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2021-04-03 32:58

#31 夢と希望のヒップホップカルチャーが生まれるよ@ここから編(サブカル千夜一夜物語③)

サブカル千夜一夜物語/第3弾。

現在世界で一番売れているブラックカルチャー、HIPHOPについてディグります。

ここで告白・・・・・・。

実はしょーじは10代の頃ヒップホップがあまり好きではありませんでした。

その同時期、いわはけっこう日本語ラップを聴いていましたが、実は何も深くは考えていませんでした。

よしだにとってヒップホップといえば、ヒプノシスマイク、エミネム、カニエ・ウエスト、以上です。

そんなヒップホップ弱者3人ではありますが、きっとこの話が終わる頃にはみんなヒップホップが好きになっている、はず。。。なので今回はヒップホップに興味がない、むしろ嫌いな人に聞いてもらえたら嬉しいかもしれません。

やっぱブラックカルチャーは偉大です。

いろんな事を知ると、あーこれが人間賛歌かもなーって思っちゃいました。


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00:13
おれたち LIVES MATTER。おれまたは、人生を無理やり楽しむための人間参加キュレーション番組です。
みなさんこんばんは。きょうも始まりました。おれまたです。まずは自己紹介からいこうと思います。
宮口の元シナリオライター、Shojiです。よろしくお願いします。
末端漫画家Kiwaです。よろしくお願いします。
最後に元ワナビーで東京でWebディレクターやってますYoshidaです。よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
よろしくお願いします。
お二人さんとも気づいてますか?
気づけばね、おれまたも30回超えたんですよ。
そんなにやってんだね。
そんなにやってんだなと思って。
怖いな。怖いね。
30回を超えて改めて自分で思ったんだけど、この番組の人生を無理やり楽しむための人間参加キュレーション番組って何それって思ったんだけど。
自分で言ったんじゃない?
言い出しって俺たちはわかってないぞ。
最近30回もやれば出だしはちょっと慣れてくるわけじゃん。
最初は書いたの読まないと忘れそうになるのが最近自然に出るようになってきたんだけど。
おー素晴らしい。
よくよく考えると何じゃそれって思って。
それはもう第1回目か我々も思ってる。何じゃそれって。
そうよ。てかね、いろんな人のラジオ見るけどね、一番訳わかんない。
俺もね訳がわかんないと思って。
何の話する番組なんだろうなって改めて思っちゃったんだけど、まあ人間参加キュレーションですよ。人間参加キュレーション。
何それ。改めて言われた。
30回やって今何それってなってるのやばいね。
俺も何それって思ったんだけど。
まあ何だろうね、友達に和尚さんがいて、同い年なんだけどね、同級生が和尚さんになって。
色足絶句ってどういう意味って聞いたことがあって。
それでねそこでね色足絶句ってなんかいろんな言われ方とか説明のされ方はよくするんだけど。
俺がねみんなに言う言い方としてはすげえ簡単に言うよって言われて。
大体全てよしってことでいいじゃんみたいな感じって言われたのね。
もうわかる?感覚わかる?
