1. おれたち LIVES MATTER
  2. #07 上京物語
2020-10-18 38:38

#07 上京物語

東京で生まれ育った選ばれし民、よしだには“上京”という感覚がわかりません。
そこで田舎者のしょーじといわにその辺りのことをしゃべらせて優越感に浸ろうと画策しました。
ですが、それがすべての間違いの始まりだったのです。
それは上京前夜。
しょーじは斜に構えた大学デビューを果たしたため、健全で楽しいサークルに全力で入り損ね、そこから人生がおかしな方向へと流れていきます。
一方のいわは、DJの友達と「掃除機のホースを振り回したら出る音」を演奏する路上パフォーマンスに勤しんでいました。
そして、ついに東京へと流れ着く2人……。
よしだにとって2人はまったくキラキラしていませんでしたが、しょーじにとって東京はやっぱりキラキラしていたようです。
「おれたち LIVES MATTER」は東京×鳥取から、自分らしく生きている人にも生きていない人にも送る、魂のデトックス番組です。
毎週日曜、夜ごろ更新(目標)!
【ご意見・ご感想・ごツッコミはこちらまで!】
#おれまた
oremata2020@gmail.com
00:11
おれたち LIVES MATTERは、人生を無理やり楽しくするための、人間参加クリエーション番組です。
今日も始まりました、おれまたです。まず自己紹介からいきます。
宮口の元シナリオライター、Shojiです。よろしくお願いします。
はい、末端漫画描きIwaです。よろしくお願いします。
はい、最後に元ワナビーで東京ウェブでウェブディレクターをやっています、Yoshidaです。よろしくお願いします。
はい、よろしくお願いします。今日は始まりました、おれまたです。
さあ、今日のお題は、Yoshida君から言ってもらうことにしましょうか。どうぞ。
じゃあ、本日のお題ですが、上京物語。
はい、出た。
過去回とか聞いていただいている方はわかるかなと思うんですが、僕東京出身で、生まれも育ちも東京の江東区っていうですね、23区で生まれ育ってますと。
で、進学とか就職するとですね、地方から出てきたよみたいな方もいらっしゃって、東京に来てこんなこと驚いたとか、逆にお盆休みは実家に帰るんだよねみたいな話とかも結構聞くわけじゃないですか。
で、なんかちょっとその感覚があんまり僕わかんなくって。
そうだよな。
そう、上京する?え、なんか、え、なんで?みたいな。あるじゃんみたいな。
この選ばれした。
別に電車でどっか行けばいいじゃんみたいな、そう。上京すか、へえ、なんかどういう気持ちで。
で、結構そのドラマとかでも、上京するんだって強い意気込みがあるキャラクターとか、東京で成功するんだとか、大阪行くんだとかいうのを見て、もうあんまピンとこないんですね。
で、地方から東京に出ていろいろ活動されてる昭治さんと岩さんに、ちょっと上京するきっかけと、あと上京したときに、まず東京に出てきてどう思ったかとか聞ければなと思ってます。
はいはいはい。
これ岩ちゃん俺どっちから行く?
