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2020-11-16 41:46

【GMV 254】多重人格という心理現象

イヴの3つの顔という古典的に有名な本の話をしました
00:05
おはようございます、グッドモーニングバイブスです。
昨日、倉園圭三さんと掛け上げ塾というのをやってきたんですけれども、
あれは、相変わらずやっぱりですね、
ぜひ多くの方に受けてほしいなとつくづく思いまして、
これ聴いている方で、来期からオンラインがあるんでですね、
オンラインだけというよりはやっぱり、
数度来ていただけるといいと思うんですが、
非常に都内にお住まいの方も、それこそ海外とかいらっしゃるかもしれないので、
よろしければチェックしてみてください。
ノープランライティングというので、多分検索していただければ、
第3期がヒットすると思います。
来月12月からスタートするんですけれども、
その名の通りですね、
アウトラインも企画はありますが、
アウトラインも執筆計画も何もなく書き進めていくという考え方。
これでですね、ひとまとまりのものがきっと書けると思うんですよね。
6ヶ月ちゃんとやれば。
それを書き上げてみると、一通り終わってみるとですね、
多分ブログとか書くのが自分の中での位置づけが非常にはっきり明瞭になるはずなので、
そういう意味でもですね、いろんな意味で書くのには本当に役立つと思います。
ついでに申し上げますと、来週の土曜日に浅草で東京セッションやりますので、
こちらもぜひですね、こちらはもういわゆるセッションなので、
複数でやるセミナーとはちょっと違うのかな。
でもまあ、たぶん倉園さんのお話があり、皆さんからの相談、ご質問等も受け、みたいなそういう形のものではありますね。
これも1対1のセッションでなければ、とても口に出せないということとはまた別にですね、
そういう場でも口に出せることを口にしてみると、
違う人がちょっと違う角度から反応することによって、
自分の本当に問題にしている問題に入っていけるようになるという、
これ気づくというのと僕は違うと思っていて、
入っていきにくいことってあるんですよ。
今日はその話をちょっとしたいと思うんですが、
その入っていきにくいこと、気づいてはいるんだけど、
ここに持ち込めないんじゃないかとか、
持ち込むと良くないことになるんじゃないかという、
それこそ漠然とした恐怖感みたいなものがあってですね、
03:04
それがガッチリ自分を閉じ込めているってことってあるんですよ。
悩みとかとは違うんですよね。
例えば私でいうと、電気ショックが本当に嫌だというのがあるんですよ。
これを人に相談してみたところで、解決する感じってないんですよね。
そうだな、やっぱり虫が怖い人とかが分かると思うんですよね。
ゴキブリが本当に嫌だという人。
これをどこかに持ち込む気ってしないと思うんですよね。
嫌なものは嫌だし、嫌じゃない自分も嫌だみたいな、
そういうのがあって、相談ごとにならないよっていう話があると思うんですよ。
私はクラゾノケゾさんと人生相談、
グッドバイオスな人生相談というのをやってますが、
持ち込んでいただくと、でも面白いことが起きることがあるんですよ。
そういうことがあるので、28日かな、東京セッションに来ていただけるといいかなと思います。
興味ある場合と、ご都合よろしければですね。
今日の話なんですが、
昔、多分古典的にレストセラーになったであろう、
なぜか今、僕簡単に手に入ると思ったんですけど、
昔持ってたんですよ。
違うファンのものをやっと、そうは言ってもアマゾンで数百円でゲットできてラッキーだったんですが、
イヴの三つの顔という本があるんですね。
全部がこのタイトルじゃないというのも非常に面倒くさいところなんですけど、
イヴの三つの顔という本が間違いなくあります。
これは昔は超有名だったはずの本で、
超有名だった本がいっぱいどこにでもあって、いつでも手に入るやと思っていて、
全く見当たらなくなることって現実には往々にしてあるんですけれども、
僕も驚きました。
最近この話、実は全然聞いたこともないという方もいっぱいいるんですけど、
全然聞いたこともないという方もいっぱいいらっしゃるということを知って、
流行の範囲というのは狭いなと思い知らされますね。
今流行ってないものはもう存在しないものになっちゃうんですね。
イヴの三つの顔は多重人格の話です。
多重人格というのが一般的な用語だと思うんですね。
専門用語は良くないと、昨日もそういう話があったんだけど、
多重人格は専門用語じゃないと思うんですよね。
