ジョナサンのジョジョ立ちの起源
横山です
大樹です
大樹さんはあれですよね
ジョジョマニアってことで
自分を売ってる感じですけれども
はい、まあ今のところあれですね
お金は稼げてないですけど
そうですね
今は正直まあ普通に楽しんでますっていうレベルですね
じゃあちょっとね
僕が今直面しているジョジョに対する
ちょっと難しい問題をちょっと解いてくれたら
僕もスッキリして今日寝れるかなって思うんで
はい
ちょっとその話を
これもまた一つのお悩み相談ですね
ジョジョに関するお悩み相談を
聞いていただければと思います
はい
じゃあまず大樹さん手元にある
ジョジョの君への冒険第4巻単行本
ちょっと出していただいて
第4巻か結構
ちょっと待ってください
あ、あるんだ
(効果音)
はい、持ってきました
はい
さすがジョジョオタクとして
恥じない振る舞いですね
たぶんあの緑色っぽい表紙に
ジョナサンがパーンって映ってる
結構有名なイラストだと思うんですけれども
そうですね
これぞジョジョっていう感じの
指を手のひらをなんだ顔に向けて
こう指を大きく開いて立ってる感じですね
肩を上げて
はい
これがジョジョたちの原点として
ジョナサンが描かれる時はこのポーズで
描かれることが多いという
結構このアイコニックなポーズだと思うんですよ
実際これの真似をしてジョジョたちって言って
ジョナサンのジョジョ立ちとその進化
写真とか撮るJKとかもいたりすると思うんですよね
JKがやるかわかんないですけど
結構広く親しまれてます
そうですよね
これのポーズに対する疑問がありまして
左手の手のひらをパーって開いて
顔の前にやってますよね
右手この手の先どうなってんだろうっていうのが
気になってて
あーはい
どうなってんすかこの手の先
これないのかな
わかんないですけど
個人的なイメージだと指を伸ばしてるイメージですけどね
基本的にはある程度右足に沿わせた形で
ピンと伸ばしてるような
ちょっとですね用意してきたノーションの
ジョジョたちっていう項目のページに行っていただいて
単行本の写真がパーって写ってると思うんですけど
次鬼教官っていう
僕たち世代じゃないんで知らないんですけど
どうやらこの鬼教官って人が
ジョジョたちマニュアルみたいなビデオを販売することで
ジョジョ芸人として名を馳せた人らしいんですよ
すごいな
なんか聞いたことあるかもしれないですけど
すごいですね今考えても
これは2002年のタイミング昔っすね
僕ら小学生ですね多分
もう21年前か2002年って
写真の写りも平成初期って感じですよね
歴史的資料って感じですもはや
でこの鬼教官っていう人がやってるジョジョたちっていうのが
まあ広く普及しているであろう
このジョジョたち原点として言われてる
このジョナサンのジョジョたちをまねたポーズ
右手はピシッと地面を向かって
まっすぐ降りてる感じですね
いやーわかるこのイメージでした
これですよね次の写真を見ていただきたいですと
2007年に発売された胸像ですね
あまあフィギュアですね
胸像アートコレクション
ジョナサンジョースターってやつなんですけれども
ジョナサンのその上半身
それが台座にくっついてて
一体化してるようなフィギュア
2007年発売のフィギュアですね
これのジョナサン
さっきの単行本4巻のイラストを
そのままフィギュア化したものだと思うんですけれども
注目すべきはこの右手なんですよ
鬼教官が写真でやってたようなポーズとはちょっと違くて
右手を内側にくの字に曲げて
さらに手のひら
手首自体を鳥のくちばしみたいな感じでくねらせて
全体的にくねったポーズをしてるような
異なるジョジョ立ちの存在
おそらくこれでしか見ないような
ジョナサンのジョジョ立ちなんですね
そうですね肘と手首と両方とも曲がってますよね
一般的に知られてるジョジョ立ちとはだいぶ違うと
これ見た時に
あれこのジョジョ立ちの方がかっこよくねってなって
これどっちが正解なんだって分かんなくなって
ジョジョマスターのたいじゅさんに対して
この右手の先どうなってんのっていうのを聞きたかった
はいはいなるほど理解をしました
2007年に発売されたこの教像よりも後に出た
ゲームを含めたその3Dモデルっていうものは
全部鬼教官ジョジョ立ちですと
実際問題として広く普及している
ジョジョ立ちっていうのは鬼教官タイプだけど
ある一点だけ見たフィギュアの中でのポーズっていうのが
鬼教官のものに比べて
僕の主観的にはかっこいいと思えてしまうと
はいはいはい
じゃあまず質問として
これたいじゅさん的にはどっちの方がかっこいいですかって話からいきますか
うんいやこれ難しいっすね
これは難しいっすね
なんかやっぱあの鬼教官のタイプの方が
結構しっくりくるなっていうか
ピンと張っててかっこいいなみたいなのが
第一印象としてはあったんですよ
2007年の教像の方はちょっとくねくねしてて
そこの脱力が正直結構イメージと違ったというか
解釈違いというか
っていうのは結構第一印象だったんですけど
今結構見てたらこれもいいなっていう
逆にこのなんだこれ別に力を張ってるわけじゃないのかみたいなところが
