- マイク購入からのポッドキャストデビュー
- タイトルコールとtoyaさんの自己紹介
- toyaさんとSongmu
- 編集者を何人も抱えているはてな
- 技術イベントへの参加の増加
- 高河ゆん
- アーシアン
マイク購入からのポッドキャストデビュー
リモートワーク時のマイクをPCの内蔵マイクに任せたまま4年くらい経ったのですが、マイクをいまさら買おうとしています。おすすめがあったら教えてください(ゆるぼ)
— toya (@toya) November 19, 2024
タイトルコールとtoyaさんの自己紹介
toyaさんとSongmu
編集者を何人も抱えているはてな
技術イベントへの参加の増加
高河ゆんの話
アーシアン
サマリー
このエピソードでは、ポッドキャストの初挑戦をする豊さんがOSSやインターネット上での活動を振り返り、吉野の天ちゃんさんとのエピソードについて語ります。さらに、はてなでの編集プロセスやインターネットの文脈での関係性について詳しく話し合います。また、高河ゆんとその漫画の影響について語り合い、技術イベントやコミュニティに参加する魅力が紹介されます。過去の漫画体験やその作品によるサブカルチャーへの影響についても触れられます。アーシアンと野上帝国の再読を通じて、作品への思いと複雑な感情が語られ、特にアーシアンの世界観やキャラクターの描写が興味深く、社会的テーマを先取りしている点も取り上げられます。高河ゆん先生の絵のスタイルやファンからの質問に対する心温まるアドバイスについても掘り下げられます。
ポッドキャスト初挑戦
ポッドキャスト、初めてですか?
はい、初めてなんです、実は。これが記念すべき第一回です。
そうなんですね。なんか、マイクを買うみたいな話をX状でされてて、それでなんか、マグノリアさんがシュッとおすすめしてて、それをすごいすぐ買ってるのを見かけました。
はい、ブログのURL提示されて、すぐそこからアフィリエイトリンクをポチッとして、サクッと買ってしまいました。
ちょっとガジェットが結構好きなので、もうこれを機会にちょうどよかったなぁという感じで、ホクホクしながら買い物をしたら、Songmuさんから声をかけていただいて、出演することになったという感じで、どうもありがとうございます。
いえ、こちらこそありがとうございます。
ありがとうございます。
なんか、僕も今使ってるマイクがそこそこ気に入ってるので、それをおすすめしようかなと思ったら、なんかもうマグノリアさんがシュッと勧めてパッと買ってたので、結構。
そうなんですよ。
そう。
すごい、終末でURLが出てきたのにびっくりしました。
これはなんか、良さそうですね。たぶんコンデンサーマイクだし、比較的使いやすい感じはしますね。
初心者にも結構優しい感じで使いやすかったですね、すごく。なので今日は優先です。よろしくお願いいたします。
よろしくお願いします。
ポッドキャストもあんまり聞く習慣ないみたいな感じなんですかね。
そうだったんですよね。もともとあんまり音声よりはテキストのほうが好きだったので、そんなに聞く習慣なかったんですけども、オスタFMというポッドキャストのヤプシーヒロシマ特別回というのに、ちょうど宮川さんがゲストに出まして、それを聞きたいなと思って聞き始めたら、なんかなんとなくポツポツ聞く習慣ができたなという感じです。
で、趣味でOSSやってるものは初回から聞いてまして、すごいこの間の天ちゃんさんの回すごい良かったなと思いながら聞き直しておりました。
ありがとうございます。天ちゃんさんの回良かったですよね。
全ての回がすごいズシッときたというか、もちろん私はエンジニアじゃないのでプログラムのことはわからないんですけれども、すごく天ちゃんさんの歩んできた歴史みたいなのも全部わかったし、思いというかすごく真摯な態度というのが伝わってきてすごく良かったなと思いながら聞いてて、聞き返そうと思ったんですけど、まだここまでで一回も聞き返せてないので、またこれから何回も聞こうと思います。
ありがとうございます。
そうですね、なんか天ちゃんのあんなセキュララな気持ちみたいなのを引き出したコンテンツなかなかないんじゃないかと思ってて。
そうなんですね。