二重人格は専門用語では全くないと思うんですけど、
専門語用語で言うと、これを乖離性同一障害と言います。
この話を一からし直すことはとても無理なので、適当にやりますが、
乖離性人格障害というのはつまり多重人格のことですが、
これと精神分裂病と昔言われていた現在統合失調症と言われているものは異なるものです。
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この違いを説明せよという問題を出されると、僕はちゃんと答えられる自信がありません。
ただ、統合失調症と多重人格は違うということですね。
今日は多重人格の方の話なんですけれども、
これを多分今の心理学と昔の心理学では説明の仕方が違っていたと思うんですね。
現象として多重人格の人がまずどう見えるかというと、
一番似ているものとしてボーダーと言われている人の振る舞いによく似て見えるケースが多いと思うんですね。
ボーダーは境界例と言うんですけれど、このウェットオーニングバイブスでも何度か話題にしていますが、
よっぽど聞き込んでいただいている方じゃないと、その辺をどう話題にしていたか多分覚えていられないと思うんですけれども、
要はボーダーの人というのはですね、ある人と多くの場合異性ですが親しくなったと思ったら、
急にその人のことばっかりよく言うようになるんですね。
私の昔勤めていた会社にそういう人がいらっしゃったんですよ、現に。
それは同性でしたけどね、女の人同士で。
もうぴったりいつも一緒にいてすごい人でみたいな話をして、急に手のひらを返したように逆転するんですね。
その人の悪事ばっかり言うようになるんですよ。不思議だなぁとしか僕は当時思わなかったんですけど、
あの方は多分診断によるかもしれませんけど、ボーダー系の人格障害ぐらいには相当すると思うんですね。
ボーダーの人ってこの場合どう見えるかというと、みんなの目にはひどく気まぐれだって見られますね。
どうこすとどうなるかというと嘘つきだって言われるようになります。
で、この嘘つきっていうのは虚言癖っていうまた用語もあるんですけれども、嘘つきってすっごくですね、心理学的には興味深い現象なんですよ。
まず、同人がどう思っているかってあるじゃないですか。嘘をつくわけですけれども、いつかバレる恐れもありますよね。
そこをあえて嘘をつくってた時に、自分の何か強いそうしたいという気持ちがあるわけですよね。
その時にまずいことになるんじゃないのって自分の中で思う部分があると思うんですよね。
このまずいことになった時にどうするのかっていう考え方として、いくつか考えられると思うんですよ。
ごまかすとか、そんなのは知らないと言い張るとか、つまり自分は嘘はついてないと言い張るとか。
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で、一番極端な戦略として忘れちゃうというのがあると思うんですね。
なかったことにするとかね。
で、この忘れちゃうというのは本当にやってしまい、しかもですね、これ本当にやってしまいと言っても人間、意識的に完全に記憶を失うことってできないので、
漫画だったらね、頭を強く電柱に打ちつけるとかとんでもないことをしますけど、
でもあれも大変私は象徴的で面白いシーンだと思うんですよ。
このですね、ボーダーとか、今日お話もするイブの3つの顔で出てくる戒律性同一障害もそうなんですけど、
人格交代の時にですね、激しい頭痛を伴うケースが頻繁に起こるんですね。
頻繁に報告されていたり、本に書いてあったりします。
電柱に頭を強く打ちつけて忘れちゃうってやつですね。
忘れちゃうわけじゃないですか。人格交代に見えるわけですよ。
嘘つきってどうこそと人格交代じゃないですか、結局。
私はそんなものは食べてませんと。
お昼に勝手にホットケーキ食べたでしょうとか言われても、そんなの食べてないという、嘘つきですよね。
でも食べていた時の自分のことを忘れていた場合は、嘘をついていることにはならないですよね。
これは忘れているんだから、もう嘘ではないわけです。
世の中には本当に忘れちゃうという病気があるわけですね。
ところが、忘れていると言っても様々で何となく覚えているというケースと、
完璧に忘れてしまっているというケースとは分けられるわけです。
心理学にはミューケハウゼン症候群という、やっぱりこれも通称みたいな病気があるんですけど、
要するに日本語で言うとホラフキダンシャク病って言うんですけれども、嘘ばっかりつく人っているわけですよ。
ホラフキダンシャクの冒険って、私も読んだ記憶が漠然とあるんですけど、これは嘘じゃないんですけどね。
