00:05
おはようございます、こんにちは、こんばんは、かなや なおこです。なおこのお仕事図鑑のコーナーが始まりました。
このコーナーでは、仕事へのやりがいや向き合い方、キャリアの積み上げ方などを聞くことで、リスナーさんの仕事理解や人生のヒントにつなげることをコンセプトにしています。
お仕事探し中の方、転職を考えている方、今の職場や働き方に悩んでいる方、好奇心旺盛な方、
新たな世界をチラ見してみたい方、最後までお耳を拝借させていただけると嬉しいです。
はい、それでは早速なんですが、今日のゲストに電話をしていきたいと思います。
もしもし、こんにちは、なおちゃん先生ですか?
横浜で15年以上犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生です。
よろしくお願いいたします。
早速ご紹介いただいたんですけれども、今日は犬の保育園N1クラブ、ワンコの秘密基地の代表のなおちゃん先生にゲストとしてお越しいただきました。
ありがとうございます。よろしくお願いします。
先ほどもご紹介いただいたので、犬の保育園の先生ということでご紹介いただいたんですが、どういったお仕事内容かお伺いしてもよろしいですか?
犬の保育園というのは、いろいろな形態があるんですけれども、私が行っているのは、犬のお子さんと同じようなシステムで動員していただいて、
施設でワンちゃんだけをお預かりして、そこで遊んでもらったりリラックスしてもらいながら、必要に応じてトレーニングやしつけ、頭や体を使ったエクササイズをして夕方にお帰りになる犬の保育園を運営しています。
そうなんですね。ありがとうございます。
ワンちゃんの保育園っていうことなんですけど、ワンちゃんの年齢とかっていうのも、いろいろ人間の保育園だったら3歳までとか5歳までとかっていろいろ制限あると思うんですけど、ワンちゃんもそういう制限というかあったりするんですか?
年齢制限は、犬の保育園とか幼稚園とかっていっぱい犬の学校とかいろいろあるんですけれども、その施設によって年齢制限を設けているところと、年齢制限もね、例えば3歳までとか5歳までとか、1歳までの子犬のみとかいろいろあると思うんですが、
03:17
私自身は一応、就寝雇用じゃないですけど、健康状態が良ければ深夜まで通いたいという時まで通っていただいても結構ですという形ではご案内しています。
私、入念の年齢は一応10歳を目指していただいているという感じですね。ずっとうちの一番古株の当院生では、生後4ヶ月からうちに来て、10年以上ずっと通っている子がいるんですけれども、そういう子も何等かいらっしゃいますが、11歳、12歳というふうになっていて、
その子たちはもう保育園に来るのが習慣でもありますし、楽しみの一つでもあるので、その子たちに関しては年齢制限というのはなくしていて、健康である限りどうぞいつでもお越しくださいというスタンスをとっています。
なるほど。じゃあ初めて、なおちゃん先生のこのN1クラブワンコの秘密基地に来られる時は、10歳を目処にということですかね。
そうですね。
そうなんですね。やっぱりその年齢制限を設ける理由とか何かあるんですか。
一つは年齢制限というより、カイネスさんの意識なんですよ。他の施設でどのような意図があって年齢制限を設けているのかというのは、それぞれの施設ごとの意図があると思うのも違うんですけれども、
私はカイネスさんに対しての意図があってその年齢制限をしているんですね。というのは先ほどもお話ししましたが、4ヶ月の頃からずっと週に1回10年以上通ってくださっているワンちゃんにとっては習慣なんですね。もう別に感じないわけです。
ただし10歳、10年間何もしてこなかった。10年間決まった環境、決まったルーティーンで過ごしてきたワンちゃんが、突然10歳になってから初めての場所で若い犬たちと知らない人と1日過ごすとすごくストレスがかかっちゃうんですよね。
確かにいきなり新習慣をぶち込まれるような感じですもんね。
そうです。90代になって生活習慣が違う国に1週間ホームステイ行けって言われたのと同じような感覚ですよね。言葉の通じ合いとして。
06:05
かなりストレスですね。今考えると。
そうすると何が起きるかっていうと、シニア犬の場合は体に来ちゃうんですよ。体調不良に響いてきちゃうんですね。若い子であればそこのリカバリーは効くんですけど、やっぱりシニアになってくるとストレスや疲れや過度の緊張興奮っていうのが体に出てきちゃうので、それやっぱりかわいそうじゃないですか。
そうですね。確かにかわいそうですよね。
それで私はオススメしてないですね。1対1のレッスンとかであればまだOKしたりとか、何か困ったことのご相談とかでは対応することはあるんですが、保育員という形式でお預かりするのはそのぐらいがちょっと限度かなという感じで行ってますね。私は年齢制限を設けています。
ちなみに10歳って人間の年齢で言うと大体何歳くらいになるんですか?
