1. のらじお
  2. 嵐の中のZippo、永遠の絵画
2021-12-10 37:03

嵐の中のZippo、永遠の絵画

モノ、永遠ではないし、また、必要な時に必要な場所にない。
00:01
スピーカー 2
のらじお
こんにちは、のらじおのMuroです。
スピーカー 1
こんにちは、かえです。
スピーカー 2
ということで、前回は僕が破滅的にお金を使うっていう話をしました。
スピーカー 1
めっちゃ面白かった。
スピーカー 2
昔ね、のら人間、社畜人間問題でね、いろいろお話をしたやあべさんに、
Muroさんではお金あってもそんな使わんでしょうって言われたことあるんですけど、
僕はね、この調子でね、あればあるだけ使います。
スピーカー 1
なるほどですね。
スピーカー 2
たぶんね、僕ね、お金があったらね、
刻印があるキーボードとないキーボードと両方買ったと思う。
スピーカー 1
あー、そうでしょうね。
スピーカー 2
不自由の決断でない方だけ買ったんだけど、
お金があったら両方買った。
なるほどな。
スピーカー 1
いやー、面白いですね、物の選び方っていうか、買い方。
スピーカー 2
かえちゃんは破滅的に物を買ったりしないんだよね。
スピーカー 1
しない。
でも、私は小さい時から、物その個体、それ自体にすごい愛着というか、執着があるから、
同じマグカップ、たとえばマグカップ、同じ種類のマグカップいっぱい店に並んでても、
もう他のじゃダメになる、一個買ったら。
その魂っていうことは思ってないけど、わかりやすく言うと、
そういう、この一個の個性っていうか、この個体に執着するから、
代わりがきかないことが、そうなることがわかってるから、
自分のとこに引き入れる時に、本当に大丈夫かっていう覚悟を決めるので、
本当にこれを一生持ち続けることになるけど大丈夫かみたいな。
だから、かなりそこで厳選しますね。
で、あふれてしまって、何かの失敗であふれることあるじゃないですか、服とか。
それがショックなんですよ。
スピーカー 2
使わないのに持ってしまったって、それぞれを生かしきれてないことが苦しくなるので。
それ、あれだね、ひぐちさんも同じ病気。
あ、そうなんですか。
ひぐちさんは、だからプレゼントもらうの嫌いって言ってた。
自分のコントロールできないものをもらってしまうから、そのものを捨てられないじゃん。
03:06
スピーカー 1
でも、私はプレゼントもらうの好きだけど、それはこの人にもらったものっていうことで。
スピーカー 2
新しいカテゴリーだから。
スピーカー 1
そうそう、それでそういう性質。
例えば、むろこしさんにもらったものがあったら、それはむろこしさんにもらったものっていうものになるから大丈夫なんですよ。
でも、毎日使うマグカップっていうやつが2個あったら嫌なんですよ。
みたいな感じ。
スピーカー 2
なるほどね。
僕はその辺はね、感覚ひぐちさんと近いかも。
僕は気に入ったTシャツとか買いたいんだけど、お土産でもらったTシャツが多すぎて、気に入ったTシャツを買えないとかなるわけよ。
けど、そうだね、そういうのが嫌かもしれない。
スピーカー 1
おじさんにもらった、おじさんに生後の時にもらったTシャツって何ですか?
スピーカー 2
まだ持ってるの?
まだ来てる。
いいなあ。
スピーカー 1
全然どうにもならないし。
全然ヨレたりとかもしないんですよ、なんか。
スピーカー 2
丈夫なんだね。
丈夫。
まあ、そんなさすがに人にもらったものでも常用してて、ダメになったらさすがに手放すんですけど、よっぽどじゃなかったら。
いっそダメになったら捨てられるのにと思うな。
スピーカー 1
そうそうそう、そういうのはありますね。
スピーカー 2
ダメにならないよね、そういうのって。
スピーカー 1
ならない。
スピーカー 2
魔法がかかってるのかな。
スピーカー 1
ねえ。
スピーカー 2
僕は、だからそうだね、僕ももったいないのは嫌なんだが、もったいないのが嫌という感覚がだいぶ違うな。
例えばさ、室内用の運動靴とかあるじゃん。
スピーカー 1
うん。
室内用の運動靴、僕の生活じゃほとんど必要ないんだよね。
そうですね。
でも捨てらんないんだよね。
スピーカー 2
5年に1回とか室内用の運動靴が必要になる局面あるじゃん。
スピーカー 1
友達にフットサルに誘われたとかさ。
スピーカー 2
ちょっとジム行ったら室内湧きが必要とかさ。
スピーカー 1
そういう時に後悔したくなくて捨てられないんだよ。
スピーカー 2
なんかこう、僕これを折りハルコン現象って呼んでるんだけど、個人的に。
萩尾本の漫画でさ、100億の昼と1000億の夜っていうのあるじゃん。
あれでさ、東京シティでさ、死んじゃった女の子にさ、折りハルコンをあげるじゃん。
06:06
スピーカー 1
折り終えながら。
スピーカー 2
折りハルコンってなんだっけ?