皆さんどのくらい読まれているかわかんないですけど、冗談みたいな話なんですよ。
ホラばっかりつくダンシャクと。
ただですね、このミューケハウゼン症候群にかかっている数で言うと、女性の方がだいぶ多いとされています。
だからダンシャクイメージとマッチしないんですけど、このボーダー、境界例もそうなんですよ。
女性の方が多い。男性もいますよ。でも女性の方が多いとされていて。
乖離性同一障害と言えば、これももうワンパターンなんですけれども、乖離性同一障害、つまり多重人格と言えば、
ヒステリーと昔は相場が決まっていたんですね。この話も意味不明だと思われると思うんですけれども、相場が決まっていた時代があったんです。
今じゃそういう話しませんね、あんまり。
ヒステリーと言えばやっぱり女性が多いんですよ。
ちなみにヒステリーというのは、急にものすごく女性が叫び出すというあれではない。
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ああいう現象もなくはないのかもしれませんが、私が習った話では全然そういうことではないんですね。
むしろ乖離性人格障害なんですよ。
ヒステリーには頭痛が伴うんですね。電柱に頭を打ち付けるような激しい頭痛を伴うとされています。
頭痛持ちというのも男の人もいっぱいになっていますけど、やっぱり女性の方が多いらしいんですよね。
あんまり私はその辺は詳しいことは知りませんが。
この頭痛と女性とヒステリーと極端なケースでいうところの多重人格というのは、
フロイトの心理学では結構スラーッとつながっているところがあって非常に面白いんですよね。
今、心理学ではそういう話に全然ならないのが大変不思議なんですよ。
イヴの3つの顔、イヴホワイトとイヴブランクというのが出てくる話なんですけど、
ものすごい面白い話で、なぜこれが世の中ではすっかり話題にされなくなったのか、とても不思議だなと思うんですけれども。
要するにイヴホワイトという人が最初に登場する話なんですね。
彼女は極端なんですよ。ホワイトなんですよ。
つまりホワイトというのはラルフ・ホワイトさんという人と結婚したから、
これ絶対本名じゃないと思うんですけど、ホワイトという名字になったんですけど、
冗談みたいにホワイトなんですね。
ある点で聖女のようだって本の中では医者が書いてるんですけど、
まあ普通じゃ考えられないわけですよ。
要するにブラックな部分が全然ない人なんですね。
とにかく優しくて、おしとやかで、言葉少なで、遊ばなくて、慎み深くてっていう、
本人は一体何が面白くて生きているんだろうというようなタイプなんですね。
ところがこれがホワイトというのは、
ところがこの人が何か飢餓をすると、
時々ひどい嘘をつくっていうので夫に病院に連れて来られるのかな、
そういうようなところから始まるんですね。
頭痛持ちなわけです。
この場合と言いますか、散々腹腺張ってあるんでご理解いただけると思うんですけど、
要するに多重人格者で人格交代が起こるんだけれども、本人は全く記憶にないんですね。
そういうシーンはないんだけど、時々多重人格の話で出てくる、
気がついたら隣に見知らぬ人が男がいて、自分は裸になってベッドで寝ているっていうあれですね。
あれに近いことが突然発生するんですね。
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自分が買った覚えのない真っ赤なドレスとかが部屋にあるとかですね。
全然自分は記憶にないんだけど、夫とすごい喧嘩をして、
ものすごい夫を罵りまくったとかですね。
そういう話がある。
一番ひどいのに至っては、自分が凄い出来合いしている子供がいるんですよ。
イヴ・ホワイトっていう女の人なんて、ものすごく怪我意志のお母さんなんですね。
なのにその娘を締め殺そうとしたとか、本人は全く記憶にないと言うんだけど目撃されているわけですね。
非常にこれ困りますよね、本人からしてみると。
当然もう一つはですね、戦後の話ではあるんですが1950年代なんで、
イヴ・ホワイトという人は自分が精神病院に入れられることも大変恐れているわけですね。
当時は基地外病院みたいに言われていて、一度入ったら出られないみたいな牢獄みたいなところだったのがあって、
どう考えても自分の気候からしても、周りの人が言うことからしても自分は気が狂いかけているのではないかということをすごく恐怖をするわけです。
で、催眠術に、この催眠術っていうのもですね、大変意味不明で困っちゃうんですけれども、
昔の精神分析の話では必ずと言っていいことが出てきて、しかもあっさりやれるんですよね。
