▼今回の内容
・金属加工の町工場からの、AIで下調べされた質問
・まず整理──DES(デットエクイティスワップ)とは何か
・この方の会社が抱える、"事業"と"相続"という二つの層
・相続対策の前提は「株価が上がる想定」である
・債務超過の時点では、相続対策はほぼ意味を持たない
・社長貸付金は「額面のまま」相続税の対象になる
・最優先は債務超過の解消、株の構成は後で組み直す
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サマリー
今回のエピソードでは、金属加工業を営む経営者からの質問に答える形で、DES(デットエクイティスワップ)と相続対策の関係について解説しています。まず、DESとは、会社の借入金を資本金に振り替えることで、債務超過を解消する手法であることが説明されます。質問者は、AIで調べたDESによる債務超過解消と、相続対策のために子に議決権のない株式を多く譲渡している現状について懸念を抱いています。 しかし、専門家は、債務超過の状態では株価が上がっておらず、相続対策としての株式の評価額も低いため、相続対策を先行させる意味は薄いと指摘します。むしろ、社長が会社に貸し付けている「社長貸付金」は、額面通り相続税の対象となるため、相続対策の観点からも、まずこの債務超過を解消することが最優先であると強調されます。DESによって一時的に議決権の割合が変わる可能性はありますが、事業の立て直しと債務超過の解消を最優先し、その後に株式構成を再検討すべきだと結論づけています。