折りハルコンってこれくらいの石なんだけど、
この石が必要になるから持っとけって言われるの、アトランティス大陸で。
スピーカー 1
おじいさんですよね。
スピーカー 2
おじいさんがね、おじいさんがその石もらうんだけど、
おじいさんはその東京シティで女の子が死んじゃった時に、この世はもう何もかもダメなんだって思うわけ。
スピーカー 1
だからせめてタム家にその女の子の死体に、この折りハルコンの石を握らせてあげるんだよね。
スピーカー 2
けど、それ物語のすごく冒頭あたりで起きるんだよね、それが。
でも物語の一番最後に、敵の罠にはまって、
おじいさんとブッダとシッダールタとアシュラオウっていう3人の主人公キャラクターが罠にはまって、
その罠から抜け出す装置をそのおじいさんが作るんだけど、
その装置、何て言うかな、それが時空間移動装置か何かなんだよね。
で、時空間移動装置のゲートを開けっぱなしにしとくと、
エネルギーが入ってきちゃって、空間移動中の主人公たちが死んじゃうから、消滅しちゃうから、
蓋をしなきゃいけないんだと。で、その蓋をするのにエネルギーがかかる。
で、折りハルコンっていうのはすごいたくさんのエネルギーを生み出すことができる石だから、
本当はその石があれば、その蓋を閉めることができて、3人とも安全に移動することができたはずなんだよね。
だから、その時のために石が必要だと言われてたんだよね。アトランティスね、本当は。
けど、そこを予見できなかったんだよね。絶望しちゃったから。
だから、しょうがなく、一か八かで回路を使って、
アシュラ王だけが生き残るっていうところが最後なんだよね。
3人生き残れるはずだったのか、1人しか生き残れなかったんだよね。
賭けになって。
っていうラストがあって、未来に必要だということがわかっているのに、
絶望して捨ててしまったものが出てくるんじゃないかっていうのに、すごく僕は襲われるわけ。
スピーカー 1
なるほど、これがあればよかったって思う時のことが恐ろしいんですね。
スピーカー 2
僕、実際結構あるんよ。
スピーカー 1
あー、なるほど。
スピーカー 2
あの時捨ててしまった、今これがあれば、みたいなことが結構あるわけ、僕の人生。
09:02
スピーカー 2
なんか、あの、ちょっとしたペンとか。
まあ、ありますね、そういうことは。
海苔とかね。
海苔が、もうあと1ミリだから、捨ててしまおうと捨ててしまって、
で、どうせ海苔なんか滅多に使わないでしょ、みたいなの捨ててしまって、
スピーカー 1
けど、突然海苔が必要なことが起きるみたいな。
で、その海苔も、なんか1本新しいのを買うほどのことじゃん。
スピーカー 2
今一瞬あればよかった。
スピーカー 1
あの時、東京シティの少女に握らせてしまった、みたいなのがあるわけ。
それで、そういう理由で取ってるんだ。
スピーカー 2
そういう理由で取っているものが、この家にはいっぱいあって、
スピーカー 1
そのおかげで、もうとんでもないことになっちゃってる。
スピーカー 2
だから、僕の場合はお金が無限にあれば、それ全部捨てるわけ。
別に海苔なんか新しいの買って、ちょっとだけ使って捨てればいいから、
それをもったいないと思わない級のお金が僕あれば、この苦しみから解放されるんだけど、
それだけのお金がないから、このミミッチー・オルハリコン問題に、
スピーカー 1
常に煩わされてるわけ、僕は。
スピーカー 2
何がときめかないものは捨てろだって思う。
スピーカー 1
お前、オルハリコンの目にあったことねえだろって思ってる。
スピーカー 2
そうですね。
スピーカー 1
いやー、あんまりそれは、そういうことはあるけど、
あれ捨てなきゃよかったっていうことはあるけど、あんまりそれは意識してないですね。
スピーカー 2