私には全然理解できないところなんですが、その催眠術にかけるわけですね、医者が。
そうするとイヴ・ブラックが出てくると。ほとんど作り話みたいですよね。
これ実話であって、しかも動画もあるんですよ。
私はトーキーというのかな、当時は。それを見てるんですけど。
まああれ、見ないと信じられないですよね。
誰もこの話信じないんですよ、最初。
こういう話はその後いろいろ多重人格の話でアメリカを中心に出てきますけれども、
日本じゃあんまり聞かないし見ないんですよね、そんな話は普通の人は。
で、多重人格の件って当時は全く知られていなかったので、
その夫にこの話を医者はやむを得ず説明するんだけど、
全く聞き入れてもらえないと。
で、しょうがなくですね、夫にこの登場したイヴ・ブラックというですね、
全然性格が逆の女の人。要するに赤いドレスを着るわけですよ。
そして男を見逆らいなく誘うみたいな。
ところがこの人性的不感症なんですよね、イヴ・ブラックという人。
で、このイヴ・ブラックという名前なんですけれども、
旧姓だと言うんですね。
つまり私は結婚していないんだと。
結婚したのはイヴ・ホワイトであって、
私には子供もいないし、夫なんて増していないんだという。
で、このラルフと大喧嘩している、ラルフ・ホワイトさんと大喧嘩しているのもイヴ・ブラックなんですよ。
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で、興味深いことにですね、
イヴ・ブラックはイヴ・ホワイトのことを知ってるんですが、
イヴ・ホワイトはイヴ・ブラックのことを知らないんですね。
で、だいぶ前だったと、だいぶ前ではなかったと思うんですが、
このグッドモーニング・バイブスの中で、
妄想分裂ポジションと欲打つポジションという話をしたことがあると思うんですね。
これも今では心理学の中核に出てくるような話ではありませんけれども、
ある種の本や物語なら出てくる言葉ではあります。
要するにこの妄想分裂ポジションというものがこのイヴ・ブラックみたいなことなんですよ。
妄想分裂ポジションというのは早々期、つまり0歳児1歳児の世界です。
どういう世界かというと、いいおっぱいと悪いおっぱいがこの世の中にあって、
悪いおっぱいをめちゃめちゃにしてもいいおっぱいはあるから大丈夫な世界です。
繋がりがはっきりしないということですね。
自分というものの繋がりも、世界の中の同一性みたいなものの繋がりもはっきりしないということが言いたいんですよ。
本当にそう見えているかどうかは分からないですよね。
分からないと私は思うんですけど、
いいお母さんと悪いお母さんがいて、悪いお母さんの前をめちゃくちゃにして、
悪いお母さんを怒らせたって、私にはいいお母さんがいるからね、と。
いないんですよ、本当は。一人しかね。
だけど、そういう生き方をする人っているじゃないですか。
私には男なんかいっぱいいるから、どっかの男との関係がめちゃめちゃになったって別に困ることは何もない。
他の男と付き合い直せばそれでいい話だと。
こういう態度で生きている人っていますよね。
要するに一般論、一般的な言葉で言うと無責任だって言われるんですけど、
イヴ・ブラックという人は無責任の言言みたいな人なんです。
で、私これね、読んですごく感心した部分なんですけど、
暴走分裂ポジションで言うようなそのまんまのセリフがですね、
イヴ・ブラックからボンボンボンボン出てくるんですよ。
例えば、私は結婚なんかしていないというと、結婚もしていないのにですね、
当時の話なので、どうしてそんなに高いドレスとかをお前買えると思っているんだと、
医者に突っ込まれると、これはイヴ・ホワイトのお金だから。
でも私にだってお金は必要なんだから、どこにお金があるか知ってるんだから、
それを使うのは自由なはずだって、これを平気で言うわけですよと。
嘘をつくケースもあるんですけれども、要するに無責任の言言みたいなもんなんですけれども、
そこに悪意がほとんどないんですよね。
イヴ・ブラックはイヴ・ホワイトのことが嫌いなわけではないんです。
ラルフ・ホワイトのことは嫌いなんですけどね。
嫌いなわけではないんですよ。
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娘のことも嫌っているわけではないんですよ。
ただ娘がですね、あまりにもうるさかったので、
基本的にイヴ・ブラックにはすれば、ボニーっていうんですけど、
ボニーは私の娘じゃないので、私のやろうとすることを邪魔しちゃ困ると。