県種によっても変わってくるんですけれども、小型犬の方が長生きなんですね。
そうなんですね。小型犬の方が。
なんとなく不思議な感じがすると思うんですけど、大型犬の方が寿命が短い。
小型犬の平均寿命、小型犬、大型犬、そうして今のところの日本のワンちゃんたちの平均寿命というのは大体13.5歳くらいと言われているので。
10歳って結構ご高齢ですよね。
そうなんですね。
そうですね。
その子の生活スタイルとか、その子自身のもともと持っている体力だったり性格だったりっていうのも大いに関わってくるんですけれども。
やっぱり、そうですね。
シニアになってから人間もそうだと思うんですけど、新しい世界に飛び込むって常に勇気がいるというか。
そうですよね、本当に。
若い頃とはちょっと違うじゃないですか、人間もそうですけど。
だいぶ違いますよね。
自分で決めてそこに飛び込むっていうのと、犬だったら飼い主さんが決めてお金払っていってらっしゃいってするわけですから。
その子の意思はどうかっていうのは最終、もう究極言っちゃえばわからないわけですね。
そうですよね。ゆっくりしたかったのにって思ってるかもしれないですもんね、もう。
そうなんですよ。だから年齢制限っていうのはどこの施設もそうだと思うんですけれども、犬自体に対してというよりは飼い主さんの意識に対して働きかけるための年齢制限だと思いますね。
なるほど、それで飼い主さんの意識に対して働きかける意味で儲けてるっていうふうにおっしゃったんですね。
09:01
そうです。
なるほど、ありがとうございます。
犬の保育園、先ほどマンツーマンやったら10歳超えてもお受けできるっていうふうにおっしゃったかと思うんですけど、大体何匹ぐらいで一斉にお世話することが多いんですか?
施設の規模とかスタッフの規模によって受けられる等数っていうのは違うと思いますし、あとはこれ最近になって法律で決められるようになってきたんですよね。
一人の人間がお世話をする上限の数っていうのは決められてきたんですけど、私は絶対すごい多い等数決められているので、私はいや無理でしょって思っちゃうぐらいの数なんですけど、30頭とかね。
それはトレーニングをするっていうわけじゃなくて、例えば繁殖する施設とかも含めての動物取り扱い業の中でも規定なので、私は自分の施設とスタッフの人数の規模、それから私が意図している内容も考慮すると1日6頭までにしています。
6頭までなんですね。
たまーに超える時はありますけど、たまーに7頭とかどうしてもお願いしますっていう時とか、あとは兄弟圏、一つのファミリーでご家族で2頭3頭を飼っていらっしゃる方が重なっちゃったりするとどうしても上限を超えてしまったりする場合もあるんですけど、それでも7頭ぐらいまでですね。
そうなんですね。
人間の保育園とかだったら、毎日平日行くっていうのがスタンダードかと思うんですけど、ワンちゃんの保育園とかって、例えばその前日までに連絡が来て、明日行っていいですかっていう感じなんですけど、どんな感じでお迎えっていうか。
これも施設によって全然予約の取り方とかコースとか頻度とかって全然違うと思うんですよ。
基本毎日来てくださいっていうところもあれば、週に2回来てくださいとか、週2回コース、週4回コースとかいろいろあるんですよね。
私は今のところ、犬の保育園としての営業日っていうのは週3日なので、その3日の中でまず、私の場合はレギュラー生とそれ以外の2園生を分けてるんですね。
レギュラー生というのは、毎週火曜日に来ますと。曜日を決めて、毎週登園してくださる方をレギュラー生という形にしてます。
12:05
毎週じゃないんだけど、第1、第4とか、第2、第3とか、第1、第3とか、そうやって各週で来る子も一応レギュラー生に入れてます。
それで、それ以外のレギュラー生の枠があって、レギュラー生がいない6棟のところ、火曜日はレギュラー生が3棟いますと。
