サマリー
群馬県立館林美術館は、彫刻を中心とした近代的な美術館であり、その美しい建築や特別展に魅力があります。特にフランソワ・ポンポンの動物彫刻のコレクションがメインで、訪れる価値のあるスポットとして多くの人々に人気があります。
群馬県立館林美術館の紹介
こんにちは、ninjinkunです。
群馬に行った話を前回したんですけど、同じ日に、群馬県立建林美術館にも行ってきました。
こちらは、同じ群馬県なんですけど、結構高崎からは離れていて、建林というまた別のエリアにある、結構新しい2000年代に作られた美術館です。
こちらは、近代美術館の方は絵画とかそういうものが中心なんですけど、こちらは彫刻中心の美術館ということで、結構新しい軸を打ち出しているところですね。
こちらもですね、建築がすごい素晴らしくて、腹っ端を中に浮かんでいるような、すごくモダンなスタイリッシュな建物がですね。
さらに水とかもね、使って池の中に浮かんでいるような感じで作られていて、もうね、着いていきなりもう写真バシャバシャ撮りましたね。
それぐらいここの建築はすごく見ごたえがありますね。
私が好きな、SANAっていうユニットの建築っぽく最初は見えたんですけど、どうも作ったのは第一工房という設計事務所らしくて、
なんでしょうね、違う人たちだったんですけど、系統としてはね、ちょっとSANAみたいな曲線とかガラスとかを割と対応するような、そういうタイプの建築で、
正直ね、最近行った中で一番好きな建築かなと思います。
行った時はですね、まず特別展がロイヤル・コペンハーデンと北欧デザインのきらめき、アール・ヌーヴォーからモダンへというやつがやっていて、
こちらはロイヤル・コペンハーデンはそこそこ有名だと思うんですけど、
北欧のね、そういう陶磁器とかあとはガラス製品を主に展示している特別展がやっていて、
そのロイヤル・コペンハーデンは、あれですね、書いてあることを読みますと、王立磁器工場として設立、職人が手で模様を描く、手の技術が世界的に評価されるというところで、
非常に今でもブランドとして強い工房というかメーカーですけど、そこのね、結構初期の作品とか、1785年頃って書いてあったな、
という本当にだいぶ昔の作品とかが今でもそのコレクションとして持っている人がいて、その人のコレクションがだいぶ展示されていたという感じでしたね。
で、このロイヤル・コペンハーデンから別れていった別のブランドで、ビング・オー・グレンダールっていうね、
これはもっと動物をモチーフにした、いろんな鎖がね、中に折り込まれているポットとか、そういうね、面白い斬新なデザインのメーカーがあったけど、最後はロイヤル・コペンハーデンに吸収されたとかね、
そういうね、いろんな派生メーカーの系譜も知れて、これはとても面白かったですね。
やっぱりね、食器とか、ポットとか、アクセサリーとか、こういうものは周りをぐるぐる回って見て楽しめるもので、周りを回りながら写真を撮って楽しみました。
ガラスのコーナーだけはね、写真撮影ができなくて、多分、あんまりぐるぐる回ると危ないからじゃないかな、おそらくは。
触っちゃったりするとね、もろいもなんで、と想像したんですけど、それ以外にあまり撮ってはいけない理由が思いつかなかったから、おそらく保管のためかなと思います。
ロイヤルコペンハーデンのね、猫をかたどったフィギュリーっていうらしいんですけど、時期でフィギュアを作るということなんですよね。
なので動物とかが作られているんですけど、これのね、眠ってる猫がすごい可愛く作られてて、しかも模様違いで3種類展示されてて、めちゃくちゃいいな、欲しいけどいくらするんだろうみたいな感じで楽しめましたね。
フランソア・ポンポンの魅力
そういう展示があって、私はですね、この美術館自体に興味を持ったのは、この美術館がフランソア・ポンポンっていう動物の彫刻で有名な人の作品を一番メインで収集しているというところから興味を持って、
今年の夏にパリのオルセイ美術館で、このポンポンの一番代表作の白熊の大きな彫刻がありまして、多分何かで見たことある人もいるんじゃないかなと思いますけど、結構つるっとしているタイプの。
当時としては、これだけその線を整理して、しかも動物彫刻自体がそんなにメジャーじゃないというか、あんまり格が高いと思われてなかったところに、すごいモダンな省略とか抽象化を入れた動物彫刻を発表して、世間を驚かせたと。
最初は認められなかったけど、だんだん認められて、晩年の10年ぐらいはかなり人気になったっていう、そういう人がいるんですけど、この人はロダンの工房でも働いてたらしいです。
