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ティーチングプロの野山佳治です。
それでは、今日もゴルフ上達に役立つヒントやコツをお伝えいたします。
今日のテーマなんですけれども、3W、スプーンが打てない3つの原因と対処法ということでお話しいたします。
スプーンというのは、非常に大きな武器になるクラブなんですけれども、
例えば、ロングホールのセカンドですとか、狭いホールのティーショットでドライバーの代わりに使ったりすることができるんですけれども、
ドライバーの次に飛ぶクラブなので、非常にいいんですけれども、ただ、打つのがちょっと難しいです。
ちょっと難しいというか、14本のクラブの中で一番難しいクラブと言えます。
では、その3Wなんですけれども、結構苦手にしている方も多いと思うので、打てない3つの原因と対処法をお話しいたします。
まず一つ目なんですけれども、それは大振りしすぎているということですね。
3Wはどうしても飛ぶクラブですので、飛ばそうと思って大きく振りすぎてしまうというのが結構あります。
振りすぎてしまって、うまく当たらなくてチョロになってしまうということも結構あります。
ですので、3W持ったからといって飛ばそうと思わずに、振り幅を少し小さめにして、3Wくらいで打つくらいのイメージで振っていただくといいです。
そうするとミート率が上がってきますので、しっかりとボールを捉えやすくなります。
あとは距離を欲張らないということですね。飛ばそうとしすぎないということです。
どうしても飛ばそうとしすぎてしまうと当たらなくなってしまいますので、転がってボールが前に行けばいいな、ぐらいの感じで打っていただくといいです。
3W持った時よりは距離がちょっと出ているかな、ぐらいの感じで振っていただくといいです。
2つ目の原因ですね。3Wがうまく打てない2つ目の原因ですけれども、それは球を上げようとしすぎているということですね。
3Wはロフトが立っているクラブです。ドライバーの次にパターを入れればパター、ドライバー、3Wの順でロフトが立っていますので、非常にロフトが立っているので球が上がりづらいクラブです。
ドライバーの場合にはTアップして打つのでそれほど低くはならないですけれども、アッパーに打ちますので少し上がるんですけれども、
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スプーンの場合には地面から基本的にはボールを打たなければいけませんので、なかなかボールが上がりづらいです。
その上がりづらいクラブでボールを高く上げようとしすぎてしまうと、また振ってしまったりトップしてしまったり、場合によってはチョロが出てしまったりしますので、あまり高く上げようとしすぎないということです。
スプーンはドライバーと同じ形をしているので、どうしてもドライバーと同じようにアッパーブローに打ってしまいたくなるんですけれども、基本的には打ち方としてはアイアンに近いです。
地面に置いてあるボールを打つわけですから、アイアンに打ち方は近いです。
どちらかというとややダウンブローに打ちます。
クラブが長くなってくるので、それほど上から急激に打ち込むということはないですけれども、どちらかというとダウンブローぐらいな感じになります。
よく議論されるのに、ドライバー3番スプーンを打つのに払い打つイメージがいいのか、ダウンブローで打つイメージがいいのかということが議論されることがよくあるんですけれども、
これ結論からお話しすると、どちらでも大丈夫です。
うまく当たる方のイメージで振っていただくといいです。
今までスプーンをアッパーブローに打っていてミッショットしたのであれば、少し上から打ち込むような感じで振っていただくといいですし、
逆に上から打ち込みすぎているようでしたら、少しレベルに振るようなイメージを持っていただいた方がいいです。
払い打つイメージで打っていただいた方がいいです。
ですので、どちらも正解なんですけれども、結構ミッショットしていることが多くは高くボールを上げようとしてアッパーに振っていることが多いかなと思います。
ですので、低い球をイメージしていただいて、転がって前に行けばいいかなというイメージを持ってください。
スプーンはナイスショットをそれほど打たなくても大丈夫です。
スプーンはグリーンを狙うクラブではないので、距離を稼ぐクラブですので、それほどナイスショットをしなくても、
ある程度のあたりで前に飛んでいけばOKです。
そのくらいの感じを持っていただくといいです。
ショートアイアンとかだとそうはいきません。
ショートアイアンとかだとやはりグリーンに乗せたいというのがありますけれども、
距離感もしっかりと合わせていきたい、狙った距離を打っていきたいというところもありますけれども、
スプーンの場合には距離感はそれほどシビアにならなくて大丈夫です。
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とりあえず前に行けばいいぐらいの感じで打っていただくと非常に気持ちも楽になります。
あと3つ目の原因ですけれども、
それはどんなライからでもスプーンを使ってしまうということです。
スプーンは難しいクラブですので、使える状況というのが限られます。
例えば傾斜がきつい状況、すごい左足下がりとかすごいつま先下がりとか、
傾斜が強いときというのは基本的にはあまり使わないほうがいいです。
あとボールのライも重要です。
ボールが沈んでいたら当然使わないほうがいいです。
ラフに入っていたりとか、
芝の薄いところにボールがあったりしたら、
基本的には使わないほうがいいです。
スプーンが使える状況というのは、
比較的平らで芝の状況、ボールのライが良くて、
なおかつある程度広いところでスプーンを使っていただくといいです。
それ以外の部分でスプーンを使えますと、当然ミッショットしてしまいます。
ですので、しっかりとスプーンが使える状況かどうかを確認して、
それからスプーンで打っていただければと思います。
今日はスプーンが打てない3つの原因と対処法をお話しさせていただきました。
ぜひ参考にしていただいて、スプーンが打てるようになっていただければと思います。
私もゴルフを始めたばかりの時にはスプーンが本当に苦手で、ずっと使っていなかったです。
ロングホールのセカンド、フェアウェイのいいところからでもスプーンではなくて5番アイアンで打っていました。
5番アイアンで打っていても、それほどスコアを大きく崩すということはないので、
それほど不自由を感じなかったのですが、スプーンはどちらかというと攻めのクラブですので、
守りのクラブというよりもどちらかというと攻めのクラブです。
ティーショットで使う時には、ドライバーの代わりに使われれば守りのクラブになりますけれども、
ロングのセカンドで使うということになると攻めのクラブですので、
使えなくてもそれほどスコアに大きな影響はないですけれども、
ただ、ある程度ボールが打てる人であれば、ロングのセカンドで3番ウッドを使えるようになると、
グリーンの近くで2、2打目で運ぶことができますので、バーディーを取れる可能性がかなり増えます。
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ですので、ぜひ3番ウッドも打てるようになっていただきたいなというふうに思います。
ということで、今日の音声はこれで終わりなんですけれども、
春になってきて本当に季節が良くなってきたので、ぜひゴルフにどんどん行っていただければと思います。
ということで、今日の音声はこの辺で終了いたします。