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こんにちは、OKファームです。このラジオでは、脱サラして農業歴11年を超えた私が、新規就労者やフリーランスの方向けに、マーケティング情報や気持ちがちょっと楽になる話をしております。
はい今回はですね、No.96 産直市を販路にしたい人はこの3つに気を付けろ、ということでね、農業分野についてのお話をしていこうと思います。
はい今日のポイント3つです。ポイント1、生産者に稼ぐ気はあるか。ポイント2、売り場スタッフにやる気はあるか。ポイント3、商品ラインナップを確認しよう。この3つでお話をしていこうと思います。
はいえーとですね、今日ですね、近隣の農家さんに対して謝罪したいというか、謝りたいというか、申し訳ないなぁということをやってしまったというかね、出来事がありまして、
えーそれはね、地元の土日しかやってないね、道の駅じゃなかった産直市があるんですけども、そこに私の祖父、おじいちゃんが作っている野菜を出荷しに行きました。
ね、私の祖父は95歳になるんですけども、もう免許を返納してしまったので、えーなんていうんですかね、自分で出荷に行けないので、畑仕事は出来るんだけども、えーね、車運転して産直までは行けないので、えー私が代わりにね、土日に配達というか、届けるようなことをしています。
その中でですね、えーいかに言っても祖父の値付けが安すぎるだろうという野菜をね、えー今朝配達してきました。
まあ商品名としては空豆になるんですけども、今年ね、うちの畑で出来るね、じいさんが作っている空豆の出来がやたら良いらしくて、摂っても摂ってもね、えー無くならないというか、普通だったらもうこんぐらいで終わりでしょっていうぐらいよりも、えーすごく摂れているらしくて、豊作なんですね。
で、そうするとその空豆をね、消化させるために、出荷するためにね、一つの袋にね、普通だったらこんぐらい入れれば良いでしょっていう分を超えたパンパンにしたぐらいの量をね、入れて、ね、150円とか200円とかかなり安い料金で袋詰めした空豆を、えー出荷してきたというお話なんですけども、えーこれをベースに、えー産直市に、えーこれから生産者として出荷する立場になった時に、どういうところに気を付ければ良いかというのをお話ししていこうと思います。
ポイント1、生産者に稼ぐ気はあるかです。はい、これが冒頭のところですね、えー私の後悔というか、あのー周りの人にごめんなさいと言った理由の一つなんですけども、えー出荷している人がですね、えー簡単に言うと、まあ現役世代の比率がどうなのかという感じですよね。
年金世代の、えーね、人が、えー多い産直市は、もう価格がね、どんどん安くなっていく傾向になっているので、はっきり言ってまともにね、あのー商売ができない環境になっている可能性があります。
よくあの本とかでも、農業というのはね、農をなりわいね、あの業という字を訓読みするとなりわいと読むんですけども、ね、農業というのはちゃんとそれで生計を立てていく人が農業っていうんであって、家庭菜園でやっている人はね、農業じゃなくて農とかね、農的暮らしとかなんかの農業とは別ジャンルなんだよっていう風な本とかも結構ね出てるんですけども、えーね、野菜を売って稼がないといけない人は根付けに厳しくなったり、ね、クオリティーにこだわったりするんで、
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家庭菜園の延長でやっている人とか、まあ言葉悪いんですけども、年金世代の方で、まあ孫の小遣いにちょっと入ればいいんだよとか、まあ自分の趣味というかね、昔からやっていることだから野菜作りを続けているんだよっていう人からしたら、絶対に根付けがどんどん甘くなります。売れ残ったら悲しいからとかね、地域の人に喜んでもらいたいからということで、まあ理由は様々あるんですけども、どんどんどんどん価格を安くしている三直がほとんどです。
なのでそのね、年金をもらっている人とか、まあ趣味でやっている人が多い三直に出荷しても、はっきり言って採算が合わない場合が多いです。
なのであなたがね、今からここの三直に出してみようかなっていう思う時に、まあ年会費もね、いらないとか、あの規約が緩いとかで別にね、あの入っても負担が生じないものだったら、まあとりあえず登録してみて試しに出してみようっていうのでもいいんですけども、参加する時点でね、なんかあの総会に出ないといけないとか、結構高い年会費を払わないといけないとか、