あれは逆に、天ちゃんさんが僕のポッドキャスト聞いてくれてて、それでいいなら話しますよみたいなことを天ちゃんさんがツイートされてたから本気にしますよって感じで連絡して出てもらえたんで、すごい良かったです。
めっちゃ良かったです。天ちゃんさんのブログとかはすごく酔っていたんですけども、直接お話し伺う機会とかがなかなかなかったので、天ちゃんさんってこういう方だったんだっていうのを思い返すようになりました。
そうっすよね。それで、なので豊さんはポッドキャスト初めてで、で、こないだなんとLTも初めてされたっていうことで。
そうなんです。
最近いろいろ初めての体験をされてますね。
はい、そうなんです。LTは緊張しました。あれはあんなに大変なものだと思っていなかったので、大変だなという、皆さん大変な思いをして登壇していることが分かって、すごい良い体験になりました。
いやでも5分ぴったしで終わってて良かったですね。すごいなと思いました。
良かったです。本当に奇跡のようでした。
はい、その辺の話はまた後でしましょうか。
はい。
ということで、この番組はですね、趣味でOSSをやっているものだという番組で、OSS作家のきこむむがゲストを交えながら、趣味や仕事について話すポッドキャストです。
ハッシュタグはOSS4ファン、OSS数字のようにファンです。ということで今日のゲストは豊さんです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。豊です。
豊と天ちゃんの関係
じゃあ豊さん自己紹介お願いします。
はい、そうですね、2000年代ぐらいからずっとインターネットに住んでいるもので、主にはてなブックマークとX、ツイッターを中心に活動しております。
インターネッターと言うといいのかなというふうに思っております。
結構長いこと豊と名乗り続けているんですけども、実は本当は東野という名前をもじったものでして、
甲賀勇っていう漫画家さんの漫画の登場人物から撮ったものをそのままハントルネームとして使わせていただいております。
はい、よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。
そうですね、東野さん。野獣帝国のかげつや枠ですね。
はい、野獣帝国という漫画が1巻だけ出てるんですけども、知る人と知る漫画になってしまって非常に悲しい思いをしております。
またこの話も後ほど。
できればと思っております。
そうですね、僕と豊さんの関係性みたいなので言うと、豊さんはハテナ社の社員なんですけど、結構長らくハテナの社員をされてて、
2014年に僕がハテナに入社したときに、もうすでにハテナにいらっしゃったし、その頃ハテナの東京オフィスはエンジニアは僕しかいなかったんですけど、
編集の人とか営業の人とかはいたので、その中に豊さんがいらっしゃって、なので結構そのときに仲良くさせていただいたっていうところから結構関係があるって感じですね。
そうですね、私はソンムーさんのことをパールのすごい人だなっていう認識で、雑談認識でいたんですけども、そうしたらいつの間にかハテナに入社してきたのでものすごくびっくりしたというお話があります。
この人実在してたんだみたいな感じでびっくりしました。
そうですね、でも当時は東京オフィスもまだ20人ぐらいしかいなかったと思うし。
本当にソンムーさんが一人目のエンジニアということで入られて、結構期待を一心に背負ったみたいな形になっている中で、ソンムーさんの社交力というか、お話ししてすごくフランクに話してくださったので、みんな打ち解けて仲良くしていたみたいな感じですね。
そうですね、というか普通にハテナの人たちもエンジニア以外の人たちも温かく受け入れてくれて、すごい良かったなというふうに思ったりしていました。
ハテナではだから、あんまり一緒に仕事したっていうわけではないですよね。
そうなんですよね、実は。結構お話ししたりとか飲みに行ったりとかっていうことはしてたんですけど、直接のチーム、一緒にチームでお仕事したことっていうのは全然なくて、ソンムーさんはずっとバッカレールチームにいらして、私は編集職としてずっと仕事をしていたという感じで、接点は特になかったというのが正直なところなんですけども、一方的にソンムーさんが登壇するイベントを見に行ったりとか、後からスピーカーで見たりとかみたいなことはよくしていました。