あと3枠残ってますよね。なので、そういったところにご希望の方は枠をお知らせして、次だったら今6月なので7月か、7月の枠、何日の火曜日に何枠空いてますみたいな感じで、予約を入れていただくっていう感じですね。
先着順で生まれ次第締め切る感じですね。
そうなんですね。例えば飼い主さんの休年宛とか入って、どうしてもワンちゃん預けなければいけない状態になっている通縁生という子がいたら、枠が空いてれば直前でも予約は受け付けてもらえるっていう感じなんですかね。
はい。はい。はい。
そうなんですね。
はい。ここがね、ちょっと大手ではできないことだと思うんですけど。
はい。
私一人なので基本。全員のワンちゃんが分かっているわけですよ。
はい。
全部私が担当しているので。
私大手で昔働いていたことがあるんですが、
はい。
大手だと、例えば1週間7日間全部保育園やっているような施設、大手の施設だと、
はい。
例えばスタッフも週3回入れ替わりとかあるわけですよね。
はい。
そうなると、自分の行っている曜日以外は分からないとか、
自分の担当している犬以外のことは分からないっていうことが発生してくるんですけど、
はい。
私の場合は全部私が見ているので、今の形態はね。
はい。
なので、相性とか行動パターンとか、そういうのも全部分かってますから、
はい。
例えば6頭いて、本当はもう今日受けられないっていう感じなんだけど、
どうしてもすいません、先生この日お願いできませんか、明日どうしてもってなったときに、
ちょっと調整しますという感じで、
おーすごい。
受けるっていうことはあります。
でもそれって受けていただける側、飼い主さん方としてはすごくありがたいですよね。
だってどうしても用事があったりとかして、預け先がないところ。
ただ、
はい。
そうですね。ただ、やっぱりそれまでの関係性とか、
そういったものはやっぱりあるんですよ。
はい。
どんなお仕事でもそうだと思うんですけど、
15:00
これはやっぱり個人でやってるからこその、
はい。
ニュースの聞き方ではあるかなと思います。
そうですよね。確かにそれが組織になってくるとなかなか、
なんて言うんでしょうね、フットワーク軽くできないところもありますよね、やっぱり規定とか。
そうですね。規定とかあるから、
そういうのも全部臨機応変ある程度、
対応できるように逆にしてるっていう感じですね。
だから表に出せないサービスってめちゃくちゃあります。
そうなんですね。
今お話ししていただいたのも表に出してないサービスなんですね。
その一部ですね。
一部なんですね。
はい。
ありがとうございます。
今、犬の保育園のお話をざっとお聞きしたんですけど、
そもそもなおちゃん先生がこのお仕事に就きたいな、
就こうかなって思ったきっかけって何かあったりするんですか?
どのくらい端折れるかっていう話になってくるんですけど、
実は私は小さい頃から動物が大好きだったんですよね。
なので将来的に何か動物の仕事に就きたいなという
ぼんやりした思いというのはあったんです、ずっと。
なんですけど、やっぱり大きくなるにつれ、
他のことに目が向いたりとか、
現実を見たりとかね。
あります。
周りが就職活動し始めたりとかいろいろあるじゃないですか。
でも一般的に言う大学行って就職活動してっていう道から
外れてしまったんですね、その時に。
その辺で一回外れちゃったので、
外れたらとことん外れてやろうと思いまして。
じゃあ自分の人生一回きりだから、
そんなことをやったほうがいいと思うよというのを、
私大学4年生のみなさんが就職活動、
まったまなかの時期に3ヶ月間旅行をしてたわけですね。
3ヶ月間旅行。
世界一周の旅行に。
ピースボートっていう船に乗っていたんですけど、
そこでやっぱり出会った方々がみんな手に入る。
旅行中に出会った人生の先輩方が手に職を持っていらっしゃり、
自分の好きなことで生活をしていらっしゃる方が多くて、
あなたは何か好きなものないの?と。
まだ若いんだから好きなことがあるなら
それをやってみてからでも、
18:00
就職とか人生のレールに乗るのは遅くないんじゃない?