人間参加キュレーション番組ってそんな感じかなって俺はその時思ったのね。
大体よしみたいな。
そうそう。全て大体よし。
まいっか。
まいっかで。
なんかそういう番組にしていきたいなとふと思いましたので。
何でも受け入れる気はねえぞ。
03:00
何だって受け入れる懐はない。
いやほんとよ。人間はちっちゃいからなこっち。
俺も人間はちっちゃいんだけどね。
まあ自分の時だよね。色んなことがあったとしてもさ、大体全てよしかなって思えるのは目指そうかなと思うかな。
素晴らしいね。それはね。いいよ。
そうは言いたい俺も。
だから第30回目でちょっと自分たちでテーマを1個だけ1%くらい理解したってことでよろしいでしょうか。
分かったね。
大体よしってことだな。
分かった分かった。
大体分かった大体分かった。
またここについては議論しましょう。
もういいよ。分かったよ。
議論の余地がないんだもん。
あとね、すげえ意味のない無理な話で時間をとっていくから本題に行きましょう。
今日したい話はですね、吉田くんが漫画界で頑張ってるから、俺もちょっと頑張ってね、サブカルセンヤイチア物語第3弾をやろうかなと思っております。
あー出た。サブカルセンヤイチア。
それで今日したい話なんですけども、僕らの番組名、さっきテーマについて話したけど今度は僕らの番組名覚えてますか2人とも。
俺たちライブスマッター。
めっちゃあの言葉のバクリじゃないですか。
まあそうね。怒られそうだよねちょっとね。
なのでそろそろそれやらんといかんなと僕思ったわけですよ。
なるほど。
思ったんだね。お前は思ったんだ。
思った。俺が思った。
そうだな。
2人とも思ってねえけどな多分。
そっか。だいたいマイッカーだから。
そうだね。だいたいマイッカーだもんな。
そうそう。いいよ。
ということで今日は、ブラックライブスマッターっていうものについての一つを話そうかなと思ってます。
おー難しい話じゃん。
ね。難しいね。
ブラックライブスマッターって今とっても有名になった言葉だとは思うんですけども、
この本当のね意味って多分日本で生まれ育って日本の感覚しかわからない僕らには本当の真の意味とか重さってやっぱわからないと思うのね。
わからん。
やっぱそこって俺らが想像するよりも根深いものってあってそこを少しでも感じたければ歴史系のポッドキャストでアメリカの歴史を勉強していただけるといいかなとは思うんですけども。
そうですね。それが一番ですね。
今回ブラックライブスマッターって言ってもそのままの運動とかそういうただの歴史ではなくて今回僕が話したいのはですね、
まさにこのブラックライブスマッターそのものである一つの文化っていうものを話したくてですね。
カルチャー側から話そうと思うんですけども。
今日はサイバーパンクが第一回サブカルセンアイチの物語ときてヒッピーときたわけじゃないですかその後。
06:04
そのヒッピーのカウンターカルチャームーブメントの裏で生まれ育ったヒップホップというものをやりたいかなと思ってます。
ヒップホップ。
ヒップホップ。
長らく僕はロックがずっと好きだったところからいろんな音楽系になったんだけど、今はブラックミュージックも大好きなんだけど、
もともとロックが好きでそれはヒッピーの方々が超ハマったところからどんどん広がっていって、
ずっとポピュラーミュージックとしては世界で一番売れてる音楽だったのね。
そうなんだ。
だってだいたいロックポポスじゃん聞くのって。
街で流れたりヒットチャートとかあるのって。
なんだけど2017年についに世界で一番売れてる音楽はロックポップスからヒップホップR&Bになったのね。
まさにヒップホップって今の時代の音楽でもあるのでここで取り上げるのはちょうどいいかなと思って今日はヒップホップについて喋ろうと思ってます。
おーい。
ちなみにヒップホップって吉田君とか岩ちゃんってどう触れ合いとしてはヒップホップと触れてる?
ヒップホップと触れてる?
聴いてる?普通に。
高校生中高生の頃にJラップって流行ったんだよね。
そうだね90年代バーンとJラップが表舞台を持ってた年代だもんね。
多分流行る前にもコアな人たちはやってたと思うんだけど。
80年代くらいから。
80年代くらいからやってたよね。
Jラップって言葉ができたのは多分流行りだしてからヒットチャート乗るようになってからなのかなと思うんだけど。
だからその辺の浅いやつしか多分わかんないと思うんだよね。
流行ってたなっていう曲しかわかんない。
吉田君はどう?