というわけで、痛い目に合わせてやろうと思って首を締めかけたけど、
殺すつもりは全然なかったとか、平気で言うわけですよ。
非常にですね、良いお母さん、悪いお母さん的世界に生きているんですね、彼女は。
この妄想分裂ポジションと欲打つポジションというのは、
要するに人の成長について言ってるんだと思うんですけれども、
クラインという人がですね、メロニー・クラインという人が、
最初私たちは言わば分別がつかないということで、
お母さんとの関係にせよなんにせよ、
その時その時自分の気分に応じて動く、あるいは泣き喚いたり笑ったりすると。
でもそこに一貫性とかを示す必要はないというか、示すことがそもそもできない。
そのうちに欲打つポジションというポジションを獲得して、恐怖感に駆られる。
さっき怒らせてしまったお母さんは、
実はあの優しいお母さんと同じ人で取り返しが効かなかったら、
これですよね、取り返しがつかないことになったらどうしようってことを恐れ始める。
要するに罪悪感を持ったり、道徳心を持ったりしていくんだよという話なんですけれども、
そこには同一性というものが欠かせないじゃないですか。
お母さんは同一のお母さんであって、自分もずっと同一の自分であって、
だからある程度気分が悪い時とか、お腹が空いている時とか、
おむつ濡れている時でも自分はちゃんといい子でいなきゃいけないと思い始めるという話なんですよ。
そうすると、これ究極的に、そんな人は滅多にいませんが、
ヨックスポジションのゴンゲンみたいな人がいるとすると、
基本的にその人はイブホワイトみたいな人になっていきますよね。
夫がどういう態度になっていようと、夫がどういう機嫌であろうと、
あるいは娘がどういう娘であろうと、自分はいつもいい人であるということになりますよね。
一貫性というものがすごく大事だとすると。
だから、派手な服を着ないとか、なっていくわけですよ。
だんだん抑制的になっていくわけですよね。
責任を取らなければいけないという考え方だから。
普通僕たちは、クラインが言った通り、脱しない、卒業しないんですよね。
妄想分別ポジションから卒業はしないじゃないですか。
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これを卒業する派で言っている人たち、自動心理学で発達段階って至る人たちがいるんですけど、
どうしても発達段階の話は聞いても聞いても納得できなかったんですよね。
我々は成長はするかもしれないんだけど、それは獲得するのであって、
脱しないってよく思うんですよね、私は。
そこの段階を卒業できないと思うんですよ。
私も妄想分別ポジションに入ることはどうしたって起こりますよね。
恋愛とかするとひどくそういうことになるじゃないですか。
めちゃくちゃ喧嘩をして別れるという話になって、その時はそれでいいと思うんだけど、
後になってこの関係ってどうなったんだっけってことがありますよね、頻繁に。
これは要するに妄想分別ポジションに僕がずっぽりとはまってしまって、
欲打つポジションのことを自分はもう忘れているわけですよね。
イブブラックと同じになっちゃうわけですよ。
ただ、私はそこで返りは起きないです。
完全に自分が何をしたかを忘れるなんてことはないけれど、
半ば忘れかけているってことは起こりますよね。
あの時ものすごいカーッとなってすごいことを言っちゃった気がするんだけど、
何と言ったか正確には思い出せないみたいなことはあるじゃないですか。
皆さんないかもしれないけど、私は結構なかったわけじゃないんですよ。
イブブラックとホワイトのように極端な乖離が起こるということは多分何かがあったと思うんですね。
一つには多分この結婚はよっぽど嫌だったんでしょうね、本心では。
ラルフ・ホワイトとの結婚が。
まあそうであっても不思議はないような話なんですけれども。
ずっと抑え込んできたというふうに考えているわけですけれども、
イブブラックとホワイトにはそういう認識すらないわけですよ。
だから乖離が起こるんですね。
自分にそういう部分があるということすら認めようとしないところがあるので、
もはやないことになっている。
ただ大事なことはですね、どんな人でもそうだと思うんですけど、
抑鬱ポジションから生まれる人なんていないわけですよ。
絶対私たちは最初は妄想分裂ポジション、つまり同一性がはっきりしない時代って生きてるじゃないですか。
現に私たち0歳1歳の頃の記憶ってないですよね。
つまりその頃の自分と現在の自分がバッチリつながっているというのは、
理屈の上でそうなだけであって、感覚としてそういうわけじゃないですよね。
