再稼働問題と住民投票の結果
さて、新潟のへラジオ、一戸信哉です。今日は何日?4月21日、月曜日ですね。よろしくお願いします。
今日は夕方ですけども、久しぶりなんでちょっとお話ししてみましょう。
タイトル、柏崎刈羽原発の再稼働問題と住民投票。
先週、新潟県議会で柏崎刈羽の再稼働問題というのは、
住民投票政案が出て、それを審議したんだけど、結局否決されたと。
署名の結果が出てきたものに対して、知事の見解も否定的だった。
結局否定されたということになりました。
ニュースでは大きく取り上げられていますけど、
どうでしょうね、新潟県民の皆さんは、そんなにこの問題について厚く語っているか。
もちろん住民投票14万票の質ですか、
署名がそれだけ集まったわけですけど、
みんなこわだかにその話をするっていうような感じでもない。
そんな状況かと思います。
住民の意見の多様性
ただ、もちろん一つ一つ皆さんの意見はあって、
結局東京電力の発電所ですから、
これを住民が受け入れるか受け入れないか、
地元側がどう考えるかというのは極めて重要なポイントであり、
それは住民投票なり、何らかの形で住民、つまり県民なり、
地元の人たちがどう考えているかは、
意思表明ができる機会があるべきだと、当然そうなるわけですよね。
ただ一方で、
住民投票の形でやるのはいいのか、
それとも間接民主制のルールによって、
知事なり県議会なりで話せばいいんじゃないかという意見も、
もう一方であるということが、
そういう状況と、
住民投票をやるにしてもイエス・ノーでいいのか、
当然事柄の性質上、
住民投票をやろうと言っている人たちというのは、
基本的にノーの人たちですよね。
ノーの人たちがノーと言うための住民投票をやってほしいというのに対して、
私はイエスだけどイエスの人も住民投票をやりたいと、
そういう話にはあまりなっていないですよね。
ノーの人が住民投票と言っている状況の中で、
イエスというか、
いろんな立場の人がいますけど、
ノーではない人たちというのは、
若干引き気味というか、
そういう形で決めていくことに対する是非みたいなことを言うわけですよね。
イエスとかノー、
二者卓一というのも良くないんじゃないかみたいなこととかですね。
いろんなことを言ってですね、
あるいは住民投票がそこがないとか、
いろんな意見が多く、
結局、自民党系の県議会の皆さんは、
全員反対に回ったということですよね。
でも反対に回るのも勇気がいることだし、
基本的に新潟県民としては、
あまり嬉しくはないわけですよね。
その業界の方々とか、
柏崎の立地自治体としては、
やっぱり動かしてもらった方がいいというような立場もあり得るんでしょうけど、
それ以外の自治体で暮らしている人たちからすると、
もし何かあったらどうしようということの懸念の方が強いですからね。
ということなんです。
その他にもいろんな意見はあって、
再稼働そのものは別にそんなに反対ではないけど、
東京電力は信用ならないという意見の人もいますし、
いろんな考え方、枝分かれがいろいろあるんですよね。
再稼働に対する懸念と今後の展望
いずれにせよ、今回は住民投票条例は成立しなかったということなので、
住民投票をやったとしても、
住民投票で出た結果をそのまま知事が丸飲みしなきゃいけないという、
そういう類のものではないので、
出てきた結果を踏まえて、
知事が全然違うことを言い出す可能性もあるわけですよね。
ただ、住民投票条例でみんながノーって言ってしまった場合には、
やっぱりなかなか再稼働と言い出せないという状況になってしまうってことですよね。
それも懸念されたんだと思います。
これから今度は知事どうするかと。
知事は2018年に当選したときから、何かすると。
真を問うとは何かっていうことはずっと言ってこなかったんですけど、
どうやって問うんだろうねと。
普通考えたら住民投票とかやるんですかね。
それとも何かを表明して、
例えば再稼働を表明して選挙をするみたいなことになるのですかねみたいな、
ふわっとした状態のまま来たと。
2018年ですよね。
今よりは2011年の福島の事故の記憶は鮮明でしたけど、
でも7年経って、
ちょっとその原発に対する危機感というのが少し薄らいだタイミングで、
花住さんというのは当選しているので、
ことが沈静化するのを待っていたというようなところもあるかなと思います。
県で検証委員会がずっと続いていて、
それが終わったんで今この話になっているんですけど、
そこで引っ張って引っ張って、一定の結論というタイミングで、
もう少し皆さんの気持ちが落ち着いているかなと思ってたんじゃないかなと思いますが、
どうですかね。
現状を言うと多分多くの人たちは、
嫌だなっていうふうな気持ちを持っているとは思う多くの人が思っているので、
住民投票をやるとNOになる可能性が高いと思いますが、
でも今普段暮らしていて、やっぱNOだよねみたいな、
やっぱり原発はやめた方がいいよねって、
2011年皆さんが思っていたような意気込みはもうないので、
投票して結果が出るような状況はやっぱり避けたいなと考えたと思いますが、
さあどうしていくかということですよね。
当然外側からは、外側から内部でもあるかな、
県民の中にもあるかもしれませんが、
原子力政策というのは国全体の政策の中で決定してくるものであって、
それに対して住民投票がなじまないという意見もありますよね。
ただそこは今の時代はやはりもっと住民の同意というのが大事なんだという意見も、
反対意見として出てくるわけですよね。
でもその時にまた個別閣論に入ってくると、
じゃあ住民というのは直接影響を受けるような柏崎とか、
柏崎、神戸、それから長岡とかですね、
そういった地域の人たちじゃないのと、
そうするとそこからだいぶ遠いですね。
新潟市も影響を受けると思いますが、
ちょっとだいぶ遠い地域の人たちはあまりそういうリアリティがないんじゃないのとかですね。
いろんな考え方、いろんな意見があるわけですよね。
という中で、またちょっとこの問題は新潟県の中では大きく注目されつつ、
しかしタイトルに入れた通り、なんかみんなで喋りにくいですよね。
そこでね、じゃあどうしようかみたいな話で、
反対の人たちははっきり反対っておっしゃいますけど、
そうじゃないとなんかゴモゴモゴモみたいな。
あとはあまり何も喋らない人もいる。
喋らないというかあまり関心がない人たち、
さっき言ってたみたいに、2011年当時の厚くみんなが語っていた時期ほどの関心がもうない。
トータルで言えばなくなってきていて、
そんななんかややこしい話にくみつっこみたくないなという人たちも一定の割合で出てきていてっていうような、
そんな状況ですね。
ということかと思います。
ちょっとね、久しぶりだったんですけど、
全国的にも注目されるようなニュースでありましたので、
少しお話をしてみました。
また他にもですね、
柴田だと桃黒といろいろ面白い、
面白いというか、
喋るべきトピックもあるんですけど、
今日はこの辺で終わりたいと思います。
どうもありがとうございました。