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宮武 徹郎
みなさん、こんにちは。草野美希です。 宮武哲郎です。
草野 みき
Off Topicは、アメリカを中心に最新テックネスやスタートアップ、ビジネス情報を緩く深掘りしながらご紹介する番組です。
今回のトピックは、フードがサードプレイス化する理由について話していきたいと思います。
宮武 徹郎
今日に関しては、引き続きフード系の話をしたいと思うんですけど、
過去2回分ですと、ファストフードカルチャーについていろいろ話したと思うんですけど、
1980年代から90年代にかけて、多くのファストフード機の会社、マクドナルドが一番わかりやすい事例になると思うんですけど、
カルチャー的な意味合いを持ってたり、行きたい場所になっていましたと。
テレビ番組を作ったり、キャラクターをIP化したりしてましたし、
ちょこちょこそこも前回でしたけど、前々回、楠さんもなぜこのキャラクターだとか、そこそこそういうのずっとあったものの、
そこに誕生日パーティーを開催したりとか、そういう子供たちが多かった中で、
さらにサブカルを作った時に、そこでファストフード店で実際集まるような現象も起きたりしてたんですけど、
サードプレイス化っていうところが徐々に薄まっていって、
それはいろんな健康面の理由とか、いろいろ印象が悪くなったりとか、そういうのもいろいろあると思うんですけど、
同時にモノカルチャー化したっていうところもあると思っていて、
なので今のファストフードは多分サードプレイス化は、アメリカの場合ですとあまりできていない。
ただ、フード自体がサードプレイス化が実はしやすいものだと思っていて、
そこのいろんな理由があるんですけど、その中で今日主に話すのはグロサリー。
グロサリーが今プチラグジュアリー化し始めていて、そこから今サードプレイス化していると思っているので、
そこの事例をいろいろ深掘りしていくと、どういうふうにいいサードプレイスを作れるのかっていうのがより分かるかなと思って、
今回このエピソードをしたいなっていうところでしたね。
草野 みき
宮武さんにとってはサードプレイスはどこですか?
宮武 徹郎
今はどこになるんですかね?
なんかツイッターとかになっちゃうんですかね?
草野 みき
めっちゃオンライン。めっちゃオンラインですね。
宮武 徹郎
あんま外出ないんで。
クサトも多分知ってると思いますけど。
草野 みき
いやいや、いつも。でも結構お出かけしてるのかなと思ったんですけど。
宮武 徹郎
全然です。
草野 みき
でもちょっと難しいですよね。私もそんなになんていうか、飲みに行ったりとかそんなしないので、
草野 みき
バーとか、行きつけのバーみたいなとか、スポーツここ行くみたいなのもないので、なかなかないですね。難しい。
宮武 徹郎
僕の勝手な印象ですけど、楠さんですと特定のカフェっていうよりも、いわゆるカフェっていうのがサードプレイスになったりとか、
それが本当のサードプレイスなのかっていうのもいろいろあると思うんですけど、そういう印象でしたけどね。
草野 みき
その概念が良いのであれば、もしかしたらそうかもしれないですね。
宮武 徹郎
ちょっと広く捉えすぎてるかもしれないですけど。
草野 みき
なるほど、なるほど。
宮武 徹郎
今回はパート3っていうところで、前回と前々回ですと、いろいろさっきも話した背景の部分がわかると思うので、
そこはぜひ皆さんに聞いてもらいたいんですけど、
今日に関してはもうちょっとこのグロサリーのところとサードプレイスっていうところを話していきたいと思いますと。
スタートとして先週も話したように、結構アメリカ人が今経済的な限界をいろいろ迎えていて、貯金額がどんどん下がっていって負債額がどんどん上がっている状況の中で、
ただ彼らからすると、うちにラグジュエリーアイテムがそれによって全く欲しくないとか、ステータスアイテムが欲しくないっていう、その需要は別になくなってはなくて、
ただそれが今まで買ってきためちゃくちゃ高いものを、より選ばないといけないようになったと。場合によってより低価格のラグジュエリーアイテムを買わないといけないってなったので、
一番わかりやすい事例が、これ確かどこかも調査してたと思うんですけど、
iPhoneを買う人たちですと、結構1世代2世代ぐらいスキップする人たちがかなり増えている。
これってどんどんiPhoneも高くなっていたりするので、なかなか毎年買うっていうのって結構ハードルが高くなってきているっていうのもありますし、
単純にそこまで変わらないのであれば、今のiPhoneでもいいやって多分思う人たちがどんどん増えていって、
その代わりに違うラグジュエリーアイテムを買っているっていうところですよね。
草野 みき
確かに変わらないがいいかみたいなのがありますよね。
宮武 徹郎
そこはどうしてもすごい機能とか出たらもしかしたらあるかもしれないですけど、
基本的には多分より多くの人はその世代をスキップするようになってきたのかなと思っていて、
それってiPhoneだけではなくて、例えば家具とかホームウェアとかに関してもちょっと古くなったテーブルでもまだキープできるかとか、
今は買い替えなくてもいいかっていうふうに思う人たちが増えてきていて、