そうですね、ブログを書いたりとか、ブログ記事とかに赤入れしてもらったりとか、そういう動きが当時は案外なくて。
そうですね、ずっとなかったですね。今でこそ編集者がテックブログだったりとか、普通の会社のブログだったりに手を入れたりとか、企画構成をするみたいなことって結構普通になってきていると思うんですけど、当時はやっぱり個々のプレゼンス頼みというか、ソンムーさんといえばブログで強いみたいな感じのイメージで、
そのままのインターネットでのプレゼンスもそのまますごい人というイメージで売りました。
そうですね、なんかはてなの人、文章とか文が上手い人が多いから、そうですよねっていうのはあったりとか、編集の人にそれこそそんなに助けてというか、もらわなくても結構いい文章を書ける人が結構いるっていう感じではありますよね。
本当にみなさん文章上手くて、すごい読みごたえのある文章をガンガン出しているみたいなイメージでいたと思っています。
でも、はてなはすごい編集者っていう人たちが何人もいるっていうのがすごく会社としての面白いところだし、そういう人たちと一緒に働ける面白さもある会社ですよね。
そうですね、多分編集者を何人も抱えているウェブの会社ってあんまりないかなと思っていて、もちろんディレクターとか企画職とかで、エンジニアではない方でブログとか運営に携わっている方も多いと思うんですけども、はてなには結構編集者が多くて、企業のメディアの編集受託案件なんかをやったりとかしていて、記事を作るのに結構長けてる人が多いかなという感じですね。
そうですよね。今でも僕、たまにそういうはてな社から執筆の依頼を受けて仕事を受けたりしますけど、やっぱり編集の人がついて記事広告とかの編集をしてくれるのはすごい安心感がありますし、
編集プロセスの重要性
本当にメディアやってる企業だから何人か編集者抱えてるってことは、他社もあるのかもしれないけど、はてなの編集の人たちはすごい強力な人が多いし、普通に出版社から来たような人とか何人もいるから。
僕も文章を書くのが好きなので、そういう人たちと仕事できたのはやっぱり良い体験でしたね。
そうです。編集の人に文章を見てもらえるのは福利厚生だみたいなふうに言ってもらえるとすごく嬉しいなと思いますし、よし頑張ろうっていうふうに結構こぶされる部分も大きいなと思ってます。
それはありますね。書いたものをレビューされるみたいな、レビューするプロセスみたいなのがめんどくさがられることも多いと思うんですけど、他社とかでも。
それこそそういう社内のブログであったりとか技術ブログであっても、結構はてなの場合だといろんな目を通して記事とか発表が良くなるっていう感じがあったので、そこはすごい良かったですよね。
広報の人もそうだし、他のエンジニアのレビューもされるし、編集の人も見てくれるみたいなのがあったしあるので、そこはすごい良いところだなというふうに思っています。
そうですね。今もそういうサイクルで結構いろんな人の目を通して、記事をより良くしようという動きとか考え方みたいなのは結構みんなが等しく持ってるなという感じがしています。
富屋さんと会う機会が増えたなというふうに思ってるんですけど、以前からちょいちょい技術イベントみたいなのに参加はされてたイメージはあったんですけど、最近そこの頻度が増えてるように思えるんですが、その辺って何か実際そうなのかとかであれば何かどういう心境の変化があったのかお話してもらっていいですか。
はい。いろいろ興味は持っていたし、身近にエンジニアがいる環境で結構暮らしていたので、エンジニアイベント行ってみたいなというのはずっと思ってたんですけども、実際に参加し始めたというか、一番最初に行ったのはヤプシ京都2023で、の果てなには京都オフィスがあるので、京都の人たちが結構参加してたりとかしていて、
せっかく京都にご縁があるし参加してみるかと思って、エイヤートを飛び込んでみたら思いのほか面白かったなという体験ができて、面白いというのはエンジニアの人たちのいろんな思想とか思考とか考え方とかを聞けるっていうのもいいなと思ったんですけど、コミュニティの熱量みたいなものがすごくうらやましいな、いいなと思ってしまって、