えーなんかね、あの縛りが発生するものだったら、まずその前にね、あのお客さんとして行ってみたりして、その野菜とかの相場感はどうなのかとかね、あの時々出荷している人とね、あのすれ違ったりとかもできると思うので、どんな生産者がいるのか、どういうポリシーでやって、ポリシーって言うことじゃないですね、どういう雰囲気でね、あの売り場を、売り場作りをしているのかっていうのを確かめてみるのがいいと思います。
これがポイント1、生産者に稼ぐ気はあるかです。はい、そして次が売り場スタッフにやる気はあるかというお話です。えーね、3直位置とかね、道の駅っていうのもいろいろパターンがあるんですけどもね、町内のやる気が集まってね、あの自分たちで立ち上げたような形の3直とかだったらね、お客さんに来てもらうにはどうすればいいかとかね、えー気持ちよくお客さんに時間を過ごしてもらうにはどうすればいいかということで、えー例えばね、あの店内のポップを丁寧に廃棄というかね、あの
PRするとか、トイレが綺麗になっているとか、店内のね、掃除とかそういう外観とか内装とかにもこだわっているみたいなところがあると思うんですけども、まあなんか周りがやっているから3直作ってみたよとかね、あの市とかね、県とかの補助金があるからなんか作ったよっていうのを延長できてたりして、はっきり言ってね、あのスタッフさんのやる気が全然ない3直道の駅っていうのも存在します。はい、残念ながらこれは存在します。
いつだったかな、2000年から2010年ぐらいの間にですね、3直ブーム、道の駅ブームみたいなのがあったらしくて、今まではもう農家から野菜を買うって言ったら、もうね、あのスーパーでしか買えないっていう時代に農家が出した野菜を直で買えるところができるらしいよっていうので、3直ブームっていうのがあったらしいんですよ。
うちのじいちゃんがさっき言った出している3直も地元にあるので、どういうんですかね、もう車で1時間以上かけてそこの3直に買いに来るみたいな、他のところには3直がないみたいな時代があったらしいので、その時はもうその3直だけで月に30万から50万ぐらい収入があったみたいな時代もあったそうなんですが、今はもうね、3直なんてそんな珍しいものではないので、その時のね、あの2000年から2005年ぐらいかな、ブームでバーッとできた時の名残で、
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まぁ形としては3直なんだけど、まぁ別にそんなお客さん来ないよねみたいな時3直とか、まぁ別にあるからもったいない、場所があるからもったいないからやってるんだけどってぐらいで、パートのおばちゃんが立ってるだけっていうね、道の駅とか3直とかもあったりするので、盛り上げようという意識のある3直かどうかっていうのはチェックしておいた方がいいと思います。
簡単に言うとやっぱりスタッフさんのやる気があるとね、お客さんに良いものを届けたいからということで、質の悪い商品を出している生産者の方には注意が入ったりとか、道の駅3直っていうのはだいたい定数量制で売り場にお金が入るので、その商品が売れないと道の駅の時給も入らなくなってしまうみたいな構図になっています。
なので少しでもお客さんにプラスで買ってもらえるようにポップを提示したりとか、これもセットでどうですかって言ってみたりとか、おいしいなんとかのレシピはこれですよみたいなのもつけてくれてたりする道の駅もあります。
一方でさっき言ったみたいに、昔ながらのでやってますとか、シーとかが絡んでるので怒られてもいけないので難しいことはしないようにしてるんですよとか、とりあえず今日1日問題なくトラブルなく過ごせたらいいんですよみたいな道の駅の場合はとりあえず商品を並べてレジで会計してもらって、好きに来てくださいみたいなところもあったりするのでね。
そういうところも入ってみて雰囲気でわかると思います。ここお客さんのことを考えて頑張ってるなーっていうところと、ダラダラやってるなーっていうところはなんとなく入って自分が客の立場になったら伝わるものがあると思うので、さっき言った店の雰囲気とかトイレがきれいになってるかとかそういうところもなんですけども、そういったところでやっぱりお店のやる気があれば自分の生産物っていうのも売りやすくなる傾向があるので、あとは生産者同士のトラブルみたいなやつもそうですよね。
トラブルがあった時に親身になって対応してくれるスタッフさんだったらいいんですけど、いやもう生産者同士で解決してください。お店は関係ないですみたいな感じでドライに対応されるスタッフもいたりとか、逆に親身になってお互いが揉めないためにはどうすればいいかルールを考えていきましょうとかね。譲り合ってというか、きっちり対応しましょうみたいな風に言ってくださる方もいるので、そういったところも含めてスタッフの存在、道の駅の管理する側の存在っていうのも重要な要素になると思うので、