そしたら、あれっすね、岩さんを東京に引っ張ってきたのは昭治さんですね。
先に出てるからね。
そしたら、じゃあ昭治さんからちょっとどんな感じで、なんで来たのかとか。
俺は元々、映画が作りたかったっていう前提があって、田舎で映画をいっぱい見てる高校生になったわけね。音楽とかも好きで。
03:10
そうなったら、東京ってすごいよねっていう感覚。これ吉田にはわかんないかな、吉田くんには。
むずいよね。
ピンとこない。
で、感覚はちょっとね、夢がある。東京に行くとね、多分これみんな単純に田舎の人たちが、東京行くとね、きらきらしてていいことがいっぱいあって全てがある。やっぱ中心地ってイメージあると思うね。
へー、そうなんすね。
だから漫画とかでも、東京になんて何もなかった、東京なんて大っ嫌いっていうセリフが出てくるわけよ。
やばいだけど。
冷たい街じゃないよ。
俺の場合は、それでただ映画を作りたかったんだけど、映画を作るっていう進み方をまずしなくて、普通の経営学部の大阪の大学に行く中で好きなことは好きにやればいいっていう。
そうなんすね。
っていう風な始まり方をしたんだけど。
じゃあまず鳥取から大阪に行ったってことですか。
大阪は関西地区が近いし馴染みのあるところだったから、そこにいたんだけど、まず俺大学生入ってね、すごい車に構えた高校卒業から大学生になってて、サークルみんなで勧誘するじゃん。
わーってなった明るい雰囲気があって、サークルみんな入りませんかってみんな先輩方が明るく誘ってくれるのを、全部車に構えてみて、はってやってたらサークル入り損ねて。
で、友達ができて、大学って授業ごとに違うでしょ、クラスとかなくて。
そうですね。
個人でその授業があるところに行く感じで、サークル入り損ねるとほんと一人ぼっちなのね。
大学の入ったところは男子寮だったから知り合いはできたんだけど、基本的にみんなサークル活動とか一生懸命入って仲間作ったりとかなって、みんなサークルで固まって食堂で昼食べるっていうのがね、俺一人だったの。
知り合いねえし、自分で知り合いをいきなり作るほど、コミュニケーション能力もねえと思って。
ただ、全然意外とそれが最初食うじゃなくて、便所一人飯ってなんか言われてるでしょ、今。恥ずかしいから、あれ全然恥じることなくて。
全然ね、みんな盛り上がってても、食堂で一人で飯食っても何も問題ないからと思うんだけど。
で、そんな中で、映画好きで映画をダラダラダラダラ見てるまま時間が経っていって。
で、その中で、ただその時に東京行こうとは思ってなかったんだけど、えっとね。
なんだったかな、あれだ、これ岩ちゃんも多分大好きなんだけど、映画監督で塚本真也監督っていう。
06:01
はいはいはい、そうだね。
塚本真也、何とっていう人でしたっけ。
哲夫っていうね、あのすっげーアングラな映画で有名になって、その後東京オフィスとバレットバレー。
最近、ザンとか撮って、一番有名なの何かやっぱ撮って、その多分ね、どの映画だったかバレットバレーだったかな。
バレットバレーだと思う。
そうだね、それで東京でその映画がやってると。ただ東京の単館映画でしかやってないってなって。
それが見たくて、見たくてしょうがなくて、東京の、その時田舎から東京に出てる友達いたから仲のいい。
一応その子のところにしばらく世話になるみたいな感じで、東京に行って、それでその映画を見に行ったっていうところが東京の始まりで。
映画見に行ったんですか、東京に。
映画見に行ったのね、しばらくそれで帰らなくなっちゃって。で、その時東京だなと思ったのは、映画好きで映画を見に行って塚本信也監督の最新作を見ただけで田舎も本当に東京の街並みすごいと思いながらワクワクの塊だった。
吉田くんも分かるのは、例えば行ったことない土地に行くとワクワクするでしょ。あれと一緒な感覚。
見たことがない景色が広がってて。
旅行で東京は行ったことあるんだけど、その時からもう面白かったらしばらくこっち行こうかなぐらいの感覚で思ったから。
俺の新しい土地みたいなワクワク感とともに、もう今までぽっとりにいた頃には全然見れなかった映画死ぬほど見れるなと思って、見たいけど見れない。
めっちゃいいっすね。精神っぽいっすね。
でしょ、楽しいでしょ。めちゃくちゃ楽しそうでしょ。
