店の中にお化けでも出そうで。
もっとも古本屋なんて商売は、あまりはこれくちゃ具合が悪いございますな。
日々がいっぱいに流行りはの店だと、クロスがみんな離れちゃいますからね。
失礼ですが旦那は東京のお方で。
東京の大学からこちらへ御転任になった。
まるまるかにお勤めていらっしゃる。
なるほど。
こんな時効のいい時は大してお忙しくございませんで。
おそれいです。会議用意だったら大損で。
まったく大学ってところはありがたいところでございますな。
実はわしもこれで東京生まれなんで。
龍関橋ってところの猫の額みたいなケチな横長で生まれたもんでゲスが。
これでも若い自分は弁護士になろうてんで。
神田の東洋法律学校へ通いまして、六方全書なんかをひねくり回してたもんですが。
生まれつきの生倉でね。
小説を読んでゴロゴロしたり、女のケツばっかり追い回したりして、さっぱりだらしがござんせん。
両親が亡くなりますと一気に心霊には見放される。
苦学するほどの骨っぷしもなし。
崩壊物資の文句通りに仕方がないからねーてんで。
月金を担いでシャンハンにでも渡って一肌揚げようかてなことで。
ご存知の水戸城町銀行の石段に汗ジレンをつけて。
堂楽半分に買い集めていた探偵小説の本棚、教科書のもらい集め棚を並べてみたのがやみつきで。
とうとう本物になっちまいましてね。
そのうちにカカができたりガキができたりなんかして、
まごもごしてる中にこんな頭が剥げちゃっちゃもう取り返しがつきやせん。
まあまあ、生からもんには似合いの相当のところでげしょ。文句はありませんや。
へえへえ、そりゃあこのバツバツ組んだり流れてくるまでには柄相当の苦労も致しやしたよ。
途中で商売が嫌になっちゃって、身は身真似の話しかいになったり、太鼓持ちになったりしましたが、
やっぱりカーキの商売がよろしいようで、人間迷っちゃ損でございますな。
だんだん呼吸を覚えてくると面白いこともちょいちょいございますな。
へえ、曹社でございますが、一服いかがさまで。どうぞごゆっくり。
ああ、こんなに振りますとお客様もお見えになりませんな。
いつ来てみてもお客様が一人立っておいでになる古本屋なら大丈夫、立っていくもんです。
ですから一人もお客様がお見えにならないと、手前が自分で桜になってのそのそ降りていきまして、本棚謎を整理いたしておりますんで。
うん、これがまあ商売のコツでございますな。
つまりその一人立っている人間が店の囮になるんで。
通りかかりの方が店を覗いてご覧になった時、誰か一人本棚の前に立って本を読むか何かしておりますと、
ついつり込まれてフラフラと入っておいでになる。群衆心理というものでございますな。
その後からまた一人フラフラっと。
てなわけで、いやどういたしまして。
先生にお茶を差し上げてお取りに使ってるわけじゃござんせん。
こんな大振りの時にはいくらお取りを使ったって聞き目はござんせん。
恐れ入ります。どうぞお構いなくごゆっくりと。
へえへえ、そりゃ面白い話もございますよ。
ついこの間のこと。
高等学校の生徒さんが芸手の刺繍を売りに見えましてね。
他の参考書や何かと一緒に実冊ばかりを3円で頂戴いたしましたが、
その中でも芸手の刺繍が特別に古いようですから、後でよく調べてみますとどうです。
1780年にドイツで出版されたやつの第一版なんで。
おまけにその見返しのところにぬだくっているオーナーシグネチャーをよく見ますと、
どうしてもシルレルとしか読めません。
それからこちらの方文科で個書を集めておいでになる中江先生さんのお宅へ持ってまいりましたらどうです。
70円でお買い上げになりましたよ。
なんでもその芸手の刺繍が出ました1780年の夏でしたか秋でしたかに、
資生のシルレルがその第一版を買って読んでいるうちに、
こんなくだらない刺繍なんかもう読んでやらないぞってんで地べたに叩きつけた。
それからまた拾い上げてさっきの方を読んでいくうちに、