これがポイント2つ目ですね。売り場スタッフにやる気はあるかということで紹介させてもらいました。そして3つ目が商品ラインナップを確認しようということですね。
自分がいくらこだわって商品を作った、これはこだわりのごぼうですとか、これはこだわりのトマトですみたいなことを言っても、売り場にシーズンになったら同じ商品が並ぶんですよ。それはもう仕方がないことです。
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3直というのは1人が何個出してもいいし、どんなものを出してもいいよっていうのがルールなので、トマトが出せるシーズンになったらもう一面真っ赤になるし、ピーマンが出せるシーズンになったら一面真緑になるしみたいなことでね。
でもお客さんの数は一般的にそんなに変わることはないので、みんなが出してれば出してるほど自分の上に残っていくし、その中で埋もれていくみたいなことになるので、俗に言う豊作貧乏みたいなやつですよね。
自分が今年はトマトがすごい採れたぞと思ったら、大体周りの農家もすごいトマトよく採れてるんですよ。天候に左右されるものなので。
そしたらトマトがこんなにできちゃってどうしようっていうことになるので、さっき言ったおじいちゃんおばあちゃんの話になるんですけど、年金でやってる人だったらもう安く売ろうかっていうことになって、大量にトマトを袋詰めして80円とか言うので、
こんなんで採算合わんだろうと思うんですけども、その人たちは趣味でやってるのでそれで困らないんですよ。でもあなたはそこで道の駅でほんまにやりたいと思っても、トマトを出そうと思っても、そこの道の駅でトマトがもう供給がたくさんあるんだったら、どう考えても需要というお客さんの人数は変わらないところで、そのトマトを売ろうと思っても難しいということは覚えておいてほしいということですね。
なので道の駅のスタッフさんに、ここの売り場で今年間通して欲しい野菜は何ですかとか欲しい加工品は何ですかっていうのをまず聞いてみるのがいいと思います。
うちはこの野菜はもうたくさん出てるんで、これは欲しくないんですけども、実はこの商品が手薄なんですよねっていうのが、売り場の方も結構本当に欲しいと思ってらっしゃるパターンが多いです。
お客さんからトマトとピーマンはもういいから、この野菜はないの?みたいな感じで問い合わせが結構入るんですよ。
でも、うちの生産者さんだったらその野菜作ってる人いないんですよっていう感じで断ってしまうとか、あまりにも需要が多かったらそれだけ県外の野菜を市場から仕入れて、
3直なんだけど県外野菜も置いてますみたいな感じで需要の良い玉ねぎと人参だけは年間通して置いてますよみたいな3直もあったりするので、
手薄な野菜は何ですか?とか自分の作ってる野菜を提示した上で、この中で一番ニーズがあるのどれですか?みたいな感じで聞いてみるとミスマッチが防げるというかね、
他の年金世代の方とか家庭菜園の方と無駄な勝負をして消耗しなくて済むかなと思います。
まあ良くも悪くもやっぱり3直っていうのはねあの委託形式、売れた分だけ自分に収入が入るっていうスタイルなので、スーパーに出すよりも年半大体2割から3割ぐらいなのかなと思うんですけども、
スーパーに出すよりも見入りが多いというふうには言われています。ただまあ売れ残りのリスクとかね、途中で品質が悪くなって廃棄になるみたいなリスクを考えると、
道の駅だけ3直位置だけをメインに作戦を立てていくっていうのはなかなか難しいんじゃないかなと思います。
手前味噌であるんですけども僕の場合はごぼうというのがですね広島県の中では割と珍しい作物、
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土を選ぶとかねショベルカーみたいな大きい機械がないと収穫が難しいという背景があったりするので、ごぼうだけはねどこの3直に出しても割と優遇してもらえます。
出す人がいないからどんどん出してくださいみたいな感じで追加の発注があればお願いしますみたいな電話もねあのシーズンになるとかかってくるんですけども
そういうねなんか地域の中で珍しい野菜とか需要がある野菜というものだったらいいんですけども
すでにジャガイモがみんな普通に作れるよっていう地域で自分のジャガイモを差別化して売りたいとかこだわりのなんか伝えて3直で売りたいって言っても
お客さんの人数そのものが変わらないという状況だったらねこだわりをね伝えるみたいな感じとか差別化するっていうのはなかなか難しいと思います
まあそこはね諦めずにチャレンジはしてみてほしいと思うんですよ
周りの人が100円のジャガイモを出している中で自分は何かねあのこのジャガイモは他のジャガイモとは違うんですっていうものを言って
