00:05
こんにちは、なっちゃのです。このチャンネルは気になる社会問題や世の中の出来事をノンフィクションの本を通して紹介していくチャンネルです。
本を通して社会情勢や社会問題の何なぜがわかります。今日もよろしくお願いします。
今日紹介する本は清水清志著 桶川ストーカー殺人事件-身長文庫から出ています。
2004年に出版されているので少し古い本ですね。タイトルの通り殺人事件を扱っている本です。
私がこれまで読んできた史上最も恐ろしい本の紹介です。また内容がものすごく恐ろしいので苦手な方はせっかく聞いていただいていてありがたいのですがご遠慮いただければと思います。
早速なんですが埼玉県桶川市というところで実際に起きた殺人事件について書かれた本ですね。
何というか被害者ご遺族を思うと身勝手な一人の男に人生を狂わされたどころじゃなくて奪われたご遺族は殺されていませんがこれは殺されたも同然そんなひどい話です。
この本はあまりにもおぞましくて数年前に一度読んだだけなんですが読んでいる最中に脳内の映像が鮮烈でいくつものエピソードがありありと思い出せる。
そしてもうあまり繰り返しは読みたくないなという印象のある本です。内容がひどい一方で著者の清水教授さんの超絶ジャーナリズムが光る一冊ですね。
ジャーナリズムの教科書って言っても過言ではないんでしょうか。先に行ってしまうと犯人を突き止めたのは警察じゃなくてこの著者の方なんですね。
と言ってもこの事件は警察の怠慢がめちゃくちゃにあって本当にこの被害者の方は不運が重なりすぎた。そんな事件だと思っています。
では概要を話していきますね。女子大生だった被害者の女の子と主犯角の男性は大宮のゲームセンターで出会ってほとなくして交際がスタートします。
これちょっと最初に言っておくと男の人が女の人に振られたことによってその逆恨みで起こる事件です。
この出会った時点でですね付属経営者という職業を偽って外国者のディーラーをやっていますとかっていう風に言っていたり
あと付き合っている最中にブランド品のプレゼントが相次いだりで断ろうとすると俺からのプレゼントを無限にするのかと逆情されたりとかドライブでの速報が気になったりちょっとヤバいかもって割とその女の子はすぐに思ったようです。
態度が決定的に変わったのはある日男の部屋にカメラが付けられているのを見つけて問い立たしたところ顔面至近距離で壁ドンというか壁殴りして別れるならということで
近世の強迫強要と脅迫をしてきたということです。本当にヤバいと思ったんでしょうね。その後女の子は衣装をしたためた上で改めて別れを切り出します。
そんな核を決めた衣装を大学生の女の子が書くなんて本当に命の危険を感じたのではないかなと思っています。
03:08
でももちろん男は交際を継続しようと強要してさらに更新状に依頼してその子のご家族の解消付け止めたり友人関係を把握したりしているんですね。
その頃から男の関係者と思われる人間から友人に不審な電話がかかってきたりして友人もその女の子を避けるようになったりします。
友人の立場からすると当然じゃ当然ですよね。ただこの被害者の女の子からするとこうなるとますます辛い状況に追い込まれることになります。
その間その女の子女子大生は嫌われようと坊主にしたり友人に殺されるかもしれないと漏らしていたりしたそうです。
その3ヶ月後ぐらい決定的な別れを切り出したということでこの女性は強いですね。
本当にこれが続くなら死にたいと思ったんでしょうか。
20歳前後の女の子がそんなことを一人で考えているなんてあまりにつらすぎるし怖すぎるなと思います。
ほどなくして男とその兄ともう一人の男が家に乗り込んで今度は金銭の共用をしたと。
この女がこいつを狂わせたみたいなことですね。
その時お家にいたお母様と女の子が落ちたみたいで途中でお父さんが帰宅したみたいなんですがちょっととにかく怖すぎますよね。
ここで初めてご家族と一緒に警察に相談するんですが取り合ってもらえなかったみたいなんです。
これだと事件が民事がギリギリだねみたいな話で終わってしまったと。
このかるからさらにストーカー被害が激化します。
女の子の顔写真を載せた被謀中傷のビラを近所に巻いたりとか家族の会社にも同様に被謀中傷するようになったみたいです。
全く別のマンションに大人の男性募集中といったビラが巻かれてクレームの電話が被害者のお家に入ったりとか。
そんなことがあっても警察は嫁入り前の女の子はコクソなんでしたらいろいろ大変とか担当者が1週間いないからまた来てみたいな対応ばっかり。
ようやく実験ができたと思ったらビラを巻いた人はわからないという結論だったり。
もうは?わかるだろうって感じですよね。
本当に家族ぐるみで心身ともに被弊して命の危機感もあって急いで逮捕って頼み込むんですよ。
でも警察はこういうのは慎重にやるんです。警察も忙しいんだからみたいな対応しかしなかったみたいです。