動物彫刻があって、それと同じものが、サイズは違うんですけど、この群馬にもあるということで、日本でもポンポン見たいなと思っていて、ぜひ一回建前市に行ってみようと思っていたので、とてもイケてよかったですね。
ポンポンの作品は、常設展の方と、別館があって、こっちにはポンポンの生まれた故郷のアトリエみたいなものを再現していると。
全く同じではないらしくて、あまり資料がないらしくて、イコールではないけどこんな感じだったんじゃないかというのが再現されていて、中にはポンポンのいろんな作品があるんですけど、
これがなかなか逸話があって、ポンポンは死後中像、つまり型はあるから中像はできるんですけど、ブロンズとかですよね。
ただ、亡くなった後に中像したものは認めないという方針を出していたらしくて、どうもこの美術館はあまりその辺を知らずに収集してしまって、オープン直前になって、
オルセイ美術館の方からマッタがかかって、ポンポンはそれを認めていらんぞと。もちろん生前に中像されたものも持っていたんですけど、結構何割かのものは死後中像であることが分かってしまって、
さあ困ったということで、この別館の方に死後中像のものは集めて、正規の本当にポンポンが認めていたと言われるものは本館の方に展示するという、そのすみ分けをすることでどうも解決を図ったようです。
というわけで、そっちの別館の方は死後中像されたものとか、あとはポンポンのその生まれた街の解説とかがされていて、これもなかなか良かったですね。
あと入口にかなりデカいシカのブロンズがあって、これは格好良かったですね。おそらくこっちにあるってことは死後中像なんでしょうね、たぶん。
本館の方にはポンポンの作品とか、あとはイサム野口とかもあったし、あとは知らない、もうちょっと現代の彫刻か、なんか秋田のバイクみたいな、ちょっと違うんですけどSF調の彫刻があって、これは日本の人らしいんですけど、
なんかどっかの美術館に買い上げられるくらい有名なものらしいです。
とかとかあって、このね、常設展のところはかなりこじんまりしてて、すごくね、開放的で彫刻を飾るために多分デザインされている素敵な部屋なんですけど、あんまり点数自体は多くなくて、
たぶん常設展だけだと本当に30分しなくても見れるぐらいのボリュームなんで、まあたぶんね、特別展と合わせて見ることを想定されているのかなと思います。
いやでもね、本当にここは常設展の建物もすごく目の前がガラスでバーンと開けてデザインされてて、そこに広場が広がって向こうに森が見えるようなね、そういうすごく開放的な設計になっていて、もうね、それだけでかなり自分は満足しましたね。
なのでポンポンと建築を味わいに行くというのが一番ここの楽しみ方かなと思います。
まあそれにね、特別展が興味があるならなおいいと思いますけど、特別展なしでも行く価値あるんじゃないかなと自分は思いましたね。
なんかね、素敵そうなレストランもついてて、ちょっと自分が行った時はもう閉館間際だったんでレストラン行けなかったんですけど、なかなか良さそうだったんで、ちょっとね、行くにはちょっと1日仕事になるところなんですけど、
東部鉄道で行きますね。東部の特急でも行けるし、普通に特急じゃない在来線で行っても、都内から2時間ぐらいはかかるかなと思いますけど、施設ですんであんまり高くないので、そんなにお金を稼いずにも行くことができます。
という感じで、この立林美術館は最近行った中でも相当お気に入りなところになりましたね。ぜひまた行きたいし、今回は一人で行ったんですけど、妻とも一緒に行きたいし、どこかでね、そのポンポンの特集でもあったらもう1回ね、再報する計画を立てたいなと思います。
それぐらい本当に良かったし、もうフォトジェニックな建物なんですよね、ここはね。もうどっから撮ってもちょうどね、夕日が上に被ってる時間だったんですけど、絵になるし、いやー、なんかね、橋ですらちょっとかっこよく作られたりとかして、はい。
あとどうも屋外にいろんなその彫刻の展示があったっぽいんですけど、行った時間がもう遅かったせいもあって、なんかね、うさぎの彫刻以外は見れなかったんで、次回行った時はもうちょっと日が高い時に行って屋外の展示も見てもらいたいかなと思います。
というわけで、群馬展立建林美術館、自分はちょっとね、ひとつまた推し美術館が増えたので、とてもこの出会いが良かったなと思いますね。またぜひ行きたいですし、人にもお勧めしていきたいなと思います。それではありがとうございました。
11:33
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