って言われたんですね。
そこで、私何やりたかったのかなって考えた時、
やっぱり犬のことがやりたいと思って、
そこから犬のことを勉強するために、
ちょっとした専門学校みたいなのに通って、
専門学校に行ったら、
犬のビジネスといってもいろんなビジネスがあるので、
いろんなビジネス、こういう世界があるんだっていう、
細分化したものを見せてもらって、
その中でも一番トレーニングとかしつけとか、
犬の行動学、動物の行動学について興味が出たの。
そこでトレーニングをやりたいということになりました。
その後、偶然セミナーで出会ったイギリス人の
独トレーナーの先生がいらっしゃるんですけれど、
この先生に一目惚れをして、
一目惚れしてって別に恋愛感情というか、
その先生のトレーニング方法というか、
お仕事のやり方というか、犬との接し方に一目惚れをして、
私もこの先生みたいになりたい、
一目惚れしちゃったんですね。
それでその先生のところに住み込みで
犬のことを学びにイギリスに行ってしまったと。
すっごいですよね。住み込みでってなかなか。
そこで犬のこととかを生活させていただきながら、
先生の近くでいろんな犬に関わることを学ばせていただいて、
いよいよ日本に帰ってくるという算段になって。
日本から私をその先生に引き合わせてくれた専門学校のトレーナーさんが、
自分のお客さんや仕事仲間を連れて、
イギリス人の先生のところにセミナーツアーを来ると言われたんです。
私がいるときの方が通訳してもらえると思ったんだと思うんですね。
それで私がコーディネートして、その先生が来たときに、
その中の一人のトレーナーさんが、
青ちゃんは日本に帰ったらやること決まってるの?って聞いてくださったんですよね。
私は何も決まってなかったので、
でもせっかくイギリスの先生のところで学んだことがあるから、
それを活かして犬の仕事につけたらいいなと思ってますって言ったら、
じゃあうちに来るって言ってくださったんですよ。
なるほど、はい。
はい。それで、もう円子も円子っていう感じなんですけど、
21:05
私は日本に入ってトレーナーという職場に就くことになりました。
そこからスタートですね。
なるほど、そこがスタートだったっていうことなんですね。
はい、それもすごい長くなっちゃってすみません。
アウトローすぎてちょっと抜けがね。
イギリスにて住み込みっていうのは、なかなかね、
そんなすごい経験されてると思うんですけど、
イギリス人のドッグトレーナーさんに一目惚れっておっしゃったんですけど、
どういったところに、この人すごいな、一目惚れしたところってあったりするんですか?
はい、それまでもトレーナーさん専門学校に行ってるときに、
先生のトレーニング、理論を聞いたり見たり、
あとは自分でも知り合いの方が訓練に出されている
訓練士さんの様子を見せていただいたり、
いろんな訓練方法を日本で見せていただいてはいたんですけど、
なんかしっくりこなかったんですよ、私にとっては。
できなくはないだろうけど、進んでやりたいなって思うようなことではなかったんですよね。
そのイギリス人の先生が何を目の前で見せてくれたかっていうと、
彼女は日本語全くわからないわけなんですよ。
その日に連れてこられたゲストのワンちゃんがいて、
言葉は通じない、今日会うのがこれで初めてですと。
けど、この子に対して私はこれを今から教えますということで、
言葉を一つも使わないで、その犬に彼女が望んでいる行動を教えたんですよね。
テクニックが当時の私から見ると、まるで魔法のように見えてしまって。
確かに。
なんてかっこいいだろうと思って。
今までの訓練っていうのは、訓練した犬を連れて、お尻にバンとかね、
手とかね、犬がビシッていう感じでやってたのを近く見てなかったから、
言葉を使わないでコミュニケーションができるって、すごいなって思ったんですよね。
すごいなと思われたんですね。
で、私もやってみたいって思ったんですよね。
それが一目ぼれをしたものでしたね。
今で言えば、とてもわかりやすい古典的な理論ではあるんですけれども、
見たことがなかったので、とても感動したのを覚えていますね。
じゃあその魔法のようなドッグトレーナーさんの接し方が、
24:01
すごくなおちゃん先生にはグッときたんですね。
そうですね。
今のお仕事をされてから、だいたいどれくらいされてるんですか?
何年後?
ドッグトレーナーとしてイギリスから日本に帰ってきて、
始めたのがたぶん22、23年になると思います。
はい。
で、自分で授業を立ち上げてから15年ですね。
もう15年になるんですね。
はい、そうですね。
それは法人として立ち上げたんですか?
スタートは法人として立ち上げました。
法人として。
法人を10期、10年10期やりまして、個人授業主になりました。
縮小した感じですね。
縮小。
そうなったんですね。ちょっとお答えにくかったら、
全然お答えいただかなくて大丈夫なんですけど、
その縮小された何かきっかけとか思いとかは何かあったりするんですか?