僕はあれ最近アニメ化もしたヒプノシスマイクってさラップをテーマにした。
めちゃくちゃ流行ってるね。
コンテンツがあるじゃないですか。
奥さんがすごいハマってて。
新宿とか池袋とか渋谷っていう街にディビジョンっていくわけでラップのチームがいて。
実際のラッパーとかが楽曲提供するみたいなところで。
なんかそれで久しぶりに聴いた音楽をラップを奥さんが聴いてみろって言われて聴いた。
あのシティだとか。
フリースタイルダンジョンってラップの深夜番組とか昔見てた。
あの辺に出てた人たちがやってるんだなーへーくらい。
結構そうだね。本物のラップの人たちが楽曲提供したりしてるよね。
でもね、そんぐらいですね。
なんか積極的に聴くとかはなくって。
なんかほんと大昔エミネム聴いてたけど、エミネムはラップなの?
バリバリラップでしょ。
エミネムは多分白人ラッパーがいなかったとは言わないんだけど、
09:02
多分一番世界で認められた白人ラッパーが生まれたっていうのが多分エミネムじゃないかな。
ずっと黒人文化だったものが白人がガチでやってガチで評価されてガチで売れまくったっていうのは、
多分エミネムが一番最初にめちゃくちゃ売れた人なんじゃないかなと思うよ。
そうなんだ。僕の理解度とかそんな程度ですね、ラップに関して。
なるほど。ラップっていうものに関して、それこそ2017年世界で一番売れる音楽になって、
そうやってもともと黒人文化だったヒップホップが白人のめちゃくちゃ売れる人が出てきて、
さらには日本のオタクコンテンツにもそのヒップホップを題材にしたようなものが出てきてってすごい進化なんだけど、
このヒップホップの歴史を今日は話そうかなと思うんですけども、
その前にね、俺がヒップホップにどう触れてきたかっていうことをここで話しておきたいんですけども、
今ね、めちゃくちゃなんか分かってる風な感じで俺喋ってるでしょ。
そうですね。詳しいでございみたいな感じで。
詳しいかもしれないっぽいオーラ出してるでしょ。
でもね、実は俺もね、ヒップホップに触れたのってね、だいぶ後なのね。
そうなのか。ロック少年だったんだね。
そう、ロック少年で、それこそイワちゃんって結構ね、それこそキングギドラとか弾いてたしね、90年代。
すごい流行ってた時ね、売ったブランドとか。
そういう80年代、後半くらいから90年代になるのかな。
そういう日本のJラップっていうのを牽引した人たちが、その最先端であるヒップホップっていうものを日本ですごく進化させて、
日本に広めようっていうすごい頑張ってた時期があったと思うんだけど、
実はね、俺その、だから90年代、自分が10代だった頃って、もう本当にロックが好きな少年だったから、
ヒップホップってね、あんま好きじゃなかったのね、正直言って。
で、むしろ、その時にね、それこそBボーイみたいな格好とかめちゃくちゃ流行ったんだけど、
Bボーイみたいな人が出てきて、ヒップホップみたいな人が出てきたんだけど、なんかね、そことはね、仲いい友達がそういう格好してたんだったら仲良かったんだけど、
全体的にはロック少年的にはね、ちょっと違和感のあるものが出てきたなって感じだったの。
それもさらに、なんか口を売りにして、口が武器な奴らのくせに、あいつらすぐ殴るでしょ。
そう、なんかそこは悪いイメージはあるよね。
だからなかなかね、ヒップホップっていうものは聞かなかったのと、まあこれって歴史的なものともリンクするんだけど、
ヒップホップってすごい暴力的な表現って多かったりとかするから、なんかその日本の感覚ともあんまり合わなかったりする感じがして、
だから全然俺はヒップホップはね、10代の最初の方の頃は聞いてなくて、で、さらにそれこそね、
12:00
俺が10代の頃ってドラゴンアッシュ流行ってきた頃だったのね。
その時代だ、なるほど。
