前休みの時じゃないかな。
僕が本物のこの世のものじゃないものを見ちゃったっていう話をした回なんですよ。
怖い怖い怖い怖い。
本当に見ちゃったんですよ、最近。
庄司さんが怖くなったって話じゃなくて、本当に見たんですか?
そうそうそう。俺が怖かったっていう話なんだけど。
その時に結局、なんか怪しい道をちょっと勉強してる割には意外と信じてないんだよねって言いながら、結局宇宙を信じてるっていう話をしたんですよ。
怖いなあ。どっちに向かってるの?庄司さんは。
僕はでも、めちゃめちゃ現実寄りだと自分では思ってるから。
超現実として受け入れてるわけだね、様々なことは。
わかったわかった。あれだ。魔法界の人々の中にいると、俺めっちゃ現実寄りの人間だなって思うぐらいの立ち位置かな。
魔法界にいるって言葉普通に出ないからね。
魔法界がもうね、不思議なんだよな。
自分立ち位置もよく分かんないから、まあやっぱそっとしといてって。
答えを見つけたら話すんで。人の立場とかさ、人の思想っていうのはさ、絶対的なものでは相対的なものだなっていうのがすごい最近分かってきたなっていう。
怖いよ。処理の仕方も怖いね。
そうね。
なんかなんとも言い難いんですけど、えっと、暗い方のお便りと言えばいいの?
ああ、その通り。
暗い方か。
あの明るい方のお便りありがとうございました。
全然暗いです。
暗い方のお便りとかさ、散々な言い方なんだけどさ、青ジョニーさん、大学生からお便りいただきまして。
ありがとうございます。青ジョニーは学校に行ってんのか?
親近感が湧く分だけ、俺は大学行ってなかったなっていうさ。
なんか行ってなさそうなんだよな。行ってるかな?勝手に心配してるんですけど。で、ちょっと予約して話すね。
はい、どうぞ。まあ、吉田君じゃあ読んでもらいましょうか。
はーい。なんかモクテルっていうYouTubeチャンネルにハマってるらしいですね、青ジョニーさんね。
僕見たんですよ、モクテル。モクテルっていう、まあちょっとお便り読んじゃおうか最初に。
そうだね、なんか変な職業に密着するワーカホリックスっていうシリーズを撮ってるのかな、そのモクテルっていうのが。
そうそうそう、なんだっけ、デスゲームクリエイターっていう人ですね。
ああそうそう、デスゲーム運営会社のクリエイターとか、魔法少女の敵組織のコンサルとかかな。
そうそうそう。
設定がぶっ飛んでて面白いっていう感じで、全部フェイクドキュメンタリーで、逆にリアルすぎて途中から普通に見ちゃうみたいなこと青ジョニーさん言ってて。
作ってるのが伊藤修太さんっていうのかな、映画監督ですかね。なんか昔からSF寄りの、もし社会みたいなものを撮ってる人らしいですと。
青ジョニーさん曰く、最近Xでも架空のないないボットみたいなのめっちゃ増えてないっていうことを今回言ってくれてて、確かに存在しない誰かを名乗るアカウントって多いなっていうのはそうだなと思って。
昔だとジョン・タイターとかね。
ああ懐かしいですね。
当時はそれを話したけど、あと怪しいスネットの書き込みとか、ああいうみんなで楽しむ作り話の延長線上にこの架空のボットみたいなのがあるんじゃないかっていうことを言ってくれてて。
昔は本当の話が価値あるみたいな雰囲気が強かったと思うんだけど、今嘘でも面白いけどOK、むしろそっちの方が心地いいみたいなことを青ジョニーさん感じてるのかな。その辺ちょっと皆さんどう思います?っていうお便りを頂きました。
さっきのさ、モクテルっていうYouTubeチャンネル俺見たんですよ。
どうだった?