つまり私たちは自己同一性を保てるようになった年齢っていうのは後から来てるわけですよね。
抑鬱ポジションに後から入る、後から獲得するポジションで、
最初はやっぱりみんなどんな人だってイブブラックみたいなんだと思うんですよね。
気ままで悪意はなく、後先のことは考えられない。
27:04
そこから始まりますよね。
この話の中ですごく興味深いと私は思ったところはいっぱいありますが、
中でも非常に示唆的だと思うのが、
イブブラックはイブホワイトのことを知ってるけど逆はないんですよ。
つまり私はですね、昔から言いますよね、
いい子いい子して自分の内心のいろんな衝動とかを抑え込んでる人がいるっていう言い方をすると、
私はどうしても逆だと思うんですよね。
それってイブホワイトが本体であってイブブラックを抑えているっていう言い方ですよね。
でもイブホワイトはイブブラックのことを知らなかったわけですよ。
催眠術にかけられて、トーキーに撮られて、見てみるまでね。
自分で自分のことを、そういう表現する自分のことを動画に撮ってみるまで、
その存在を知らずに来ているわけですよね。
周りのお父さんお母さんも気づいてない。
夫も気づいていない。
ただ妻も時々変になるという程度の認識でしかない。
このいろんなところでイブブラックがけちょんけちょんに特に夫のことを聞いたりしてみんなびっくりするんですけれども、
それが非常に興味深いというか面白いんですが、
こんな話が本当にあるというのは信じられないんですけれどもね。
あれ見るまで本当信じがたいです。
見ると世界観が変わるなと。
つくづく倉園さんの言う通り、私たちは本当のことを何も知らないんだなという感じが自分はしましたね。
僕が思うにブラックが本体でホワイトが偽物。
偽物と言ったら言い過ぎかもしれませんけれども、
作り出された人格のような感じがやっぱりするわけです。
一つにはブラックはホワイトのことを知っている。
連続性がありますが、ホワイトはブラックのことを知らず、
ブラック出現の時の記憶は全部飛んでしまうという。
ここを一つとってもホワイトの方が人格機能として働かされているだけであって、
本体という感じがしない。
どっちも最後はあれなんですけれども、そういう感じがするんですね。
このことを僕はホワイトがブラックを抑え込んでいるという、
よく巷で教育関係の人がそういう言い方をするんだけれども、
私は逆だと思って、
ブラックがホワイトに面倒事を押し付けていると解釈した方が
よっぽど分かりやすいと思うんです。
そして僕らはそういう生き方をむしろする方が普通なんじゃないだろうかと。
結局ですね、この話いろいろ申しましたが長くなるので、
また違う回に絶対改めてやりたいと思うんですけれども、
女性同一障害、ヒステリーというのが女性に多いというのは、
これは性的欲求不満と関係あると思うんですよ。
30:03
深く深くですね、不評なんですよ。
これがフェミニズムとかにめちゃめちゃやられた関係で、
ヒステリーという言葉自体が心理学から追放されなければならなかったほどの
事態になったと思うし、また時代変わりましたから、
そこまで性的なものを女性が抑圧しなくてよくなりましたけど、
女性の頭痛、ヒステリー、乖離性というのは何かあると思うんですね。
この理由の大きな原因としてですね、私たちのような男はですね、
性行為の最終的な責任を取らずに済む部分がありますよね。
何故ならば性行為によって子供ができたりは自分の体には起こらないから。
だから男性の女性不信に比べて女性の男性不信の方がよりシリアスになっちゃうと思うんですね。
不信ということはつまり不安と恐れのわけですよ。恐れや不安ってやつですね。
つまり男の人を恐れているわけですよ。
もうちょっと言うと男と関係しようとする自分を恐れているという言い方ができると思うんですね。
でも、これもちらっと話しましたが、バリントという人が言った通り、
オクノフィルとフィロバットという言葉があるんですが、これも専門用語ですが、
要するにジェットコースターなわけですよね。
ジェットコースターは確かに恐ろしいんですが、私は恐ろしいんですが、楽しそうでもあるじゃないですか。
こういう二極に分かれてしまうようなものへの私たちの興味の対象って
とても困るわけですよね。
私はそんなに乗りたいと思わないからいいんだけど、すっごい乗りたい、でもすっごい怖いって人は
乖離しちゃいますよね。分離してしまう。分裂してしまうというか、自分が。
すごい乗ってみたいけど、とても怖そうだと。
そうすると突き詰めていくと、すごい怖いと言っている自分と
すっごい乗りたいと言っている自分に分裂しますよね。