そうだね。で、ドラゴンアッシュミクスチャーロックとか出てきて、で、ドラゴンアッシュ俺やっぱ初期の頃とかすごい好きで、
あの頃のね初期ってね、結構ちょっと繊細な感じのロックやってたりとかしたのね。
そうっすね。僕ドラゴンアッシュ好きだからその感覚は。
俺もそんな初期のドラゴンアッシュめちゃくちゃ好きで聞いてて、
天使のロック。
天使のロックとか聞いてて好きだったんだけど、まあメジャーに上がってきて、もっとファンになって、でCDも新しいのがどんどん出て、ファンだった時に、
そんなロック大好き、ロックなドラゴンアッシュが大好きだった俺に衝撃なことがあって、急にドラゴンアッシュがね、
アイラブヒップホップって言い出したもんね。
言い出したね。まさにですね、アイラブヒップホップだったね。
その時俺大ショックで、あれ俺の好きだったドラゴンアッシュヒップホップになっちゃったと思って。
懐かしいです。
そんな感じでなかなかヒップホップに取られたって感じもしてね、ヒップホップになかなか馴染まない俺だったのね。
なんだけど、だんだん色んな人が出てきて、聴くようになってって言っても、ガチで聴いてたわけじゃないんだけど、
嫌いじゃなくなってきてっていうのと、さらにやっぱだんだんね、ロックからブラックミュージック好きになってきて、
どっちかというとね、リズムが強い音楽が好きになってきたのね。リズム主体の音楽が。
だからだんだん自然と好きになっていって、特にラップっていうものもリズムとして捉えたらめちゃくちゃ良さがわかってきてって、今に至るわけなんで。
そんなヒップホップが生まれた時っていうのがどういうものだったかっていうのを聞き出したときは全然知らなかったんだけどね。
音楽としてヒップホップが好きな人も今いっぱいいるんだけど、ヒップホップの歴史も長くなってきて、最初の頃の方のこととかってみんな当たり前に知ってるのかな。
意外と知らずに聴いてるのかな。
最初って一体何ですか?歴史的なこと?
そうそう。もうこうなったらでもヒップホップを話し出すんだったらやっぱ最初から話さなきゃダメだなと思ったので、今日は1960年代の終わりからヒップホップが誕生してそれが形になるまでまさにヒップホップの神話を話そうかなと思ってます。
これは長くなるねまたね。
まあ一回じゃ終わんないね。今日途中までになるだろうね。
ヒップホップ神話いきますよ。
はーい。
始まったらイザナギとイザナミぐらいの感じになるのかな。
俺の中のイメージは歴史が始まる前の神々の教えの時代に感覚としてはもうなっちゃうのかなっていう時代のことを話そうと思います。
山戸たけると山田のオロチがラップバトルみたいなイメージでいいな。
そんな感じでもいいかもしれない。なので今日はちょっと神話っぽく話していこうかなと思うんだけども。
まあこれ最初に話したようにブラックライブスマターっていうことで黒人の自分たちの表現として本当にヒップホップって黒人のものとして生まれてくるわけなんですね。
15:05
そこにはその裏にはその社会背景であるとかそういう状況であるとかっていうとめちゃくちゃ重くて僕ら日本人で日本に住んでる日本人には。
まあ海外に住む日本人としてもやっぱその差別とかいろいろなものって腹で感じることあるのかもしれないけど、
日本で暮らして日本に育った僕らには分かんないところはあると思うぐらいやっぱ重いことでもあったりする背景があるんだけど。
今回はあえて思々しく語るのはやめて神話っぽくかっこよく語ろうかなと思います。
カッコいいものヒップホップっていうテーマでいこうかなと思います。
始めるのもねなんかちょっと緊張してきたけどそろそろ始めてもいいでしょうか。
緊張してるのすごい伝わってるよさっきから。
序盤落書きしちゃったからもう始めようと思います。では行きます。
まず序章として今回話したいことはもう1920年代に遡ります。
そんな遡るの?