今度は参拝給杯して涙を流しながら、
芸手様あなたは死の神様です。
私はあなたの御見足の泥をなめるにも足りない哀れなものです。
とかなんとか言って、おでこの上に刺繍を押し付けたって話は残っている。
それがこの本に違いない。
ドイツ人に持たせたら10万マークでも手放さないだろうてんで、
後から中井先生が説明してくださいましたがね、
お人が悪いガスよ中井先生は。
もっとも、私もこの本は東京へ持って行けや、
記者賃ぐらいのことじゃなさそうだぐらいのことは勘づいていましたがね、
横顔に立って使用がございません。
へへ。今度そんなのが出ました。
井の一番に先生のところへ持ってまいります。
大学の○○科で。
へー。除去を受出。
へへ。どうぞ。よろしくお願いいたします。
へへ。法文科の中井先生ですか。
よく手前どものところへお見舞いになりますよ。
古い本をお探しになるのが何よりのお楽しみだそうですね。
いいお道楽ですよ全く。
商売人てもんは元来目の見えないものが多いんだが、
お前は我々によくわかるから話し相手になると仰ってね。
へへ。手前味噌で恐れ入ります。
いつもご指導を願っております。
ご覧の通り手前どもでは学生さんがお相手でですから、
横文字の書物なら全部大きく原書と書いた張り札をして
同じ棚に並べておきますので。
ところがこの間うっかり、
ちょめいかもずほじょきって書いたやつを何だかよくわからないで
パラパラッと見たまんまに原書って書いた札をデカデカと貼って
2円の不調をつけておきましたら、中井先生がそいつを棚の中から
引っこ抜いておいでになって、
私の鼻の先に突きつけて押し代わりになったもんです。
しっかりしてくれなくちゃ困るってゴリっぽくなんで。
なるほど。よく読んでみますと、
かものちょめのほじょきの英訳なんで。
はははは。どっちが原書なんだかわけがわかりませんや。
全く恐れ入りましたよ。
ほじょきの英訳の中でも一番古いもんだからとおっしゃって
20円で買っていただきましたよ。
芸での刺繍の埋め合わせをしていただいたようなもんで。
へへへ。全くでございますよ。
そのまま2円で買っていかれたって文句はござんせん。
中井先生みたいなお方ばっかりだったら苦労はござんせんが、
たちの悪いお客もずいぶんございますよ。そら。
一冊丸ごと立読みなんてずるずるしいのはしょっちゅうのことなんで、
そのまた読み方の早いのには驚きますよ。
店の本の上に星をかけて、足の下をすいがらだらけにしーしー
一冊読んじゃってから私のところへ持ってきて、
おい君、この本1円きりにまからないのかい。たいして面白い本でもないぜ。
なんて顔もげしちゃいます。大きなお世話でさ。
文科の生徒さんなんかは試験前にちょいちょい来て、
あの棚の上の大きなウェブスターの辞書だの。
エンサイクロペディアを抱え下して、いりような字を引いちゃってから
そのまま置きっぱなしぐらいはかまいませんが、ノートに控えるのがめんどくさいんでしょう。
その1ページをそっと破って持っていくんですから、ひどーごわすよ。
よく聞いてみると、大学校には修身ていう学科がねえんだそうで、
はきれて物が言えませんや。
ああ、もっとひどいのがありますよ。まるごと本を持っていってしまうんです。
つまり、万引きですね。しかもその万引きの手段ていうのは
トリック付きなんですから感心しちゃいますわ。
自分で1冊か2冊つまらない別の本を裸で抱えて、
いかにも勇敢学生か勇敢インテルらしい気分と面構えで
氷前と往来から入ってくるんですね。最初から狙っている本は
ちゃんと決まっているんですが、すぐにその本のところへ行くようなヘマは
決してやりません。そこがあてなんだろうと思うんですが、
依然として風雷棒を着取りながら、あちこちと棚を見上げ、
見下していくうちに、いかにも自然に狙った本へ近づいていく。
