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2021-05-06 12:28

タスクを一人で抱え込んでる人がいたら1on1をしよう

タスクを抱え込んで辛くなってる人への対応方法を話します。
この番組はアプリケーションエンジニアをしている「なおしむ」が開発ネタや育成ネタなど日々の気づきを共有するテクノロジー系ポッドキャストです。
この番組では皆さんからのご意見、ご感想を募集しています。メッセージは匿名でも送れますのでお気軽に。
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こんにちは、アプリケーションエンジニアのなおしむです。
今日は、チームにタスクを一人で抱え込んでしまっていて、いっぱいいっぱいになっている人がいたらどうするかという話をしてみようと思います。
結構そういう状況になっている人っていうのは、いろんなところで目にするなと思っているので、
今日の話っていうのは、同じようにそういう方がチームにいるなと思っている人とか、
あと、慢性的に俗人化しているタスクがチームの中にあったりするようなところのチームリーダーであったり、
マネージャーをしている人のヒントになればいいなというふうに思います。
ポイントは、とにかく1on1をやって、改善策を一緒に考えようというところです。
そもそもどういう状況かというと、ある人にタスクが溜まっている状態になっています。
他の人はそこまで残業が多くないんですけれども、その人だけが多くなっているという状況があったとして、
もちろん、そういうふうにタスクが溜まらないように、タスクを取るタイミングでペアワークにしましょうとか、
そういうことができたら良かったんですけど、ちょっとそれができなくて、特定の人に溜まってしまっているというのが今の状況だとします。
とはいえ、そうなった状態でも、ちゃんとタスクをいろんな人に割り振ったりしながら、
みんなで分担して開発を進められる状態になってほしいなと思うんですけれども、
とはいえ、そういうふうにタスクを取ってしまった状態の人に、
大丈夫ですかとか、他の人に振った方がいいんじゃないですかとかというふうに声かけしても、
なかなかいい返事が返ってこなくて、いや無理っす、みたいな返事が返ってくるかなと思います。
じゃあなんでそういうふうになるのかというと、やっぱりまず大前提として、その方にはすごくスキルがあったり、
あと責任感がすごく強くあったりということがあるかなと思います。
できるからこそタスクを取ってしまって、なんとかそれを全部やり切ろうということで頑張っているという現状があります。
この状況ってあんまり性格に関わらず、いろんな状況で起きるなと思っていて、
例えば中途で入ってきた方だったら、早く成果を出したいと思っているので、
例えば全職で身についたスキルを活かせるチャンスみたいなのが見えたら、どんどんそのタスクを取っていくと思うんですよね。
とにかくそういう形で成果を出すためにタスクを取っていくと、逆に取ったままなかなか人に渡せないみたいなところが出てきます。
あと会社に長くいる人でもチームが立ち上げの段階だと、まだまだ助け合いの文化みたいなものができていなかったりするので、
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そういう状況でプロジェクトが進んでしまうと、一人で抱え込んで何とか自分一人でやってしまおうという方向に行きがちかなと思っています。
だからこそ、いろんな現場でこういう光景を目にするかなと思います。
そういうふうに使命感というか、自分でやり切るぞという思いを持ってそのタスクを持っているので、なかなか簡単に人に渡すというのは難しいかなと思います。
なので朝会とかそういうちょっとした会議の合間に、それちょっと人に振った方がいいんじゃないですかみたいなことを言っても、なかなかいい返事が来なくて、
短い時間の会議ではなかなか解決が難しい問題かなと思います。
なので、こういう課題は腰を据えて話すと、まとまった時間で話すというのが重要になってくるので、その意味でワンオンを活用するというのがすごく大事かなと思います。
はい、じゃあワンオンで実際どうするのかっていう話なんですけれども、大事なことは4つあるなと思っています。
まず最初の一つ目が、タスクを人に渡すということをするために期待値を伝えるっていうのが大事です。
先ほども言ったように、この方は責任感が強いので、タスクを渡した方がいいですよくらいのことを言っても、なかなかそこに課題感を持っていなかったりするので、
そういうタスクを渡すっていう発想に行かないことが多いなと思います。
なので、そこはもう半分割り切って、こちら側の期待値を伝えるっていうのが一番いいかなと思います。
例えば私の場合だったら、開発っていうのはチームとか関係者と一緒に進めていきたいと、
みんなでタスクを消化する状況にしたいので、そのタスクをいろんな人に分配して進めるようにしたいですっていうことを伝えてしまうっていうのが早いかなと思います。
半分、私のわがままに付き合ってくださいぐらいの気持ちで伝えてしまっていいかなと思っています。
その相手の方に、この人がリーダーに任命されちゃってるんだからしょうがないよなって思ってもらえれば、まずはそれでいいかなと思います。
そういう形で、タスクを人に渡すっていうことを理解してもらった上で、次のステップに移るんですけど、
とはいえ、じゃあタスク渡してよってここでいきなり言っても、
いやこのタスクはちょっとレベルが高くて他の人にはできないんですよみたいな返事が返ってくることが多いです。