きっかけはね、2人目の妊娠です。
2人目の妊娠、はい。
私は自分が授業を始めるとき、まったく20代だったのもあるし、
結婚もしてなかったので、自分には結婚なんてそんな遠慮多いと思ってたし、
子供も旦那もいらねーと、私は仕事と犬に生きるんだって思ってたんですね。
そしたら蓋を開けてみたら、結婚するわ、子供思うで、大変なものですよ。
ほら、事業計画とかはね、結局自分が一人身で身軽な状態での事業計画でしたから、
途中で結婚して出産するなんてことは、その事業計画書に入ってないんですよ。
そうですよね、なかなか。
家産が甘いと言われれば言うそうなんだけど、やっぱり子供が生まれると、
全員フリで仕事に行くってことは難しいですよね。
ですよね。
特に上の子は、小さいときすごく病弱だったので、
0歳から保育園に預けてましたけど、
1ヶ月に1回くらい熱出して保育園から呼び出されるわけですよ。
それもすごいしんどかったし、
私の当時の法人の営業形態というのが、ペットホテルをやってまして、
ペットホテル、はい。
犬の保育園とペットホテルの荷台柱でやってたんですよね。
ペットホテルは、珍しいケースだと思うんですが、
27:00
犬が1頭でもいたら24時間人がつきそうというスタイルのホテルだったんです。
あー、そうだったんですね。
別に添い寝するとか一緒の布団で寝るというわけじゃなくて、
夜間も人がいるという意味なんですけど、
ただ、今もそうですけど、当時はそういうホテルが少なくて、
夜間は人がいない、スタッフがいないというところがほとんどだったんですね。
なので、そうなると夜勤スタッフというのを置かなきゃいけないじゃないですか。
そうですよね。
日勤スタッフとは別に。
で、夜勤手当たりだ、台球だというのをスタッフだったら
ちゃんと整備してあげなきゃいけないんだけど、
自分であればそこは関係ないんですよ。
わかりますかね。
確かに、一時計算しなくてもいいですもんね。
そうそう。別に私がやれば、ただ、ただというか、手当たり出さなくても。
ただ、子供ができると、それができなくなるんですね。
いや、できないですよね、それは。
それで、2人目は当分考えられなかったんですけど、
子供が3歳になった時に、3歳差って結構みんな、
3歳差で2人目考える人多くないですか。
多いですよね。だいたい2、3歳とかね。
そうそう。保育園のお友達とかも、だいたい兄弟ができてくるとかね。
息子に、どうして僕には兄弟がいないんだって言われて、
私はそんなに考えてなかったんだけど、
でも、この子に兄弟を作ってあげられるとしたら、今のところ、私だけって思ったんですよ。
それで、もちろん仕事のことはあったけれども、
これは人活をしたからといって、すぐに授かるものでもないじゃないですか。
そうですね。
年齢もそれだけ上がってるし。
だから、トライしてダメだったら、それは諦める。
でも、諦めずして辞めるっていうのは、私の性分に合わなかったので、
やらずして諦めるのね。
じゃあ、やるだけやってみようみたいな感じで。
そしたら、妊娠したんですけど、かなり初期の段階でミューザンしちゃったんですね。
まだたぶん10週行くか行かないかぐらいだったと思うんですけど、
その時にやっぱりすごく落ち込みまして。
一つの命が宿ったものがいなくなってしまったというのは、
これはとてつもない透湿感と、
30:03
本当はそういう風に思わなくていいよって言われるけど、大悪感。
この時に、次にお腹に命が宿ることがあったら、
その子を優先しようと思ったんですよ。
一方的な思い出ですけどね。
そんな風に私は思っていたし、旦那にもそんな風に話しました。
だけど、これで1年後ぐらいにもう一回授かることができて、
だけど、その子を優先しようと思ったんですよ。
その子を優先しようと思ったんですよ。
だけど、その子を優先しようと思ったんですよ。
これで、1年後ぐらいにもう一回授かることができて、
だけど、現実的には2人目、5歳差なんですけど。
さあ、これどうしよう。
1人目、やっとちょっと手が離れたところで、
夜勤なんかも月に1、2回ですけど戻るようになってたんですね。
はい。
だけど、妊娠したらまた振り出しに戻るわけじゃないですか。
ですよね。
スタッフたちに告げる前に1人の子が結婚が決まって、
私より全員若い子だったんですけど、
いろいろあって、その前に離職してた子もいたし、
もう1人のかなりキャリアのある子が結婚をして、
そうしたら家庭の都合で夜勤はできませんと言われてたんで、
その時点で2人、私を含めると3人夜勤ができなくなるわけですよ。
そうなると1週間、7日間が回らないんです。
ですよね。
で、私が妊娠したっていうことをスタッフたちに告げたんですね。
はい。
もう、あれを告げた時の空気の凍りつき感は一生忘れないと思うんですけど。
そんなに凍りついたんですか?