そこで不祥部署のいやいやながらのことのついでだといった格好で、
その本の放送を引き抜いて、気長く内容を読んでいるふりをしているんです。
そうなると、こっちだってデパートの刑事さんじゃなし、
最初から疑っているんじゃありませんから、つい目を逸らしてしまいますと
そこを狙っているんですね。
その本を棚に返すと思ったら、大間違いの
あにはからんやでゲス。返すと見えたのは放送のボール箱だけ、
または用意してきた他のくだらない本を詰めたりして
元の隙間へ突っ込んで、いるような奴はちゃんと脇の下に挟みながら
チェッ、ろくな本はありやがらねえといったような格好で、
ゆゆうとパッとの煙を輪に吹きながら出ていくんだから
大した度胸でゲス。考えたもんですな。
ええ、そりゃあ一時の出来心もありましょうが、ずっと前からの
お相手を押せつけられた方にはかないませんや。
しかしありがたいもんで、何度もその手を食って慣れてまいりますと
大抵分かりますよ。どうもあの人が臭いってね。
弟子が言うもんですから気をつけておりますと、手口から何からすっかり分かっちまいます。
締めには入口からのっすり入ってお出になる態度を見ただけでも
あらかた見当がついてきます。さては、おやり遊ばすな
とか、遊ばさないなとかね。ヘヘヘ。
面白いのは、その万引きした本を持って帰って読んでしまってから
そっと返しに来る人があるんです。ご承知の通り、この頃の
小説本ときたら、昔の偉い連中が書いたのと違って
一度読んじゃったら二度と読む気にならないものが多いらしいんです。
また、持って帰って読んでみると、大した本でも珍しい本でもなかったらしいんですね。
ですから何も良心に
背いてまで泥棒してくるほどの白者じゃなかった。と思って返しに
おいでになるんだか、それとも最初からちょっと借りて中身の減らないように
そーっと読んで返してくださるおつもりだったのかどうだか
そう変なところが、こちらでは何とも見当がつきかねますがね。
良心があるんだかないんだか、紳士的なんだか超特急の泥棒根性なんだか
無賃乗車で行って用を足して引き返してきて
乗らない顔をしているみたいなもんで、ややこしい心理状態もあればあるもんですね。
ヘヘ。
それは全く帰ってこないのも随分ありますよ。
そんなお顔はこちらでちゃんと存じておりますがね。そこが商売妙理ってやつで。
元音を考えたら大したもんじゃござんせんしね。
しょっちゅう気をつけてケースの中身があるかないか調べなくちゃならないのがめんどくさいぐらいのもんですが
そして中身が変わっているか抜けているかしている本の前に立っておられた方を
あの方この方と思い出しているうちに
だんだんお人柄がわかってまいりますから。不思議なもんで。
この間こんなのがありましたよ。
これはまたものすごい素敵な本でしたが。
××伊勢の聖人さんが夏休みに持ち込んでござった本だったと思いますがね。
ご本人は××の××の方で
先祖代々から伝わってきた聖書だとおっしゃってね。
一冊3円で頂戴いたしましたが
例の通り店番の片手間にここに座ってよく調べてみますと
驚きましたね。ちょっと見ると滑字みたいですが
1626年に英国でできた筆写本なんです。
紙がまた大した紙でね。
日本の百円札みたいなねっとりした紙にみっちりと書き詰めたもんで
黒い線に青と赤の絵の具を使った冊子絵まで入っているんですから
それだけでもたいそうなチンポンでげしょ?
ところがそれだけのことならあしも格別驚きません。
金さえ出せば日本内地でも相当にお目にかかれる代物なんですが
肝を潰したのはその聖書の文句でげす。
あれが悪魔の聖書とでもいったもんでしょうか。
それこそ世界中にたった一つしかないと噂に聞いた
シュレイカーのブック・オブ・デビル・プレイヤー下道祈祷書かと思うと
あしは気が遠くなって真夏の日中に
ガタガタ震えだしたもんでげす。
え?先生はそんな本のことお気ににならない?
