2020-03-18 08:48

女子学院中学~2020年入試問題傾向分析!その4~

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毎週サブエピソードとして、実際に出題された2020年の入試問題を小川先生が分析し、問題を紹介しながらそれぞれの学校別にどういった傾向があり、来年以降どのような対策をしていくのが良いかを徹底解説します。
第4回目は女子御三家の一角「女子学院中学」です!
番組へのご意見・ご感想・ご質問はこちらのフォームにてお待ちしております。 
http://bit.ly/36g57VN 
<制作>
出演:小川大介先生 
MC・プロデューサー:富山真明 
制作:株式会社PitPa

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2020年入試問題傾向分析
実際に取材された2020年の入試問題を小川先生が分析をしてですね、例を取りながらそれぞれの学校でですね、どういった傾向があったり、また来年以降、その学校をもし受ける場合にどういう対策をしていったらよいのかというのを解説していこうと思います。
今回の入試問題傾向分析、今までNADA、応員、改正ときましたが、今回は女子五三家、通称JGと呼ばれる女子学院ですね。女子学院、学校のイメージだったり、今年の問題の傾向はいかがだったでしょうか。
女子学院というのは例年、正確な処理と幅広い理解というのを求める学校ではあるんだけども、大量の知識というのはやはり求めることもなく、受験生として心の強さが必要な学校なんですよ。迷ってるとちょっと時間なくなる。
問題を解く。
とっても一個一個ばらしてみたら、超難問みたいなのが入ってこないから解き進められるんだけど、ちょっと不安になったりすると怖くなる。
決めて答えていく。パッと見て、ちょっとあれってどういうことかなと、つまずくというか引っかかる問題が出てきたときに、何とかその場で自分で判断して前に進むという、そんな練習をしてきた学校が相性がいい学校なんですね。
なので算数に関して言うと、いわゆる応用的な問題をたくさんやることよりも、各単元の意味、例えば今回は逆数という言葉についてちゃんと言葉の定義、意味を理解してますかという、小学校の教科書にも出てくるようなことを素直に聞いてて、
でもこれね、難関中狙いで頑張って勉強してるように見えて、算数に出てくる用語の意味あんまり分かってない子って結構いるんですね。なぜかというと、習った式をとりあえずやりゃいいんでしょうと。パターンを真似だけして勉強してきた子は、意味が分かってないことが多々にした。
でもそれいつ習うんですかって、4年5年で習うんですね。6年は特に出てこないんです。だから1回1回の学習というのを、ちゃんと理解を大事にして納得感を持った勉強をしてきたかなというのが、算数では問われているようになって。
そこで算数でもそういう問題が出るんですね。
出るんだけど、知ってて当たり前されて、今まで聞かなかったんだけど、当たり前すぎることをないがしろにして、ただただこなす勉強をする子が増えちゃってるという、今の中学受験の問題点。そこを学校側も修正したいんでしょうね。
国語も、今年は女子学院本当に出題で、例年に比べて記述の量が増えて、文章素材的にも内容を確実に段落ごとに読み取って、意味を自分なりに捉えて、記述表現する。
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大院でも、改正でも、名田でも問われているような、本当に標準的な国語の力を真正面から聞いてきた。
で、女子学院らしいのは漢字が、女子学院合格したい子なら全部書けなきゃいけないんだけど、ちょっと言葉の意味に詰まるというか、ちょっと意味が浮かばないと漢字が思いつかないかなって微妙な語彙力を聞いてるんですね。
日頃から文章に触れる中で、言葉の意味を大事にしてきたか、気になった知識を調べるという学習をしてきたか、という蓄積というところが問われるような出題になっていて、
以前は記号問題の処理とか、知識をこなすようなものが拝点が大きくて、独特の出題だったんですけど、女子学院。
本当に良質な王道国語で出してきたので、学校として考える力、これは2020年、今年からはっきりしたトレンドですけど、全体の学校の入試トレンドの考える力重視ということを女子学院も鮮明に打ち出してきた。
ここで注意がですね、つまりですね、学校ごとの入試傾向に応じた特別な指導、特化型指導っていうのが役に立つのかっていう話になってきてるわけですよ。
ここ今4項聞きましたけれども。
同じことばっかり言ってる。
同じなんです。
同じ標準というか当たり前の勉強の質と量の到達点によって合格点が取れる学校の種類が変わるだけで、気を照らす勉強を特に求めてないんですよ、何巻こ。
それは結構今年、去年ぐらいかな。
確かにね、ここ数年考える力を聞こうという流れがあったんですけども、各子足並みを揃えるようにオーソドックスなところをしっかり正面から聞こうという、正々堂々とした入試って言い方は失礼かもしれないけど、
しかも家庭の親子のコミュニケーションや問題意識を大事にしてくださいよ。現代社会に対して問題意識ちゃんと持ってますか?問題意識ばっかり見てませんよね?
っていう、そんな入試は今年で揃いましたね。
なるほど。となると、例えば改正を目指しますで改正の確問だけ見るというよりも、もしかすると今年の他の同じレベルぐらいの高校、中学の問題を見て、なんとなくトレンドを掴むというのはもしかすると必要になってくる。
とてもいいですね。とてもいいです。
ちなみに女子学院の社会も面白くて、女子学院と後、徳島学校もそうなんですけど、本当にね、現代社会に対して興味持ってますか?問題意識ありますか?っていう意図が例年強いんですね。
日本国憲法を思いっきり聞いてみたりとか。
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それも単に公民の勉強の時に、憲法が法の最高法規って片付けずに、何を縛るものなのか、どんな歴史背景があったのか、なかった時代どうだったのかって考えた時に、今ってそんなちゃんと大事にされてるので、憲法改正改正って言ってるけど、
それって私たち自身がこれからどうなっていくってことを意味するのかな?というのを小学生なりにあれ?と思って考えてよ。せめて家族の会話に出してよ。そういうことをあるかないかなんですね。
それもそれを傾向対策として暗記として勉強させたきりがある。
そうですねそうですね。幅広くなっちゃいますね。
でも家庭で会話がある。もしくは大人と会話できる関係がある。これにとっては日常の話。
日ごろニュースだったり、社会問題のところに対して家族間で話し合ってるかどうかっていうのはだいぶ差が出そうですね。
出ます。理科は例年通りの処理力、集中を途切らさずに仕上げ切る力、計算力とも聞かれるんですけど。
これもね、女子学院という学校が素晴らしいところで、女子学院って入学した子供たちに何を願ってるかって、明らかに社会に出て自らの力で活躍できる女性を輩出しようとしてるんですよ。
求来型の男性に依存して、じゃなくて自分自身の意思を持って社会の一員として。かっこいい女性ですね。力のある女性で会ってほしいと。
そこにしなやかさも持ってほしい。じゃあ必然的に科学的な理解力、社会問題に対する関心絶対必要だし、自らの意見を発信する力、判断力って必要だから国語で聞かれるし。
各科目が効いてる力っていうのは学校が伸ばしてあげたい、育ててあげたい人物像というのを明確に表してるから、すごく一貫性があるんですね。
その学校を受けたいと考えるおうちは、お子さんにそう育ってほしいと思ってるはずだよな。であれば小学校の時から、そう育つような関わりを親も意識してやろうと。
塾と私立の学校だけが育てるんじゃないかというメッセージ。
そうですね。堂々たるメッセージですね。
分かりました。ありがとうございます。
次回はこちらも力を入れている人気の麻布中学を取り上げたいなと思います。
ブレない学校ですからね。
よろしくお願いします。
今日もありがとうございました。
ありがとうございました。
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