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スピーカー 1
農フードラジオ。農学学生TTです。農学ビギナーゆとです。農フードラジオは、食べ物をビジネス目線で語るポッドキャストです。
スピーカー 2
いろんな目線だ。ビジネスマン。よろしくお願いします。よろしくお願いします。ビジネス目線。
スピーカー 1
科学とか農業のね、話もね、いつもしてます。はい。ということで、ここまで肉食の話、ベジタリアンの話してきたけど。
肉とか野菜とか、宗教とか。そう、ビジネスということで、ベジタリアンビーガンの未来どうなのか問題をちょっとしゃべっていこうと思って。
スピーカー 2
そういうことか。いろんな観点トータルで見て、ビジネス的にというか、まあ未来の普及とかそういう感じ?
スピーカー 1
そうそうそう。普及すんの?みたいな。まあ、ざっくりこれやったら儲かるんじゃね?あ、しかも将来もみたいのがさ。そういうことか。
スピーカー 2
ビジネスじゃないですか。儲かんないならやらない方がいいじゃない?儲かんないならやらない方がいいのかな?
スピーカー 1
金目線だとね。あ、まあね。営利企業目線だとそうだね。そうだね。ということで、ベジタリアンビーガンの未来の話しようと思うんだけど、多分今日が肉食シリーズ最後で、事実上。
事実上の引退みたいになってるけど。そんなことない。事実上。
次回はお便り読んだりとか肉食関係のね。ちょっとライトなね。伝えたいと思います。
ということで、ベジタリアンビーガンってこうなんか宗教とか思想っていう気はするんだけど、健康軸でいくと関係あるかなって感じがするんだけど。
スピーカー 2
健康面で見れば誰もに関係あるよってこと?
スピーカー 1
そう。で、まあ結構他人事だなっていう人もいると思うんだけどさ。
スピーカー 2
確かにな。俺もいろいろ聞いてるけど、自分がっていうとたまに大豆ミート買うようになるかなぐらいしか想像できてないね。
スピーカー 1
そう。それがあってんのかどうなのかってところがある。
まあ俺たちだからね、ちょっといろいろあってフレキシタリアンくらいにはならざるを得ないかもしれないんじゃないかなっていう風にね。
スピーカー 2
第一回で言ってた、いいとこぞりみたいなやつだよね。
スピーカー 1
そう、ゆるベジタリアンみたいな。
スピーカー 2
肉も飲み会の時は食べるよみたいな。
そうそうそう。
言ってたね。
スピーカー 1
っていうのがとある背景があって、これ大豆ミートの話した時も言ったんだけど、
スピーカー 2
大豆ミート米の会ね。
スピーカー 1
とある地球規模の問題があって、なんだか覚えてる?
スピーカー 2
えっと、ワードチョックはあれだけど、タンパク質の奪い合いみたいな。
スピーカー 1
あ、そうそうそう。
あのね、タンパク質クライシスとかタンパク質危機って言われてるんだけど、
えっとね、今世界人口増えてるんだよね。
スピーカー 2
まだ増えてるんだ。
スピーカー 1
増えてる国があるんだよ。
全体では増えてるのかな。
で、それでタンパク質の、というか肉の需要が上がりますと。
スピーカー 2
増えてるし、発展途上みたいな国がどんどん発展してるのもあるんだよね。
そうそうそう。
まあイコールで人口増えてるか、ほぼほぼ。
スピーカー 1
うん。なので肉食べたいっていうニーズが高まるんだけど。
肉人口がね。
そう。その需要のボリュームと肉を作る供給のボリュームがあって、
需要が上回るのが、2030年までに需要が上回るという風に言われている。
スピーカー 2
もうすぐじゃん。5年、6年。
5、6年先。
スピーカー 1
まあそれで需要が上回れば、いわゆるその肉の奪い合いじゃないけど、
はいはい。
それがまた始まってくると。
スピーカー 2
そうね。需要が上回ったら価格が高くなるんだか、なんかめっちゃ作るんだかわからんけど。
そうそう。
確かに状況変わるね。
スピーカー 1
そうなのよ。
で、ちなみに日本の肉って結構国産もあるんだけど、半分ぐらい外国産なのね。
スピーカー 2
半分ぐらいか。
スピーカー 1
うん。なんかOGビーフとかさ、アメリカンビーフとかさ、牛肉などね。
はいはい。
まあメジャーどこから買ってるってことだよね。
ああ。
そうそう。だからさ、国産のものはまあまあね、食料安全保障というか、
日本が日本人のお腹乱すためにはさ、日本人優先にすることもまあできるけどさ、
アメリカからしたらさ、高く買ってくれる人に売るよって話になるからさ。
スピーカー 2
確かに。やば。
スピーカー 1
例えば中国とかさ、人口も多いしさ、富裕層も増えてると思うんだよね。
うん。
一枚肉のステーキ食いてえわみたいな人たちさ、中国のが多いと思うからさ。
スピーカー 2
多いし、金払いもいいかもしれない。
スピーカー 1
そうそう。だから輸入の肉がなくなったら、日本からね、肉の食べれる量半分になっちゃうっていうね。