ああそうですか。
著者の名前は確かデュッコ・シュレイカーと呼ぶんだろうと思いましたがね。
難しい綴りの名前でしたっけが。
何でも100年ばかりの前のことでそうですがね。
有名な英国のロス・チャイルドって億万長女の次男だが三男でしたが
10万ポンドの懸賞付きで探したことがあるって仲間の無駄話を
東京にいる自分に小指に挟んでいるにはおりましたがね。
まさかその本物にお目にかかろうとは思いませんでしたよ。
へえ。
大型の黒い革拍子なんで
ホーリーヴァイブルと金文字の刻印が打ち込んであって
牛だか馬だかはわかりませんが頑丈な生川のケースに突っ込んであります。
そのケースの見返しの中央に
ミカエル志郎と読める朱墨と黒い墨の細かい組み合わせの文字の文章みたいなものが
ギエギエに残っているところを見ますと
足の間ではたぶん天草一揆ごろ日本に渡ってきて
ミカエル志郎と名乗る日本人が秘蔵してたもんじゃないかしらんと
ええ、その志郎が天草志郎だったらいよいよ大変ですがね。
ええ、むろんそうですとも。
その学生さんは何も知らずに普通の秘書と思って売りに見えたに沿いござんせん。
秘書なんてもんは新人でもしない限り
めったに読んでみる気はしないもんですし
その本を持ち伝えた先祖代々の人も
それがそんな本だってことを言い伝えることもできずに
オクラの奥にしまいこんでござったんででしょう。
そいつをあの学生さんがほじくりだして
足のところを聞いて持ち込んでいらっしゃったもんでしょう。
聖書なんてもんは今の学生さんにはおよそ苦手なもんですからね。
中身をどこかの一行でも読んでたら
持ってくる気遣いありませんや。
今頃はすっかり悪魔になりきっちゃって学校なんか良しちゃって
桃色ギャングか何かで豚箱にでもぶち込まれてるでしょうよ。
その学生さんのお名前とおところはちゃんと控えておりますから
その中にバツバツのオタクをお伺いしたら
きっとまだまだ面白い掘り出しものがあるに違いないと思って
この2,3日うずうずしてるんですがね。
中身の読み出しはみんな細かいからくさ模様の花文字で
途中のチャプターの切り具合から中身出しなんか
すっかり本物の聖書の通りですし
漱石のぶっつけの4,5行ぐらいはやっぱり本物の聖書の文句の通りですから
誰でも一杯食わされるんですが
その4,5行目からのありがたい文句がいきなり区切りも何もなしに
とても恐ろしい文句に変わってくるんです。
つまり悪魔の聖書と申しますか、下道祈祷書と申しますか
それぞれを作り出したシュレイカーという英国の坊さんが
自分の信仰する悪魔の道を世界中に宣伝する文句になっているんですね。
各章に分けてさもさももったいらしく掛け立ててあるんです
人間は神様と良心を蹴飛ばしちまえばどんな幸福でも得られる
自分の人を仰ぐものはイエスクリストじゃない
悪魔に魂を売ったドイツの魔法使いファウストだってんで
ありとあらゆる科学的な悪事のやり方が自分の体験と一緒に
それ相当の悪魔式のお説教を添えて書いてあります
それから一番おしまいの詩編のところへ来ると
極端な恋歌ばっかりですね
それはもうまともな恋の歌なんか一つもないんで
邪道の恋、下道の恋みたいなものを賛美した歌ばっかりなんで
挙げて帰ったワイボンなんですがね
えー
何ですか?その本がどこにあるかっておっしゃるんですか?