その後も県に報告したくない警察は何とか家族に諦めてもらおうとしていろんなことをするんですよね。
家の前で大音量で車が止まったりとかビラを巻きもそうですがこれ複数人でやってるんですよね。
そんなこんながあってことなくして女の子は桶川駅前で大学に向かう途中に2回刺されて殺されてしまいます。
06:04
今は真相が明らかになっている後なのでこうやって順序立ててお話ができるんですが警察もまともに取り合わないというかむしろ殺害に加担していますよね。
この女者が殺害後に事件が発覚した後に動くことになります。
警察はもちろんこれまでの対応をもみ消したいわけですし犯人像の情報も少ない分被害者の生活に注目が行ってしまうんですね。
まさにマスコミがマスゴミになるという被害者宅に深夜の1時過ぎまでマスコミが押しかけていたりとかです。
なぜ被害者ばかりがこんな酷い目に遭わないといけないのかというようなことが起きます。
女者がこの真相を解明していったというのも最初は殺害を恐れてあまり話したがらない友人に接触していって信頼関係をつくって
このご友人の紹介でマスコミに散々な身に合わされていたご家族も信頼できる人だからということで接触する。
そして情報をつかんでいくんですね。
本当にいろんなことがやりきれない事件なんですがそんなことが24年前にありました。
ちなみにご実産でその容疑者の男は遺書に被害者の女の子やマスコミへの冤査を書き連ねて自殺します。
この後に及んで女の子の恨みつらみを書くかというふうに本当に呆れカエル以外の何者でもないですね。
規模やスケールは全く違うんですが私自身独身時代に待ち込んで出会った男性にストーカー被害にあったことがあります。
夜にピンポンが鳴ったりするんですよね。
怪しいと思って覗き穴を覗くと姿が見えないみたいな。
相手は誰かわからないなら出るだろうと思ったんですかね。すぐにあいつの仕業だなと思って物音に一切立てずにうずくまってその前後で歩く時とかはかなり警戒をしていました。
出口が一緒だなって今喋っていて気がついたんですよね。
職業や経歴を偽るんですよ。もちろん最初なんか嘘ついてるなんてわからないので私の場合は兄弟出身の今建築家やってるとかって言われてかっこいいみたいなアホですけど建築好きだし食いついたんですよね。
でもよくよく聞くと何を建築したかとかプライバシーの関係で教えられないみたいな謎の理由で全く教えてもらえないし出身校であるはずの京都大学の場所もよくわかってないんですよ。
これちょっとおかしいなと思って別れを切り出すとごねるんですよね。別れたくない結婚したいみたいな。
は?みたいな感じですよね。別れるなんて言わないでどうしたら2人で付き合い続けられるか考えようよみたいな感じなんですよ。
あの事件の後に喋るとだいぶ平和なんですけど思い切ってあなたのここは嫌いみたいな初めてそんなことを伝えたら逆上したんですよね。
09:06
すごい怒ってきてやばいこれ怖くてやばい奴だってその時初めて思ったんです。
しばらくしてから夜のピンポンが始まったんですよね。
頻度はそんなに多くなかったと思います。
とにかく最小限にLINEしてブロックするとそれこそ家に押しかけられたりとかすると思って
一人暮らしだったんですけどその時母が死んで精神病んで実家にいるとか嘘ついてましたね。
母が死んだのは本当に死んでたんですけど昔に。
死後守ってもらうという気持ちで嘘つきました。
それからしばらくLINEは届くもののピンポンは収まったんですね。
半年後ぐらいに今の夫と付き合ったので事情を伝えて早めに同棲の計画を立てさせてもらってLINEをブロックしてこの件は終わりました。
職業を偽ってというか偽らないと相手にされないと知っていて傷つきたくない離れてほしくない
そんな誰にでもある感情が人の何十倍も何百倍も強いのかなと思っています。
プライドが高いというかもう天ですよねプライドが天です。
なのでおられると自分でもどうしたらいいか分からなくなってしまうのではと思いました。
そんなのプライドというかもう禍々しくておぞましい以外の何者でもないんですが
ちょっと自分の話は長くなってしまったんですけど
ストーカーってそういうことで結構身近なんですよね女性にとって
あの日被害者の女性がゲーセンに行っていなかったら
出会った人が別の人だったら
あの日二人でデートをしなかったら
あの日警察がすぐに動いてくれたら
もし逮捕されていたら
というようないろんな無視があればこんなことにはならなかったはずです。
そのもしはすごく身近でボタンをかけ違えて誰かだったのかもしれないなというふうに思います。
気をつけても気をつけきれないような話ですが
どうかどうか多くの人が平和に健やかに暮らせるように
そんな気持ちで配信しました。
今日も聞いてくれてありがとうございました。
この放送に考えさせられ何かがあれば嬉しいです。
被害者の女性にはご冥福をお祈り申し上げます。