スピーカー 2
やべ。今日もオーストラリア産の豚、あ、生姜焼き用の豚肉食べましたね。
スピーカー 1
おお。
そうね。豚もね、結構輸入あるからね。
スピーカー 2
国産と比較して安いから。
スピーカー 1
そうなると、牛丼の値段が上がったりね。
スピーカー 2
おう。安い旨いの代名詞。
スピーカー 1
そう、牛すき丼がデフォになるかもしれないよね。
卵と豆腐とかね。
スピーカー 2
いろいろ入れてね。ちょっと牛肉の量が減って、うまいけどね。
スピーカー 1
そうそうそう。だから牛すき丼で豆腐入ったら、ワンディッシュでフレキシタリアみたいな感じだよね。
スピーカー 2
確かに。豆腐は大豆だしね。
スピーカー 1
そうそう。ココスのハンバーグは豆腐ハンバーグになったりして。
まあそうそう。そんな感じでね。一言じゃないよっていうのがね、結構定説ですね。
スピーカー 2
そうだね。一言じゃないね。
スピーカー 1
だからこう、先ほど言ったようにこう、受給のバランスが崩れて高くなると。
今、この2024年9月現在、米がなくなってるじゃん。スーパーマーケットから。
スピーカー 2
最近ね。米不足というか。
スピーカー 1
多分出てきても高いし、あの佐藤のご飯とかってもう値上げしたっていう噂を聞いたんだけど。
スピーカー 2
あ、そうなんだ。え、このソードというかこの流れの中で?
裏取るわ。
スピーカー 1
たまたま値上げの時期がかぶったじゃなくて。
12月から値上げしますっていう発表だね。
スピーカー 2
あ、もうちょっと先の話か。
スピーカー 1
だから今後値段が上がるだろうっていう見立ても込みなんじゃない?
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
日本人が米に対して渇望するようになってきていてとか。
それも見越して、量が足りない、ニーズがある。だから高くするっていうね。
これが肉でも起こるかもしれないっていうことよね。
スピーカー 2
起こりますね。分かんないけど。
スピーカー 1
米問題でもさ、じゃあもういっぱい米作ればいいじゃんみたいなさ、考えになるじゃん。
スピーカー 2
足りないなら作ろうと。
スピーカー 1
まあそれってまあもちろんそんな簡単に一丁一石で増やせるものではないんだけど。
まあそれは置いといて。
肉も増やせばよくないっていう。
スピーカー 2
まあ足りないなら。
スピーカー 1
そう。考えになるのが自然で。
スピーカー 2
作れるもんならね。
スピーカー 1
そう。なんだけどね、いろいろ肉課題を抱えてまして。
スピーカー 2
もっと作ろうと思うと?
スピーカー 1
まあそうね、畜産農家の立場になって考えてみると、やっぱね、原価率が上がってるんだよね。
原価率っていうのかな、生産費っていうか。
スピーカー 2
餌剤とか育ってる方の費用みたいな。
そうそう。
スピーカー 1
ごめん、ちょっといけない原価率話しちゃったけど、
大体肉を増やすための壁が3つあると思っていて、1つが原価率。
で、結構家畜ってトウモロコシとか食べさせてるんだよね。
だから餌代が上がるってことなんだけど、今サステナブル視点で観点で、
前もサトウの話の時に言ったけど、トウモロコシが燃料になっていってるんだよね。
スピーカー 2
バイオ燃料ってやつ。
スピーカー 1
そう、バイオ燃料に。
だからトウモロコシは食べる用に行くはず、あるいは家畜の餌に行く用のものが食べない燃料に行っちゃってるんで。
スピーカー 2
そうか、トウモロコシ農家さん目線だとそれが魅力的な排出先みたいな。
スピーカー 1
そう。
儲かるのか。
バイオ燃料の方が売れるじゃんって。
スピーカー 2
そういうことだよね。
スピーカー 1
ってなると、家畜の方はこれだけでいいやってなると、またそこで餌の奪い合いみたいなことが起きて値段が高くなる。
スピーカー 2
上がっちゃうね、値段。
スピーカー 1
そうすると結局、農家が儲かるためには肉を高く売るしかないから。
スピーカー 2
そうだよね。
スピーカー 1
結局肉の値段は高くなるっていうね、増産しても。
スピーカー 2
なるほど。
スピーカー 1
結局、家畜を育てるにも餌代がかかると。
しかも高くなってるというのが一つで。
2つ目も似てるかな。
スピーカー 2
全部似てるんだけど、ここから先。
スピーカー 1
肉を増やそうと思った時の課題だよね。
スピーカー 2
そう。サステナブル系の課題があると思っていて。
スピーカー 1
3つともそういう系なんだ。
資料の確保は掘っていけばサステナブル系の課題じゃんね。ガソリンを減らそうみたいな。
スピーカー 2
資料、餌だよね。
スピーカー 1
そう、それは巻き込まれてるんだけどさ。
2つ目はね、アニマルウェルフェアの考え方で。
スピーカー 2
アニマルのウェルフェア?ウェルフェアってなんだっけ?