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確かに全体としてはそのタスク自体は人に渡せないレベルの高いもののことが多いんですけれども、
よくよく分解してみると、この部分は渡せるよねっていうのが見つかることが多いです。
なので、まずはこの1個のタスクを複数に分解してみるっていうのを一緒にやるといいかなと思います。
だいたい仕事ができる人っていうのはタスクをあんまり分解していなくて、
1個のタスクを俺がやるんだって思っているので、特に分解することなくことを進めていることが多いんですけど、
それをちょっと立ち止まってもらって、このタスクが全部完了するまでにどんな工程を踏むのかっていうのを、
全部付箋家なんかに洗い出してもらうということをします。
それを眺めて、人に渡せるような難易度の低いタスクはないかなっていうのを探していきます。
それをやると、例えば5個ぐらいに分解されたら、2つぐらい人に渡せるものが見つかったりするので、
そういうのを見つけていくというのを一緒にやります。
ここまででタスクを分解して人に渡せるものが見つかりましたという状況になったんですけど、
じゃあそれを誰かに渡しましょうっていう話をすると、
だいたい帰ってくるのは、説明するのが大変ですとか、レクチャーする方が大変で、
自分でやっちゃった方が早いですっていうような返答が返ってきます。
確かにその通りで、その人がやった方が圧倒的に早いのは間違いないかなと思います。
ただそこもちょっと立ち止まってですね、ちょっと見積りしましょうということで、
ポイントの3つ目としては、これがいつペースなのかを見積ろうということなんですけど、
レクチャーにかかる時間を出して、その後、今後このタスクがまた発生する頻度はどれぐらいなのかっていうのを考えてみて、
全体としていつペイするのかっていうのを考えていきます。
例えば、これを教えるのに1日かかって、今後似たようなタスクが3回半年で発生します。
それぞれ教えるのに1日かかって、それをこなすのに半年間で3日分かかるので、
それだったら人に教えた方が利益がありますよねっていう話をします。
ここまでくると、確かにそうだなと思ってもらえて、
今後発生する頻度から考えると、このタスクは渡した方が利益が大きいということを認識してもらえるかなと思います。
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最後、じゃあ誰に渡すんだっていう話になるんですけど、
実際起きることとしては、確かに難易度が低くて人に渡せるタスクは見つかったんだけれども、
みんなこのタスクはやりたがらないだろう、あんまり面白くないんじゃないか、みたいなことを言われることがあります。
ただ意外にそんなことはなくてですね、
自分がつまらないと思っているような部分であっても、意外に人は楽しくやったりします。
そこはちょっとタイプがいろいろあるんで、考えなきゃいけないところではあるんですけれども、
意外に自分以外のところでそのタスクがむしろ好きな人っていうのもいるので、
そういう人を探すっていうことを最後4番目としてやっていきます。
なので4番目は、適任者を見つけるという作業です。
じゃあ誰が適任者かっていうふうに考えると、
割とよくあるのはチームメンバーしか対象者が出てこないっていうことがあるので、
そうじゃなくてもっと視野を広げ、例えば隣の部署の誰かさんとか、
あとはこのタスクを依頼してきている人とか、その人に逆にやってもらうっていうようなことであったり、
あとは偉い人というか目上の人に、意外にこういうのやってくれる人いるんじゃないかということで考えてもらうというのをやると、
割と視野を広げて誰にやってもらえるのかっていうのを考えると、
意外に適任者っていうのは見つかるかなと思います。
そんな感じで適任者を見つけて、最後その人にタスクを振るっていうことをやっていきます。
タスクを振るっていうのもやっぱり中途で来たばっかりの人とかだと、
なかなかまだ面識がなかったりいろいろして話すのが大変だったりするので、
そこについても私が一緒に行ってあげたいだとか、
あとはもうむしろその頼むところはこっちでやりますよということで、
依頼するタスクはもらってしまうとかっていうことをしてうまく解決していければいいかなと思います。
はい、ということで結論なんですけれども、
まずはタスクを抱えてしまって残業が多くなったりして、
いっぱいいっぱいになっている人がいたらワンワンをやりましょう。
そこで大事なのがステップは4つあります。
1つ目がタスクを人に渡すために期待値を伝えるということと、
2つ目がそのタスクを分解するということと、
3つ目がレクチャーに必要な時間と、
それが今後発生する頻度からいつペイするのかっていうのを見積もるということで、
4番目が最後、適任者を見つけてその人にタスクを渡すということです。
この4つのステップをやるとうまくいくんじゃないかなというふうに思います。
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とはいえちょっと大変だとは思うので、
まずはタスクを抱えていて、
大丈夫って声かけても問題ないっすっていうふうに返ってくるような場合があったら、
とりあえずワンワンをして、
まとまった時間を意図的に作って話をしてみるといいんじゃないかなというふうに思います。
はい、では今日の話は以上です。
それではまた。
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