100円の相場のところを150円にしてみるっていう努力というかね工夫はしてみてほしいと思います
それによってね他のよりも高いんだけどもあなたの野菜を買うよっていうファンが一定数出てくるとは思う思います
なのでそこをチャレンジしてほしいんですけども結果が出るまでにねどうしても時間がかかると思います
その中でねあの周りの人がどんどんねあの値下げ合戦みたいなことをしていく中で自分は果たして高い値段のままをキープできるのかどうかっていうとねやっぱりねお客さんの方もまあここまで価格差があるのはさすがに買えないよねっていうことになったりもするかなと思うので
ねあのチャレンジしてみて手応えを得られるところまで自分がそれに耐えられるかどうかみたいなものも含めてやっぱりちょっと厳しいところがあるんじゃないかなと思いますので
3直をメインにしようと思うとね難しいところもあるよというか地域のニーズやねライバルというか周りの生産者が何を
作っているのかっていうのもねあの重要な要素になると思いますのでその点はね自分の こだわりがどうこうというよりかはねあの何が求められているかみたいなこともね考え
ながら3直位置をどんどんね開拓というかのを狙っていってみてほしいかなと思います はいということで今日はですね3直位置を反論にしたい人はこの3つに気をつけろということでお話を
させてもらいました やっぱりね3直位置はどっちかっていうとサブで出荷しているみたいな感じの人が農家全体として
は多いんじゃないかなと思いますねスーパーとかねあの市場とかメインの売り先があって 余ったものとかねこだわってこれは生きるぞと思ったものを道の駅で出したりとか
まあねあの ec サイトとかインターネットとかを使って直販をしながらねあのテストし ながら3直に出すみたいな感じの使い方の方が多いんじゃないかなというふうに思います
3直はねほんと天気に左右されたりとかねなんかそのお客さんが来ないと当然儲からない っていうスタイルなのでその3直道の駅自体に魅力があるかみたいなところも含めてね
自分で調整できないね要素がかなり多いかなぁと思うので まあ当たればラッキーぐらいのねつもりで3直に出荷しながらね自分のスキルとかね
認知自分のに人気度みたいなね上げていってもらえたらなぁと思います はいこんな感じでね農業系のマーケティング情報とか気持ちが楽になる話みたいなのをして
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ますのでよかったら音声配信とかね sns のフォローチェックもよろしくお願い致します いやー本当にね今日は道の駅にその空山目を出荷しながらねちょっとなんか周りの
人にあーごめんなさいみたいな空豆をちょこっと袋詰めしてね 200円ぐらいしてる人がいたんですけどもそれの1.5倍ぐらいかなうちのじいちゃんがねあの袋詰め
してて200円みたいなことをしてたのでさすがにこれはね どう考えても買う立場になったらこっちの大量の空を買うよねみたいな気持ちになったので
これの繰り返しやっていくとねどんどん道の駅3直まで手数料が入らなくてしんどくなる しね
出す方もやる気がなくなっちゃうしなくなっちゃうしということでやる気がなくなったり するので本当に良いことが良いことないというわけじゃないんですけどねちょっと心苦しい
なぁと思いながら出荷した a ね土曜日の朝でした 皆さんもあの生産者の立場とねやっぱお客さんの立場になったら道の駅とかね3直位置の
この売り場の様子ってだいぶ違いますよねなんかミスマッチでお客さんの時はこう だったんだけどとか生産者としてここらへんがねちょっともやもやしますみたいながあったら
コメントでまた教えてもらえたら嬉しいです 広島県は今日はフラワーフェスティバルというね年に1回の大きいお祭りが広島市内で行わ
れているそうです 実はまあこれ普通は5月の音3日から5月の5日のゴールデンウィークである
ねお祭りなんですけども広島でね大きい メイン道路広島市内ど真ん中にあるメイン道路をね立ち入り禁止というかの通行禁止にして
そこを歩行者天国みたいな状態にしてね 道路沿いにお祭りみたいなのをやったりとかねライブをやったりとかするっていうことなんです
けども今年はね g 7サミットの影響でその フラワーフェスティバルの方を6月に延期したということでねあの久々にじゃなかった
初めての6月開催ということでね なんかいろいろと盛り上がっているみたいです
私はお祭りに入ってないんですけどもニュースとかでね フラワーフェスティバル盛り上がってますっていうのをお昼のニュースで終わってたのでちょっと
紹介していました はいということで皆さんも体調に気をつけてお仕事頑張ってください最後までお聞きいただき
ありがとうございました ok ファームでした