スピーカー 1
ウェルフェア。動物福祉とか言うよね。
スピーカー 2
福祉系の単語か。
スピーカー 1
ヨーロッパではもう結構40、50年前から動物を狭いところで飼わないようにっていう。
そういう法律っていうか規則?規制?ルールがあるんだけど。
結構前からだね。
そう、例えば何平方メートル以内に何匹飼っちゃいけないとか、重さだったかな。
スピーカー 2
でもまあなんか人工密度的なノリの指標だよね。
スピーカー 1
そうそう。ひよことニワトリじゃあまあちょっと違うから、引きでは決めずに。
スピーカー 2
確かに。サイズ感がね。
スピーカー 1
何か1平方メートルに36キロだったかな忘れたけど。
スピーカー 2
うんうん。
スピーカー 1
とかまあそういうのがあるわけですよ、ヨーロッパには。
スピーカー 2
ヨーロッパか。
スピーカー 1
だからそれが、まあ日本はそういう規制ないんだけど、多分指針はあるけど規制ないみたいな感じなんだけど。
スピーカー 2
なんか推奨みたいな?
スピーカー 1
ね、それが入ってきたらさ。
スピーカー 2
出荷量がというか?
スピーカー 1
そう、出荷量を減らさなきゃいけなくなっちゃうし、増やそうと思ったらまたね、土地代がかかって、
また肉の値段が上がってくる可能性あるんだよね。
スピーカー 2
家庭に優しい鳥も。
スピーカー 1
そう。だからまあ動物福祉も大事なんだけど、畜産農家のお財布、消費者のお財布にも効いてくるかもねっていう。
うん。
で、最後3つ目が、これもサステナ系なんだけど、2030年にデンマークで炭素税を導入するっていう風に言われてるんだよね。
スピーカー 2
炭素税?
スピーカー 1
炭素税っていうのは、二酸化炭素を排出量に応じて税金を課しますよっていうやつ。
スピーカー 2
へー、なんか推定して課税できるんだ。
スピーカー 1
多分、まあいいか。
サステナ用語でLCA、ライフサイクルアセスメントっていうのがあって、このものが出来上がるまでにCO2がどれくらい排出されたかみたいな。
牛が育ってる間とか、もっと遡れば牛が食べてる餌を作るのに使われたCO2とか。
多分そういうの全部ひっくるめてテーブル上で計算してやるんだよね。
スピーカー 2
厳しいな。
スピーカー 1
そうするとまた金がかかるじゃないですか、家畜を育てるにも。
スピーカー 2
税金ってことは、押し払いする分が増えるってことだもんね。
スピーカー 1
最悪のシナリオっていうか、もう既に起こってることも一番あるけど、
じゃあ肉が足りなくなったなら肉増やせばいいじゃないと言っても、
餌が高かったり、土地が狭いところでいっぱい買うっていうのができなかったり、
あとは税金取られたり。
スピーカー 2
税金取られたり。
スピーカー 1
まあそんなことがあるので、肉を増やせばいいじゃないっていうのは一筋縄ではいかないかもしんないね。
スピーカー 2
なかなか厳しい道のりが。
スピーカー 1
かもしんないって言ったのは日本の状況と外国のルールをごちゃ混ぜにって言っちゃったからあるんだけど、
全部が厳しい方にいったらね、結構きついんじゃないのと。
確かに。
ということで代替肉いいんじゃないのと。
スピーカー 2
代替肉。
スピーカー 1
ベジタリアンでも食べれる、美味しく食べれる代替肉いいんじゃないのっていう話になってくるわけですね。
スピーカー 2
まあそうだよ、ベジタリアン関係なくみんなにより関係が出てくる。
肉高くなったりしたら。
全部ステーキみたいな値段になっちゃったら日常的に買えないもんね。
スピーカー 1
そうね、焼き鳥屋とかもう死んじゃうよ本当に。
だから代替肉が出てきたら全て解決っていう話じゃもったいないかなと思って。
なんかちょっとね定量的に一部考えてみたんだよ、代替肉がどうなのか。
スピーカー 2
数値的に。
スピーカー 1
これ大豆ミートの時使ったデータなんだけど、とある推計によると代替肉の需要、市場規模っていうのが
スピーカー 2
大体同じなもんか。
スピーカー 1
日本で2020年には346億円ありますと。
スピーカー 2
なんかそう聞くとすでに結構あるね。
スピーカー 1
これが2030年には780億円になりますと。
10年後倍ざっくり。
そう。っていうのがその時に話したんだけど、金の単位が大きいからすげーって思ってたんだよね。
そう感じちゃうね。桁数がどうしても。
でももうちょっと小さい金額にして考えてみると、仮に日本人の人口が1億人として1億で割ると
1億で割ると年間の1人当たり消費量で言うと、
346円ですと、2020年で。
スピーカー 2
あ、2020年の方か。
スピーカー 1
そう。それが2030年に780円になりますと。