で、すっごい乗りたい自分がそこを押し切って乗るにはどうすればいいか。
すっごい怖いと言っている奴の頭をガンと殴って、気を失わせればいいじゃないですか。
そして思い切って乗ってしまえばいいですよね。
これをやるのがイブ・ブラックなんじゃないかと思うんですね。
男性不信なんだけど、でも男性といろいろ遊んでみたいと。
それはちょうどイブ・ホワイトのような人からしてみると、
めちゃくちゃ怖いフジ級ハイランドみたいなもんだと思うんですよ。
だったらそのイブ・ホワイトを黙らせればいいわけですよね。
そうすれば遊べると。
でもさっきも言ったけど、イブ・ブラックは不感症なんですよ。
ここは面白いところだと思うんですけどね。
で、頭を一発殴って、だから頭痛がするんじゃないかと思うんですよね。
イブ・ホワイトを眠らせておくと。
つまりですね、後のことはイブ・ホワイトにやらせてしまえという考え方だと思うんですね。
33:03
欲打つポジションというものは面白くもなんともないわけです。
責任取らなきゃならないし、後先のことを考えなきゃならないし。
イブ・ブラックは繰り返し言うんですよね。
子育てして何が面白いのかと。結婚なんて何が面白いのかと。
仕事なんていうのはあれはイブ・ホワイトの趣味なんだと。
私は仕事なんて絶対しないと。そんなのは生活とは言えない。
生活というのはもっと楽しいものでなきゃいけなくて。
私は欲しい服を買って、機体格好をして、お金も使いたいだけ使って、
そういう面倒くさいことは一切イブ・ホワイトにやらせればいいんだ。
私はですね、これがイブ・ホワイトがイブ・ブラックを抑え込んでいる人生だというふうに見えなかったし、
ただこの発想って非常に子供っぽいところがありますよね。
なんかでも今時の主張とちょっと似てなくもないなと思うんですけれども、
とにかく饒舌なんですよ。イブ・ブラックというのは。
よく喋るんですね。自分のやりたいことはやると。
その結果どうなるのかはイブ・ホワイトがやってくれると。
現実にそうなっているんですよ。
服とかをいっぱい買いますよね。楽しかった。
そこにラルフ・ホワイトがやってきて面倒なことになりそうだということになったら、
イブ・ブラックが退避すると言うんですよね。
そしてイブ・ホワイトがいきなり目が覚めて、めちゃくちゃ怒られてびっくりすると。
すごい大変な目に遭う。
でもその後始末は何しろ責任感強い人なので、全部自分がやると。
服を返しに行くとか、でも服を返しに行っても当時のことなんで、
服を受け取ってくれないんですけどね、洋服屋は。
そういうことになるんですよね。
これは私は欲打つポジションそのものっていう。
そんな人は普通いないんだけど。
そのものっていう感じがして。
イブ・ブラックという人は、
リモ双分裂ポジションそのものっていう。
つまり全然成長していない大きな人みたいな感じ。
こういうことがつまりヒステリーということなんだろうなと。
ヒステリーというのは、
非常にしばしば男性の側の、
昔そういうのをテレビで見たことがあるんですけど、
被害者団体みたいな人たちがいて、
要するに女の人がやたらと誘惑してくるんだけど、
いざというときどこか逃げて行ってしまうと。
多分非常にヒステリー的な女性だと思うんですけど、
被害者の会みたいなものを作っていて、
デート代とか全部訴訟を起こすぞみたいな。
無駄だと思わなくもないんですね。
なぜなら多分イブ・ブラックみたいな人は、
それについて罪悪感を持つとか、
そういうことがあり得ないタイプなんで、
忘れているとか、
乖離しているとまでは言わないにしてもですね、
多分あまりにもその辺のことを軽く考えているために、
話が噛み合わないだろうなという気は、
ヒステリーに関しては非常に強く感じているんですね。
多分あまりにもその辺のことを軽く考えているために、
話が噛み合わないだろうなという気は非常にします。
36:02
ただそういうのでひどく傷つく男性というのが現実にはいて、
ヒステリーというのはそういう社会問題の一面になっているんですけど、
何しろ今その言葉自体が市民権を得ていないので、
その辺が非常にややこしいところなんですけれども、
乖離までは行かないけど、
ボーダーとかまでは行くのかなという感じはします。
つまりですね、誘惑しているときとか派手なことをやっているときの女性と、
すでにそうじゃないモードに入っているときの女性は、
ほとんど別人格みたいになってしまっているので、
そこに訴えかけを持っていて意味があるのかなというところは、
そこを意味がないという話にしてしまうと、
言ってみればですね、
