950年にさ、朝鮮戦争が起こって、その時、北朝鮮が韓国に侵攻したんだけども、その北朝鮮はさ、ソ連とか、中国の支援も受けて、
この時さ、アメリカは朝鮮半島が共産化するんじゃないかっていう危機を迎えるんだよね。
で、朝鮮半島がもし共産主義化されれば、それが拡大していくのを防ぐにはさ、日本、台湾、フィリピンのこの防衛ラインが大事になってくるっていうのがあって、
その時にアメリカ改めてこの台湾の知性学的重要性を認識したと言われてる。
日本とフィリピンっていうのはさ、地図上で見るとさ、この間にあるのが台湾で、ここがもし共産主義化すれば、この日本とフィリピンのラインが寸断されちゃうんだよね。
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で、そのためアメリカは台湾を守るために自国の第7艦隊っていうのを台湾海峡に派遣したんだよね。
で、これによってこの時中国は侵攻することができなかった。
ただこれはさ、逆を言えばさ、台湾の国民党軍も中国大陸へ反撃する機会っていうのを失ったんだよね。
これはアメリカが両者の争いの拡大を好まなかったっていうのがあるんだけども。
で、その後さ、アメリカっていうのは台湾に軍事協力をしたりとか親密になっていくんだよね。
台湾に渡った国民党っていうのはさ、実は台湾党だけってイメージする人も多いんだけど、
他にもさ、周辺の方向諸島とか金門島っていうのを統治してるんだよね。
金門島っていうのはさ、中国大陸からわずか7キロの本当にすぐ距離の近いところで、
これね、たびたび中国に狙われてるんだよね。
1949年には中国軍の侵攻が実際にあって、この時は国民党軍が勝ったんだけども、
で、その後も中国から砲撃が何度か繰り返されてるっていうところで、
これは1968年まで続いてたんだよね。
だから台湾にはさ、2018年まで兵役制度があって、金門島にも多くの兵が送られたんだよね。
今も金門島っていうのは台湾が統治をしているんだけども、
だからこの金門島っていうのは、もし台湾有事があった時に、真っ先に危ないんじゃないかなっていうところでもあるよね。
1971年に中華民国っていうのは国連を脱退するんだよね。
そもそもその戦後、二次大戦の戦勝国側を中心に国際連合っていうのはできたんだけども、
その時にさ、中国で最も勢力のあった国民党の中華民国っていうのが、中国の代表として国連の常任理事国になってたんだよね。
だけど、その後中国大陸を統治しているのは中国共産党の中華人民共和国なわけで、
これさ、多くの国っていうのは中国の代表って中華人民共和国だよねっていうように考えるようになるんだよね。
そこでアルバニア決議っていうのが行われて、その結果賛成多数で中華人民共和国が国連に加盟して、台湾、中華民国が国連を脱退するっていうことになった。
この背景にはさ、中華人民共和国が経済的にも発展してきて、発展途上国に経済的援助をしてきたことっていうのも大きくて、
あとアメリカはさ、その時ベトナム戦争をしてて、この戦争にかなり行き詰まってたんだよね。
北ベトナムを支援してた中国と和解することで、このベトナム戦争からの撤退を模索してたんだよね。
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そういう背景があって、中華人民共和国が国連に加盟する。
で、その後さ、多くの国が今の中国と国交を結んでいくんだけども、
日本もさ、田中核エラーがさ、北京に行ってさ、日中国交正常化を果たしてるんだよね。
これで国交を結ぶようになるんだけど、戦後から国交のあった逆に台湾っていうのは、ここで国交を停止するんだよね。
それが今でも日本と台湾の続いている関係なんだよね。
ただちょっとね、ここの国交は結んではいないんだけども、台湾にはさ、日本の大使館と同じ機能を持った施設があったりとか、
企業間での経済交流もそうだし、観光でお互いの国をマイキッキするっていう交流は盛んに行われてるんだよね。
そういうことはあるっていうのをちょっと覚えててほしいんだけども、
世界の流れはさ、台湾っていうのはもう孤立化していくっていう流れになっていくんだよね、これから。
台湾ではさ、自国で結束して経済を発展させて国力を充実させる必要があったんだよね。
当時の総統が小海石の子供の小慶国になっていたんだけど、彼がさ、今までの独裁体制を少しずつ緩和させていったんだよね。