遡ってサクッと遡るんだけど、1920年代にニューヨークの都市事業計画っていうのが始まったわけですよ。
まず背景を話すわ。ニューヨークのマンハッタンを富野中心にしようっていう動きがあって都市計画として。
そこの中心部からアフリカンアメリカンとかプエルトリカンとかユダヤ系を追い出してその周りに追いやっちゃったのね。
白人が中央に行ってっていう。
その頃住宅ブームでその出て行った人たちの受け入れ先としてサウスプロンクスとかブルックリンっていうところに引っ越しをさせていったわけですよ。
そこら辺の街が住宅地としていろんな人が住むようになってくるわけだ。もちろん白人もなんだけどね。
なんだけどそれでマンハッタンを富野中心にしようっていう計画がどんどん進んでいって、
マンハッタンには綺麗なものを置いてその周りに中流から下の人を追いやるみたいな感じで世の中が動いていったときに、そこから今度はマンハッタンに高速道路を作るっていう計画が生まれたわけね。
どんどん高速道路が作られていって、そうなるとどうなるかっていうと、先に言っとくとこのヒップホップっていうのが誕生したのはサウスプロンクスっていうところで誕生しました。
追いやられた人たちが住んでたところね。
それでその中でマンハッタンに繋がる高速道路がどんどん繋がっていくときに、そのサウスプロンクス地区って追いやられた人たちで賑わってた、住宅地がいっぱいあって賑わってたっていう街があったんだけど、そこも壊されて、ど真ん中に道が通されるみたいな工事ができちゃったのね。始まっちゃったのね。
コンクリートの土台とか工事中ながれきの山みたいになっちゃって、そうやってせっかく住宅地ができて、いろいろそういうコミュニティができてたのに、そこもぶっ壊されちゃって、で、その中から中流以上の人はどんどんそこから逃げていったのね、仕事もなくなってくるから。
18:02
で、逃げていって、で、がれきの山の工事中現場になったところで、どんどん仕事もなくなっていって、ちょっとそこから離れる人はどんどん離れていった結果、一番最下層の人たちがそこに残っちゃったわけ。
で、それはどっちかというと、アフリカンアメリカンの人が多かったりとか、それとかラテン系の人が多かったりとかっていう状況になっちゃうわけね。で、そんな貧困な状況がサウスブロンクスっていう地区に生まれちゃった。
それは1920年代からずっとヒップホップが生まれる60年代後半までずっと長い時間をかけて悪い方へ悪い方へ行っちゃったわけね。
サウスブロンクスがやっぱ大幅に被害を受けたっていうかなんていうか。
うん、まあわかりやすくそういう人が集まっちゃうところになったのね。
何か所かに散らばったわけじゃない?
何か所かに散らばったんだけど、サウスブロンクスが目に見えて一番悪い場所にはなっちゃう。
で、そんな中でそういう都市計画が進んでいって60年代が終わって70年代が入ったぐらいになったのかな。
その頃になったら60年代って言ったらヒッピーカルチャーがめちゃめちゃ流行ってた頃なんだけど、あれは白人文化だったのね基本的には。
そうじゃなくてこれはその裏であった黒人文化っていうまた裏側の歴史でもあるんだけどね。
だからまた別物として聞いていただきたいんですけども、そうやって70年代付近になってくると公民権運動で盛り上がったキングボクシもアルコムXっていう人も2人とも暗殺されちゃっていなくなっちゃってたのね。
それで黒人の人たちが持ってたその前向きな希望とかそういう自分たちの人権をっていう運動も消え去って、
さらに20年代からずっと続いたその都市計画で最悪の地区になってたサウスブロンクスって夢も希望もない上に仕事もないっていう最悪の状況になってたのね。
そうすると最悪の状況になるとどうなるかっていうとギャングがいっぱいはびこるわけじゃない。
それで60年代後半からサウスブロンクスって結局人がどんどん逃げていったから治安が悪くなっていってギャングいっぱいうろついてたんだけど、その中でも白人のギャングっていうのはどんどんいなくなっていったのね。