妄想分裂ポジションに入っているからこそできる犯罪っていっぱいあるわけで、
犯罪が全て精神障害の一種みたいになってしまうのは、
それはそれでたぶん今の世の中では到底認められない話だとは思います。
思いますけれども、
この件はですね、
そうはいっても重大な犯罪みたいなところまで決して行かない話なので、
大体においてそうなんですけれども、
このヒスセリー性っていうのはほんのちょっとなんですよ。
足のつま先を入れればそれで満足しちゃうという、
この本のお医者さんも何度も書いているんですけれども、
イブブラックというのは、
怒りにせよ、憎しみにせよ、愛情にせよ、何にせよ、
持続的であった試しがないと、
すぐに冷めてしまう。
それはやっぱり、
赤ちゃんの機嫌というものは非常にこう、
簡単にコロコロ変わるのとよく似ていて、
何しろ、
同一性にそもそも難があるタイプなので、
自分というものが一貫しないわけですよね。
なのに、憎しみだけ一貫するとか、
怒りだけ一貫するはずはないんですよ。
そういうものは全部、
イブホワイトに押し付けてしまっているので、
なぜなら面倒くさいじゃないですか。
そういう感情を抱え込むと、
だから、
ある意味では非常に善意の人なんですよね。
派手な格好をして、
男の人と踊って、
お酒いっぱい飲んでいれば幸せだと。
ただし、
金猛烈にかかりますよね。
で、その金誰が稼ぐんだみたいな話になると、
退避してイブホワイトに仕事をさせるということになっちゃうんですよ。
それを繰り返していると何が起こるかというと、
現実には、
ラロフとは別居するか、
ラロフとは別居することになるし、
娘もどこかに預けることになるし、
だんだん孤独になっていくんですよね。
この辺がやっぱり非常に
妄想分裂ポジションらしいなと思うんですけど、
つまり関係性の維持のためにはですね、
抑鬱ポジションってどうしても必要で、
だってそうじゃないとですね、
何かちょっとでも面白くないことがあったら、
39:00
その関係は全部切っていくということをやれば、
普通の人はやっぱり孤独になりますよね。
で、
こういうのを全部見たですね、
イヴ・ホワイトが非常にやっぱり
すごいことを言っていて、
このイヴ・ブラックという女の人は
多分魅力的なんでしょうと、
で、何だか少し若く見えますと、
これはもう相当なもんですよね。
これ自分の姿見て言ってる言葉ですから、
私これ見て、
やっぱり世の中には
関係性というのは本当に実在していて、
自分が全く、
確かに私、
自身、無有病というものを経験、
無有病の症状を経験したことが
2度3度あって、
確かにそうなんですよね。
全く覚えていないのに、
ちゃんとこう椅子に座って食事をして、
みたいなことができちゃう時ってあるんですよ。
だからこういうことが絶対にないということは
決して言えないんだけれども、
ただ自分で見たらギョッとすることは間違いないです。
だって自分眠ってると思ってるのに、
気がついたら高速道路で運転してたら、
怖くないですか。
そういうことですからね、これは結局。
イブホワイトは、
自分が全く知らないところで
全くありえないようなことを
喋っている女性を見て、
他人にしか見えないわけですよね。
でもそうではないと。
これは多分やっぱりですね、
幼少期に何かがあったと考えて、
結婚生活は引き金になったんでしょうけれども、
今日の話はグッドヴァイブスと
一見全然関係ないようなんですけど、
私はこの辺の話は全部非常に深く
関係があると思って感じてるんですよ。
この本を読んだのも、
今回読み直したんですけど、
このグッドモーニングバイブスでも
喋っているこの辺の話というのは
全てグッドバイブス以降
読み直してる本ばっかりの話なんですね。
そもそもずっと前から出ていた本ですし、
弓と禅のようなことも、
青い鳥のようなことも
本に書いたりしてますけれども、
あの辺もですね、
グッドバイブス以前から
当然以前に読んだんですよ。
だいぶ昔のもありますが、
それを今読み直しているわけですね。
で読み直すピックアップするにあたって
いつもこう非常に
なんていうんですかね、
こういうこともやっぱり書いてあるんだな
という、
そういう発見があるんですね。
グッドバイブスを
知って
あの本にはこういう
これが書いてあるみたいな
言語を書いてあるとか
あの本にはこういうことを私が書いてあったと思ったけど、きっとこういうことも書いてあったはずだっていうのを再度探しに行くんです。
それを発見するのはですね、非常に面白いんですね。
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