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おはようございます。OKファームのOKです。このラジオでは、脱サラして農業歴12年を超えた私が、新規就農者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をしております。
はい、今日は395回目、単価交渉には根拠が必要というテーマでお話をしていきます。
皆さんも自分の商品を売るというお仕事を何らかの形でしている場合、値付けという作業というか、最重要項目と言ってもいいぐらいの値段をつけるということを自分で決めないといけないと思います。
そしてやはりね、何かのタイミングで値上げを要求しないといけない。今まで100円だったものなんですけど、今度から150円でお願いしますとか、一件1万円で受けていた仕事なんですけども、今度から1万5000円でお願いしますみたいな感じで、値段交渉、価格交渉をしないといけないというタイミングがどこかで訪れると思います。
その時になるべく自分も損しない、相手も嫌な気持ちにさせないためにはどうすればいいのかという点を、昨日自分の身に起こった事例を紹介しながらお話ししていこうと思います。
少し前段になるんですけども、私はごぼう農家を広島県でやりながらごぼうを使った加工品作りというのにも取り組んでいます。
そしてこの度、2024年の4月にごぼうが香るオニオンスープというごぼうと玉ねぎを使ったスープを新発売することになりました。
そして昨日ですね、障害者福祉施設さんのところに行って、袋詰めのお願いをするということで、正式な契約書を交わして単価の確認とかをしてね、
こういう工程でこの袋詰めをお願いします。袋詰めが一つ完了するごとに何々円ですよという価格を提示して契約を無事結んできて、作業の発注をお願いして帰ってきました。
その中で僕も初めてお願いする作業なので、多分これぐらいの単価でお願いすることになると思いますというお願いをしたんですけども、
ちょっと厳密に計算したら少し払いすぎじゃないかなというふうに思ったんですよね。仮の数字を入れさせてね、分かりやすいように1件100円とするんですけども、
この作業をしてもらったら100円でお願いしますというふうに思ってたんですけど、これはちょっともしかしたら60円とか70円でもいいかもなというふうに思ったので、
昨日の契約書を交わす時点で少しここの価格が今後変わるかもしれませんというところをジャブでみたいな感じでお願いをして帰ったんですよね。
幅を持たせるというか、マックス何円なんだけど状況によっては金額が変わることもありますみたいなことを一文を添えてもらうような感じでまとめることになりました。
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世の中的には賃上げだ賃上げだということでね、どんどんお給料を増やしていこうとかね、クライアントさんに払えるお金も増やしていった方がいいんじゃないかという流れにはなっているし、
僕も買い叩きたいとかめちゃめちゃとにかく安くしたいというわけではないんですよ。適切な価格を適切な方にお支払いしたいという思いは持っているんですけども、
それとは別次元の話で、この作業に対してこの価格は払いすぎだろうな、払いすぎになるかもしれないなというところに気づいたんですよね。
前段が長くなってたんですけど、自分の商品を値上げしますとか、自分のパートナーにすいませんけどここの報酬単価を下げさせてくださいみたいな感じでね、依頼する料金を安くするときにはとにかく根拠が必要になります。
根拠がないというのはもう最たるものはなんとなくです。周りが上げているので僕も上げますというのはこれはなんとなくだと思います。
次にふわっとしているのが、よくわかんないけど売上が立たないからとか赤字だからよくわかんないけど上げますというのもそれは多分なんとなくだと思うんですよね。
そっちの都合だろうと、こっちには関係ないだろうと言われてしまったらそこで会話が止まってしまうし、
何で10円上げるにしても何で10円上げるのとかね100円上げるにしてもどういう計算があって100円上げるのっていうものがはっきり提示することができれば向こうも
ああじゃあ仕方ないねとか場合によってはそれ100円値上げで大丈夫なの?場合によってはちょっと200円ぐらいにした方がいいんじゃないの?みたいなそういう建設的な会話も場合によってはね
パートナーの親密度によっては具体的な数字をねプラスマイナスの向こうの要求とかここまでならこっちも頑張れるよっていうラインが出てくると思うんですよ。