それがまた面白いんです
今も申します通り、その聖書はちょっと見たところ
古い木版みたいな字の格好ですからね
しまっておいたってしようがないし
そうかといってゆっかり気心の知れないところに持って行って
ボクスか何かの古い革のケースに入れたまんま
向こうの棚の片隅に置いておいたんです
それを見つけたお客様のお顔色次第で千円ぐらいはふっかけても
あんまりバチは当たるめえと思っていたわけですが
普通の聖書にしてもそれぐらいの値打ちはあるんですからね
ところがこの見つけばかり前のことです
驚きましたよ
いつの間にしてやられたもんですか
その聖書の中身がすっぽ抜かれちゃって
お店の中でも一番暗いところで
足がチンポンと思った本だけをそーっと固めておいておくところですからね
あそこに来てじーっと立っておいでになる方はいつも大抵決まっているんですからね
持っておいでになった方もあらかた見当が
おや
先生お顔色はどうなさったんです
お気分でも悪いんですか
これは300円のお金
今月のお月給の全部足にくださるんで
あの聖書のお手付け
1000円の内金とおっしゃるんで
これはどうも恐れ入りましたな
あの本は先生がお持ちになったんで
それはどうも何ともはや
何とおっしゃる
今年の春から先生の奥様にピアノを教えにおいでになる
音楽学校での若いピアニストの方が
あの本を偶然ご覧になって大変珍しがって借りておいでになった
先生もその時までは普通の聖書と思って何の気もなくおかしいなった
どうぞ落ち着きになって
落ち着きになって
お静かにお静かに
ごゆっくりお話くださいまし
なるほど
1週間ばかり経って奥様がリュウザンをなすった
妊娠3ヶ月で
お医者様のご診察ではその前にお二人でバツバツにドライブをなすったのが悪かった
なるほど
あの国道はこの頃悪くなりましたな無理はございませんよ
自乗車がやたらに増えましたからな
県の土木費は元の通りなのに
まだある
ただお一人のお坊ちゃんが牛乳ばっかりで育てておいでになったのが
4、5日前に急にお亡くなりになった
食事中毒という診断が怪しいとおっしゃるんで
どう怪しいんで
あの本の中の毒薬を使っているに違いない
この頃あなた様も胃のお具合がよろしくない
胃がしくしく大痛みになる
バツバツバツバツかもしれない
つまりあなた様はずっと前からそのピアノの先生を疑っておいでになったんですね
なるほど
そのピアノの先生は芸術家気取りののっぺりした青年
奥様は二度目の奥様で大阪新聞の美人投票で一投しを
ああ先生ちょっとちょっと
お待ちください
ちょっとお待ちください
けっそうお買いになってどこへおいでになるんで
そのピアノの先生はお訴えになる
あの本を取り返して使った毒薬を発見してやる
待ってください
とんでもないことです
まあお聞きください
ご事情は足が見抜いております
足がちゃんと存じておりますから残らずお話しいたしましょう
せいてはいけません短期は早期です
びっくりした
とんでもないことですよ先生それは
もし先生がそんなことをなされますとあの本をどこか手に入れたということが警察できっと問題になりますよ
その時に足が警察を呼ばれまして正直なところを申し立てましたら先生のご身分は一体どうなるんですか
それご覧なさい
まあまあもう一度ここへおかげください
このお茶の熱いところを一服召し上がってください
足が何もかもネタを割ってお話しいたします
もとを申しますと何もかもが足が悪いんです
そんなにびっくりなさることはございません
この通りお詫びは申し上げます
何もかも足が悪いんでございます
ええええこの通り謝りますどうぞご勘弁を
何をお隠し申しましょう
ただ今まで足がお話しいたしましたことはみんなイオタンなんです
デタラメなんですネモ派もない作り話なんでです
あのご本はやっぱり普通の聖書なんです
もちろん1680年度の英国の筆者本なんでですから
相当のチンポンには間違いございません
300両ぐらいの値打ちは確かでございますが
とても1000両なんて踏める代物じゃございません
ご自身で読んでご覧になりやお分かりになります
始めからおしまいまで普通の聖書の通りの文句で
一時一時ごとに狂いのないところを見ますと
ヨッポロ信仰の深い菩薩が参拝給配しながら移したもんですね
お大切におしまいをお聞き願いますよ
こうしてお代金を頂戴いたしましたからにはお収はございますがお譲りいたします
実は先生が大学でも有名なご本集めの名人でおいでになることを
お文化の中井先生からずっと以前にうかがっておりました
今度まるまるかえ本集めの名人が来たぜ
あの男は東京にいる自分から俺の好適種で
どうして集めるんだかわからないが