あんまりショックを受けないんだ、そのときに。
例えば、すっごいボロボロのTシャツを捨ててしまったときに、
なんかちょっとベタつくものが床に落ち通したりとかして、
あのTシャツがあれば、これを拭いて捨てられたのにって思ったりするわけ、僕。
牛乳とかさ、牛乳、ほら雑巾で牛乳拭くとさ、
結構どんなに洗っても雑巾臭くなるじゃん。
もう捨てるしかないじゃん、その雑巾。
あのときのTシャツがあれば、ここで牛乳を拭いて、
あのTシャツを捨てられたのにみたいな思うわけ、僕。
だから雑巾代わりにしとこうと思うTシャツとか取っとくわけじゃん。
12:06
スピーカー 2
そのTシャツを見るたびに邪魔だな、これ捨てたいなって思うけど、
牛乳こぼすかもしれないしみたいな。
で、なんか気分がいいときとかに、もう捨ててしまおうみたいな、
スピーカー 1
新しいTシャツ買ったときに、捨ててしまおうみたいな思うわけ。
スピーカー 2
捨ててしまったときに牛乳こぼして、今新しいTシャツしかないみたいになるわけよ。
スピーカー 1
あー、ないなあんまり。
スピーカー 2
気に入ったものはよく使うし、気に入らないものはあんま使わないから、
早く処分したほうがいいものほど新品でピカピカしててまだ使うかもって思うし、
僕にそれ問題が起きてるのは手ぬぐい。
僕一時期手ぬぐいが好きで、どっか行くときに手ぬぐいいっぱい買ってたの。
僕の洋服ダンスには大量の手ぬぐいがあるわけ。
たぶん50枚ぐらいある。
で、一番気に入ってるのは昔、奈良の薬師寺で買った般若心経がプリントされている手ぬぐいで、
僕はどこに旅行に行くときも必ずこの手ぬぐいを持って行ってたわけ。
だから今その手ぬぐいには穴が開いてるんだよね。
けどあんまり気に入ってるから捨てらんないわけ。
で、高校のときに剣道で使ってた剣って書いてあるクソどうでもいいようなこの手ぬぐいは、
見て、剣のお供で剣友って書いてたよ。
こんなクソダサい手ぬぐいすぐにでも捨てたいけどまだ結構綺麗なわけよ。
もう20年ぐらい前のだよこれ。
っていう苦しみの中で。
なんていうかな、このまだ見ぬ事態に準備してしまうみたいな。
スピーカー 1
ちょっとさっきも話したけどさ、
スピーカー 2
僕、今あんまり吸ってないんだけど昔タバコ吸ってたんだよね。
タバコ吸ってたときにジップを買ってジップを使ってた。
で、こないだコロンビック帰ってきて自分の荷物を片付けたときにその当時使ってたたくさんのライターとかを箱に入れて僕取ってあるわけ。
ジップが入ってるなと思ってジップを見てた。
で、ここにたくさんのライターがあるけどまだ機能するターボライターがないって思ったわけ。
ターボライターってね、ゴーってガスでね、付くライターで。
ジップってさ、かっこいいけどシュボって火が付くけどオイルでね、シュボって火が付くけど風が強い人がダメなんだよね、風とかに弱い。
15:09
スピーカー 1
ターボライターはどんなに風が強くても必ず付くんだよね。
すっごい風が強いときにタバコを吸いたくなるかもしれないって思ったわけ。
スピーカー 2
ターボライターを検索し始めたらジップが出してるターボライターっていうのがあったわけ。
どまっこ買っちゃったの。
で、ジップのターボライターを買ってたらそのサジェッションにパイプ用のジップがあるっていうのが出たわけよ。
パイプ用のジップ?って思ったね。
僕パイプを持ってるんだよね。パイプのときは今までマッチで吸ってたんだよね。
ライターでさ、パイプに火付けるの結構難しいから、マッチで火を付けてたわけ。
パイプに。マッチ安いしさ、どこでも買えるしさ、すごいいいんだけど。
でもパイプ用のジップ?と思って、もうちょっと欲しくてたまんないわけよ。
買っちゃったわけ。使いたくなるじゃん。
けどあんまタバコ吸わんからさ、パイプ用のタバコ持ってなかったわけよ。
