00:04
寝落ちの本ポッドキャスト。こんばんは、Naotaroです。このポッドキャストは、あなたの寝落ちのお手伝いをする番組です。
タイトルを聞いたことがあったり、実際に読んだこともあるような本、それから興味深そうな本などを淡々と読んでいきます。
エッセイには面白すぎないツッコミを入れることもあるかもしれません。 作品はすべて青空文庫から選んでおります。
ご意見、ご感想、ご依頼は、公式エックスまでどうぞ。 「寝落ちの本」で検索してください。
また、最近投稿フォームもご用意しました。 併せてご利用ください。 それでは最後に番組フォローもどうぞよろしくお願いします。
はい、さて、今日はちょっと読むのに困りましてね。
時間が足りなくて長いのは読めないなということで、 坂口アンゴさんの「明日は天気になれ」という連載シリーズの中からいくつか
ピックアップして読みたいと思います。 ピックアップっていうか、印刷した順に読んでるだけなんだけど。
坂口アンゴさん、日本も小説家、評論家、随筆家。 戦後発表の堕落論。白痴らが評価され、太宰治と並んで、無礼派と呼ばれる。
ということで、 今日読む「明日は天気になれ」はですね、西日本新聞というところで連載を持っていた坂口アンゴの
その連載シリーズをまとめたもの。 連載シリーズのコーナーの名前が「明日は天気になれ」というコーナーで、
毎週だか、多分毎週だと思うんですけど、 毎週毎週コーナーに寄せていた
コラムがまとまっているので、それを読んでいます。
何回目でしょうか。明日は天気になれ。 4回目か5回目ぐらいだと思いますけど。
毎度ね、なんかこう取り留めのない話というか、 連続性がないっていうかね、なんて言ったらいいかな。
一応読み切りみたいなのが並ぶので、基本的に聞きやすいと思いますけど。
どうか寝落ちまでお付き合いください。それでは参ります。 明日は天気になれ。
モロッコの見上げ物
モロッコ見上げ物 1
皆さんが世界万遊に出かけて、おそらく日本人が誰も行ったことのないような モロッコとか、さては今後のジャングルの都心から
腰巻きのようなものを見上げに買う。 天下の珍品を買ったと打ち喜んで日本へ戻ると、日本の女の子がそれと全く同じものを
ネッカチーフやスカートに用いているので、目を回してしばし気絶してしまうことになる。 アフリカの見上げ物は買わない方が良いのである。
キリュウの織物組合長S君は私のゴルフ仲間で飲み仲間でもあり、 また彼は素人考古学者、江戸文学素人大科などなど、
はなはだ賑やかな人物である。 彼は戦争前も戦争後も一貫して外貨獲得の貿易用織物以外は絶対に作らぬという意地を
通している。 貿易が途絶えて大貧乏に陥っても国内物を作って一時をしのぐという
みじめな足掻きをしない。 歯を食いしばって貧乏の意地を通すのである。
意地じゃねえよ。奴の機械は丈が長くて国内物に合わないからだよ。 と商売がたきは陰で悪く言うけれども。
とにかくこの人物が一絶して得体の知れない製品に打ち込んできた情熱というものは、 ドン・キホーテの生涯に通じる友好な悲哀があって、
あだおろそかにはできないものがあるようだ。 ある時イエメンの宗教大臣から直々の注文が来た。
注文主から考えてもイエメンの宗教用の織物に相違ないが、 その中に2種類だけ非常にデザインの終末なものがあった。
エス君は占めたと思った。 何しろ勝手知らぬ異教の人を相手の取引のことで一番並行するのはデザインだ。
どういうものが愛されるかという段になるとフランス人だのイギリス人相手なら目安がつくけれども、
イエメンだのモロッコだの今後のジャングルときてはだいたい見本が一つも手に入らない。 そこへイエメンの宗教大臣から終末なデザインの注文があったから、
早速これを投与することにして注文の何倍も製造して各貿易省やアフリカの取引先に見本を配って、 今か今かと注文を待った。
いつまで経っても注文が来ない。 そのうちイエメンの人に会ったから投与した2種類の織物を示して。
これどうしてよそから注文が来ないでしょうね。 素晴らしい花模様だが。
それ花じゃないよ。 えっ、これが花弁でしょうか。
いいえ、イエメンの王様の誕生日のお祝いと書いてある。 それは文字だよ。誕生日の記念だ。