で、その魔法少女会社とかもすげえね、めちゃくちゃリアルに作ってんのよ。本当のドキュメンタリー番組を作って。
面白くて、多分これお笑いとも通じるんじゃないかなと思うけど、真剣にやればやるほど魔法少女コンサルタントの人が悪の組織から依頼が来ちゃったみたいなこと言って会いに行って、
敵のボスとすごい普通に廃墟での仕事話してるみたいなさ。
シュールであればシュールであるほど何とも言えない空気感っていうのを楽しむにはすごい良いけど、
青ジョニーさんその上に行って、前のさ、町浦ピンクさんの時もそうだったんだけど、青ジョニーさんの好みってシュールですごい変わったものを見てるうちにそれが通常になっていく自分の中で。
そのなんて言うんだろう、なんか麻薬的なところがすごいハマる人なんだなと思う。当たり前のように見てる自分がいるみたいなところが入っちゃう。普通のこととして。
それで最後に、昔はさ、実力何々とかさ、青ジョニーさんの年代じゃなくて僕らの子供の頃の年代とかになるんだけど、本当になったとかさ、大体つくじゃん。
嘘じゃないんですよっていうところから、嘘も嘘じゃないというところに価値があったんだけど、最近はそうでもなくなってきて、明らかな嘘を作り込んでいくっていうことの価値も出てきて、本当であると言い切る必要もなくなったんじゃない、その空気感って僕も好きだなって話だと思うんですけども。
なんかそれがあんまりピンときてないんだよ。どういうものなんだろうって。 嘘と本当の遊び方っていろいろあって、例えば僕一番好きな映画監督って何回か言ったかもしれないですけど、公園兄弟っていう人なんですよ。あの人のファーゴっていう映画があるんだよね。最初にこの物語は真実の物語であるって言い切って、全くのフィクションを描くのね。そういう時代もあった。
そういう遊びで作品もあったりとかする中で、嘘の遊び方ってすごいいろいろ遊ばれてきたなと思うんだけど、もう一つ嘘と本当っていうのを逆手に取ったというか、ちょっとモキュメンタリーとも違うんだけど、バンクシー、この俺またでも話したでしょ、グラフィティアーティストの人。あの人の2010年に撮った映画で、エグジットスルーザギフトショップって映画見たことありますか。
これね、もしかしたらこの俺またのどっかでも紹介したか、話したけどなんか俺が永遠と喋ってんなと思って、自分で編集する時切っちゃったかどっちかと思うんだけど。バンクシーってまあ天才アーティストってめちゃくちゃ有名になったじゃん。その人が新しい本当の才能を見つけたって言って、なんかね、変なおじさんをね、天才だって持って帰らせるっていう。
話したね、これね。 話したよね、どっかで話したよね。切ったかもしんない、俺またの中で。で、それでそのおじさんをミスターブレインウォッシュっていうアーティスト名にして、めっちゃ売り出すのね。アンディウォーホルの生まれ変わりだったり。で、あのバンクシーの住みつきをもらった人だからっていうので、その人の作品にむちゃくちゃすごい評価が集まる。本人もその気になって、俺はミスターブレインウォッシュってお前らの脳をかき回す人間なんだみたいな感じで、すごい有名になった瞬間に、
バンクシーが別にこいつ才能ないよ、才能あるって俺のお住みつきみたいな感じで言って、みんなその気になったらアーティストとしての価値って確立しちゃうって本当なんだろうかっていうことを描いたドキュメンタリーなんだって。だから本当に才能があってとかよりも、結局みんながもてはやす、地位のある人間が認めるってことが評価って、その方が重要にされてるんじゃないってことを描いたドキュメンタリーだったんだけど、
そのドキュメンタリー自体が今となっては、その才能ないっていうショッキングなことを言うのもある意味の演出で、結局どういうドキュメンタリーだったのか、モキメンタリーだったのか、何が嘘で何が本当かっていうのを未だに議論されてる。さらに面白かったのは、そうやってただのもてはやしてみたら有名になるか、実験してみたらおじさんなんだって言い切ったミスターブレインウォッシュも、ちょっと調べてみたら、今もバリッバリ成功してるみたいな。
すごいな、それはと思って。そうすると、その映画の主題から何から何まで何が本当で嘘で正当なのかどうかもわけわかんない世界だなと思って、それでいいってことになってるってことじゃん。そういうのもちょっと現代一つの嘘と本当の話になるんじゃないかなと思って思い出した。
なんかミスターブレインウォッシュの取り上げという記事の見出しだと、バンクシーのプロデューサーがイサインみたいな取り上げられ方してるね。日本で古典とかっていう。
俺も全然知らないんだけどさ。
全然ちょっとずれちゃうんだけどさ、ロバートの秋山って。
わかったわかった。
ロバートの秋山がさ、村上隆。
アーティストのね。
ロバートの秋山さんが村上隆さんと同じ格好をしてさ、そのアートを語るyoutube番組があるんだけどさ、そのキャラが強すぎて、インスタとかyoutubeで流れてくると区別つかない。
いろんな職業の人やるやつだよね。
あ、そうそう。それの延長線上にいるんだけど、なんか今ね、タカジ&タカシって。
村上隆に漢字の2、タカジって名乗ってyoutube番組みたいなことやってたりするのよ。
若い子からしたら村上隆のほうがわかんなくてさ、ロバート秋山のほうがわかるからさ、村上隆の入り口がロバート秋山になってて、わけわかんなくなってるね。
本物と偽物の順番が変わってくるっていうのはよくあるよね。
でもどっちが寄せてるのかわかんないね、もはや。
村上隆のほうがロバート秋山に寄せてる感じもあって、あれこれどっちがオリジナルなんだっけなみたいな。
今LINEでクリエイターズファイルのURL送ったんで見てください。
結構見てる。
ちょっと真面目な話をしおじさんがした後恐縮なんですけど、古着が好きなんですけど、好きだったんですけど、古着ね。
ディバイスとかさ、チャンピオンとかさ。
で、今古着ブームなんですけど、また当時そんなに高くなかったものが今すごい高かったりするんですよ。
で、投げ売られてたブランドが、例えばあれ、コロンビア。コロンビアってわかる?