パイプ用のタバコ欲しいなーみたいになるわけ。
で、パイプ用のタバコってどこにでも売ってないからさ、ちょっと遠くまで買いに行ったの、自転車で。
パイプ用のタバコってさ、一袋買うとだいたい3000円から5000円くらいするんだけど、
で、僕がいつも吸ってたベリーベリーのフレーバーが付いてるタバコ買ったら、その隣にすげーうまそうな感じの別のパイプ用のタバコ売ってて、思わずそれも買っちゃったの。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
っていう話。
スピーカー 1
連鎖してますね。
スピーカー 2
連鎖しちゃうのよ。
スピーカー 1
で、このまた使いもしないものが僕の家に無限に増えてる。
スピーカー 2
タバコもほとんど吸わんからさ、減らんわけよ、パイプタバコなんか。
山ほど入ってるからさ、一袋にさ。
で、今僕はそのパイプタバコをゆったり吸うために、外に吸われた、うちの家の中でタバコ吸えない。
うちの母親がタバコ大嫌いだから、その家の中で吸えないから、タバコをゆっくり吸うためにロッキングチェアが欲しいなって。
スピーカー 1
すごいですね。
すごいですね。
18:00
スピーカー 2
持ってたジップを眺めてたら、最終的にロッキングチェアが欲しくなる。
スピーカー 1
すごい、わらしべ長じゃん、逆わらしべ長じゃん、みたいな。
スピーカー 2
多分ね、ロッキングチェアを買うと、これを座りながらタバコを吸えるキャンプ場に行くための車が欲しくなってくると思うんだけどね。
スピーカー 1
テントもいるしね。
パラソルもいるし、本もいりますよ。
焚き火台もいるよ。
スピーカー 2
ジップを眺めてしまったばっかり。
これはずっと昔に、タバコを吸うときに、タバコなんか100円ライターでいいわけだよね、マッチでいいわけ。
マッチなんか60円だったらさ、40本ぐらい入ってるんだからさ、マッチでいいわけ。
スピーカー 1
当時なんかさ、マッチなんかさ、どっか行ったらくれてたわけだからさ。
スピーカー 2
マッチにしときゃいいものを。
ジップかっこいいじゃん、と思って。
ジップ買っちゃったもんだから。
正直言うとね、ジップもね、4個か5個ぐらい持ってるわけよ。
スピーカー 1
普通のオイルライター。
スピーカー 2
そんなときに、15、6年前にこのジップを買ったときに、まさか15、6年後にロッキングチェアが欲しくなるとは思わないじゃん。
スピーカー 1
思わないけど、根はそこに。取り返しがつかない。
取り返しがつかない。
スピーカー 2
だから私がもし、私の感じでジップのライターと付き合うものとの付き合い方になったら、まずその最初のジップライターで全部どうにかできる方法を考えるんですよね。
風が吹いてる中で火をつけることを避ける方法を考えるから、影に入るとか。
スピーカー 1
え?どういうこと?
建物の影に行けばいいとか。
スピーカー 2
え?
スピーカー 1
風を避ける方法。風を避けてこのライターを使い続ける方法を考える。
スピーカー 2
けどこう、豪風がわーってなってるときに、豪風がわーってなってる。
スピーカー 1
そんなときに煙草を吸うんですか?
21:01
スピーカー 2
煙草に火をつけてる人を見たら、わーって思わない?
スピーカー 1
思わない。
スピーカー 2
建物の影に隠れてこうやってやってる人は、なんか煙草吸いたいんだなって思うけど、この豪風がうわーってなってるときに、あたかも何事もないかのようにこうやって煙草に火をつける人がいたら、おーすげーなーってなるでしょ?
スピーカー 1
それよりも、このジッポとの関係が大事だから、これを使い続けなくちゃいけないから。
スピーカー 2
そうか。
スピーカー 1
ジッポってそれ、しかもめちゃずっと使えるでしょ?