署名入りだから他に誰も買わないのは当たり前だ。 じゃあ来年の誕生日また。
年号も入っているよ。 ペース君、他の一つを取り出して。
こっちは字がないんですよ。こっちをもっと買ってくださいな。 それは今後10年間はたっぷり間に合っている。
そう予定作っておく品物ではない。 何に使うものですか。
官王家の上にかけて葬るもんだ。2 その後イエメンの王様の誕生日のお祝いものと
官王家の掛物とがダンピングされて日本国内 津々浦々に行き渡って、みーちゃん母ちゃんの熱火チーフや布団などになったのは言うまでもない。
イエメンの官王家と同じものを掛布団にして安眠している日本人がいるわけだ。 私のところでもこれでカーテンを作ることになっている。
現在エス君が作っているのはモロッコ行きの女の頭巾と、 コンゴのジャングルに住む土人のマフラーというものである。
このマフラーは貿易用語で、中間の貿易商が仮にマフラーと呼んでいるだけのことだ。 実は首ではなくて頭に巻くか被るかするものだそうだ。
つまりターバンと呼ぶべきかもしれないが、コンゴの土人は海峡都でもないからターバンとも違って、たぶん独特な鉢巻きの締め方のような作法があるのだろう。
貿易商も知らないしエス君も知らないのである。 終戦後はモロッコ向けもコンゴ向けも
アメリカのバイヤーが中間に立ち、アメリカ経由で貿易している。 そんなヘンテコなジャングル相手の取引なんぞやって、後で感情が取れなくて泣きついたって知らねえぞ。
とエス君は、事実に日本の役人や関係者に重々最もな勧告を受けたそうだ。 ところがアンズルよりは有無が安いとはこのことで、
よそとの取引よりも早々とまたきちんきちんと感情をくれるそうだ。 モロッコには私にフランス語を教えてくれた山田芳彦先生こと
キチガエ部落の作者木田実主がいている。 しかしコンゴのジャングルに分け込んだ日本人は今に至るも絶無ではないかと私は考えている。
もっとも去年上野動物園の園長さん家が猛獣界にアフリカへ行ったようだ。 バイヤーの要求するコストの関係で安物の線量しか使えないから
モロッコ向けやコンゴ向けは雨に遭うと色が落ちる。 ところが良くしたもので色が落ちると言って苦情が来たことがない。
なぜ苦情が来ねえんだろうなとエス君は考えた。 どんな風に使われているのか一切がさえわからないのだから来るべき苦情が来ないのも心細さの谷になるらしい。
モロッコやコンゴは雨が降らねえらしいな。 それに湿度が低くって汗も出ねえのかもしれないな。
全身真っ黒だから色が落ちて体や顔についても気がつかないんだろう。 いや黒い体に珍しい色がつくから喜んでるんだ。
勝手なことを言いながら作っている。 天罰的面でバッタリ注文が絶えた。
こうなるとコンゴの土人の代わりに安線量で顔にシミをつけさせられるのはミーちゃんハーちゃんだ。
今や日本は山奥や浜辺においてもエス君ダンピングのコンゴマフラーが女の子の頭に巻かれ首に巻かれ、
鼻肌式はスカートにもブラウスにもなっている。 目の高い人はイエメンの王様の記念品や観光券の掛け物の方を掘り出すべきである。
戦争の備え
千尾と遠のわぬ話。 1
ダンカゾーが釈迦というところにちょっとした小粋な家を買った。 いかにも当たり前の中産階級の住宅であるが、さてよく調べてみると色々風変わりなところがある。
私が泊まっているうちに夜寝ていて非常に息が詰まるので気がついたが、 相当な住宅でありながら乱魔のようなもの一つもない。
どの部屋も襖を閉じると他の部屋から覗かれる隙間がなくなるようにできている。 その上、屋根裏に秘密の部屋ができていて、隠督物質を貯蔵するようにできているそうである。
あるいは、気違い的な人物の作品であろうと思った。 こういう特別自家系の住宅を見せつけられた上に、なんとなく
陽雲漂う天下の形勢というものを横目で睨んでいると、 嫌でも何か買い溜めて次の戦争に備えを立てないと、遅れを取って取り返しのつかないことになりそうな心細い思いになるのだ。
ところが私のように、平時において全然貯蓄の精神の欠けている人間というものは、 戦争に備えても買い溜めのできないようにできておって、