その近藤信也監督の評価とかじゃなくて見れたことが嬉しくて。
でもそれだけで満足で映画を見た後外に出たら、多分ね、当時の芸大生だと思うんだけど、
3人組か4人組だかの芸大生の男女がいて、出た時の待合室の映画館のそこで聞くともなく横から聞こえてきたのは、
私はね、やっぱあのシーンの必要性って感じないのよね。あれはカットして、私だったらカットしてたかなとかってすごい聞こえてきて。
学生の評価がなんかすげー上から目線で。
で、そんなことをすごい私だったらとか、いや俺だったらあそこは残すけどここはこうするよねさすがにみたいな。あれは失敗だと思うとかってすげー酷評してて。
田舎にはそこを言うほど好きな人すらいなかったから周りに。本当仲良い友達でちょっと岩ちゃんとか話せたけど、こういう奴らがいるのが東京だと思って。
めちゃくちゃワクワクして、何者でもないけど何者かのように語るっていう人間がめちゃくちゃいる街だった最初。
09:00
言い方はあれだけどまぁ。
ただ自分もそうだったからね。だから自分もそうだから何者でもないのに何者かのようにいろんなものに対して語るのが好きだったから。
なんかそういうね、ひねくれた仲間というか、何か好きだ、本当に好きなんだろうなって思ってそういうことを言うってこと。
仲間がいるぞみたいなのがあったんですね。
そうそうそう。そういう奴らと仲良くなれるかどうかわからないけど、いっぱいいるっていうなんか嬉しさがあったのが最初だったかなぁ感じとしては。
すごく楽しかったよ。見たときは。
そうした。じゃあ本当カジュアルに来て、映画観てって言ってきて。
で、しばらく映画をずっと観てはダラダラするっていう生活を送ってて、大学には行ってない、どこに住んでるかよくわからない状態。
まだ大阪の大学に在学した状態でいたってことですか。
寮はそのままにして出て行ったら、3ヶ月か4ヶ月して1回2日だけ大学の寮に戻ってきたら、すげー笑ったのが、周りの部屋の友達が全部俺の家のテレビとかを自分の部屋に持って行ってて。
俺の部屋から何もなくなってるって状況になって。
盗賊だよね。
盗賊に会ってたのね。
それで帰った瞬間にマージャンの音がうるせーって隣の部屋の奴がブチ切れられるっていうのやってないのに。マージャン部屋にされてたのに。
とんでもないね。
3ヶ月ほとんど失踪みたいな感じですか。
でもその後だいぶ失踪してたかなとは。
あの寮、アヘンクスみたいな寮だったよね。
4畳半で部屋の中に、個室の中に流しもないのね。風呂もないしもちろん共同だし。
え、どういうこと?
流しがないのは今は多分ないだろうね。
時代が勝ってたよね。
時代が勝ってる時代だね。
あの建物は旅婦が来たら壊れる。
そのままふわふわっと東京に着いて、バイターの仕事を始めた。
実家とは一門着あったんだけど、結局そのまま東京に大学辞めるっていう選択になった後に、たまたま脚本家の人が弟子を募集してる話があって、そこに合格して弟子になってという流れ。
すごいですね。なるほど。
それでいろいろお世話になって、ただ本当に何もなく東京に行ってってなると、それはちょっと周りの人によく知ってもらったからなんだけど、それこそ家にもよく知ってもらったんだけど、本当にフリーターになって出ると、仕事に忘れてしまうから、やりてぇんなら何かに学生にはなれって言われて。
今更大学編にはできなかったんで、在籍として専門学校には在籍させてもらってたっていう。
12:01
入り直すっていう形は取って。
映画科なんかの学校ってところですか?
そうそうそうそう。
その中で、ちゃんとそこは卒業したんだけど、どっちかで言うとその在学中に脚本家の弟子として仕事やっててっていう形で。
そこからの流れっていう感じだね、俺は。
なんか一般的にキラキラーと憧れの東京に来たっていうよりも、本当にサブカルオタク映画学生か。
そうそうそうそう、本当にオタクだったんだよね。
気持ちいい、ここ気持ちいい、つっていつ行っちゃったみたいな感じ。
いや本当にね、あんだけ単管映画やってるってもうお前、生まれた頃から吉田には分からないだろうけどね、夢のような世界だからね。
ピンとこない。テアトル新宿行けばいいじゃん、新宿船で。
テアトル新宿ってなんだよから始まるだけだからね。
