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  2. #034 【ITむかし話】プリ..

にゃおの考える現代の基礎的なリテラシーは、ITをきちんと使えることが含まれます。そのためにどのような問題があり、どう解決していったらよいか考えてみるPodcastです。

むかし、年賀状といったらプリントゴッコで作るという時代がありました。

自分できれいな印刷ができるというのは画期的でした。

その流れはパソコンとプリンターに受け継がれましたが、誰でもきれいに印刷できることは年賀状の衰退を招きました。

という世界線のお話です。

プリントゴッコ懐かしい展
https://www.riso.co.jp/learn/risoart/lp/printgocco/index.html

「読書と編集」の活動は、
https://www.nyaos.net/

ストアカの「読書と編集のITリテラシー教室」は、
https://www.street-academy.com/steachers/468576?conversion_name=direct_message&tracking_code=62e788e6ff484f6d2952151bb9c955b4

をご覧ください。

00:12
にゃおのリテラシーを考えるラジオ、読書と編集の千葉直樹です。
このチャンネルでは、読書とIT時代の読み書きソロ版を中心に、様々な話をしています。
今回のタイトルは、IT昔話、プリントごっこの話、内容はテクノロジーの英古精髄ということになります。
昔、プリントごっこというものがありました。
1977年に生まれ、2008年まで販売されていたようです。
はがき版の多色摺りが手軽にできる家庭用の印刷機でした。
主な用途は、年賀状の印刷です。
プリントごっこは、手書きの紙から版を作って、そこにうまく色んな色のインクをのせ、あとはペッタンペッタンと押して印刷をしていきます。
芋版などで上手に年賀状を作る人もいますが、案外道具を揃えるのが大変だし、版を彫るのは大変難しいものになります。
その点、プリントごっこは黒いペンで絵でも字でも書いて、それを元に版を作るので簡単な感じでした。
しかも一式の値段が手頃です。消耗品も文房具屋さんで買えるので使いやすかったという側面があります。
年賀状は綺麗に作りたかったら印刷屋さんに頼むということが多かったのですが、これを使うのは手作り期間満載の楽しみがありました。
このプリントごっこが衰退するのは、家庭にパソコンとプリンタが装備された時でした。
インターネットが全盛になる前は、家庭用プリンタの主な用途は年賀状といっても過言ではありませんでした。
今でもそんな使い方の方も案外多いのではないでしょうか。
でもそれらは年賀状の衰退の始まりになりました。
テンプレートがたくさん出回って、手軽に綺麗な印刷ができるようになると、年賀状の有難味はどんどん薄れていきました。
パソコンインターネットの時代はスマホの登場で激変し、人と人との繋がりをネットコミュニケーションで濃くしていきました。
日常的にスマホで繋がるようになると、年賀状の有難味はますますなくなっていきました。
年賀状衰退の歩みはウェブページとかSNSとか動画の世界で起きることを示唆しています。
誰でも使える技術の対等はコンテンツの質を高めねばならないことにつながっていきます。
リタラシーとして必要なのは優れたコンテンツを生み出すことになっていくのです。
とはいえ、逆説的には優れたコンテンツは優れた技術から生まれるともいえます。
今はITを特別と思っているかもしれませんが、そうではありません。
そもそもITを使うことが前提で生まれるコンテンツが当たり前になるでしょう。
分からなくても生きていけるけれど、より便利に楽しく生きていくためには、ITを無意識に使いこなせるようになる必要があります。
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ということは、IT側からの歩み寄りだけでなく、リタラシーを高めるという人間側からのアプローチも重要だということになるのです。
読書と編集では、ITを特別なものではなく、常識的なリタラシーとして広める活動をしています。
詳しい内容については概要欄のリンクから、または読書と編集と検索して猫がトップページに出てくるホームページをご覧ください。
ではまた。
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