え?って感じですよね。
でも分かる。心からおめでとうって言えないよねっていう感じで。
どうするんだこの営業形態ってみんな思ったと思うんですよ。
そうですよね。
そこから人を募集して、1人前にある程度私がいない期間任せられるぐらいに育てて、
それを一気に3人とか入れてやれば何とかなったんだと思うんですね。
その営業形態を維持していくために。
だけど私は、もうこの形態にこだわらなくていいんじゃないかなって思っちゃったんですよ。
33:06
こだわらなくてもいいと思えたんですね。
会社の営業だったり利益だったりをある程度キープしていくためには相当努力をしなくちゃいけないなって分かっていたんですけど、
本当にこれが私の今やりたいことなのかな?優先させたいことなのかな?ってすごく悩みましたね。
会社を取るのか、お腹の中に宿った新しい命を取るのか。
でも私は両方諦めたくなかったし、お腹の中にもう一回命が宿ることがあったらこの子を優先しようって決めていたので、
もう辞めようと。こんなにいろいろ苦労して続けなくても別の方法があるはずって思ったんですね。
みんなにその話をして、本当に大変申し訳ないなって思ったし、お客様にもやはり辞めないでほしいって言われたこともありましたけど、
やっぱり身体は一つですから、その決断が良かったか悪かったかっていうのは今でも分からないですけど、
ただ私の中ではその決断しかないと思ったんですよね。
会社員だったり、雇われていたりすれば会社を辞めるっていう手があるかもしれないですけど、
事業主は会社を辞めるって言うと本当に会社がなくなるってことになっちゃうので。
会社消滅しちゃいますよね。
そうそう。ただ、辞めるんじゃなくて規模を縮小してやれる形でやろうって決めたんですね。
ということで法人は辞めますと。ホテルも辞めますと。
辞めたのが2019年の6月です。
ちょうど今撮っているのが6月なんですけど、配信は8月なんですよね。
そうなんですね。
7月から、今も個人事業主の携帯にしたんですけど、
その後1年経たないうちにコロナが上陸するんですよ。
36:08
確かに2019年くらい。
2020年の3月とかなんで、コロナが。
そうですよね。
それで私、うちの会社の売り上げの半分はヘッドホテルだったんですよね。
あ、そうだったんですね。
だからホテルの中はどこも出られないんですか?
そうですね。もうそもそも飼い主さん自体も旅行行けないですもんね、その時って。
だから、すごい沢山ヘッドホテル潰れました、周りで。
じゃあ本当にすごいタイミングでヘッドホテルを畳んだって言ったらあれですけど。
辞めたってことですよね。
辞めたと思いました、私も。
すごい、ちょっと今、サブケガというか。
本当ですよね、私も。
一丁悪いけど自分で幕を引く決断ができて、なし崩しに幕を閉じたわけじゃなくて、
余力がある状態で幕を閉じることができたので、次のステップに行くことができたので。
そうですよね、本当にご自身がきちんとご納得された上で、
じゃあこのヘッドホテルの事業を辞めようって決められたのと、
コロナでホテルを閉めざるを得ない状況に追い込まれるのと全然違いますもんね。
借金してね。
そうですよね。
休業もう1ヶ月待ってって言ってね。
そうですよね、だって女性勤って言うても、やっぱりまず休業手当払わなあかんしっていう、
水に起きらないとダメですしね。
社会保険とかもあったし。
いやー、でも本当そう思うと、すごいタイミングでしたね。
すごいタイミングだったんですよ。
いやー、すごい。
なので、ほぼほぼ何の影響もなく、私にとっては。
そうだったですね。
やっぱり保育園の方はそのまま利用者はあったんですか、コロナがあってからも。
そうですね。コロナがあっても、特にコロナで原因で離れられたという方はいなかったんじゃないかな。
いたかいないかぐらいでしたね。
ただ、うちの息子がコロナ1年生で、コロナが3月に上陸して4月から小学生になる年だったんですよね。
