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2026-02-20 06:00

(6分) 今日の古文のお話 古文の「ののしる」はバズる?1~5

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こんにちは。今回も学ぶ意欲にあふれるあなたと一緒に、 資料を深く探求していくミッションが始まりますよ。
あの、私たちが普段何気なく使っている言葉ってありますよね? ええ、ありますね。もしそれが、えっと、千年前の人たちとは全く違う感覚で使われていたとしたらどうでしょう?
今回は、提供された25の古文例文資料をもとに、「驚く」とか、「ののしる」といった重要単語が、文脈でいかに現代語訳として変化するのかを解き明かします。よし、これらを紐解いていきましょう。
はい。これは単なる古典の暗記ではなくて、現代の感覚とのズレを楽しむ、石本アハ体験の旅になりますね。
早速なんですけど、現代の感覚とのギャップが面白い言葉からいきましょうか。
えっと、私たちが驚くっていうと、単純なびっくりするっていう驚きを連想しますよね? ええ、そうですね。
でも、資料の例文を見ると、ただ、風の音で自然と気づく、とか、あるいは、はっと目を覚ます、といった瞬間に使われていて。
そうなんですよ。当時の人々の感覚の鋭敏さがよく表れています。ここで非常に興味深いのは、当時の人間の行動のスケール感なんですね。
例えば、罵るという言葉。
ああ、今の感覚だと、誰かを大声で罵倒するっていうネガティブなイメージじゃないですか。
へえ。
なのに、当時の文献だと、みんなで集まって大騒ぎする様子とか、さらには、高原寺のような人物がこの世で評判になるという意味にまで飛躍していますよね。
これ、どうして騒ぐことが評判になるにつながるんでしょうか。
非常に良い疑問ですね。
当時の社会を想像してみてほしいんです。今のように、インターネットやSNSがない時代ですから。
誰かの名声や権力が高まると、その人の屋敷の周りに自然と人が集まってきて、物理的にガヤガヤと賑やかになります。
ああ、なるほど。
つまり、物理的な音の大きさや人だかりの騒がしさが、そのまま社会的ステータスや評判の高さに直結していたわけです。
つまり、バズっている状態が物理的な騒音だったってことですね。すごく腑に落ちました。
それと似たような変化で、念頭という言葉も、神物に祈る行為から、ひどく辛い状況をぐっと我慢するという意味にシフトしていますよね。
ええ。
祈ることと耐えることがシームレスにつながっているのがすごく面白いなと。
人々の行動と心理が密接に結びついている証拠と言えますね。
では、少し角度を変えて、当時の感情とか美意識を表す言葉に行きましょう。
ここで最強の万能ワード、お菓子の登場です。
出ましたね。
文献を見ていると、雨が降る様子が美しいと言ったかと思えば、別の場面では顔立ちが美しいだったり、滑稽で面白かったり、さらには可愛らしい子供に向けても使われています。
はい。
これって、現代の私たちが使うヤバイとか可愛いみたいに、文脈次第で変々自在な超便利ワードなんじゃないですか?
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まさにその通りです。素晴らしい例えですね。平安貴族にとってのお菓子は、現代の若者言葉に非常に近い機能を持っていたと言えるでしょう。
平安貴族も結構ノリで会話していたと考えると、一気に親近感が湧きますよ。
文脈やその場の空気を共有しているからこそ成立する、非常にハイコンテクストな言葉だったんですよ。
一方で、忍ぶという言葉もあります。涙を我慢する、人目を避ける、さらには昔を思い出すといった場面で使われていて、これって根底には何か共通する意味合いがあるんですか?
全ての意味の根元にある共通パターンに着目すると分かりやすいですよ。つまり、自分の感情や存在を外に出さずに内側にそっと秘めるという心の動きです。
内側にそっと秘める?
ええ。涙を心の内に留めれば我慢するになり、自分の存在を他人の目から隠せば人目を避けるになる。そして、過去の記憶を心の内でそっと反数すれば昔を思い出すになるんです。
なるほど。表面的な役はバラバラに見えても、コアにあるイメージを持てば全てつながるんですね。
言葉の裏にある当時の価値観といえば、「良き」という言葉も印象的でした。
はい。
ただの良い人っていう意味だけじゃなくて、良き人となると身分が高く、強要がある人という当時のステータスをがっつり表現していますよね。
そうです。当時の貴族社会では、「良い」という価値判断そのものが身分や強要と不可分だったんです。そして彼らは自然な感情表現も非常に豊かでした。
ええ。
月明かりを見たいという純粋な欲求を表すゆかしや、悲しみが自然と湧き上がる感覚を示すおぼゆ、これらは人間の内側から湧き出るどうしようもない心のきびを精緻に捉えています。
見たいとか悲しいって直接的に言うんじゃなくて、自然とそう思われてくるっていうニュアンスが何とも奥ゆかしいですよね。
今回ひも解いてきた古文単語は決して過去の遺物ではないんです。これらを文脈を読むレンズとして捉えることで、言葉の裏にある当時の人々の息遣いや世界観が見えてきます。
確かにそうですね。
これは情報型で背景を見失い鉢な現代において、相手の真意を的確に汲み取るコミュニケーション能力にも直結するといえます。
まさに千年の時を越えて今のあなたにも直結するスキルですね。
さて最後に少し考えてみてください。私たちが今当たり前のように使っている最新のSNSスラングやスタンプ。
もし千年後の未来人がそれを見たら、今回のお菓子や野の汁のように文脈ごとの意味の違いに頭を抱える難解な暗号になっているのでしょうか。
未来の学者がこの草という言葉を一体どういう感情を表しているのかなんて真剣に議論しているかもしれません。
あなたはどう思いますか。
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