その次のヤプシ広島のほうにお仕掛けスタッフをやらせてもらって、JPAの理事のパピックスさんに、すいませんちょっとスタッフやらせてくださいみたいな形でお願いをして、そちらで広報の仕事をするようになってからが、そこから足を思いっきり突っ込んでしまったという感じで、それからどんどん面白くなっていって、各地で開催されているイベントにどんどん参加するようになったりとかして、
エンジニアのことは全然わからないながらも、考え方とか思想みたいなものっていうのは割と普段の仕事とか業務のこととか、あと自分のキャリアアップを考える上で結構活かせるところがとても多いので、いろいろな人の考え方に触れられるっていうすごいいい機会だなと思って、どんどん参加することが増えていきました。
高河ゆんの影響
おだしょー なるほど、キャプシー京都がきっかけだったんですね。ずっとすごいかなり近い位置で、エンジニアと近い位置で仕事されてたし、その中でいい関係性というかいい、そういう距離感で仕事されてたと思うんですけど。
そこで急にまた距離を詰める動きをしたっていうのが、すごく面白いなっていうふうに思いました。
おだしょー そうですね。結構コロナ禍があったのが大きかったかなと思っていて、それまではエンジニアの皆さんと普段からわちゃわちゃしたりとか、はてなにはランチとかおやつの制度があったので、それをきっかけにいろいろおしゃべりしたりみたいなことが増えたんですけども、コロナ禍で全然そういう機会がなくなってしまって、結局エンジニアたくさんいるけれども、なかなかお話しする機会がなくなっちゃったな、寂しいなっていうのはちょっと起爆剤になったかなというふうには思っています。
おだしょー なるほど、それはそういうのもあるんですね。確かにもう、はてなしは僕がいた頃とか、コロナ前はランチを提供してたので、お昼になるともうみんな一斉にランチスペースに降りていって、みんなで着席順に食べるから、誰と一緒になるかわからないみたいな、
そういう、だからその辺でいろんな、いつも違う人と会話ができるみたいな面白さがあって、それはすごい楽しかったですね。
おだしょー 結構、ランチの席でソウムさんと一緒に喋ることも結構多かったですよね。
おだしょー そう、あそこでほんと営業の人とか編集の人、コーポレートの人とか、いろんな人と話せたのはすごい良かったなというふうに思っています。
おだしょー はい、という感じで、なんかその、今回ですね、その、なんか、とやさんをお呼びしたのは、もともと実はちょっとお呼びしたいなって思ってたんですよ。
で、こう、なんか前回、あ、前回じゃないな、この間のリビルドFMで、宮川さんが関西さんをお呼びして、アイドルの話とかをしてるのを聞いて、なんかこう、確かにその普段しない趣味の話とかを、なんかそれが好きな人とか関係ある人を呼んで話すのいいなっていうふうにこう思ったっていうのがちょっとあるんですよね。
なのでその、とやさんといえば、僕の中ではその、こうがゆんっていうのがあったので、これは多分誰も、多くの人は知らないんですけど。
おだしょー そうなんですよね。そもさんだけが私のハンドルネームの由来に食いついてくれたということがありましたね。
おだしょー そうですね。野上帝国。そうなんですよ。で、僕は本当に、そう、一番好きな漫画家が多分こうがゆんなので、そうなんですよねっていうのがあるので。
おだしょー いつぐらいからこうがゆんさんの漫画読んでらしたんですか?
おだしょー でも僕はもともとその、えっと、多分そのクランプが先なんですよね。
おだしょー 仲良しとかを妹が買ってたので、読んでて、それでレイヤースってやつが始まって、結構それがこう、個人的に衝撃的だったっていうのがあるんですよね。
やっぱその絵柄がすごい独特だし、書き込まれ方とか、なんかまあ世界観とか含めてすごいなあって、そう引き込まれるものがあって、それでその、こう、当時そのクランプ先生はウィングスっていう別の雑誌でも連載してて、それは聖伝ってやつを連載してたんですけど、
おだしょー そう、それもだから買って読むようになったんですよね。それでそのウィングスで当時、そのウィングスってまあ不思議な雑誌ですよね、すごい。