ボックス東中野っていうものを最初に撮る感動したからね。
懐かしい。
ほぼこれ、映画監督って言っていいかどうか分かんない人の作品じゃんみたいなものをやってて。
あー懐かしい。
ああいう人たちがいてここですごいみんな命を削っていろんなことを好きなこととか命を削りながらなんか作ってるんだなっていうことでものすごく感動した。
なるほど、なんかあの俺聞きたかったのはどっちかっていうとこう、深海誠映画みたいな、東京に来て新宿のあの町並みを見てうわーすごいとか人がいっぱいいてうわーみたいなキラキラ感を聞きたかったんですけど。
俺思ったのは、俺思ったのはあのJR新宿駅乗ったシーナリンゴの歌舞伎町の女王を聞きながら、東口をすぐ出たらまだ歌舞伎町もうちょっと先じゃんと思って。
すぐじゃねえじゃんと思って。スカウト通り挟むじゃんと思って。
暗いななんか。
それは思った。
当時のね、今はダメなんだろうけど当時スカウト通りだったあの八百屋さんとかある通りがあるのね。あそこ挟まないと歌舞伎町じゃねえじゃんと思った記憶がある。
出てくるアーティストもリンゴさんのあたりがサッカル感がすごい。
あれね俺の高校生の頃にあのバーンと出てきてこの人めっちゃ売れるだろうなって思ったら一気に売れたっていうすごい印象的な人で。
もちろんめちゃめちゃ聴いてたしねファーストアルバムとか好きで。
そんな感じでしたよ田舎者の状況は。
なんかちょっと聞きたい感じと違ったけどもなるほど了解です。
じゃあ次イワさんの聞いてもいいですかどんな感じでした?東京に来たきっかけとか。
俺が東京に来たきっかけはもう本当にゴリッコリンショウちゃんが関わってるんだけども。
あの専門学校行ってて大阪の専門学校大阪だ大阪大阪の専門学校に行ってたのね。
15:05
で別に俺も上京しようとかっていうよりも田舎に居場所がないというか。
それはなんで?
あのねえ別になんか悪さしたなんて全然なくて大人しい子だったからそういうのは何にもないんだけど。
やっぱね田舎って一袋にしてもどうかなと思うんだけど俺の身の回り見てる感じだとやっぱみんなねちゃんと勉強してちゃんと進学するのね。
意外にイワってね私立の進学校行ってたんだよこの人。
で高校生の時?
そうそうそう。
嘘!意外!
そうなんだよみんなね兄弟とか同志者とかにバンバン入学が決まってた中で
多分ね大学に入んなかったのは俺ともう一人。
タクちゃんっていう子だけだったと思う。
あいつも進学したのか結局。
イメージだけでいいけどタクちゃん。
進学校に行ったんすか?
そうそう行ってたんだよね。
それもねあの中学高校エスカレーター式の。
でも真面目なちょっとおぼっちゃな感じじゃないですかそんな。
って思うじゃん?思うでしょ?
俺ね本当に今に至るまでなんだけど最後に勉強したのって中学受験なんだよ。
本当に以降全く勉強しなくてもう常に赤点だし出席日数もサボりすぎて足りないみたいな。
本当に夏休み全部こう行った夏休みもあったし学校に。
歩行でってことですか?
うんもう本当に何してんだっていうかなんで一緒に学校来ちゃったんだろうって感じなんだけど。
それほどに勉強しなかったからさすがにこう中学校高校ってなっていくと
意外と一緒にふざけてる人たちも勉強してんなってことに気づくわけよ。
そうですね。新学校だと特に。
高2ぐらいでみんなセンター対策とか始まるから
もうなんか偏差子がなんだって話題になってくる中でいたたまれないわけよね。
こっちとしてはもう本当に。
だからねもうどうしようって俺のアイデンティティを守るためには少なくとも都会に出なくちゃいけないぞって。
そういう感じの。
意味がわからんけど。
積み重ねた勉学ではなくて何があるんだ俺には才能だっていう感じで
その頃は才能があると思ってたから。
何もしてないよ。
都会に出れば何か。
そうそう何もしてないんだけども才能が多分あるはずだから
都会に出れば誰かが見染めるだろうっていう。
そういうなんとなくふわっとしたやつがあって。
多分みんな田舎の人は都会に出れば誰かが見染めるだろうっていう感じあるよ。
シンデレラストーリーをちょっと求めちゃいますね。
18:01
求めちゃう求めちゃう。
何もかもうまくいく。
で大阪の専門学校。
何の学校行ったんですか?