なんか面白くてこれはこれですごくいいなって
思えてきましたね
僕のポジション的には教像
フィギュアの方がかっこいいなってことになってるんで
これをちょっと補強する意見としてちょっとあげたいのが
荒木裕彦先生自身の発言
ジョジョは現実とファンタジーという
水と油を融合させようと努力している作品です
リアリティを描きたいけど現実にはない世界も描きたいと
絵にもそれが現れていて古典的な手法の絵なんだけど
ポージングの部分で関節を人間じゃないところまでひねり上げ
実際にはありえない日常からかけ離れたポーズにしているんです
ジョジョがなんであんなポーズ立ってんのっていう部分は
どうやらここに集約されてるっぽくて
結構リアルの目な絵を描くけど
わけわからん立ち方をさせる
そんなポーズないっしょっていう
独特なポーズをさせることで
ファンタジー感を現実に融合させているっていうのが
荒木裕彦先生の描き方らしいんですね
ということはこの4巻の表紙のジョナさんも
人間じゃありえないようなポーズをして叱るべきだと思うんですよ
胸像のそのポーズだいぶくねくねしてるじゃないですか
そうですね
そんなポーズ取らんやろっていうような
ファンタジー感が強いんですね
荒木裕彦さんの方って確かに立ち絵としてはかっこいいけど
そのポーズするヒーローって他にもいそうだなって思えちゃうじゃないですか
うーんまあ言わんとしてることはわかります
だからこの現実とファンタジーを融合させたいっていう
荒木裕彦先生自身のスタンスからいけば
この4巻の表紙のジョナさんのポーズは
自ずとそのくねくねしてくるんじゃないのかなって思っちゃいました
うんうんうんはい
ジョナさんのポーズについて
なんかディベート形式みたいな感じになってきますけど
ちょっとあのまっすぐの方を補強する話を一個言うと
これくねくねすごい魅力的なんですけど
なんかジョナさんってことを考えると
鬼教官の方が結構個人的にはしっくりくるっていう気持ちがあるんですよね
やっぱパワーってイメージですか
ジョナさんはやっぱ誠実でなんか素直で
正義精錬潔白みたいななんかそういうところがあって
あんまり変な遊び心とかむしろそういうのわかんないみたいな
まあでも知恵はあるんですけどね
そういうのがすごいまっすぐな性格なんで
手がピーンと張っていった方が結構それっぽいかなって
個人的には横山さんがあげてくれたいくつかの画像の中で
多分これゲームのかな一番左下のやつとかかなりしっくりきますね
なるほど
絵として
でこのくねくねはちょっとジョセフっぽいというか
なんか遊び心みたいな
めっちゃ言わんとしてることがわかります
ジョナさんとジョセフ顔似てるんでね
これジョセフですって言われたら
これジョセフだってなりそうですよね
いつも僕この絵を見た時に
あれこれどっちだっけってなんか思う瞬間がありますね
ジョジョ立ちの正解についての考察
イメージが確かにその意味で言うと
ファンタジー意味はあるけど
ジョナさん自身がそんなにファンタジーかっていう
そうですね
まあかっこいいかどうかは別として
しっくりくるなっていう気持ちではありますね
あとなんだろう
この手をパーって広げて
なんか右肩を上げてる時点でもうだいぶファンタジーになって
確かに
もう結構大丈夫みたいなところは
いやでも本当このくねくねもかっこいいんですごいいいですね
だからおそらくこれ正解はないんだと思うんですよ
うん
僕の解釈だとどっちのポーズが正解かっていうよりは
その奥に流れる信念というか
で結局どっちのポーズも信念が同じというか
表現したいジョナさんであり
なんかファンタジー性であり
なんかジョジョの世界観みたいなのが
どっちも表現できてるからいいなっていう
感じなんじゃないですかねとは思いましたね
だからその最終的なポーズがどっちが正解かにこだわりがないっていうよりは
漫画制作におけるキャラクターの動かし方
信念にこだわりがあって
それは満たしてるからどっちも大丈夫みたいな
そういう話なんじゃないのかなって思ったりしましたっていう
っていうのがフィギュアに対する感想みたいなところで
フィギュアっていうかポーズに対する感想みたいなところで
どっかのインタビューで
新木先生に限らないと思うんですけど
週刊連載のなんか魔物がいるというか
まあ本当に週刊連載の中でマンゴ作っていくっていうのは
自分が当初思っても見なかった場所の展開に到達するみたいな
最初はこういうふうに考えてたけど
なんかどんどんそれが変わってって
でキャラに自分が動かされるみたいなことって
結構いろんな作家さんが言うと思うんですね
それをどっかで
まあ新木先生もキャラがこうだから
なんか自分はこうしようと思ったのに
キャラがこうって言うから
なんかこうしたみたいな
そういう話があったりしますね
これな全身のイラスト見てみたいんだよな普通に
この4巻の表紙のイラスト1枚でね
ここまで議論させてくれる
新木裕彦先生のこの画力っていうのが
やっぱりすごいということで
話をまとめたいと思います
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