それまでさ、台湾政府の養殖っていうのはさ、外省人、後から中国大陸から来た人たちで構成されてたんだけど、
有能な人材であればさ、本省人でも採用するようにしてた。
これはさ、台湾の大半がもちろん本省人であって、多くの支持を得られるっていうのもあるし、
彼らの中にはさ、日本統治時代に日本の大学で学んだエリート層っていうのも多くいたんだよね。
その中にはさ、その後総統になる李登輝っていうのもいて、他にもね、今まで認めてなかった野党っていう存在も認めた。
ここで民進党っていうのが出てくるんだけど、これが今台湾の与党になってる政党なんだけども、
だからさ、台湾の民主化って言ったら、この後に出てくる李登輝っていうのが思い浮かべることが多いと思うんだけど、
まずこの流れっていうか、きっかけを作ったのは、この小型国っていう存在は大きいんだよね。
この人はこの時代大規模なインフラ建設を行うとかして、台湾を経済的にも発展させたんだよね。
この小型国の死後は李登輝っていうのが総統になって、彼はさ、中華民国で初めて台湾で生まれ育った本省人による総統なんだよね。
国民党の主席にもなってるんだけども、そんな彼はさ、台湾の民主化をさらに加速させていったんだよね。
例えばね、あのやったことでいろいろあるんだけど、総統を決めるのに民衆による直接選挙にしたんだよね。
これは今でも行われていて、あとはさ、民式台湾っていうのがあって、これはね、中学生を対象にした教科書で台湾の歴史地理社会が対象なんだけども、
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それまではさ、台湾の歴史っていうのは日本統治時代も教えられることっていうのはなかったんだよね。
国民党が統治してからも中国語で中国の歴史とか地理が教えられている状況だった。
ただ、この李登輝になって台湾の歴史を教えるようになって、あとね、日本の統治時代の近代化に貢献したプラスの側面も教えるようになったんだよね。
それまではね、もう日本の統治時代っていうのは完全否定の歴史だった。
これによって台湾の人の日本人の印象っていうのはだいぶ変わったんじゃないかなって言われてる。
あとね、厳重民族を尊重するっていう政策取ったんだよね。
台湾人は台湾人なんだっていうのを意識すればするほどさ、最も古くからいる厳重民族にやっぱり目が行くわけで、
彼らはさ、日本統治時代は日本式の名前が付けられたりとか、国民党の統治が始まると漢族式の名前が強制されたっていうのがあって、
これをさ、本来の厳重民族の名前でもOKとしたんだよね。
その後ちょっとダイジェストに現代まで流れるけど、2000年に台湾の歴史上初めて野党だった民進党の陳水扁っていうのが総統となるんだよね。
これで民主化がさらに進んでいって、その後一回民進党か国民党の馬英九政権に政権が渡るんだよね。
彼はね、中国との交流を積極的に行う政策を取った人で、これによって台湾経済が成長遂げたっていう反面はあるんだけど、
一方さ、台湾の中国依存が高まってきたことに対して、民衆の中で危機感っていうのが芽生えたんだよね。
これによって民衆による反対運動が起こったりもして、馬英九の国民党の支持っていうのは低下していったんだよね。
そこで2008年に国民の支持を得て総統になったのが民進党の蔡英文なんだよね。
彼女はさ、中国が主張する台湾は中国の一部だっていうこの主張に対して、台湾は台湾であって脱中国っていうのを目指す方針なんだよね。
で、この方針もあって台湾の台湾人化っていうのは確実に進んでるんだよね。台湾の政治大学っていうところが調査したんだけど、
自分は台湾人だって考えてる人が2008年の時には48.4%で半分にも満たなかった。
これが2020年には67%になってきてる。台湾といったらIT大国で世界有数の企業もある、好調な面もあるんだけど、問題もあって、それはやっぱり中国との関係が悪化してることなんだよね。
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習近平政権の一行で台湾への中国人観光客が減ってきていて、企業間の経済交流っていうのも減少してるんだよね。
で、経済成長率で見ると馬英九政権の時は10%前後に対して、この蔡英文政権の経済成長率は2とか3%ほどになってるんだよね。
そういった経済的な面もあるし、あとはその孤立化なんだよね。台湾とこの外交のある国ってすごい少なくて、いくつぐらいだと思う?
10個ぐらいじゃなかった?