専門学校じゃなくて美術系の予備校みたいな。
芸大とかの予備校みたいなとこに行ったのね。
行ったのよ。
カンペン一つ持って行ったんだけど。
そういうとこ目指す人たちはカンペンじゃないのよ。
すっごいでっかいゴロゴロのケースみたいなゴロゴロゴロって
引くようなケースの中に大量の鉛筆と
自分で加工して作ったカラー色の絵の具みたいなのを
いっぱい詰め込んですごいアーティストなのねみんな。
ダメだと思って何となく行ったり行かなかったりしながら
昨日会った友達と大阪に住んでたんだけども
京都の鴨川沿いをその子はDJみたいなことやってたから
変な音を鳴らしながら
裏洗濯機のホース、洗濯機じゃない掃除機のホースだ。
回すとフォンフォンフォンって音が鳴るんだけどね。
そういう音を5人ぐらいで鳴らしながら鴨川沿いを練り歩き
振鈍屋だよね。
わけわかんない。
そういう誰も見てないし誰にも発表しないパフォーマンスを
パフォーマンスをして暮らすっていう
っていうのをしてる中で一回福岡に行って
なんで福岡に行ったんでしょう?
大学、大学、大学。
予備校だったもんね。
そうそう、芸大3つぐらい受けて全部落ちて
まあなって思いながら落ちたんだけど
そりゃそうだよねみたいな。
本当は親には申し訳ないんだけど
大学っていうか進学してくれってすごい頼まれたんで
福岡の経済大学に入ったら
俺と一緒じゃないですか。
なんか入った、入れるんだよ。
なんかそういう仕組みがあるんだろうね。
入れたんだよ。
一応受験はしたけど
中学みたいに勉強してないのに大学入っちゃったんですね。
なんかそういうもうダメなやつでも入れる枠っていうのがあったんだから。
入って、入ったらまあ大学が合わない。
キラキラしてるんだね。
田舎にあったんだけどまあみんなキラキラしてて
これからこうすごい頑張って受験勉強を経てきて
開放感に積まれて新しいニューライフが始まるって
キラキラしてる。
ねえねえねえねえ
ちょっとその時の話すげえ笑うこと一つあったんだけど
俺、いわちゃんとそんなにそんなに連絡取り合ってなくて
たまたまなんかでいわちゃんに連絡した時に
いわちゃんがすげえなんか死にそうなテンションの低い感じになってて
唯一言ったのがなんかね
あのギャローが俺と友達になろうとしてついてくるんだけど
そうそうそう
それを今話そうとしてたんだよ。
何?どういうこと?だってギャローとか対極じゃないですか。
21:02
うんうん。全然対極なのよ。
当時の僕の出立ちっていうのがまさにスケーターブームの中だったんで
スケーターだったんだけど
乗れないのにスケボー持ったりしてたんだけど
それで大学に行くと
キラキラしてるなって中で初めて声かけてきてくれたのがその
もともとボクシングをやってたっていうギャローで
もうすごいイケイケなのよ。チョリッセやみたいな感じとか
いい奴なんだよ。いい奴なんだよ。
いい奴なんだけどあまりにも肌が合わないのよ。
で唯一できた知り合いがその子で
ギャローのボクサー
そうそう。その子は何にも悪くないんだけどやっぱ俺は
反りが合わないかきついなってなってて
寮に入ってたんだけど
やっぱ同じ寮だからすげえ訪ねてきてくれるんだけども
きついわと思って
でも多分こいつもバカだろうからその点においては
シンパシーだなと思ってたんだけども
全然バカじゃなくて
ちゃんと勉強して入ってきた子だったから
これやべえと思って
それでなんか英語の授業かなんかで
俺辞書忘れていったら
そういう必要なものを教授みたいなのが
辞書も持ってこれないようなやつは
ここの授業受ける資格はない
出てけって言うから
クソガーと思って出てって
出かけちゃったんだ
二度と行かなかったんだよ
でその後に
尖ってる
そう町に出たのね俺は
クソガーと思って
辞書忘れて怒られた
同じ日じゃなかった
同じ日ではないんだけども
ショースという町へで
町へ出たんだ俺は
そしたらね
そしたらね福岡なんて
俺にしてみれば大都会なのね
鳥取県の田舎だから
なんかね