最初の2ヶ月間、やっぱり学校がなくて。
そうですよね。
ずっと家にいたので、その時はコロナが理由っていうよりは息子が家にいて、相手をしないといけないので。
39:01
そのために週1回だけの営業にさせていただいてましたね。
確かに、あの時って不要な外出を避けてくださいとかってありましたよね。
それでも飼い主さんたちがずっと私を支えてくださって、本当に縮小しますって発表して、1000名以上会員さんいらっしゃったんですけど。
その中でついてきてくださったのは20人以下だったかな。
残ってくださったのはこれからもお願いしますっていうふうに。
どんな形態になられてもお願いしたいと思いますとおっしゃってくださる方も私の宝物ですよね。
何物にも変えられない宝物だと思いました。
そうですよね。残ってくださる方って、直ちゃん先生との信頼関係ができてるからこそ、この人に頼みたいって思われてる方ですもんね。
そうですね。なので、賞の無理は聞いてあげちゃうんですよ、私。
そこに繋がるんですね。
そうなんです。苦しい時を共に乗り越えてくださった方だから、
もう何て言うのかな、ただのお客様じゃないんですよね、私にとっては。
本当に直ちゃん先生の苦しい時にいてくださったお客様に対して精一杯恩返しっていうわけじゃない。
私で役立てることがあれば何でもします。だからおっしゃってくださいね、遠慮なく。
無理な時は私もいます。
皆さん、私が子供二人いるのも知ってるので、大丈夫お子さんとか言ってくださったりとか、急に発熱とかどうしてもどうにもならない時ってあるじゃないですか。
個人事業主で一人で回してるので代々がいないんですよね。
そうなると大変申し訳ありませんみたいな感じでご連絡しても、
いいのいいの、子供さん一緒にいてあげてとか言ってくださって、
それに甘えるわけじゃないんですけれども、やっぱりそう言っていただいた分、できる限りの恩返しをしたいっていうふうに思ってますね。
それでお金いただいてるんだから本当にありがたいことだなっていつも私は思うんですけど。
その代わり数は重要じゃないと思ってるんですよ。
その深さ、一人のお客様との深さが、信頼関係が、
例えば10万円を1ヶ月ポンって払ってくださるお客様、でもその後いなくなっちゃうお客様と、
42:08
1ヶ月1万円だけれども10年続けてくださるお客様。
どっちがいいかって言ったら、私は後所なんですよね。
そういう関係をお客様と築きたいと思ってるし、
そういうお客様だからこそ全力でお応えしたい。
でももうお客様ばっかりが残ってきます。
そりゃそうですよね。
本当にお話を伺いしてると、すごくお客様と直ちゃん先生のめちゃくちゃいい関係づくりができてるなって私は感じたんですけれども、いかがですか?
個人でやってた時に、立ち上げた時と締める時って私の立場が全然違って、
立ち上げた時はもちろん1人で、まだ20代で、本当に信頼を築くのが大変だったんですけど、
締める時はスタッフもいて、私は現場で直接飼い主さんやワンちゃんとやり取りをする、
トレーニングをするというよりは、後輩の育成だったり、ジムだったり、営業だったり、経理だったり、そういったことの方に回っていたんですよね。
私にとっては、それが特にやりたいことじゃなかったんです。
個人事業主に戻してみて、やっぱり私は一人一人でお客様とワンちゃんと接するのが好きなんだなって改めて感じたんですよね。
だから、よく言ってるんですけど、あまり経営者向きじゃないなって自分では思うんだけど。
だからね、そういった意味でも原点に戻って、私は縮小は、事業の縮小を対外的に見たら、諦めたとか失敗したとか見えるかもしれないけど、
私にとっては原点に戻っただけなんですね。
起業した頃の気持ちにも、仕事の仕方にも、お客様への接し方にも戻ったっていう感じだし、私としてはそれでよかったなって思ってますね。
原点に戻ってから何か働いているって感じているやりがいとかってどんなものがありますか?
