1. 一戸信哉の新潟のへラジオ
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おはようございます。新潟のへラジオ、一戸信哉です。今日は4月9日土曜日です。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。新潟県、新潟県内は毎日桜の話をちょっとずつしてますけど、
昨日高田の方が開花宣言が出て、さっき新潟市内もという話が出てました。
なので、ようやく新潟も桜の声が聞こえてきたというところかと思います。
今日はですね、新人研修の話題が昨日ニュースに出ていたので、ちょっとご紹介したいなと思うんですが、
新人研修で、新潟市南区の暖房機器メーカーで、新入社員研修に30キロウォークというのが行われたというのが、
昨日の夜のニュースだと思うんですけど、何社かテレビで流れたようですよね。
記事を見ますと、社員の絆を深めることを目的に、新入社員と先輩社員で30キロの道のりを歩くと。
これは30年前から行われている新入社員研修ということで、そこがニュースになっているということですね。
皆さんどうでしょうかね。コメント欄を見ると、私もちょっと予想したんですが、
ちょっと古いなという感じの反応が結構多いんですよね。
30年前からやっているものだから古いわけですよね。というのがちょっとニュースになっておりました。
会社としてはこういうのはどうなんでしょうね。古く言えば愛者精神であり、もうちょっと現代的に言えば組織の中での絆という言い方をしていますけど、
働く人たちの間のコミュニケーションというか、つながりを強くするというような意味合いでやっているというようなものなんでしょうね。
なんだけれども、これは時代に合っているのか合っていないのかということで言うと、コメント欄の評価は結構厳しいかなという感じがします。
この2年間の間、新型コロナウイルスの影響でこういう活動ができなかった。これは宴会なんかもそうですよね。宴会なんかもそうだし、こういう人が集まって何かをするとかということそのものもできなくなっていく。
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それから仕事の仕方も変わっていく。それからリモート勤務みたいのも増えていくということで、社会が変化していくので、大雑把に言えば人と人との関係が遠くなっていくというかですね。
人間関係が密じゃなくて、疎になっていくということについて、やっぱり少し危機感みたいなのが人々の間にあるというのは確かで。
なので、私も含めて、昭和の時代を生きてきた人間からもっと求心力を高めようと。その求心力というのは組織に対する求心力というのは高めていくために、みんなで同じことをするっていうことの価値というのが改めて見出される。
そういうことなんだろうと思います。ここから先の判断が分かれるということで、やっぱり人が働いている職場において、新人研修という研修のような形で求心力を高めようという活動をやろうとすると、どうしてもそこに強制の要素みたいなのが入っていく。
強制というのは無理やり強く制限する。やってくださいという部分がどうしても出てきてしまう。そのときに、それは一人一人の人権というか価値観というか、そういうものをひとまず置いて、みんなでこれをやってくださいということにどれほどの合理性があるのかということが多分問われる。
この場面で言うと、例えば30キロ歩くっていう行動がどれほどの合理性があるのか、仕事をしていく上での合理性があるのかということとか、あと30キロ歩くという行為を新入社員全員ができるということを前提にするのが適切なのか。
あるいは30キロ歩けなければダメだっていうふうな考え方に立っていいのかどうかとか、いろいろ考えるべき要素がきっとありますよね。
というところで、やっぱりそんなことは30キロ歩くみたいなことはやらなくてもいいんじゃないかということに当然なってくるわけですよね。
かといって、組織そのものの吸収力が弱まっていくのがいいかというと、それはそんなことはないんでしょうから、多分いろいろな形で働く人たちのつながりというのを高めていきたい、いくべきだという組織そのものの考え方そのものは別に
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違ってはいないとは思うんですけど、多分時代の変化の中で求められているのは、それをどのように実現していくかということで、まさに働いている人たちそのものの価値観は多様であると。
その人たちそれぞれが背負っているものは多様なんだということを前提に、そしてそれを尊重するという社会、企業であるということを前提に、そういう人たちのつながりを強めていくための取り組みというのが求められていくということなんだろうなと思います。
それは非常に難しいですよね、リセット、ギアチェンジをしていく必要があるということなんだろうと思います。
とはいえ、これは民間企業の新人研修として実施しているものであるわけですから、ある程度はそれぞれの企業の自主性の中で行われていけばいいことであり、
こういう研修をやる会社は素晴らしいなと思うか、嫌だなと思うかはそれぞれの価値観の中で選んでいただいてもいい部分もあるだろうと、言動はありますけどね。
そういうふうなものではあるだろうと思います。ただ、私は思ったのは、この新人研修が会社の研修として行われるということはともあれですよ。
これが何というか、ある種の風物詩として面白いねと思って撮りに行くテレビ局同様と、しかも何社か行ってるんですよ。会社としてもどうなんですかね、これぜひ風物詩として取材に来てくださいと言ったんじゃないかなと思うんですけど、
そういう風物詩になるっていうふうな感覚が私にはないので、ちょっとそれもどうかなと思いましたけど、それはでも企業文化だから、それはまだギリギリいいとして、
これを撮りに行きますかっていうのがちょっと私としてはあれと思いましたね。今見たら2社ぐらい行ってるんですかね、2社ぐらい撮りに行って30キロ新入社員が歩いている。
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これを歩いているというのか、歩かされているというのかは、それは人により見方は違うと思うんですけど、どうなんだろうねっていうふうに、そのメディアのあり方としてどうなんだろうなと思いました。
これもやっぱりこうなんというか、新潟のテレビ局が新潟の人に向けて流していて、新潟の人の価値観の中で消費されて終わるっていうんだったら、それで終わりなんだけど、これがやっぱりヤフーに流れるんですよね。これがヤフーに流れて、
全国の人たちが、この会社はこういうことをやるんだっていうふうに全国的に見るようになるというので、またちょっとそれもまた見え方が少し変わってくるのかなっていうのも思いますよね。
早稲田大学に100キロハイクっていうのがあって、100キロハイクって私も出たことなかったんですけど、この間記事を見たら、今年は100キロハイクを何年ぶりかでやります。
あれもよく意味わかんないなと思うんですけど、でもなんていうか、あれも結局みんななんでやるのかよくわからないけど、早稲田キャンパスと本庄キャンパスの間の100キロを歩くっていう、それもまあ風物詩だよね、勝手に。
でもそれも別に何ていうか、やりたい人がやってる分には別にそれでいいんじゃないかなと思うんですけど、なんだろう、やりたい人がやればいいんじゃないっていうものと、
急進力を高める上でみんなでやりましょうっていうことの間に、どういう線引きをするのかっていうことがやっぱりこの社会の中で変化をしていて、
そしてその中でどういうところがやっぱり個人の選択とか個人の価値観を尊重すべきかっていうところが、まあ変化をしていってるんじゃないかなということと、それがまた地域ごとに少しずつその感覚みたいなのが違うんだなということもいろいろ感じるところがあるニュースでした。
はい、ということで今日はこの辺で終わりにしたいと思います。はい、ありがとうございました。
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