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おおさかBookラジオ
大阪で、一人でずっと掘っていって、そのシーンが20分くらい続くんですよ、最初で。石油を掘り当てて、どんどん成功していくんですけど、ただそれが、なんて言うんでいいかな、その石油を当ててすごい成功していくんですけど、それが何のためなのかっていうのが全然よくわからなくて、ただそれを大金持ちになっていくんですけど、
それでその人本人が幸せになっているようには全く思えないっていう作りになっていて、その人間の空虚さみたいなところがすごい惹かれるところがあって、作品自体もすごい突き放した感じのトーンで描かれていくんですよ。
だから何回見てもこの人は何を考えているのか全くわからないという状況がずっと続いていて、2時間半くらいある映画なんですけど、すごい怒涛の展開でいきなりズバッと終わるんですけど、多分最初見た人だったらポカーンとするような終わり方なんですけど、そういうところもこれは一体何を見せられたのかとか、
ダニエルさんが心の中にあったのは何なのかっていうのがずっと反芻し続けるような映画で、それがずっと心に残っていますね。
家族を子供がいるんですけど、子供を連れていろんな土地に行って石油を探しするんですけど、石油を掘っていたら事故が起こって子供が耳が聞こえなくなってしまうみたいな展開があって、ダニエルさんも苦しんだりはするんですけど、その後々になると子供が好きな人ができて結婚するから出ていくみたいなことがあって、
後を継がせたいダニエルさんは怒って、お前は本当に俺の子供じゃないんだよって言って突き放すみたいな。だから本当の家族みたいに扱っている人でもイメージとしての子供とかは普通に涙するしたりはできないんですけど、
技術的に向かってくる人に対しては本当に唐窃したり、そういうことしかできないみたいな人間で、めちゃくちゃ語るのが難しいです。