そんな中で白人ギャングに対抗する勢力もどんどん多くなってきて、黒人のギャングだとかいろんなラテン系だとかっていうのが半分自衛だよね。
イメージ的に本当に自分たちを守るための暴力組織とかって考えた方がいいのかな、自衛組織って。
そういうのが多くなってきたんだけど、さっき話したように黒人の希望っていうものもだんだん希望の象徴だった人も死んじゃって、ただ貧困だけが残った状況になるとだんだん自衛のためになってた人がただのフルロマっていくわけね。
で、どうなるかっていうと、もちろんよくあるパターンって言っちゃ悪いのかもしれないけど、ドラッグが暴行したりとか、窃盗がめちゃめちゃあったりとか、暴力があったりとか、あとはめちゃくちゃ放火が増えるのね。
21:09
この放火っていうのがめちゃめちゃ本当にすごいな、この感覚すごいなと思うんだけど、仕事がないと。仕事がないんでみんな放火するようになるんだけど。
なんでって思うでしょ。
すぐそこに繋がる。
なんですぐそこに繋がるかっていうと、これ一つ理由があって、とにかくこの頃の失業率って60%くらい失業率だったのね。
すごい。
それでまともに働くよりかは、めちゃくちゃ悪徳な公家がそこら辺の頃月に自分の物件放火してもらうことを依頼するのね。
あーなるほど。
そうすると保険金で仕事するよりも多かるの。
なるほどね。
それでその頃月も下手に仕事するより依頼されて放火した方が儲かるような状態になっちゃうのね。
いやー悪人か。
だからそういう、なんかねこの1973年から1977年の間にサウスブロンクスでは3万件の放火があったらしくて。
とんでもないね3万件。
で1975年のある日には3時間で40件の放火があったらしいのね。ちっちゃい地区だよ。
なんだって。
でそんな最悪の時代に突入してると70年代。サウスブロンクスは。
結局すごく高層ビルとか都市発展するマンハッタンっていう地区がある、そのすぐ近くで最悪の地区があったっていうことで、
そこのサウスブロンクスの表現が警察の人がこれ言っちゃダメだろうと思ったんだけど、
まるで崩壊したローマ帝国を作ってるような街だったって言ったのね。もう最悪でしょ。
それである人はこう言ってて、ある政治家かな、このままではサウスブロンクスには走行者で行かなければならないなんてSFのようなことが起こるかもしれないとさえ言われてた。
すごいね。
そんな最悪になった街、サウスブロンクスでヒップホップは誕生すると。
とにかく失業率と最悪の状況っていう中でヒップホップが誕生したわけね。
ここから神話が始まります。
そう、最悪な状態からね。
そこから始まるのね。
そこから始まる。
と、ここまでヒップホップが誕生するまでの土台の話からしてみたんだけど、
全くヒップホップを知らないところから聞いた吉田くんと岩ちゃん、何度なく想像できた?
うーん、一応世界観というか時代背景をわかった感じはある。
ある。
そうだね。言ってる話はわかるけどって感じだね。
でもその状態からなんだろうな早口音楽が出てくるのかってのは全然想像がつかないね。
簡単に言うと、世界観説明だけで言うと、
時がまさに世紀末みたいな感じだったんだよね。
ストレスめっちゃ溜まってんだよっていう状態だったわけね。
大阪人が再生されちゃう。
24:01
追い出したやつが分裂したとかいうことをいじってきてるわけだもんね、ローマテリック。
お前らが終わったんちゃうみたいな話だよね。
なんかね、こうやって最初のヒップホップが生まれたサウス・ブロンクスっていうところの土台だけ話してわかるように、
やっぱ貧困であって必然的なギャングっていうものだよね、あるのは。
悪いことがしたかったからするんではなくて、いろんな自分がどっちかというと暴力を振るわれる方になったりもするわけで、
そっから身を守るために必然的にそこに暴力で返すっていう集団が生まれて、
そこから仕事をやるよりも効果がいいくらいの治安の悪さだから、悪いことも知らせて、必然的なギャングっていうものがいっぱい生まれたわけね。