そうですね。孫悟さんの口からウィングスっていう言葉が出てくるのは、なかなか思いっきり深いなという感じがしますけども、結構世界観が独特と言いますか、いわゆるBLが多かったのかなと思いつつ、SFがあったりとか、割と文学よりのものがあったりとか、いろいろとジャンルの小説とか漫画とかいろいろ収録されてるなあというイメージがありました。
おだしょー そうですよね。たぶんBLとかの感じの雰囲気のものが多かったけれども、たぶんもともとはもうちょっとSFっぽいものも多くて、たぶんそれがだんだんそういうBLっぽいものの割合が増えてったっていう感じだと思うんですけど、そのもともとだから、
マナベ・ジョージ先生とか、タガミ・ヨシヒサ先生とかも連載したりとかしてた雑誌だったので。ウィングスが当時、甲賀勇が先生がアーシー・アンを連載していたので、あとゲンジとかですかね。連載してたので。
おだしょー そうですね。ゲンジ連載してましたね。難しいなあ。
おだしょー なんかそれですごい好きになったっていうのがありますね。
おだしょー 私は友達が甲賀勇先生のことをすごく好きで、友達から布教されて入ったんですけども、それがゲンジのコミックスを渡されまして、当時部活のやってる片隅で漫画を交換し合って、この甲賀勇先生の絵がすごく綺麗で素敵だみたいな話で盛り上がって、
そこから甲賀勇先生が出ているコミックマーケットにちょっと行くぞという形になったりとかして、初めてのコミケ体験をするなどして、結構私のサブカルチャーの礎を作ってくださった人だなあというふうに思っております。
続きの無い作品への思い
おだしょー そうですよね。やっぱり表紙の色使いとかが綺麗だし、それがやっぱ同人誌のサイズとかだと余計映えるみたいなのがあって、僕も行ってた町田の古本屋とかに甲賀勇先生の同人誌とかも結構置いてある古本屋が、古書店があって、
そこでそういうものに触れて、そうですね、コミックマーケット行くとか、そういったのもありました。
寺田 コミックマーケット見変えたんですね。さすが。
おだしょー 行きました。
寺田 同人誌買われましたか。
おだしょー 買いましたね。
寺田 何のジャンルの同人誌を買われたんですか。
寺田 でも、なんか普通に男の子らしいものも買いましたが、あとはやっぱり僕、田村由美先生が好きだったので、田村由美先生とかは結構毎回、自分の漫画の番外編とかをコミケで売るみたいなことをしてたので、行ったりとか。
あとはやっぱ、萩原和志先生とか、あとは郝賀優先生とか、あの辺が結構仲良くて、一緒に合同で出してたりしたので、その辺はかなり買ってはいましたね。
おだしょー 私は郝賀優先生の、いわゆるいわで言うとエッセイ漫画が大好きで、結構ハワイに行ってこんなことをした、あんな買い物をしたみたいな話を漫画にしてくださるんですけど、それを読むのがものすごく好きだったなというのが、今記憶はよみがえってきました。
あ、なんか、いや、そうですよね。いや、僕もすごい好きなんですよね。好きです。郝賀優先生のそういうエッセイっぽいのと、あとその貫末の漫画みたいなのがすごく。
そうですね、ありましたね。
好きで。
スピツ裏話みたいなのがありましたね。
うん。あれがすごい好きでしたね。
なんか当時の、今ちょっとあの、今の作風は実は私知らないんですけど、当時の絵の雰囲気がすごく好きで、何を読んでも全部好きみたいな感じで、片っ端からコミックスを買って読んでいたみたいな時期があって、
この収録に際してどれが一番好きかなと思って考えてみたりとかしたんですけども、全然決めきれなくて、強いて言えば、うん、アーシアンかな、うん、みたいな感じで悩んできました。全然決めきれません。
そう、僕も神賀勇先生のやつは全部、たぶんほぼ全部最初の方は読んでいて、だんだんまあ絵柄が変わってくるぐらいのところまでかな。いや、一回たぶん、その断筆して復活後ぐらいの頃までは読んでたっていう感じですかね。
でも昔のやつはまあ全部面白いし、全部なんか途中で終わってるから、なんとなくこう、すごくこう、そこも逆に不思議な魅力があるというか。
この続きはどうなるんだろうって思ったのが、そのままになっているみたいなことが結構神賀勇先生は残念ながら多くてですね。言い方同盟とか野上帝国は本当に、私は続きを読みたくて読みたくてしょうがないんですけど、また私が生きている間に出ないだろうなと思っています。
いやもう絶対出ないでしょうね。
悲しい。