今回僕が障害者福祉施設さんの方にこれ報酬もしかしたら減額させてもらうかもしれないですっていう風に話した根拠は時給換算というやつです。
障害者福祉施設さんには袋詰めが1個完了するごとにこの値段でというものをお願いしてまして例えばそれがさっき言った100円1個できたら100円ですよという袋詰めをお願いしていたら
10個できたら1000円で20個できたら2000円みたいな感じでできた袋の分だけ報酬が発生するわけなんですよね。
僕もこの一袋何円でこの作業をお願いしますというものに慣れてなかったのでそれで仮の単価を出したんですけども実際にですね自分で袋詰めをやってみたんですよね。
シールを貼ったりとか賞味期限のスタンプを打ったりとかね施設のスタッフさんがやるであろう工程を全部自分でやってみました。
すると時給換算で2000円から2500円ぐらいのお仕事を発注しているということになったんですよね。
広島県の最低賃金というところの今1000円から1100円の間ぐらいになるのでそれの2倍ぐらいの値段をつけてしまっていたのかということに自分で気づいたんですよね。
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もちろんこれでいい単価で福祉施設の方に働いてもらって僕の方の売り上げも順調に増えていけばもちろんそれが理想的ではあるんですけどもやっぱりスープを売るにしても原価があり
自分の方も送料負担する場合とか道の駅とかに払う手数料とかそういう計算もあったりするのでやっぱりその製造費を抑えたいという思いはもちろんあるわけです。
なので今回はその時給2000円ぐらいになる単価で初回なので袋詰めをお願いしたんですけども今後やり取りするときに
実際に職員さんがどういう感じで袋詰めをしてどれぐらいの個数がどれぐらいの負担でできたのかという感じを意見交換させてもらった上で
自分の場合はこういうやり方をしたら時給2000円ぐらいの袋詰めができたのでこの値段を少し下げさせてもらえませんかという交渉をさせてもらうつもりです。
今度は別のパターンになりますけど例えば自分が売っている野菜とかね自分が持っている商品を売るときにその単価交渉今まで200円でやっていたものを250円に値上げしますというときに
いやなんとなく値上げしたんですっていうのよりもすみません燃料代が3年前に比べてこれだけ上がっていますとか
肥料代がこれだけ上がっていますとかねそういった具体的な根拠の数字を相手にどこまで公開するかは別として
これこれの値段がここが上がっていますとかここの負担が大きくなっていますというものを明示した上で
お話にきっちり臨むとああじゃあ仕方ないねとかねいやそうは言うんだけどここはちょっとこらえてくれないかという建設的な会話になると思いますので
なんとなくこいつ適当で値上げしてるんじゃないんだなちゃんと計算して言ってるんだなっていうところをPRすることができるようになると思います
そうなるとこの交渉が何回も続くわけじゃないなっていうイメージを相手に与えることができると思うんですよ
あーこの人がここまで言うんだからもう値上げせざるを得ないんだろうなーとかねいうようなポジティブなイメージになると思うんですけども
意味もなくいやちょっと値上げお願いしますあすいません足りなかったんでもう一回値上げさせてくださいみたいな感じで
おいそれ値上げするんなら先にもうちょっとガバッと値上げしとけよみたいな毎回毎回値上げ値段変更するのもめんどくさいんだよっていうようなねイメージも与えてしまったりするかもしれませんので
なるべく値上げするにしても少しでもポジティブなイメージを持ってもらえるとか嫌な気持ちにお互いにならないような交渉をするためにやっぱりその自分の値上げする根拠みたいなものをぜひ考えておいてみてくださいという話でした
こんな感じで農家の方やフリーランスの方向けにマーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話というテーマで1日1つ音声配信をしています
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今日は広島県結構晴れるみたいなんですけども明日からねちょっと大雨が降ったりするというニュースが出ているのでねあのほんと春の天気変わりやすいんですけども
皆様身の回りを気をつけながら頑張っていってみてくださいはいそれでは最後になりますが肩を上げ下げしたり腰を回したりしながら腰痛にならないように気をつけつつ
今日やるべきことに向かって頑張っていってみてくださいここまでのお相手は ok ファームの ok でしたまた遊びに行きんさいほいじゃあまたの