私がダン君のところに泊まっているより、さきの戦争では一番タバコに困って往生したから、 今度戦争があったらタバコだけは大平落してやろうというので、缶詰のタバコを1日に1個買い止めることにした。
ところが全然ダメだ。 1ヶ月後には買ったタバコがどこかへ姿を消して一つも残っていないし、また新しく買うことも忘れている。
どうしても買い溜めのできない立ちの人間というものは仕方がないのであるから、 別の工夫をしなければならないと考えた。
伊藤の温泉療養所のお医者さんが、 戦争中睡眠薬でスズメを眠らせて捕まえ、
大いに美食を楽しんだそうで、伊藤の観蔵先生という医者が私にその実験をして見せてくれた。
ご飯粒にカルモチンなどの粉末をたっぷりつけてお盆に入れて庭へ出しておく。 どの睡眠薬も大概甘いものだから、スズメは喜んで食べる。
けれどもあいにくなことに、スズメは食べるとパッと逃げてしまう癖があるから、 観蔵先生のお庭の中で眠らずに、よそのお庭へ逃げてから眠る。
我々はそれをよそのお庭まであちこち追っかけて、二さんは眠ったやつを捕まえたが、眠るというよりも死んでしまう。
小さいスズメはご飯一粒にたっぷりまぶした粉末でも十分に血脂量らしく、 口から白いものを吐いて死んでしまうのである。
大の男は、よその庭を毎日スズメを追っかけて走り回るわけにはいかないから、少なくとも 睡眠薬でスズメを捕らえるには、スズメが食いにぎしてもなお、自分の庭のうち、というだけの広い庭が必要で。
ところがそういう広い庭があるほど、何でも自給自足できて、スズメを追っかける苦労などは必要なしというものだ。
むしろ鉄砲でも買っておく方が確実のように思ったが、私は短気であるから、 無垢腹を立てた時、もしものことを起こすと大変だという心配があって、それも控えなければならない。
犬の商売
そこへ耳寄りな話が起こった。 2
ある時私のところへ犬屋がやってきて。 先生は犬の2だそうですから伺いますが、芝犬屋もしくは小型の日本犬はポインターなどよりも優秀な良犬だそうですが、本当ですか。
それは訓練次第でそうなるかもしれないね。 いえ、生まれつきですよ。実はね、この近所の百姓が飼っている犬なんですが、夜中に外へ放すと、夜明けまでに必ず山の鳥を1羽2羽捕まえて戻るそうで。
おまけに自分では手をつけずに丸々主人に差し出すそうです。 この犬屋はまだ犬の素人だ。
軍隊でシェパードを扱わされた経験で戦後犬屋の看板だけは掲げたが、ずっと開店休業で犬屋連れが全然ない代わり、素人にも騙されてしまうという頼りない犬屋であった。
だから私は彼の話などは全くまともに受け取らないことにしているのだが、この時ばかりは話があまり上手すぎるから半分外れても大したものだと考えた。
それでその犬がどうしたのさ。 その犬の子を買わない家庭ですが、親の性能を見なくちゃ何とも言えませんや。
でまぁこれから出かけるんですけど先生一緒にいかがですか。 性能を調べるってどうすんだい。
実は私は泊り込んで犬が獲物を持参するのを見届けようというわけです。 ああ、そんな悠長なのは俺は嫌だよ。
じゃあ君が見届けて本当に優秀だったら、小犬を俺が飼ってもいいよ。 ああ、そうですか。じゃあ一つ、今晩徹夜でやりますから切符を待っててください。
彼は金儲けのあてがついたから体操を張り切って出かけていった。 夕方、彼はしょんぼり小犬を抱いて戻ってきた。
早いじゃないか。どうしたい。 ダメですよ。犬の商売に二一杯引っかかるとこでしたよ。
犬の商売にて君がそうじゃないのか。 もっと他に悪い商人がいるんです。
私が目当ての家へ行ってそこのシバエルのことを聞いてみると、みーんな嘘なんですね。 まあたまに鳥を取ってくることはあるそうですが、それはよそで飼っている鳥を盗んでくるんだそうですよ。
その鳥を外で食べずに持ってくるのは自分の小屋で食べるためだそうです。 その百姓が正直者で悪い犬やとグルにならずにみんな正直に言ってくれたから助かりましたが、
これどうです?買えますか?問題の小犬ですが。 要せやい。種が分かれば買うことはないじゃないか。
ただくれたもんですからね。嫌にあっさりとただでくれましたよ。どうも変だよ。 まあただだからいいけれども、どうです?いくらでもいいですが、買いませんか?