ただその代わりに買い続けている、場合によってはもっと買っているものでいきますとアパレルとか、
宮武 徹郎
場合によってはスポーツとかビューティーとかコスメ、あとはフード系ですね。
草野 みき
トレンドに乗らなきゃみたいなところなんですかね、やっぱり。
宮武 徹郎
そうですね、多分そこが結構大きいと思いますし、
あとはその多分4つのカテゴリーでいきますと、より多分外に見せるものでもあるかなというところですよね。
なので、やっぱりステータスを見せやすいもの、あとはそこまで高くないものっていうコンビネーションかなと思うんですけど、
それこそ今年結構ツイッターとかで話題になってますけど、アバクロの株価ってめちゃくちゃ伸びてるじゃないですか。
草野 みき
アバクロ、日本だと本当にもう1回上陸して今あるのかな、あんまり話題になってないの、日本の中では。
宮武 徹郎
そうですよね、でもアメリカでめちゃくちゃ伸びて、そういう記事もちょこちょこ出てるじゃないですか。
今年だけで株価、株価ベースでいきますと2倍成長していて。
草野 みき
なんでそんな今また流行ってるんですか。
宮武 徹郎
もちろん一部の背景としてはこういう消費トレンドのあれもあると思うんですけど、
単純に多分アバクロがやってる施策とかが結構良くなってるっていうところで、
ここももしかしたらシリアルトークかどこかで深掘りした方がいいかもしれないですよね。
草野 みき
いやーなんか面白いですね、この前ちょっと話が脱線しちゃうんですけど、
アメリカンイーグルあるじゃないですか、あれが最近、去年また再上陸日本にしてて、
で、先月ぐらいにまた撤退してて、先月かな、またもう撤退してて渋谷の店舗なくなってて、
なんでそんなに、何があったんだろうみたいな感じはしました。
宮武 徹郎
めちゃくちゃ短い期間で入って出てったってことですよね。
草野 みき
そうですね、たぶん1年もしないぐらい。
だからなんか、なんでそんなに、何がフィットしなかったんだろうなーみたいな。
でも逆に言うとその、割とアメリカではちょっと炎上してますけど、ブランディーメルビルとかは日本だと結構うまくいってるような様子なので、
なんかそれもちょっとどうなんだろう、アバクロってめちゃくちゃなんていうか、なんていうんだろう、ルッキズマというか。
宮武 徹郎
なんかすごいそういう印象が強いですよね、その店舗の印象もすごい強いじゃないですか、なんかそのすごい結構匂いがして、結構音楽がうるさくて。
ジョーラの男性がいてみたいな。
いるっていう感じですよね。
そこら辺もしかしたら結構ガラッと変えたのかもしれないですし、場合によってはそれがなんか戻った、そこの流行りが戻ったっていうことかもしれないですけど、僕もなんかよくそこら辺は調べてないんですけど。
草野 みき
ブランディーメルビルもちょっとそのめちゃくちゃ痩せてる人向けにみたいな、サイズがフリーサイズしかないみたいな。
草野 みき
美味しかったです。それはそんなに普通のポッピーみたいなやつとかだったっけ?
宮武 徹郎
そんな感じですよね、確か。
L-1に関してはシリアルトークでも少し話したと思いますし、最初はもう記事にしたと思うんですけど、
やっぱりL-1の中ですごいトレンディーなホットスポットになっていて、
健康食品とか、よりナチュラルフードとか、スムージーとかサプリとかを置いているスーパーのチェーン店。
基本的にL-1にしか存在しないというところなんですけど、
さっきも話したように、まあまあ高いですと。
確かスムージーが本当に安いものですと12ドルとかで買えるんですけど、
たぶん普段皆さんが並んでいるスムージーに関しては20ドルか25ドルぐらい。
なので、今の買わせレートでいうとあれなんですけど、3000円超えているスムージーを飲んでるっていう感じですね。
草野 みき
それってあれなんですかね、LAといえばL-1以前にスムージー飲んで、寿司食べて、アボカドトースト食べて、みたいなバイブスがあるじゃないですか。
それの延長、それがずっと続いているから人気なのか、変化とかあるんですかね、そこの流れに。
宮武 徹郎
うーん、まあでもなんかベースとしてそれは変わらないと思います。特にLAに関しては。
草野 みき
だからLAしかないんですかね、他の店舗に出したらなんか雰囲気、またちょっと変わった。
宮武 徹郎
ただスムージーは、他のなんか最近なんかホットなグロサリー店舗に必ずスムージー置いてあるみたいな現象って起きてるので、
あそこはたぶん完全にL-1の影響だと思います。
草野 みき
あーなるほど。
宮武 徹郎
なんで若干そのLAのバイブスをなんかちょっと自分のスーパーにも導入したいとか、なんかちょっとラクジュアリー化するスーパーは、なんか結構L-1からインスピレーションをとっているところ多い気はしますね。
うーん、なるほど。
まあでもやっぱL-1ですと、結構LAのインフルエンサーとかセレブとかもよく通っているところでもありまして、
で、たぶん最初にL-1がその人気になったきっかけっていくつかあるんですけど、
一つがたぶん2018年にカニエウエストがL-1についてツイートしてて、
L-1ドリップがみたいなことを言ってたので、たぶんそれが。
草野 みき
L-1ドリップ?