高架下歩いてたら
アロハシャツ着たおじさんに絡まれて
でこっちも
いろいろ着てるじゃない
キリキリっとしてるじゃない
喧嘩なんて全然しないんだよ
気も弱いし
そういう子なんだけども
もう絡まれて
かつあげされそうになったのに
抵抗しちゃったのね俺
嫌だよみたいな感じで
抵抗したら
5人ぐらいアロハシャツ着たおじさんが出てきて
ボコボコンされて
マジですか
ボコボコンされて
その時履いてたスニーカーもパクられて
山賊じゃん
ベソかきながら寮に帰って
もう嫌だと思って
っていうような
鬱屈した大学生活の中
しょうじくんが
やばい
楽しそうに
俺さ映画の学校入っててって言って
ちょっと映画描ける
24:00
なんだっけな
絵コンテとか描きたいんだけど
それはね自主映画作ってた時があって
それで
たぶんね1回目はそれで呼んで
描いてもらった時があったんだけど
絵コンテ
そうだ
でしょ
仕事をちゃんと
その後本当の仕事として
いわちゃんやらないって話はまた後にあるんだけど
その時は俺のただ単に
お金にもならない自主映画のために来たんだよ
マジで
でもしょうちゃんもちょっと遊びに来ないぐらいの感じだったんだよ
それで東京行っちゃったんですか
それでちょっと遊びに行こうって言って東京に行って
そのまま何ヶ月かバイトしながら
帰らなかったんじゃない
東京で暮らしてたんだ
それで前の話のあれかワンルームかなんかについちゃって
そうそうで
ヤヌシに夜になって帰ってきたら追い出されるっていう生活を
なんか聞きたい話と違うな
東京すげーみたいな
東京に元から住んでる俺気持ちいいみたいなのを聞きたかったんですけど
全然違う今のとこ
たぶんね
グッズとしてる
まともにキラキラ東京に来た人たちとは違う
俺のなんかこう
満たされないけど聞いてたら面白いですね
でもその鬱屈した状態で来て東京どうだったんですか
結局ね
なんだかんだあって東京に出てくるんだけど
それもしょうちゃんがね
仕事だもうしょうちゃん仕事してて
で俺はもう路頭に迷ってて
やべーなこの専門学校就職できないってなってたんだけど
そんな中でね彼は就職してて
そこでなんかちょっと働き手が募集してるのなんのって話になったから
デザイナーがちょっと募集になってね
なったから
行ったって感じで
なんで出稼ぎ
就職するために本格的な状況がしたって感じ
出稼ぎに来た
じゃあ東京すげーとか憧れのあの街にとかはなくて
金稼ぐために
召喚された
そうなんとかしのぎを削って生きていかないと
そうそうそうそう
なんでね
出たきっかけ自体は
溜まりに溜まったものがあったので
そうね
くれー
逃げに逃げた結果って感じ
なるほどー
大逆走
きっと話と違ったなー
全然違ったけどなー
だって俺らがさ聞きたい話をそのままキラキラ語れる2人だと思ったらおもちがいない
27:04
そうだよ
本当だー
くれー
でもさ
吉田くん俺すごい意外だったのがさ
今聞きたい話と違ったっていうけどさ
俺自分の話したときはさ
俺的にはものすごくキラキラ出てきた少年そのもののつもりで語ったんだけどさ
映画オタクがいつ言っちゃっただけじゃないですか
めちゃめちゃ東京はキラキラしてたよ
でも俺も電話かかってきたときキラキラって音が聞こえてたよ
だからもう羨ましくて言っちゃったって感じ
現状ダハのきっかけというか
エルドラドというか
行けばなんとかなるやもしれるみたいな感覚はあるんですね
でも一つすごく面白かったというか良かったのは
これ大都市だったら全部かもしれない
人がいるイコールになっちゃうんだけど
自分のオタク的趣味とか人と話せないなとか思ったものを
いっぱい話せる友達ができたっていうのが楽しかったのはあったね
ただその頃ってネットがやっと出てきた頃だから
2000年代初頭とかだから
今だったらそれはもっとシームレスで
場所とか選ばなくなってるのかもしれないけどね
そうだね俺も今だったら分かんない
大都市では昔の方が今よりもっと東京の価値って高かったかもしれないよ
若者というか