いやだよ。 この犬は後日大飯くらいで有名になった。
女性の衰退
耳寄りな話というものはろくなことがないものである。 それでも私がこの犬の持ち主にならなかったことは大出来と言わなければならない。
女子衰えたり。 どういうかざめきか知らないが、近頃法律などという片雑魚が女性に甘くなった。
フランスでは浮気の大臣を射殺した奥さんが無罪になったが、 日本でもバラバラ事件が意外に刑が軽かったり、
丈夫の奥さんをちょいと注射で殺した女医がやっぱり15年ぐらいの刑で、野郎では とてもこう負けてもらえないようなことが多々起こっている。
ご夫人に甘いのは結構なことで、私も別にケチをつける気はないのだが、 殺されてバラバラにされた邸主の方は大迷惑で。
てめえが悪いから殺されて、バラバラにされたんだなぞと太鼓板を押された上に、 まさか幽霊になって法廷申開に現れるわけにもいかないから、泣き寝入りとは踏まれたり蹴られたり。
つらい話である。 しかし思うに裁判という世界一番の片雑魚すらも女に甘いのは、これは女がまだ至らないからである。
女の子が男並みのことをやっているのは、丈夫を殺したり、女家系を殺したり、 邸主をバラバラにしたりというような人殺しだけで、他のことではまだ一向にパッとしない。
政治などでも衰えたりとはいえ、まだ女大義士の先生が何人か賢在でいらせられるはずであるが、 活躍しているのはもっぱら男の狸ばかりで、女の狐がいくらかでも天下をぎょっとさせたようなことは一度もないじゃないか。
たまにぎょっとさせたことはあっても、酔っ払って抱きついて、くどかれたとかくどかれないとかの暴露演説では話にならない。
女の子が酔っ払ってズロースをかなぐり捨てるようなことをすれば、天下の野郎どもがぎょっとするのは当たり前のことで、人殺しと同じことだ。
智慧のある芸じゃない。 男女同権以来、近来富に女の子が霞んでしまったのはどういうわけであろうか。
野郎どもが狸だかイタチだかネズミだかわからないようなちょろちょろした小物ばかりになって、
仮にもシシとかトラとかワニとかウワバミのような大物がいなくなってしまった。 こういう時こそ目狐なぞが豆狸やイタチの襟首を捕まえて、雑巾の汚染かオマンぐらいの進化を発揮してくれそうなものだと
ひそかに期待したところが、そうはいかない。 私が思うには、シシとかトラとかウワバミというものは、私も女に適しがたいところがあるが、
豆狸やネズミやイタチは目狐程度を手玉に取るには死芸に達していて、女は全然かすまざるを得なかったのではないかと思う。
してみると、泉山三六先生なぞはやっぱりウワバミ程度の大物かもしれないのである。 もっか、日本の女の子は人殺しとストリップにおいてもっぱら天分を発揮しているにすぎないが、
弟子をバラバラにしたり、ズロースをかなぐり捨てて天下の野郎どもを強盗させるのは、 女の子なら誰でもできる芸の芸のことと心得るべきである。
昔は軽生と言って、吉原のパンパンすらも城を傾ける怪力を発揮したものであるが、近頃の女は裁判という山出しの片蔵をちょろまかす程度にすぎない。
ああ女子、衰えたり衰えたり。 日本のアンマ。
アンマの役割
私は大概旅先でアンマを取るので、北は欧州から南は九州まで一応アンマにもんでもらったけれども、
