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【7月5日放送分】PodCast_20260705_0706
2026-07-05 10:17

【7月5日放送分】PodCast_20260705_0706

琴音の音cafe-朗読タイムー の最新エピソードです。

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00:07
琴音の音cafe
今夜の朗読は、タイトル 黒いイルカ
作者 琴音 窓から差し込んだ綺麗な月明かりに照らされ
キラキラと輝くネジがゆっくりと宙を舞う その美しさに見とれながら
8歳の私は 気を失った
琴音ちゃん、琴音ちゃん
私の名前を呼ぶ父の親友の優しい声で安心したのか
笑顔で目覚めた私を見て周りの大人たちも ほっとしていたのをよく覚えている
事故の衝撃は私の脳の右側に小さな静寂を残した
それはただの穴ではなく深く静かな海 その海で黒いイルカは今日も事故の記憶を餌にして泳いでいる
私が誰かを忘れそうになるたび イルカは怯えでその空洞を打ち鳴らす
私の記憶の宮殿の管理人お猿の文吉に
今目の前にいるのは誰と指令を送り 文吉が慌ててホルダーを探し出すのだ
けれど悲しいことに脳がフル回転した後
疲労が重なると文吉は休暇届も出さずに長期休暇へと旅立ってしまう
そんなある日まだ私がか弱き乙女だった18歳の頃の出来事
専門学校までバイクで迎えに来てくれた好きな人の背中にそっと身を預けた
と言いたいところだが実際は振り落とされないように背中に必死にしがみつく
途中彼は駅のトイレに立ち寄った
その時私は緊張を解いて待っていた
それがいけなかったのかもしれない
その時彼が戻ってきた気配がして私は迷わず微笑みかけ駆け寄った
けれど彼は私を素通りしていく
不思議に思っていると背後から誰に話しかけてるんだよという笑い声が聞こえた
03:09
振り返るとそこにいたのが好きな人だった
私ははっとして顔をあからめる
彼はおうちょこちょいだなと笑ってくれ安心した
門吉の不在を優しい彼の空気に助けられた瞬間だった
それからは私の脳は私が知らない間に門吉が長期休暇を取った際に
誰が代わりになるのかという作戦会議が繰り広げられていました
そこで使われていない脳の細かな部位たちが7人が手を挙げてくれました
そんなある日門吉が長期休暇に入り1番から7番までの転校が始まりました
1番準備完了
2番反応良好
私の脳内の記憶指令室では門吉不在の緊急時7人の助っ人たちが慌ただしく転校をとっていました
3番大丈夫
4番待機中
ゆーっとよし7番も起きてくれたな
リーダー格の1番が声を張り上げようとするとすぐさまため息をつく
ああちょっと待て5番と6番どうしたの
すると隅っこで震えていた4番が小声で告げる
ああ今日は天気がいいからって下の方の浅瀬の海へ遊びに行っちゃったんよ
あかんあかんあかんあかん今大事な人を認識しなきゃいけないんよ誰か呼んできて
そう叫んだ瞬間私の視界が少しだけ揺れる
記憶の海の水面が波打ち誰かの名前ホルダーが黒い海の奥底へ沈んでいくような感覚
黒いイルカが浅瀬へ向かった5番と6番を追いかけようとおびれで大きく海を叩いた
誰かが近づいてくる間に合わない
こんにちはあのこの前の件ですが私の頭の中がハテナでいっぱいになる
誰この前の件私のこと知ってる人だよね
06:06
大事な話かもしれないしちょっと恥ずかしいけど
すみませんどちら様ですか
えーアパートの下の階の者ですよ
その頃私の記憶の司令塔では今5番と6番戻りましたすいません
山下さんすいませんぼーっとしてました
今日はなんとか乗り切った
門吉も無事に席に戻ったようだ
だけどふと思う
あの時浅瀬へ遊びに行った5番と6番が最後にこっそり持ち帰ってきた記憶のかけらは
一体どこへ隠されたんだろう
記憶の宮殿の奥深くにまだ誰も開けていないホルダーがいくつかあるようだ
それを開くのはもう少し先の話
私は今日も頭の中の黒いイルカとともに自分の記憶を旅している
おしまいありがとうございました
えー今回ね私の頭の中のね右の茅場の空洞がねイルカに似ていたことからねタイトルね黒いイルカと名付けてみました
またね続きを書きたいなと思ってます
あの5番と6番がね浅瀬あの後ろの方行ったって言ったじゃないですか
そこはちょうど私あの後頭部のね脳の血流が悪いのでね
またその辺を題材にして話したいなーって思ってます
あの1回ね前もね秘密の扉だったかな開かない扉だったかな
ちょっと忘れちゃった自分の作品なのに
それをね書いたりしたこともあったんでね
やっぱね読んだり見直してたりするとね
ここをねあの変えたいとかね
あーこの表現なんか違う表現ないかなーとか検索かけたりとかしてね
そうするとだんだんだんだん時間がね押してっちゃうのよ
ねあの私のね気をつけなきゃいけない点が一つあって一つどころじゃないけどね
その中の一つに過集中っていうのがあるのよ
これねまずね何かをやる前にタイマーをかけないと
もうねほんと周りの音も聞こえないし
ご飯を食べることも忘れて集中しちゃうの
だからねあの騒がしい中でも過集中しちゃう時があるからね
09:01
ほんとタイマーがね手放せないの
で過集中するとさ今度さ脳がフル回転してるのよその間って
で脳疲労がすっごく溜まっちゃうわけ
これも私にとっては良くないからね
そうすると何が起きるかっていうと今の私だと空間認識能力がね今以上に低下しちゃうの
だからねあの曲がり角でね隣の何建物っていうの物にぶつかったりとか
あと方向感覚を失ってしまったりとかね
であとねコップがつかめないかすっちゃうよね
であとお茶をコップに注げない
違うところにダダダダこぼしちゃうね
そういうのが頻繁に起きちゃうからね
自分の個性として向き合っているけどこの些細な違和感がねものすごくもどかしい
でもねそんな自分をね好きでいたい
そんな風に思う今日この頃です
10:17

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