宮武 徹郎
L-1ドリップ、ドリップです、なんかそのファッションとかそういう話なんですけど、
たぶん当時出したグッズかなんかがたぶん良かったっていう話だったと思うんですけど、
で、あとやっぱコロナが一つの大きなターニングポイントとなったのかなと思うんですけど、
宮武 徹郎
それこそ最近、ウォルマートが自分たちのグロサリーのプライベートレーベルブランドを持ってるんですけど、
最近ローンチして、ベタグッズっていうところなんですけど、
明らかに見た目がトレーダー上手なんですよ。
草野 みき
コピー。
宮武 徹郎
別にデザインなのでコピーするのは多少いいかもしれないですけど、
明らかにああいう雰囲気を出そうとしてる。
草野 みき
なんか前にシェアトークで紹介したことあるんですけど、
女優さんの名前忘れちゃったんですけど、
ホンテッドマンションに出てた個人の女優の方がスーパー作るみたいな話をしてたら、
資金調達してて、なんかそれはめっちゃ面白いなと思って、
地域に根付いてコミュニティの場所としてスーパー作りたいみたいな話をしてて、
なんかそういう独立系で面白くて、
クレーションが素晴らしくて、
なおかつ地域のコミュニティ、
たぶんゆかりの主だったと思うんですけど、その人の。
それってすごい、スーパー作ろうって大変だから作らないんですけど、
なんかそれは、
場所作りとして、コミュニティの場所としてのスーパーみたいなのがめっちゃ面白いなって思います。
宮武 徹郎
とくにやっぱり、
結構他の店舗とか、他のリテール店舗よりもやっぱりローカルに根付きやすいものじゃないですか。
オンラインで頼む文化ってまだアメリカですと10%ぐらいの普及率しかないので、
なるとやっぱり近くのスーパーに行くっていうのは、もう当たり前のことになる中で、
もちろんチェーン店みたいなところもあれば、もうちょっと独立系っていうところもあるので、
やっぱり地域に根付きやすい部分は大きいですよね。
なんで、このグロサリー店舗が、
もちろんさっき話した、現実逃避とか、あとステータスとか、そういうものもあると思うんですけど、
やっぱり、草野さんが言ったように、コミュニティ作りに結構適してるものでもあると思っていて、
例えばエレオンとかハピアグロサリーの場合ですと、
自分がそこに行く人なんだっていうアピールもできるので、
そこに行ってる人たち同士が、自分もそうなんですよねっていうのを言い合える、見せ合えるっていうのも、
一つ別にいいことだと思いますし、
でも別にそこだけではなかったりするので、
例えばホールフーズも、もちろんマスになってますけど、やっぱりホールフーズに行くような人っていう人っているので、
草野 みき
どういう人なんですか?
宮武 徹郎
やっぱりどうしてももう少し、所得で言うともう少し高めだったり。
草野 みき
結構都市にあるイメージあるんですけど、そういう感じですかね。
日本で言うと普通のスーパーはウォルマートとか、ちょっと上になるとホールフーズみたいな感じですかね。
宮武 徹郎
そうですね。やっぱりどうしてもオーガニックとかナチュラル系に強いところではあるので、
宮武 徹郎
たぶんホールフーズに行くと普通のスーパーで置いてあるようなお菓子とかが置いてないので、
やっぱりもう少し、もともとエレウォンみたいなステータスがもともとホールフーズを持ってたりしてたので、
もちろん全然ライフスタイルブランドにはなってないですけど、
やっぱりそういうイメージを持っている人は多いと思いますね。
一般のアメリカ人がホールフーズに毎日行くかと言うと行かないので。
草野 みき
ホールフーズってアマゾンでしたっけ?