確かに
ワラビーにとって
なんなら今は田舎にっていうね
逆の動きになってますからね
なんかふに落ちねえけどそんな感じでみんな東京来るんだな
違うと思うけどな多分
うん違うと思う
多分みんなキラキラして東京行くっていうイメージが気にならなかった人が
こんな生き方もあるよっていう
ちょっと勘弁してねっていうの
這いずり回ってくる
這いずり回ってくるのもあるよっていう
あれだったしね
俺最初に東京来た時バイクで来たんだけど
台風の中来たからね
覚えてる
台風の中バイクで簡単な気持ちで行ったら台風が来て直撃で
高速道路でびしょびしょになってカップも持ってなかった
覚えてるその話
それで東京にたどり着くまでにパーキングエリアでびしょ濡れになって
ブーツを脱いだら下からジャバーって水が出てくる状況で
幸せそうに車から降りてくる家族とかカップルとかを見ながら
すごい恨めしく見ながら
明け暮の果てには横に止めたハーレー乗りのおじさんに
バイク乗りを舐めるなってすごい説教もされたし
30:07
そんな感じで東京来たけど
ワクワクできたってことはやっぱりポロ楽しかったんだろうな
それ聞くと立派に青春ですね
ロードムービーっぽいですね
いいよなロードムービーがあって
いいなぁ俺アロハシャツに囲まれただけだから
都会の思い出
おじさんだったもんな
懐かしいよ
なんか久々に思い出してみたけどね
やっぱ楽しいなって思ったよすごく
俺はね良かったと思った
居場所を得やすいのは東京かもしれないですね
仕事も多いしね
人のバリエーションも多いっていうのもありますしね
すごく多い
都会で一人ぼっちっていう状況
大阪行った時それこそ
友達ってほんと数えるほどしかいなかったんだけど
大学とか
でもなんかやっぱ都会に出た
自分の地元じゃないところで一人ってね
意外と寂しくない
俺だけかもしれないけどね
人が多くて一人ってのはよくあることだなって
なんか思って
多い方が一人があんまね
そんなわりとねみんななんか
最近寂しい問題とかなんかね
人と人の繋がりを
あんま繋がってなくても別に
いいんじゃないかなっていう感覚は
その頃俺は思って
今もあるかな
繋がるに越したことないけど
無理に繋がんなくてもいいじゃんみたいな感じが
生きてろよって思ってる感じだよね
一人でいる人に対しても寛容だったりもしますしね
そういう人もいるよねで終わっちゃう話題なんで
東京だと
だからなんか生きにくい人とか
地方でつらいなっていう人は
出てきちゃうっていうのは
なんかありなのかもしれないですね
キラキラ目的を持って
夢を叶えるためにじゃなくてこう
這いずり回り這いずり回り
転がり込むみたいな
でもその方がさ
這いずり回って東京来た方がさ
東京になんて何もなかったって言わなくて
済むと思うよ
最初から這いずり回って来たの
過度な期待をせずに来た方がね
ただ雰囲気は楽しそうだけどみたいな
そしたらその中でも大成功者じゃないですか
そう大成功者じゃん
本当に良かったよく生きてるなと思ってる
本当に良かった
何とか生き方見つけたっていう感じの
大劣等生だからね
本当に
今連載持ってね
奇跡だね
先は分かんないけど
でもまあここまで一応生きてるからね
33:00
でもね
ちゃんとそういう風に乗ってね
やってるってこと自体はね
もちろんいろいろいろいろいろ
その中で大変なこともあるだろうけどさ
減って減って減って今だとは思うんですけど
そうね減ってはいるはず
でもあれだよね
だいぶアクロバティックした割には
とりあえず着地はしたよね
一応着地はしてるよ
足踏みはしてるけどずっと
こうやってこの年にまでなってみて
つくづく思うんだけれども
星の源じゃないけれど
地獄でなぜ悪いって思う
俺もあの曲すごく好き
すごくねテーマソングみたいになってる
分かる分かる
地獄が悪いわけじゃないぞっていうかね
なんかね
決して東京が地獄って話はしてないでしょ
じゃないじゃない
状況ってやっぱね
でもそんな状況があったりとか
その後いろいろ