いや、本当なんか別に神賀勇先生に限らず、もうこれ続き出ないんだなってなる漫画が多くなってきましたよね。
そうですね。私たちが生きているうちにこれ終わるのか、そのうち作者が先にいなくなるんじゃないかみたいな漫画がどんどん増えてきちゃって、それは結構悲しいなと思うというか、悲しいどころの悲しいじゃないですよね。完結させてくれ頼むみたいな気持ちになる時もあります。
そう、それはね、あるんですよね。まあでも完結しないんだろうなっていうものも多いですね。
作品への思い
結構半ば諦めているっていう。で、まああの、完結しないからこそ、なんか美しい思い出にもなっているなーっていうのも正直あるので、どっちがいいっていうのはちょっと言い切れないんですけど、なんか複雑な思いで、今回あの、この収録のためにアーシアンと野上帝国を買い直して、あのもう今絶版なのかな、なんか中古でしか買えないので、読み返してみたらやっぱりいいなーと思ってしみじみしました。
いやーそうなんですよね。いやーそうなんですよ。もう、アーシアンも野上帝国も絶版だし伝書もないんで、すごくこうショッキングですよね。
もう双方言ってほしいって思っても、はい、すいません。
そう、僕も昔の絵柄の方が好きなので、やっぱりあの頃のやつが、こう、読めないのすごい嫌だなって思うんですよね。
せめてKindleに残しておくれっていう気持ちになるんですけどね、全部一通り探したんですけど全然やってなくて、なんで手に入らないんだこんないい漫画がと思いながら。
いやほんとそうなんですよ。ちなみにアーシアンって、その、どっちの方買いました?その、えっと、新装版か元々の古い互換セットの方か、で言うと。
新装版しか手に入らなかったので新装版を仕方なく買いました。本当はコミックスが良かったと思ったんですけど、ちょっと残念ながら見つけられなかったので。
で、新装版だとまたちょっと思う気が変わるというか、そういえばこんなこともあったなぁと思いながら見ているんですけど、ちょっとなんか情報量が多くて、読み通せないままここに臨んでしまいました。
あ、そうなんですね。なるほど。
なんか、こんな話もあった、あんな話もあった、もうダメだみたいな感じで、コミックスというか新装版を閉じて、野上帝国だけ一通り読んで、懐かしいなぁ、この続きを読みたいなぁと思いながら、何とも言えない中途半端な気持ちを抱えております。
なるほど。野上帝国もアーシアンも僕も読み返してきたんですけど、アーシアンは一応新装版で完結してない部分が書き足される形で一応終わったので、それはすごい良かったなっていうふうに。
珍しくちゃんと完結したっていう感じで良かったんですけど、源氏がね、なかなか終わらない漫画だなぁと思って、途中で諦めて、これもさっきお話しした通り諦めた漫画の一個なんですけども、なんかこの先が楽しみだったのになぁっていう切ない思いですね。
そうですよね。僕、あと機外一族が結構好きだったなって思うんですけど、もうなんか忘れちゃったな、内容を忘れてしまったなって。
わかります。内容を忘れる気持ちもわかります。ノーダカイザーっていう漫画があって、これは完結してるんですけど、あれも一通り読んだはずなんですけど、ちょっと思い返せなくて、登場人物の名前がちらほら思い出すぐらいだったんで、
ちょっと全部変え直すとなかなか大変なことになるので、早くKindleで出してほしいなぁと思ってるんですけど、多分出ないんでしょうね。
出ないんでしょうね。いや、出してほしいよなぁ。そう、ローラカイザー、もう忘れちゃったな。でもアーシアはもうめちゃくちゃ読み返したんで、結構ちゃんと僕は覚えてるなっていう感じでした。
ただなんかその真相版の完結編の部分は、なんか改めてこう読み返して、ああ、こういう話だったかみたいな、こういう。でもその完結部分もなんか、すごい良かった、良かった。
なんか割とその近年の絵柄で描かれてるんで、ちょっとテイスト変わっちゃってるんだけど、でも、いろいろちゃんと収束させてて良かったなという感じでした。
実は私、アーシアの一番最後の方、まだ読めてないので、ちょっとこれからちゃんと読もうと思います。
なるほど。そう、なんかそんな気が、そんな感じが今話してて思いました。