宮武 徹郎
アマゾンが買収しましたね。
草野 みき
なるほど。テックなイメージもちょっとあるな。
宮武 徹郎
特に最近はいろいろ導入してたりもするので、
でもこういうホールフーズもそうですし、残念ながら最近シャットダウンしたドームズキッチンとかもそうなんですけど、
最近そのスーパーがただのスーパーではなくて、より人が集まれるような場所になり始めているっていうところで、
草野さんも言ったように、エレオンとかイートインスペースがあったりとか、
椅子が置いてあったりとかする場所も結構他のグロサリー店舗も似たようなスペースを立ち上げていて、
さらにホールフーズもそうですし、エレオンとかもそうですけど、
アメリカでホットフードコーナーって呼ぶんですけど、
サラダが置いてあったり、場合によってスーパーが置いてあったりとか、パンが置いてあったりとか、
もう少し気軽に買って、そのままそこで食べれるようなものが増えてます。
エレオンとか結構寿司コーナーとか結構拡大しているっていう話も聞くので、
それプラスWi-Fiも結構出し始めてるので、皆さん。
そうすると何が起きてるかというと、スーパーがコワーキングスペースになってるんですよ。
なので、平日の日中はコワーキングになって、夜はバーになってるんですよ、いわゆる。
草野 みき
夜はバーになるんですか?
宮武 徹郎
バーっていうよりも、そこでそのまま飲むっていう。
草野 みき
カウンターみたいなのがあるんですか?
宮武 徹郎
必ずしもカウンターではないんですよ。
草野 みき
フードコートみたいなところで飲んでるみたいな感じですか?
宮武 徹郎
みたいな感じですね。
ここに関してはちょっと面白いのが、普通のバーとかレストランに行ってもいいじゃないですか。
でも、やっぱり普通のバーとかに行くと、スーパーよりもうるさいと。
草野 みき
逆に?
宮武 徹郎
そうなんですよ。やっぱり人がより多いっていうところも多分あると思っていて。
草野 みき
なるほど。
宮武 徹郎
なので、実はスーパーの方が落ち着いて飲めるっていう。
草野 みき
そうなんですね。
宮武 徹郎
レストランに行くと、子供がいたりとか、それでうるさくなったりとかするので、
それも避けられるみたいな感じで。
よりリラックスした空間で飲めるっていうところでスーパーを選んでる人たちが実は多いらしくて。
宮武 徹郎
何の教会なのかもわかんないですし。
なので、何かしらの前提が必要で。
例えばですけど、ハッカソンとか、ハッピーアワーとか、引っ越し祝いでもなんでもいいんですけど、
それって全部前提がついてるんですよ。
ハッカソンはそういう商品、一緒に開発しましょうっていうものだったり、
ハッピーアワーだと単純に飲みに行きましょうですし、引っ越し祝いですと引っ越し祝うために行ってるわけなので。
そこのソーシャルなイベントって、実はいいものってだいたい前提付きなんですよ。
なので、アメリカだというか、ハングアウトって呼んだりすると思うんですけど、
ハングアウトを作るときに、集まる場所を作るときに、実は重要なのってナラティブで、
なぜ集まるのかっていうきっかけが必要なんですよ。
そのきっかけがないと集まりづらいんですよ。
草野 みき
そうですね。
宮武 徹郎
そもそもどのタイミングで集まるかもわかんないですし、どういう形で集まるのかもわかんないし、誰が来るのかわかんないので、
そこのきっかけをどういうふうに作るのかっていうのって、すごい重要だと思っていて。
それこそ、草野さんがこの間シリアルトークで、最近より多くのブランドが、
ウォーキングとかランニングのグループ作ってるって話したじゃないですか。
それってやっぱり、エクササイズっていうきっかけを元にみんな集めて、
それでよりそこでブランド愛を語り合ったりとか、別にブランド愛じゃなくても、
それでブランドが好きになるっていう。
それこそ、レボルブとかエビエターネーションとか最近、
それこそルールレモンもこれ昔からやってますけど、
店舗でエクササイズするとかヨガをするとか、
そういうやっぱりきっかけ作りをしているので、これって全部前提なんですよ。
集まるための。
なんでやっぱり、それこそ僕もこの間ツイートで、
ランニングクラブが新しいマッチングアプリだみたいな話もしたことあるんですけど、
それもランニングの目的でみんな来て、そこでお互い同じ興味とか、
ランニングっていう軸があるからこそみんなが集まって、
そこで新しい出会いを探したりとかしてるわけなので、
なんでやっぱり、そういう意味だと、さっきだとエクササイズ、
スポーツとかはすごい共通項目としてみんなが好きになりやすいものでした。
あと音楽とかもそうですよね。
草野 みき
ピックルボールもなんか出会いの場になってるみたいな記事も出てましたけど、
やっぱりなんかヘルシーな出会いを求めるみたいなのは、
トレンドとしてずっと続いてますよね。