だからここから想像できる、この後ちょっと話していこうとは思うんだけど、
ラップってさ、暴力的だったりとか、ちょっと俺は悪だぜとか、俺はタフガイだぜみたいなノリが、最近は違うのも出てきたけど、
イメージとしてあるわけじゃない、それって歴史から紐解いていくと、やっぱり必然的なものとしてはあったなっていうのを俺ここで分かって、
そこでちょっと印象が変わったかなって、悪が悪ぶってるみたいな印象が知らない頃ってあったわけなんだけど、
必然っていうか、すごく密接だったりとか、そう表現したくてしたものではなくて当たり前の表現だったんだ、
日常だったんだな本当にっていうのはすごく最初思ったりとかしたかな。
状況に対するリアクションがそうだったって感じなのかもしれないね、聞いてるとね。
だから悪ぶってるわけじゃなくて、本当に身近だったんだろうなっていうイメージ。
でまぁちょっと時代は飛んじゃうんだけど、後にそれを強調したギャングスタラップっていうものがめちゃめちゃ流行って、
それはまた別の機会で話そうかな。今回はサウスブロンコの話をするから、コンプトンの話はやめときます。
俺ね、今の話聞いてでも一個すごい過転が行ったっていうか、全然俺40年間まともに勉強したことないんで恥ずかしながら、
一般的な歴史としても知らないんだけども、マンハッタから追い出されたっていう話のレベルで、あんまり厳密には知らないんだけど、
子供の頃からさ、なんかこう悪い不良たちが戦うゲームみたいなのがいっぱいあったんだけどさ、そういうゲームによくよくブロンクスってついてたなっていうのはそういうことなんだ。
あとね、ゲームで思い出したわ岩ちゃん。ここで言っとくけどさ、知ってる人いるかな。DJアクションゲームあったの知ってる?デフジャムアイコンってやつ。
知ってるよ。知ってる知ってる。あれ爆笑だよな。すげえ面白い。
ネコードをスクラッチするとね、敵が吹っ飛んだりするよ。
格ゲーでしょそれは。
格ゲー格ゲー。
TPSもあったんだよ。
あ、そうなんだ。
あの有名なラッパーのナトカさんが銃を持って戦うTPSゲームとか、シリーズであったみたいな結構。
27:00
へえ。
何それって思ったよな、見た時は。
俺たちにはわかんないけど、多分向こうの人にしてみればさ、割とマーベルヒーローみたいなもんなのかもしれないね。
DJゲームなのかギャングゲームなのかわかんないよっていうのが結構あったりとかしたんだけど、その線引きね。
本当に線引きがなかったんだなっていうのがここでわかって。
ああ、なるほどね。
そうやってね、今の説明だけじゃなくて、次回からの説明でそれがなぜ音楽になっていたのかっていうのをわかるように説明しようと思うんだけど、
うんうん。
貧困から生まれて、あの神話の話は次回に持ち越すんだけど、ざっくりしたそのヒップホップの流れ、現代までの流れとして言うと、
身の回りにすごく暴力的なことがあったっていう状況から生まれて、それを強調したように、俺が最強だぜっていうようなギャングスタラップ、もっとなんかね、危ないことをわざと歌うみたいなラップも流行ったりとかして、
貧困の逆説として、俺はこんなに高い車に乗ってゴージャスなんだぜっていうのをわざと強調するようなラップとかもあったりとかして、結構成金っぽい感じってイメージあるでしょ、また。
確かにギラギラとしたアクセサリーが付けられて。
そうそうそう。あれもやっぱりタフさの表現っていうのと、もう一つ俺は成功してるっていうのをすごく強調する表現でもあるんだね、逆説的にやっぱ。
へえ。
そういう自分の立たされてるきつい状況っていうのを脱却して、そこからこんなに俺はすごい奴になったとか、すごい奴だぜっていうのを強調するラップがどんどん広まっていったり、いろんなラップが増えていくんだけど、これちょっと時代飛ばしっていう話だけどね。
そして、今最近一番有名なラッパーって言ったらケンドリックラマーっていう人がいるわけじゃない。