だから私の思考的にはすごく好きなタイプのものなんですよ。ずっと使えるやつ。
油入れたらずっと使えるやつっていうのは、私は必要はないから持ってないけど、かなり好きなタイプのものなんですよ。そういうやつ好きなんですよ。
で、同じような発想になるとき、風を考えるときはもう風をよける。ジッポを風に対応させるんじゃなくて。
スピーカー 2
で、このジッポが使えないんだったらパイプは吸わないっていう判断になる。
うん。
スピーカー 1
だってこれと長く使うことが私にとって大事だから。
スピーカー 2
パイプは既に持ってたんだ。パイプは既に持ってたんだが、何て言うのかな、パイプを僕が買った理由は、
タバコ税が引き上げられたんだよね。だから紙巻タバコじゃなくて、パイプタバコを吸えばより経済だと思ったわけよ。
スピーカー 1
うんうんうん。
けど、パイプタバコを吸えばより経済だっていう、その当時ね、合理的な判断っていうのが、まさか15年の時を経て、
スピーカー 2
さらなる買い物を強いるとは思わないわけじゃん。
うん。
スピーカー 1
こういうことがあるんだよね、っていう。
スピーカー 2
でもね、これでもねコントロールしてる方だよ、パイプもね。
うん。
いろいろ形があるんだ。僕が今持ってるやつはアップル弁当っていう、こうボールっていう葉っぱを包めるところが丸くて、
うん。
弁当っていう薄い口がちょっとこうカーブになってるやつなんだけど、
スピーカー 1
うんうんうんうん。
スピーカー 2
いろいろあるんだよね。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
本当は30個ぐらい持って壁に全部かけて、
24:01
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
その日の気分で、
選びたい。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
造芸のやつとか、木もいろいろな種類で作ったやつとか。
スピーカー 1
うんうんうんうん。見たことある。
スピーカー 2
やりたいけど、
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
1個で我慢してる今。
スピーカー 1
コレクターですよね。コレクター体質。
スピーカー 2
コレクター体質なのかね。
スピーカー 1
いろんな種類のものをみんな持ちたいじゃないですか。
スピーカー 2
みんな持ちたいのはあるけど、
けどかえちゃんみたいにそのものに対する愛はあんまないんだよね。
スピーカー 1
これ、あーそうか。コレクターにもいろいろあるのかな。
スピーカー 2
うん。だって僕、その50個を壁にかけておいて、
それ一旦全部、お金がすごくあったら、
50個壁にかけておいて、
で全部捨てて、もう1回50個買ってもいいなって思ってる。
スピーカー 1
あー。
それがみんなあればね。
みんなあれば。
それじゃなくても。
スピーカー 2
それそのものじゃなくても。
スピーカー 1
コレ女じゃなくても。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
全然、50種類あるんだったら、
その中で一番私にぴったりなやつだけ1個欲しいです。
それを探す。探すのがいい。
で、一生使いたい。その1個。
みたいな。だから私着物ってすごい合うんですよ、正確に。
スピーカー 2
あーそっかそっか。あれ長持ちするしね。
スピーカー 1
着物って一生着れるし、
まあ破れたらダメだけど、
つぬぎなんかだったら裏返してもう1回したったら、
また新品みたいな感じとかできるんですよ。
それとても私の性に合うんですよね。
だからめちゃくちゃ好き。
でもたくさん欲しいってあんまり思わない。
まあいくつかは欲しいけど、たくさん欲しいとあんまり思わない。
これを愛着、これを愛用したい。
だから私大学生の時赤いコートを着てて、
スピーカー 2
着てた着てた。
スピーカー 1
そう、で、
スピーカー 2
赤いコートに緑のセーターを着てたよね。
スピーカー 1
うん、着てた。クリスマスみたいですね。
で、赤いコートだから遠くからでも分かったとか言われることがあって、
スピーカー 2
赤いコートといえばかえちゃんだよねみたいなこと言われることがめちゃくちゃすごい嬉しかった。
スピーカー 1
そう、そのコートと私の関係がすごい密だなっていう感覚になってた。
スピーカー 2
かえちゃん、大学生の時に使ってた携帯をほんの1、2年前ぐらいに僕に写真送ってきたよね。
27:01
スピーカー 2
もう使えなくなりましたって。