わかるわかる。
コロンビアってさ、中学生ぐらいが着てるブランドのイメージだったんですよ。
わかる。なんか買ってこられてて着てますみたいな。
そうそうそうそう。あんまり到着しないから、もうコロンビアでいいや、おじさんが着てたりするイメージだった時でも。
コロンビアがちゃんと古着の1ジャンルになっちゃってるさ。
あと、ラッセルっていうスウェットメーカーがあるんですよ。ラッセルがね、今ヴィンテージで結構高くなってるんですよ。
大量生産のトレーナーでさ、俺らが高校生ぐらいの時は、たぶん2足3本でさ、2、3千円もしなかったと思うんですけど。
今その、トレーナー古着のコート数1万円近くになってたりするよね。
そんなにそう?古着で?
古着で古着で。
とても俺は買いたくないの。それに、そのお金を出したくないんだけど、今その辺がちゃんと1ブランドとして、ラッセルの何年モデル。
あとギャップもそうだよ、ギャップの何年モデル。
ギャップも?
ギャップも、そうそう。びっくりじゃないですか。
古着になり得るんだね、ギャップって。
そうそう、ギャップのチェックシャツ、オールドギャップ、2000年モデル、1着1万円とか言ってるね。
リストファッションブランドってさ、持つのそんなにいいんですか?
持つし、持つもったないじゃなくて古ければいいみたいになってるから、状態がいいギャップのシャツとかね。
なるほど。
それってさ、嘘じゃん。ギャップだぜって思うのよ。3万ぐらいで売ってるさ、コロンビアのシャカシャカのアウターとかあるのよ。
それコロンビアだぜって。
リアルに分かるな。コロンビアのシャカシャカのアウターはリアルに分かるね。
あとディーバイスのさ、20年経ってもヴィンテージって言っていいからさ、20年前って2005年なわけですよ。
デッドストックって使われてない新品状態の古着みたいな、倉庫に眠ってましたみたいな。
倉庫に投げてあったっていう可能性もあるけどな。
そうそう、デッドストックのディーバイスです、入荷しましたって見たらさ、とても効いたくない加工が入ったさ。
ディーバイスって分かるかな、ずんどうに太くて妙に激しいローチ加工がされてる青ですらない茶色っぽいやつとかさ、あるじゃん。
量販店ジーンズ屋にすごい売ってたやつ。
そうそう、ライトオンとかジーンズメイトで投げ売られてたやつが。
デッドストックにならざるを得ないやつな。
そうそう、それがすげえ値段になってるし、若者がそれを履くと若者に見えるのよ、今。
ずるいよな。
でもさ、嘘じゃん、それ。かっこよくないと思うんだよなーって思うんだけど、おじさんの感性なんだけどさ。
さっきのブレインウォッシュと同じような感覚になるな。これはオシャレですって言われたらオシャレになるんだろうな。
何で価値がついてそれをみんなが価値と認めたら世の中がひっくり返るのかっていうのがよくわかんないままぐちゃぐちゃになってるんだね、今。
ネットがあるから仕掛けやすいよね。
わかんないけど、古着で言うとある程度人が知ってて玉数があってアメカジーっぽいからっていう理由だけな気がするんだよな。
でもさ、すごい変な世の中でさ、例えば知り合いがさ、めっちゃ大量在庫を抱えちゃって困ってるけど、
まあ適当にインフルエンサー雇って売り切りますよ、みたいなことを。価値ってなんすか?
青ジョニーさん教えてよって感じになってきたよね。価値とはなんだっていう。
自分にとっての価値っていうのと市場の価値はやっぱり全く別物だと思う。
そうですね、確かに。古着だと、俺もあんま詳しくないけど、よくしてくれてた人が古着屋さんとかも今立ち上げてたりするんですけど、
仕入れ業者がちゃんといるわけですよ。一定そのコロンビアとかラッセルとか、あと今だとラルフローレのコーデュロイパンツとかかな、
バコーンと仕入れて、それを各古着屋に売るっぽいんですよ。
古着屋、結構大手とかをいくつかウォッチしてても出るもん一緒なんですよ。
お待たせしました、みたいな感じで出てくるものが同じような価格観で出てきてたりするんですよ。
いってそれを俯瞰して見てしまったときの、この一消費者としての苗度が上がって。
仕入れは一緒なのかな、とか。
根付けもだいたい一緒だし、今この古着屋が物処してるこのアイテムって、売りたい都合の方が強く感じちゃうなとか。
これを仕入れして全部捌き切ろうぜみたいな。
古着じゃないんだけどさ、うちの奥さんはアパレル関係で仕事してたんですけれども、仕入れとかいったりするわけね。
なんか良さげな、今トレンドになってそうなやつ、トレンドがきつそうなやつとかなのかな。
何かしらの基準でもって商品選んで、あと生地とかも買ったりしてたのかなと思うんだけれども、
大量に仕入れてタグをね、ブランドのタグを付け替えるんだよね。