吉田くんもいろいろあったりとかして
今の状況があるわけだし
生きてる以上さ
今の状況が豪雨じゃなくて
この先もあるわけじゃん
過去と今と先をっていったら
じゃあどこで成功したとか失敗したとか
別に答えて
最後結局死ぬっていうことが
成強なのか失敗なのか知らないけど
その中で繰り返すことで
どんなことにもなり得る状況なわけじゃん
なんかね俺
すごいちょっと真面目な話に変えちゃうけど
その一番その
映画大好きオタクって言ってた頃とか
なんかねすごくね
なんかホームレスの人に好かれる
めちゃめちゃみんな俺に話しかけてきて
駅とかあれとか
挙句の果てには
うちのおかんがたまたま東京来たから
ちょっと会うかって言って
秋葉原のマクドナルド行ったとき
あそこらへんってホームレスの方が
お休みされてたりとか
おかんと話してるのに
ホームレスが喋りかけてくるってこともあって
ちょっと後で今
おかんとおかんと喋ってるからって
またちょっと面白い方々の話は
また今度いっぱいあるんだけど
なんかすごい好かれて
知り合いとかいたときがあって
そのときも別に
ホームレスじゃない方が
それは人はいいに決まってるし
だからそういうのもあるんだけど
ホームレスだから
例えばねくさかったら
風呂入った方がいいよって
言ったりとかしたんだけど
それ以上のなんか
例えばホームレスなんて
避けすんだめとか
そういうのことを感じることは
俺もなくて
誰だってさ
ならない方がいいんだけど
なり得る状況っていうのは
ゼロじゃないわけで
なり得る
あんまそういうね
変な偏見っていうのは
持たずに生きてきたなと思って
結構ホームレスにさ
タバコをねだられたりとか
なんでみんなそんな
なんかね
一回さ
それこそ東京出てきたとき
36:00
東京じゃないかな
大阪だったかな
出てきて
都会を感じようと思って
夜街に出たら
ホームレスのおじさんが
すすすーって近寄ってきて
どうしたーって言って
暗い顔してどうしたーって
深いされとる
どっちかっていうと
どっちかっていうと
明るい顔してたんだけど
ほらって言って
パンと牛乳をくれて
いい人じゃん
めっちゃいい
めっちゃいい人だったよ
めっちゃいい人で
あっちに仲間もいるから
来るかとか言われて
でも僕もうすぐ終電なんで
そこでしばらくパン食いながら
喋って
っていうことがあったんだけど
どんな顔してたんだろうと思って
都会だなーって顔してたはずなんだけど
心配されてるんじゃないですか
ホームレスに
ねー優しいよね
ホームレスって
みんながみんなじゃないと思うけど
向こうには向こうの厳しい部分も
あったりとかするけどね
まあ普通にする分にはね
放送
なんかね
人だよ
彼らは
みんな人だよっていう感じ
みんな人
排斥はない
なんかホームレスの話
みんなビッグイシューを買いましょうって
田舎に来ちゃったから
ビッグイシューもう売ってる人いなくなっちゃったけどね
そっか
まあホームレスもその人に優しくできるし
人が多い街に住むっていうのは
受け入れやすいっていうのはありますね
ちょっとまとめに入ろうかと
まとめられるか
お願いします
それは吉田君でしょ
そうだね
いやいやこれ
まとめるのは無理今回
聞きたい話とは違ったんですけどね
行きづれえなって思ってる人が
行きやすくなったりとかね
一個居場所を見つけるきっかけに状況っていうのは
一個手段としてはありかもしれないですね
ただねあれだね
地方民としてはね
その後ね地方にもバラバラ散らばってきてねって
その強さを持って
一応俺ね地元の経済団体とか入ってるうちに
そっかそっか
人生のフェーズによって東京来たりとか
地元来たりとかして
上手いことフェーズを回しつつ
苦しくないように死なないようにやっていきましょう
はい
そんな感じで
状況物語でした
ありがとうございました
ありがとうございました
38:38

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