そうなんです。途中まで美しい思い出で止まってしまって。さっきちょっとお話に出たとおり、ダンピツを一回咲いたことがあって、その時に一旦諦めた。もうこの先は読めないんだろうなって一旦気持ちの区切りをつけてしまったっていうところもあって。
ちょっとその先を追うのがもう辛いかなと思ったんですけど、今ちょっとこれをきっかけにちゃんと最後まで読み通そうというか、見届けようって気持ちが空いてきました。頑張ります。
読み通してください。
はい。
いや、そう、アーシアなんかすごい僕やっぱ世界観が好きで、すごくこう、進化の袋小路みたいな話だと思うんですけど、でもなんか割とそういう進化すること、文明が発展することに対して、結構肯定的に受け止めてるみたいな、なんかすごい不思議な世界観。
世界観だなあと思って、なんかその大背的な世界観ではあるはずなんだけど、全然悲壮感がないみたいな、なんかそういうところがすごく好きなんですよね。
人間を見守っているっていう設定も結構好きで、天使なんだけども、なんか突然中身の話を始めちゃって恐縮なんですけれども、主人公は天使たちなんですけども、地球にいる人間たちを監視するという役回りをしている天使の様子を描いた物語で、
それも人間と天使はなんか分かり合えないというか、やっぱり違う種族だねみたいな話もありつつ、心を通わせたりとか、人間はこういうふうに考えているというのを理解する主人公みたいな感じで、結構今の多様性の世の中みたいなのを先取りしてるんだなあっていうのが今の視点だと思ったりしました。
おだしょー そうですね。結構そういうのはありますよね。先取りしてる。いやなんか、それこそ結構設定がやっぱり面白いなと思うのは、文明が進化するに従って異性愛の人が減っていって同性愛の人が増えていくみたいな、
そういう話が面白いなあっていうふうに思って、それでなんかこう、生殖できなくなっていくみたいな、そういうテーマ設定としても面白いし、あとなんかその上で結構そういう漫画、BLとかにしては結構なんか女性がちゃんと描かれてるなあみたいなのもすごく僕としては面白くて、
なんかその女性ってその、BLだとやっぱ刺身の妻っていうかやっぱ物的に描かれがちで、明らかに女性キャラはアシスタントが筆入れてるでしょみたいなのが結構多いけど、アシアンはそこも含めてちゃんと描かれてる感じがするのと、あとその、タキとミユキっていう、
人造人間の男女のカップルがいるんですけど、その関係性の描き方がすごく良いっていうか、ミユキちゃんが千早っていう、ある意味ヒロイン画の主人公の男性がいるんですけど、この人にこう、
説明が難しい。
説明が難しい。すごく嫉妬するみたいなシーンがあるんだけど、結局ちゃんとそのタキっていうキャラと結ばれるみたいなのがあるみたいなのとかがすごい良いなあっていう。
そこでこう、情熱だよっていう、情熱について話されるシーンがあるんですけど、そこのシーンが僕めちゃくちゃ好きなんですよね。
いい話ですね。そう、さっきちょっと説明が難しいって言ったのは、千早っていうヒロイン画の男性の天使なんですけど、ヒロインだから弱々しいとかそういうこと一切なくて、自分の抗いがたい運命とかを全部乗り越えたりとか、もちろんちょっと落ち込んだりとか色々挫折したりとかあるんですけど、
そういうところを受け止めるすごく、ある意味強いキャラっていうのが割と斬新だなあというか、いわゆるBLの関係性にとどまらない感じの描き方をしているのがすごく好きで、すごくパートナー、パートナー難しいですね、相手役と言いますか。
カゲツヤという、ビジネス上パートナーですね。カゲツヤという上級の天使がいるんですけど、これ設定話し始めると止まらないんで、ちょっとこの辺にしておきますが、その関係性も対等であったり対等でなかったり、上と下だったりみたいなことがくるくると変わっていくみたいなところとか、もちろん心情面でもすごく描かれ方が細やかで繊細な感じで、
お話が流れていくっていうのがすごく美しいなあと思って、当時すごく大好きでしたね。
その、なんか、そう、面白いなあっていうのが。あと多分なんかその、あんまりネタバレになっちゃうんですけど、その、カゲツヤの母親が出てくるんですけど。
出てきましたっけ?すみません。
いやあ、これ言っていいのかな。
全然、私自身はネタバレ大丈夫派なんですけど、リスナーの方はこれからアーシャンを読もうと思った時にどうなんですかね。