そうそう、現在14ヶ国なんでね。
うん、少ないんだよね、すごい。
すごい少ない。このイメージ、あんまり自分調べるまでそこまでなくて、ああそうなんだって思って。
逆に言うとその国ってさ、中華人民共和国の方と関係がいいのかなと思うけどね。
ああ、そうだね。あと本当にその大国は一つもないって感じだね。
ああ、そうだね。
日本はさ、ちょっと調べたんだけど、現在195ヶ国の国交を結んでるんでね。逆に日本すげえなと思ったけど。
なんか世界一強いパスポートって言われてるしね、日本は。
台湾っていうのは外交だけじゃなくて、国連にも入れてないわけで、あと世界保険機構WHOっていうのにも入れてないし、
これはさ、中華人民共和国がさ、台湾は中国の一部だって主張で、台湾の国際機会の加盟を認めてないんだよね。
この主張を支持する国は多くて、その背景にはやっぱり中国経済の好調があって、
すでにさ、中国っていうのはアフリカ諸国をはじめさ、多くの国を支援してるっていうのがあるんだよね。
ただ、近年アメリカのこの姿勢っていうのが変化が見られて、中国をさ、大きな脅威っていう風に捉えるようになってるんだよね。
台湾との関係は逆に強くなってきていて、
例えば最近だと、アメリカのさ、バイデン大統領がさ、記者からの質問でさ、台湾防衛のために軍事的に関与する用意があるかっていうのに対して、
もうあるっていう風に明確に答えてるんだよね。
で、よく言われるのが世界でさ、次の大戦争があるとすれば、この台湾海峡なんじゃないかっていう風に言われてて、
その時にさ、この台湾の問題っていうのはさ、日本もさ、他人事じゃなくてさ、本当に大きな問題だと思うんだよね。
戦争の歴史っていうのはやっぱり繰り返してほしくないしさ、冒頭でも言った、陰も踏んでほしくないっていうのはあるんだけど、
テーマとして取り上げてみました。
どうでしょうか。
そうだね。やっぱり台湾有事っていうのがさ、今騒がれてるっていうところで、日本はさ、軍事費を上げるとかさ、そういうのに全部つながってってるじゃん。
だからね、ってことは、まあそういうアメリカからの圧力というかさ、かなり来てるんかなとは思ってるけど。
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ああ、そうだね。
うん。ただ台湾がさ、結局中国なのか中国じゃないかっていうところに関してはさ、結局台湾人が決めることだからさ、台湾人が中国ですって言うんだったらその通りだと思うしさ、台湾人がいや自分たちは中国人じゃなく台湾人なんですっていうことであればさ、
日本とかアメリカっていうのはさ、その台湾の人たちの言ってることを支援するっていうぐらいに留めておくべきかなと思うけどね。
ああ、まあでも今若者とかもう圧倒的に台湾は台湾だっていう方が多いんだよね。
うん。まあどっちかと言われれば俺もそうだと思ってるけどね。
あのこれさ、ちょっとさ脱線するけどさ、ちょっと前にさ、VTuberがさ、YouTubeで配信してたのがあって、これ人気VTuberだったんだけど、アナリティクスを見てさ、どの国の視聴が多いかっていう発表した時があって、その時に日本何%、アメリカ何%、台湾何%って言ったんだよね。
その時このVTuberって中国にも多くのファンがいて、めちゃめちゃ中国の人から多くの批判が殺到して、所属してた事務所が公式にこう謝罪するっていうのがあったんだよね。
で、その時にさ謝罪がさ、一つの中国という考えを支持しますっていうような謝罪をしてて。なんかこういうこの国なのか問題っていうのはすごい複雑な絡みだなと思って。
そう、例えばこれアンカーでうちら配信してんじゃん。これアナリティクス見るとさ、国って書いてないんだよね。地域って書いてある。そう、だからもうこういうのもさ、やっぱりその世界には国と認められてないその地域っていうのがいっぱいあるんだなと思って。
うーん、まあそうだね。本当に台湾って隣だけど、そんな隣の国と言っていいのか地域と言っていいのか人わかんないけどさ、がそういう状態だからね。
そうそうそう。だから俺がこれでさ、国の発表って言って台湾って言うとなんかあんのかなやっぱり。
まあ、オトキンレベルなら大丈夫じゃん。
そうなんでね。それが一番なんだけど、影響力がないっていう。
まあ、あとねこれね、スポティファイとかポッドキャストっていうのはもうアメリカのどちらかというか経済圏だから、中国は中国で別の媒体があるから、まあそういうのはあってたぶんないんだけどね。
まあ、というお話でした。
これを聞いてですね、例えばスポティファイとかアップルポッドキャストで聞いてる人とかは評価の星を押すところがあって、
これちょっとねわかりにくいんですけどトップ画面に行ってスクロールして下か上こうずっと行くとあるんで、もしよかったら評価の因を踏んでみてください。
評価の因ってなんだよ。
被せたかった。
ということで最後まで聞いていただいてありがとうございました。
ありがとうございました。
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