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2023-10-01 05:44

#694 【刻】そうか。連絡早見表はもういらないのか。/時刻表は読み物だからな(75)

時刻表には「連絡早見表」があるものだと思っていましたが、最近の時刻表を見たらないのですね。

あまり機にしていなかったけど、長距離移動の主役が飛行機に移ったのはずいぶん前のことなのだと改めて思ったという話をしました。

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。


「#175 電車の時刻調べるならネットを見ればいいけど、時刻表は読み物だからな!(4)札幌発札幌行。」

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をご覧ください。

サマリー

旅行の計画を立てる人は、目的地に焦点を置いたグループと移動そのものを楽しむグループに分かれます。現在の時刻表には載っていないのは、長距離移動が飛行機に変更されたため、連絡早見表が必要なくなったからです。

00:05
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回お話しするのは、
そうか。連絡早見表はもういらないのか。
時刻表は読み物だからな、の75回目です。
日曜日は時刻表を読む話をしています。
旅の計画タイプ
旅の計画を立てると言うと、どんなことを考えますか?
これ、大きく二つのグループに分かれるのではないかと思うのですよね。
一つは、目的地志向のグループ。
どこに行って何をするかが大事な人たちですね。
二つ目は、移動そのものを楽しむグループ。
目的地も大事だけど、道中をどう楽しむかが大事と思っている人たちです。
どちらにも極端な人はいて、
できるならどこでもドアで目的地に瞬間移動したいという人もいるし、
移動さえできれば目的地なんかどうでもいいという人もいます。
まあ、僕の主観ですけどね。
時刻表を読む人は、とにかく移動というタイプが多いような気がします。
今日は時刻表1988年3月号を読んでいました。
国鉄が民営化され、JR各社に分かれた翌年で、
青函トンネルと瀬戸大橋が開通し、
日本列島の鉄道がレールで結ばれたときのものです。
そうか、青函トンネルが開通したときはすでにJRだったんだっけなーなんて思いながらペラペラページをめくっていて、
青函連絡船がなくなったときの北海道連絡はどういう風に書かれているんだろうと思って連絡早見表のページを開きました。
東京から北海道の連絡の始まりは、まだ上野駅です。
昼間は東北新幹線の山彦で森岡まで行き、そこから特急はつかりで函館まで行き、
函館から札幌や道内各駅に向かう各種の特急に乗り換えるパターン。
青森までは特急はつかりで、青森から函館までは快速海峡に乗るパターン。
上野から寝台特急ゆずるで青森まで行き、快速海峡で函館に渡るパターン。
そして花形のブルートレイン北斗星で上野から札幌まで乗り通すパターンがありました。
これらはすべて鉄道を使った最速達パターンで、調べやすくするために連絡早見表というページがあるわけです。
東京・北海道だけでなく、東京から九州や四国、大阪から各地という感じで日本全国にスピーディーに行く方法を書いてあるわけですね。
しかしスピーディーにといったところで、1988年頃には長距離移動はほぼ飛行機にシフトしていました。
僕はちょうど社会人になった頃でしょっちゅう札幌から東京に出張していましたが、それはもちろん飛行機移動でした。
小学生の頃には青函トンネルができるのを心待ちにしていたものでしたが、青函トンネルを通り抜けたのはこれまでにたったの一億服だけです。
この頃すでに連絡早見表の意義は薄くなっていたのです。
では最近の時刻表はどうなっているのだろうと、2022年6月号のJTB時刻表を開いてみると、
ん?連絡早見表のページはないのですね。
そうですよね。特急を乗り継いで移動するなんてまあないですよね今は。
せいぜい新幹線から在来線に乗り換えるパターンくらいだし、それすらも各地に直行する飛行機にはかなわないことが多いでしょうから。
時刻表読みとしてはちょっと寂しい感じがしていますが、これも時代の流れかなぁなんてしみじみと考えてしまいました。
そうそう1988年3月号の海峡線を見ていて、おっと思った列車がありました。
ブルートレイン北斗星と比べるとちょっと地味な感じがするけれど、実はなかなかの長距離寝台特急だった大阪青森間の日本海が一億服だけ函館まで足を伸ばしていました。
今見ると乗ってみればよかったなぁと思う魅力的な列車がいろいろあります。
こんな風に昔の時刻表を読んでいるとノスタルジックな気分になってしまうものなのですね。
今回は、そうか連絡早見表はもういらないのかという話をしました。
今日はここまで。読書と編集ではITを特別なものではなく、常識的なイタラシーとして広める活動をしています。
ふとわかでITリタラシーの基礎を学べるオンライン講座をやっています。
詳しい内容については概要欄のリンクから見に行くことができます。
コメントはリスンで、文字で読みたい方はノートをどうぞ。
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今日もワクワクする日でありますように。
柴直樹でした。ではまた。
05:44

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