ケンドリックラマー。
名前ぐらいは知ってるでしょ。いろんな人とコラボレーションしてるし。あの人なんかはさらにそこから新世代にいったラッパーで、あの人ってね、あんまり暴力的な、暴力的な表現で相手を攻撃するような言葉の表現は使うんだけど、結構あの人ってそういう社会不安だとか暴力だとかいろんなことが起こって、
あの、虐げられてる黒人たちの中で誰が一番迷惑を被ってるかっていうと、真面目に生きている黒人たちだって言ってるのね。だからその俺は悪だぜっていう表現の仕方で戦うんではなくて、もっとなんかね、立ち位置がね、真面目なの。だからそこがまたちょっと新世代かなと思ったり、面白かったりするんだけどね。
今すごいね、断片的にね、かいつまんでかいつまんで話をしたり、間を飛ばしたりとかいろんなことをしてるからね、めっちゃヒップホップ詳しい人にはね、それだけじゃねえよって飛ばすなってすげえ思われそうって申し訳ないんだけど。ざっくり話すそういう人がいたりとか、さらに日本もね、いろんな流行り方をしてくると、最近、黒人っぽい表現のヒップホップを自分たちでもやるっていう人じゃなくて、なんかもっと日本っぽい人たちもいたりとかしない。
ちょっとね、俺名前わかんないって聞いてちゃんと覚えてないんだけど、俺もそこまでめちゃくちゃヒップホップばっかり聞くわけではないから、なんかね、日本のね、ラップなんだけど、中でね、表現してることとかね、内容とかがね、日本のなんかね、昔の文豪みたいなイメージだったりとか。
30:17
それこそね、坂口杏子、太宰治とかね、あそこらへんのなんか感覚を引っ張り出すようなラップもあったりとかしてた。 面白いね。 俺は全然そこは詳しくないからね、ほんと今思いつきで喋ってるところなんだけど、そういうところから引っ張り出すのって俺すごい日本的でなんか面白いなと思って。
たまたまね、シャッフルで聞いてたら流れてきたヒップホップの中にね、これいいなと思ったので、そういうものがあったりとかしたんだけど、本当になんかこれからもっと足したようになっていって、それこそ黒人文化として生まれたヒップホップだったんだけど、いろんな人たちが自分の文化として吸収して、全然また違うヒップホップっていうのを日本でも生んだりとかするのがなんか面白くて期待できるなと思ってたりとかするかな。
でまあね、一人でなんかすげえ勝手に喋ってるんだけど、ここら辺で一回切ったほうがいいかな、なんか長くなっちゃったから。 そうっすね。
吉田くんと岩ちゃんが今回本当に聞くほうになっちゃっててね、ちょっと寂しいんだけどね。 分かんないんだよな、ほんとにな。 知らなすぎる。知らなすぎるんだ。
じゃあここからちょっと今、時代背景だったから結構重たい話っぽく聞こえちゃったんだけど、もっと次回からはねヒーローものっぽく話して、このヒップホップの誕生を祝おうかなと思いますので、よろしいでしょうか2人とも。
なので今日は真面目な回にもなっちゃったかもしれないんだけど、ヒップホップが生まれるまでの背景ということで、まず第1話というのをやってみました。
次回からはそこからヒップホップを生んだとされる3人の神様の話をしようと思いますので、お楽しみに。
楽しみにしてます。勉強させてください。 はい。では今日のまとめはどっちに振ろうかな、どっちがする?
そうね、じゃあヒップホップ全然わかんないんで、楽しみに聞かせてくださいっていうのと、なんとなく僕の中のヒップホップをやる人のイメージがカニエウエストなんですけど。
まあそうだよね、今の時代だったら。 そうそう、なんかピカピカギラギラしてどんどん服が大きくなってくるのはなんか理由があったのかもしれないなと思ったので、その辺が次回わかるような気がするので、楽しみにしてます。
はい、では今日はここら辺で終わりにしましょうか。ありがとうございました。
ありがとうございました。
32:58

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