アンマ術ばかりは日本全国同じことで、特殊な地域にローカルでユニークな流派が存在するということはないようであった。
仙台から北の小賀半島の野戸首に石巻という虚構がある。 ここにまだ30そこそこの女アンマがいて、自分勝手なもみ方をする。
壺を心得ているようないないような不確かな敵話で、 死圧ともアンマともつかなくて、それでも怪力のせいか気持ちが良い。
今日は旅館の特別の頼みで来てやったが、本当は私は家を出ることはない。 毎日朝から病人が詰めかけてお砂お砂の半島なのさ。
と言っていたが、私の背中をさんざん探ったわけく、 あんたの脊髄は右に軽く曲がっとる。これが慢病の元だからこれをまっすぐにするようにしなければいけない。
もっともらしくそんなことを言った。 その時文芸春秋舎のN君が一緒にいたが、私が寝た後彼に向かって、
あんたの同行者は脊髄の曲がりを治さないと病気が治らない。 と、なかなかと一石ぶって戻ったそうである。
このよくる番もこのアンマを呼んで聞いてみた。 あんたのうちは代々この土地のアンマか。
いえ、私は満州からの引き上げ者だ。 満州でアンマをやっとったのか。
収容所でアンマを覚えたのさ。 なるほどと私は思った。
終戦後、引き上げの途中にアンマ。 主として死厚を覚えたという半分神がかり的な術者が多いのである。
大磯にAさんという死厚がおって、 ある時福田つねありと西草ひろと漁師の紹介所を持って私のところへ揉みに来た。
この人がやっぱり引き上げの途中に死厚を覚えたと言っていたが、 もっか宣伝中だから安くすると言って、毎週のこのこ出張して体操を安く揉むので、
その後聞いてみると、私の知人の中で彼に揉まれている人の数は少なからぬようであった。
この人々はほとんど神がかりのところはなかったけれども、 引き上げの途中で死厚を覚えて開業したという人には小石川の旅館でも熱海でも会っている。
神がかりと言ってはあるければ、本人が治病の能力を自ら真剣に思い込んでいることが特徴であった。
私のように定期的に肩が凝って、どうにも一週に2、3度は揉みほぐしてもらわないと眠れないような人間は神がかりの死厚にかかっても効き目がない。
死厚の壺と針の壺は同じであるし、 宮殿の壺はややずれているけれども、針の名人なら宮と針の壺の相違もよく心得ているもので、
結局、針や球にも心得のある神の名人に揉んでもらうのが一番容易のである。 しかしそのような神の名人は温泉地と狩り討ちに偏って集まってしまい、
他の都市ではなかなか上手い神が見当たらなくなってしまった。 要するに戦後日本の神にも大異動が起こったのである。
1999年発行 筑波諸坊 坂口安吾全集 13より一部独了読み終わりです。
はい、まだまだあるなこのシリーズ。
ちょっと風邪をひいてらしく喉が痛かったんですが、 そんなに聞き苦しくなかったでしょうか。
これ熱が出るタイプの風邪だなぁ。 と、なんかね、経験上所と思うんですけど。
なんかね、4月に入っても寒いですからね。 風邪ひいちゃうよね、こんなに振り回されたら。
あったかいのと寒いのに振り回されたら。 皆様もどうぞご安全に。
そういう感じですね。はい。 無事に寝落ちできた方も、最後までお付き合いいただいた方も大変にお疲れ様でした。
といったところで今日のところはこの辺で。 また次回お会いしましょう。おやすみなさい。