最終的に使えなくなりましたみたいな。
大学生の時に使ってた携帯を。
スピーカー 1
めちゃくちゃ気に入ってたから黒板色の四角いやつ。
スピーカー 2
かわいかったよね。
スピーカー 1
かわいいんですよ。ボタンが丸で、数字の形も変わっててめちゃくちゃ好きだったから。
永遠に使いたかったけど、永遠に使えないじゃないですか携帯って。
だから合わないんですよ。携帯は私のサガとあまり合わない。一生使えないから。
めっちゃ悲しいんですよ。使えなくなるたびに。
そうか。そうか。
全然違います。物の。
スピーカー 2
物の見方がね。
フェテシスム。フェテシスムだよね。
スピーカー 1
フェテシスムだと思う。
困ったもんですね。
まだいっぱいでもあるんでしょうね物との関係性。
いろんな種類の物との関係性があるでしょうね。
スピーカー 2
あるでしょうね。
僕多分めちゃくちゃ金持ちだったら物一切持たないと思う。
スピーカー 1
もう使っては捨て。
スピーカー 2
使っては捨て、使っては捨てになると思う。
究極的には身一つだもんね。
そのオリハルコン現象を避けるためだけに物を保有しているという感覚だから僕は。
スピーカー 1
お金あったら起きないかなオリハルコン。
よっぽど世界に一つのものじゃなきゃ起きない。
スピーカー 2
起きない。
スピーカー 1
私めちゃくちゃお金あったらめちゃくちゃ好きなっていうか
スピーカー 2
これはっていうめっちゃ高い絵とかを一枚買ったりとかしたい。
確かに。
そういうのは僕逆に買わないかもしれないな。
スピーカー 1
捨てられなくなるのを恐れて買わないかもしれない。
そうか。
使っては捨てができないものになるから。
スピーカー 2
できない。
それを所有することにあんまり意味を感じないかもしれない。
後悔してることもあって僕が中学生ぐらいの時に
大分県立美術館で見た絵があるんだよね。
うん。
それ砂漠のキリストっていう題名の絵だったんだけど
うん。
めちゃめちゃ良かったの。
30:01
スピーカー 1
うんうん。
スピーカー 2
でも有名な画家の絵じゃないんだよね。
多分ね高校生かなんかが描いたいなって思うんだよ。
スピーカー 1
えー。
スピーカー 2
その県の優秀者が描いた絵を並べる展示会だったから。
スピーカー 1
うんうんうん。
スピーカー 2
展覧会だったから。
でその砂漠のキリストの絵を僕時々思い出して
あの絵をもう一回見たいなって思うんだけど
あーうん。
そんな無名の高校生が描いた絵だからさ
どこに行っても見れないわけよ多分ね。
うんうん。
買えば良かったって思って。
スピーカー 1
あーへー。
良い話だな。
スピーカー 2
うん。
大抵の絵はねお金が無限にあれば別に問題ないよね。
見たいなって思った時に見に行けばいいから。
スピーカー 1
うんうんうんうんうん。
スピーカー 2
じゃああの絵見たくなったからパリに行こうみたいなのできるじゃん。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
別に持ってる必要ないよね。
それ四六時中絵を見たいってことはあんまないから。
スピーカー 1
うん。
スピーカー 2
でもお金あったら欲しい。
スピーカー 1
だからそれ絵の情報を取りに行ってるじゃないですか。
行くっていうのは。
スピーカー 2
うん。
情報っていうかね気分が必要なんだよね。
スピーカー 1
あー気分か。
うん。
スピーカー 2
その絵を見たいという気分だからその絵を見に行きたいっていうことだよね。
スピーカー 1
うーん。
スピーカー 2
そのさっきの暴風の中でタバコを吸いたいのと一緒。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
うん。
その気分を味わいたいわけよ。
スピーカー 1
うん。
あーそういうことか。
暴風の中でタバコを吸うがやりたいってことだ。
スピーカー 2
そう。
スピーカー 1
暴風の時にでも吸えるようにしたいんじゃなくて。
うん。
暴風も込みなの。
スピーカー 2
そうそう。
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
だからさっきやってビルの陰に行ったらもう全然ミッションコンプリートされてないわけよ。
スピーカー 1
あーそうか。
スピーカー 2
うん。
スピーカー 1
あーなるほどなー。
情報のため、情報じゃないわ。
気分と状況のためのそれを支えるものなんだ。
スピーカー 2
そうそうそうそう。
スピーカー 1
全然違いますね。
スピーカー 2
うん。
無限に金買ったら多分家を持たないと思う。
スピーカー 1
あーもう旅して回るってこと?
