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にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

ITの世界はデジタルの世界ですが、その根底にはアナログの世界があります。

デジタルとアナログを対比してどっちが優れているとか、「私はアナログ人間だから」なんて言うのは、実はデジタルな議論をしているのです。

どういうことでしょう?

「読書と編集」の活動は、
https://www.nyaos.net/

をご覧ください。

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にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に様々な話をしています。
今日のタイトルは、低レイヤーのプログラミングは理不尽なことばかり、というものです。
話すテーマは、パソコンやスマホを利用するだけだとキレイごとになりやすい、ということです。
コンピューターは論理によって動いています。
論理は、その前提を明確にしないと正しい結果を導き出すことができません。
アプリケーションを使っていると、何でもきっちりとした論理で考えることができるし、そうでなければならないと思ってしまいます。
少なくともアプリケーションの世界ではそうなのです。
現代のコンピューターはデジタルで動いています。
プログラムはデジタルな論理で表現するのがまあ当たり前です。
でも、我々が通常を触れる物理的な世界にはデジタルなものはあまりありません。
実はコンピューターも同じです。
今見ているコンピューターの中にどんどん潜っていったら、最終的には複雑でアナログな電気の流れになっていて、
どこかの段階でアナログをデジタルに変換するというか、解釈し直している部分があります。
スマホでもパソコンでも、アプリケーションの仮想にはOSというものがありますが、
それらの一番ハードウェアに近い部分では美しい論理だけでは表現できないプログラミングが行われています。
これを低レイヤーのプログラミングと言ったりします。
例えば、メモリの容量がどれだけあるのかを調べるときも、
どの辺まであるかとりあえず電気を通してみて、
ここは通ったけどここは通らない、みたいな感じで調べたりするのです。
よく、デジタルとアナログのどちらが優れている、みたいなことを言う人がいますが、
そもそもそれは自然から離れた美しい論理の世界だけの議論で、
まあある意味デジタルな思考なのですね。
美しい論理だけの世界から見れば、低レイヤーのプログラミングは理不尽なことが多いように感じます。
でもそれは絶対に必要な世界です。
低レイヤーは低いレイヤーと書きますが、低レベルと間違わないでください。
自然の世界を理解する、とても高度なレベルのプログラミング技術を要求される世界なのです。
見方によっては我々の社会の様子と似通っていますね。
たまにはそういう視点でITの世界を見てみると面白いですよ。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリテラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、
または、読書と編集と検索して、
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ではまた。
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