1. にゃおのリテラシーを考えるラジオ
  2. #005 1970年代に逆戻り

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

日本の経済力が国際的に見て相対的に落ちてきていて、1970年代ころに戻っているのではないかというニュースを見て、1970年代の印象を思い出して話してみています。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今回話すテーマは、1970年に逆戻りという話です。
先日、とあるネットニュースで、日本の経済力が1970年レベルに逆戻りするということが書かれていました。
国際競争力という観点で見ると、レベルが低くなってしまったということになるんじゃないかと思います。
僕の感覚では、差もありなんという感じでした。
最近の街の中のムードとか、そういったものをちょっと考えてみると、なんか昔に戻った感じがするっていうのをいつも感じていたからです。
1970年頃、どんな風だったかっていうのを少し思い出してみました。
僕自身は1966年生まれですから、70年代は子供の時代を過ごしていたというような時期になるわけですけれども、
その頃どんな形に街の中がなっていたのだろうというのを思い出してみます。
よく覚えているのは、デパートが週1で必ず定休日を持っていました。
そして営業が終わるのは6時という時間でした。
今じゃちょっと考えられないですけど、それで当たり前。
働き方もそれに準ずるような形になっていて、
一般的なサラリーマンであれば、だいたい4時ぐらいまでは仕事が終わっているというのが当たり前だったのではないかと思います。
ケーキを食べるというのが、当時は誕生日かクリスマスぐらいでした。
今のように食べたい時に食べられるっていうような形ではなかったような気がします。
同じようにお寿司とかお肉、こういうのもご馳走の範囲に入っていて滅多に食べられるものではなかったなという印象を持っています。
次に旅行なんかをちょっと考えてみます。
旅行は当時鉄道が基本でした。
僕の周りで飛行機に乗ったことある人はほぼいないというか、
学校の先生が羽玉で飛行機に乗ったのを自慢して話をするみたいな時代だったと思います。
鉄道での移動は結構大変で、ボンクレ、繁忙期ですね、こういう時には大繁盛で、特急列車でも
立ち席を含めて満員であったという印象を持っています。
北海道の場合は通路に座り込んで酒盛りをするおじさんたちっていうのもよくいたという印象を持っていますね。
それぐらいたくさんの人が移動するということがありました。
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コンビニはまだなかった時期になります。
その代わり個人商店がいっぱいありました。
銀行を考えてみると今とあまり変わってないなぁという印象です。
当時はATMというかキャッシュディスペンサーというのが普及し始めていて、
普通にお金を街中で卸す、機械を使って卸すということが行われるようになっていました。
情報を得るという観点で見ると、今のようにインターネットが普通に使えるという状況ではありませんでしたので、
何か情報を得たいという時にはテレビとかがありますけれども、
積極的に情報を取りに行きたいと思ったら本屋さんに行くか図書館に行くかみたいなところが普通だったのではないかと思います。
働き方をもう一度振り返ってみると、大人はサラリーマンが基本でした。
僕の父親は昼休みに自宅に帰ってきて食事をして、夕方には仕事を終わって帰ってきて、
たまに残業があったけれども、いかにも意識して残業という感じであったような気がします。
そして大人といえば普通だったのがタバコですね。みんなタバコを吸ってました。大人になったらタバコを吸うものだと僕は思っていました。
豊かさという観点で見ると、今とは比べ物にならない状態かなと思います。
ただ物を手に入れたりすることに関して、そもそも情報がそれほど広がっていないので、まぁこんなもんかなというイメージがあったかなと思います。
もちろん欲しいものはいっぱいあったんですけれども、でもなんかこう横並びでこれを持っていなきゃいけないみたいなものに関しては身近なものまでは広がってなかったような気がします。
これは賛否両論あると思いますけれどもね。みんなが持っている不満は今とあまり変わりません。もっと給料が欲しいなぁっていう感じだったと思います。
ちょっと変わったなと思うのは、今は情報が取り放題なのでお金がなくても当時より豊かな感じがする。
そういうところが違うような気がしますね。昔は働くと言ったら体を使うことだったような気がします。
今はきちんと頭を使うことができればある程度生きていけるような幸せな時代になったのかなと思います。
ですからもっと豊かになるために頭を使おうというふうに思いました。昔に戻ったというのは経済的な観点が強いわけですね。
今は豊かになるために頭を使っていくことができて、それで幸せになることもできるという時代になっています。
価値観が少し変わっているんじゃないかと思います。経済力だけを見たら1970年かもしれないけれども我々はちゃんと進歩していて、
未来に向かって新しいことをやっていくことができるんじゃないかなというふうに思います。
読書と編集ではITを特別なものではなく常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または
読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。ではまた。
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