スピーカー 2
旅して回る。
だから物を持たずに旅、ずっと旅してると思う。
ずっとホテルで暮らしてると思う。
だから絵とか買ったら置く場所がないってなる。
か多分そのいろいろなもの保管用の家を買ってその管理人を雇うと思う。
33:00
スピーカー 1
あー。
スピーカー 2
3年に1回ぐらいしか帰りませんみたいな。
スピーカー 1
なるほどなー。
うん。
私は本当に物だな。
うん。
その物自体だな。
うん。
に執着するな。
スピーカー 2
うん。
何度も話すけどあれだよね。
僕物に対する興味が10しかないから。
ね、本当にそうですね。
スピーカー 1
本当にそうですね。
うん。
そういうことですね。
うん。
スピーカー 2
今僕も自分で理解してきた。
その診断受けたときは嘘やろって思ったけど、
確かにかえちゃんと比較すると僕全然物に興味がないって思った。
スピーカー 1
うん。
あ、うち次男がかなり私に近いんですよね。
あー。
もうちっちゃいときから。
スピーカー 2
うーん、じゃあまれつきなんだ。
スピーカー 1
なんか、何か物を電化製品でも買い替えると泣くんですよ。
スピーカー 2
えー。
なんて言って泣くの?
スピーカー 1
これが寂しいみたいに泣く。
スピーカー 2
寂しいんだ。
うん。
スピーカー 1
寂しいよね。
悲しいって。
お別れみたいな気持ちになって。
で、めっちゃわかるんですよ気持ちが。
スピーカー 2
私も泣いてたから小さいとき。
うんうん。
スピーカー 1
今でも母に言われるけど、
引っ越しするときにダイニングテーブルを買い替えようってなったんですよ。
うん。
もともとちっちゃいアパートに住んでたけど、
家に一個だって寄せてたから、
うん。
もうそのちっちゃい。
で、私たちも大きくなるし、
大人っていうか、
赤ちゃん2人と大人2人だったらこの大きさでもよかったけど、
ちょっともう狭いに乗らないしってなって、
もうボロボロっていうか落書きもしてたし、
くたびれた机だったんですけど、
どうしても捨てないでくれって泣いて、
うんうん。
もうしょうがないからそれを持っていったんですよ。
うん。
でももう本当にどうしようもなく小さくなってしまったときに
買い替えたんですけど、
で、そのときはもう泣いて頼んだ思い出があるから、
エアコンを買い替えるって言って泣いてる
ジナンの気持ちめちゃくちゃわかるんですよね。
いやわかるよって。
でもエアコンはちょっと困るから。
スピーカー 2
そうか。
面白いね。
スピーカー 1
なんなんでしょうね。
なんなんだろう。
だからちっちゃいときにも多分、
その違いがある。
今言われてみたら、うちの母も僕と同じタイプかもしれない。
スピーカー 2
多分オリハルコン現象が怖くて、
36:01
スピーカー 2
今うちにダイニングテーブルが4つある。
スピーカー 1
ダイニングテーブル4つは多いですね。
スピーカー 2
僕が使ってる机、オフィスデスクじゃなくて、
ダイニングテーブル。
スピーカー 1
ちゃんと利用されてるんだったら。
スピーカー 2
利用しないと置き場所がないんだよね。
スピーカー 1
そうか。
スピーカー 2
8万円のさ、
伸びたり縮んだり縮んだりするデスクが欲しいのにさ、
置く場所がないよね。
ダイニングテーブルが4つもあるせいで。
スピーカー 1
遺伝なのかな。
スピーカー 2
ね。
面白い。
面白いかな。
それぐらいのことかな。
スピーカー 1
うん、それぐらいのことかな。
スピーカー 2
それではまたお会いしましょう。
スピーカー 1
ごきげんよう、むろでした。
ごきげんよう、かえでした。
37:03

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