では引き続き、指定校推薦について伺っていきます。
今日もよろしくお願いします。
今日のエピソードは、指定校推薦を取り巻く教育現場の声です。
指定校推薦に関してこんな疑問が取材班に届きました。
志望校を伝えた後にしか指定校推薦枠があると教えてもらえなかった。
なぜ全体に公表しないのか。
この福岡県内の公立校を今週卒業した生徒の保護者さんからの声ということですけれども、
こちらを受けて忍さんは読者に意見を募ったそうですけれども、
いかがでしたでしょうか。
そうですね、結構学校の先生からご意見をたくさんいただきました。
福岡市の男性の方、48歳の方なんですけれども、
その方が私たちに寄せてくださったご意見によると、
公表したらですね、生徒が自分の行きたい大学の推薦枠を確保しようとして、
同じような進路を考えている生徒に圧力をかけて問題になったことがあるとかですね。
あとこれも多かったんですけれども、
そもそも推薦枠っていうのは校長先生が推薦するにふさわしいという生徒を選抜して、
推薦する制度なので、生徒がこういう大学に推薦枠があるみたいな一覧のメニューから選べるようなものではないんですよと、
そういったような説明がありましたね。
あくまで学校側がふさわしい理念にあったような生徒を送るような生徒なので、
生徒がどこどこ大とどこどこ大があるから私はどこどこ大の指定校を狙おうみたいな、
そういう生徒でもない先生の理念からすると違うという意見ですね。
そうですね。指定校があるからこの大学に行こうじゃなくて、
この大学に行こうとしたら指定校があったんで、
じゃあそちらを活用しようかなみたいな、そういった考え方で運用しているというふうなことが言えると思いますね。
先ほどおっしゃっていた、自分の枠を確保しようと他の生徒に圧力を上げたというのも面白いですけど、
私はここを大の推薦を狙っているからね、みたいな、そういう編成をしたりする懸念もあるということですかね。
そうですね。高校の雰囲気というか、そのクラスがどのクラスなのかとかですね、
生徒同士の人間関係がどういう関係になったのかというのをすごく採用するとは思うんですけれども、
先生がしてくれた意見によるとそうでしたね。
あとそれからですね、他の先生からもご意見があって、福岡市の男性、45歳の方なんですけれども、
生徒が本来の学力より見劣りする大学への推薦を選ぶということが考えられると。
要するに、一生懸命勉強をすればもっと偏差値が高い大学に行けるはずなのに、
それをせずに指定校推薦があるからと言ってしまえば偏差値が低い大学に行くと、
それが安気に流れるというふうなことを、そういう懸念があると言ってまして、
そうなったら長期的に見て生徒の利益にならないと。
だから一生懸命勉強をして、最大限学力を高めてからそこで突破できるところに進学したほうがいいんじゃないかということでしたね。
そうですね。実際は指定校推薦って運用はどんなふうにされているんですかね。
そうですね。それ自体は大学側がここの高校から来てほしいなという生徒がいる高校に対して推薦枠を設けて、その推薦枠があるところについて高校側が選抜をして生徒を推すと。
その選抜の過程では内進店であったり、転出物であったり、普段の学習態度であったり、ボランティアみたいなものが評価されるというような仕組みですね。
実際には3年生になってから指定校推薦って情報とかが届いて枠の話が出ますんですかね。
そうですね。これは数年前に法律高校を辞められて私立で先生をやっている、要するに法律と私学と両方経験している先生から聞いた話なんですけれども、
大体夏休み明けぐらいに大学から推薦枠が届くと。あなたの高校から何人推薦してくださいというか、推薦枠がありますよという情報が届くと。
3者面談があったときにそういう話も踏まえて、その生徒さんがどこの大学に行こうとしているのか、大学に限らず専門学校だとかそれ以外の選択肢、就職だとかいろいろ選択肢があると思うんですけれども、
大学であればこの子に進学しようと思っているみたいな話があって、そのためにはどうしようかという流れから出てくると。
ただそのときに前もって生徒さんにどこの大学の指定校推薦があるからと言うかどうかというのは、高校次第だということでしたね。
推薦枠を超えて生徒さんが志望してくるという場合もあるかと思うんですけど、その場合はどんなふうにしているんですかね。
最初は指定校推薦の枠があるからなんとなくそこを選びましたみたいな形の生徒さんもいるみたいなんですよ。
なので志望理由書というのを書いてもらって、そこでなんでそこに行きたいのか、行ってから何をしたいのかということを明確にしてもらう。
その上でさらに複数の推薦枠を超える生徒が志望しているのであれば、そこで校内選考が行われるということですね。
かなり念入りに選考されていくという印象ですけれど、やっぱり高校としてもあった生徒、ちゃんと学歴なり理念なりに似合う生徒を送り出したいという、生徒のためにもというところが大きいんですかね。
そうですね。高校側としてみたらですね、高校の看板を背負ってその大学に入学したというふうな印象というか、そういう気持ちで送り出すということみたいなんですよ。
なのでですね、もし生徒さんの学力がそこまで高くないけれども、それを超えるような大学に入った場合に入学してから苦労するんじゃないかってあったりだとか、
入学した後にもし仮に大学をしたらですね、その高校の責任になるんじゃないかみたいな懸念をされる場合もあるみたいで、
私が話を聞いた先生が言うと、別に大学がそこまで求めているわけではないし、高校卒業して入学してすれば一人の学生ということではあるんでしょうけれども、
その生徒さんが大学を退学したということを把握した場合は、お謝罪しに行くこともあったっていうことを言ってましたね。
そうですね。申し訳ないということで謝りに行かないといけないので、いかないと推薦枠がなくなっちゃったりとかそういう心配があるからですね。
特に子供の数が多くて受験戦争とか言われた時代もあったかと思うんですけれども、そういう競争率が高い時期は特にそうだったみたいなんですよ。
ただ、退学した生徒さんの情報を大学側があなたの高校卒業した生徒さんが退学しましたみたいなことをあえて言ってくるわけではないみたいなので、
その生徒さんが卒業後に、いや実は退学したんですよみたいなことを言ってくればそこで把握するけれども、全ては把握していないということはあるみたいです。