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朗読
題名
いいなぁ
いいなぁ
作
ともりん
ここは、日本という小さな国。
そんな日本の人たちのお話。
ゆうとくんは、言いました。
いいなぁ
いいなぁ
あの子は、いいなぁ。
あの子は、おもちゃを持っている。
ともさんは、言いました。
いいなぁ
いいなぁ
あの人、いいなぁ。
あの子は、ギャラクターをたくさん描ける。
ゆずかちゃんは、言いました。
いいなぁ
いいなぁ
あの人、いいなぁ。
あの子は、人気者で、いいなぁ。
まさくんは、言いました。
いいなぁ
いいなぁ
あの子は、いいなぁ。
あの子は、弟がいる。
ママは、ゆうとくんを抱っこしながら、こう言います。
そうね
確かに
そう、見えるかもしれないわね。
見方を変えると違って、見えるかもしれないわよ。
でも、本当かしら。
あの子は、兄弟がいないと寂しがっているわ。
でも、本当にそうかしら。
あの人は、ダサいなその人を羨んでいる。
でも、本当にそうかしら。
あの子は、大好きなパパが帰ってこなくって、ひっそり泣いているよ。
でも、本当にそうかしら。
03:00
あの子は、弟におもちゃを貸しなさいと、ママに怒られて拗ねているよ。
人は羨ましく見えるよね。
人を羨んでしまうよね。
それは、相手の宝物を見つけるトレジャーハンターが君なんだよ。
トレジャーハンター?
そう、宝を見つける達人なんだよ。
ユート君は、にっこり笑いました。
羨ましいと感じたら、口に出したらいいんだよ。
素敵だね。
うん、ユート君は、マサ君の家に笑顔で遊びに行きました。
おわり。