ネタバレになってしまう。その、なんか、うーん、なるほどなあ。まあでもなんか、その完結編のところで書かれてた話で、その、なんか、まあルシフェルっていうキャラクターがいるんですけど、
それはその、カゲツヤとか主人公たちの親世代の天使たちで、その、ミカエルっていう大天使の妹がルシフェルなんですけど、
その、妹なんだけど、多分その、トランスジェンダーなんですよ。トランスジェンダーとは書かれてないんですけど、基本的には男性と同じような、なんていうか動きをして。
ただ、トランスジェンダーだけど、同性愛者なんですよ。天使だから。天使だからっていうか、天使があの世界、みんな同性愛として描かれていて。だから、女性でトランスジェンダーだけど、同性愛者なんで、男性が好きっていう設定になっていて。
だからなんかすごい一貫してるんですよね、設定が。だから逆に、ちゃんと後輩できて、子供ができて、っていうような話になってるんですけど。なんか、やっぱそういう話を描いてるの、すごい先取りしてるというか、面白いなっていうのがすごくあるんですよ。
現代の社会性
そうですね。当時はもうなんか、SFみたいな気持ちで読んでましたけど、今考えると、もう全部、今世の中を全部詰め込んだ感じになってるなというのが、今だから見えるみたいなことはありますね。
当時は本当に美しい世界だなーっていう、漠然とした感じでしか捉えてなかったんですけど、今読み返すとちょっとこう、社会性の高いというか、社会派っぽいなーっていうところも結構ありますね。
そうですね。それはすごい思いますね。まあもちろんなんかすごいやっぱファンタジーだし、そのいい意味でね、まあその試行実験的なところがあるから面白いっていうところではあると思うんですけど。
まあなんかそう、香川勇先生やっぱ、なんかまあ頭がいいなって思う部分すごくあるかなって思います。あとその、香川勇先生の話をもう一つすると、たぶん、今そのピクチューファンボックスっていうところで活動されてて、
たぶんなんかそのマシュマロに答えてたりとか、ファンからの質問に答えてたりするんですけど、これはそうか、ちょうど1年前ぐらいか。1年前ぐらいにすごくこう、絵師になりたい人に対してアドバイスをしてる記事があって、
これがすごい、すごいいい、なんていうか、記事なんですよねっていうのを持って、なんかすごいいいアドバイスをしていて、いやあ、なんか香川勇先生あったけえなっていうふうになったみたいなのがありました。
結構ファンの人に対して優しい視点が多いのかなと思ったんですけど、でも画風とか変えちゃったりするから、優しいんだか優しくないんだかっていう感じになりますけど、マシュマロ見てる限りはすごい真摯な回答されてますよね。
そうですね。画風変えるのはしょうがないというか、それは描きたい絵を描くっていうのもあるし、やっぱなんか難しいですよね、漫画家って。逆にどれぐらい線を減らせるかみたいな。
そういうこう、なんか線を減らしていい表現をしたいみたいな風になっていく人も結構多い気がしていて、香川勇先生も多分そういう風なところで絵が変わってってるんだろうなっていう感じはしますね。
そう、やっぱ浦沢直樹先生のとかがすごいみたいなことをどっかでおっしゃってた気もするし。
今ファンボックス、私は結構初見に近い形で見てるんですけど、絵のテイストが一瞬回って元に戻ったみたいな感じに覚えて、ちょっと懐かしさを感じました。私の好きだったほうが良い先生の時代にちょっと近いなという感じがしますね。
そうですね、まあそうだし、色の使い方とかもすごく、なんかそこはあんまり変わらないからすごく良いなって思いますし、まあそれこそすごい、なんか絵を使うのに、多分デジタルで絵を描くとかiPad使うみたいなのを割と早めにやりだした人だと思うので、そういったところもすごく進歩的だなっていう風に思いますね。
まあでもこの記事はもう851ブクマとかあるんで、すごいなって感じですね。
すごいですね、さすが、さすがすぎるって思いますね。
はい、じゃあ前半はそんなところかな。
はい。
ということで、はい、また、はい、前半はこれぐらいです。ありがとうございます。
ありがとうございます。
ありがとうございます。
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