また原点に戻ったけれど、一人一人のお客様とワンちゃんの一生をサポートする、一緒に寄り添えるトレーナーでありたいというのが私の願いなんですね。
45:09
やっぱり10年経って原点に戻った時に、やっぱり10年分のいろんな積み上げがあるから、そういった意味では若い頃の20代で起業した時の意識とはちょっと違いましたよね。
10年分の積み上げとか、スキルもそうだし経験もそうだけど、もっと人に寄り添えるように、そして犬に寄り添えるようになったなと自分では感じています。
もっと一人一人の方のニーズに応えることができるようになってきたかなと思いますね。
ニーズに応えられるようになって、それが実現できたらやりがいに感じられるっていうことですかね。
そうですね。やはりお金が後からついてくるものだと思っているんですよ。
その方がこの人に対して、これだけ払ってもいいからサービスを受けたいって思ってくださるっていうことがやはり必要で、それは自分のサービスを提供する時に安くすればいいってものじゃないと思うんですね。
逆に、これだけのものを払うだけの価値があなたにある、私にあるっていうことのお金金額って、そういうある意味、信頼関係を数値化したものと思うから、高いお金をいただくっていうことは、それだけその方に対して責任感っていうのが生まれるわけですよね。
若い時はやっぱりそういうことも考えなかったから。
変な話、起業したばっかりの頃より、その当時は週6くらいで働いて、週2回くらい夜勤やってたりしてたけど、好きだから、自分の会社だからね。
だけど、数字の面、収入とかの面で言えば、今の方がはるかに、週3しか冒険はやってないけれど、ホテルもやってないけど、今の方がはるかにやりがいがある。
やりがいというのは、お金が入ってくるようになったからやりがいがあるわけじゃなくて、それだけ一対一で信頼関係を築けるお客様が増えてきたっていうことに対して、非常にやりがいは感じますし。
何よりも私がお伝えさせていただいたことを、茅ネシさんが実践してくださって、それがワンちゃんの成果として、茅ネシさんが感じられて喜んでくださったときが、一番やりがいを感じますよね。
48:16
先生のところに来てよかったって言ってくださるのが、何よりもやりがいだなと思う。
ありがとうございます。
では、いろいろお話をお伺いさせていただいたんですけれども。
なかなかと。
本当にすごく、いろいろお聞きしたいなというのがあったんですけれども。
最後に、こういった犬の保育園の先生ですとか、ドッグトレーナーの目指されている方ですとか、あとはリスナーさんへのメッセージをいただければなと思うんですけれども、よろしいでしょうか。
はい、ありがとうございます。
犬の仕事、犬が好きだから犬の仕事に就きたいという人たくさんいると思います。
たくさんいるし、私もスポーツ園経営をしているときは、インターン生とか専門学校の研修生とか、たくさん受け入れてきました。
その子たちにいつもお伝えしていたのは、犬が好きなのは当然、でもそれ以上に人が好きじゃないとこの仕事は続けられないよって。
あなたは人が好きですか?人と接することが好きですか?というふうに聞いています。
なぜなら私たちは、飼い主さんとワンちゃんが幸せになるためのお手伝いをする仕事だから、それを一つだけ言えるとしたらそこかなと思いますね。
そして、リスナーさんへの一言。
ドックトレーナー、犬の保育園の先生、一体何?という感じがあったと思うんですけど、
そして私は自分のやってきたことだったりやり方だったりっていうのが、特にビジネスにおいてはこれが全然正しかったとあまり思わないんですけれども、
やっぱり必死にやってきたことっていうのは、誰かが必ず見ててくれる。それが通じになったり、支えて。
自分がピンチの時に支えてくれる手だったり言葉だったりにつながる。
だから、どんな仕事もどんなビジネスもそこって同じだと思うんですね。
だから、何か今やりたいなと思うことがあったり、これからやっていこうとか、
51:01
逆に今までやってきたけど、このやり方でいいのか悩んでる、迷ってるっていうリスナーさんがいらっしゃったり、
違う道に踏み出してみたいって思われる方がいらっしゃったら、私は自分の生き方に素直になる。
自分に素直になる。
なぜかというと、自分の人生で誰も肩代わりしてくれないから。
その上で、その道を歩むんだったら全力でやる。
その全力でやっている姿は、誰かが必ず見ていてくれるというふうに思っています。
以上ですかね。一言じゃないですね。
ありがとうございます。本当に犬の保育園のお話ですとかも、いろいろ聞いてできたんですけれども、
何よりも直ちゃん先生の人生を語っていただけたような時間になりまして、
本当に、私も今大西…
犬もあればっかりこれ。
めちゃくちゃあると思います。私も今、大西妊娠中なんですけれども、
やっぱり子どもができるって、本当に自分の人生を考えるすごいターニングポイントになりますよね。
だからすごくその時の直ちゃん先生の葛藤とか、その後の歩みとかっていうのは、
きっとこのスタンドFMってわーままさんも結構いてらっしゃるので、
すごく聞いててグッとくる話なんじゃないかなって思いました。
ありがとうございます。そうなんですよ。
女性が、やっぱりジェンダーですとか、女性も社会にとかいろいろあるけど、
やっぱり性別学的にどうしても妊娠して出産するのは女性じゃないですか。
どうしてもそれ変えられないですもんね。
そこだけはどうしても変えられない。
だからそうなった時に、どっちも諦めなくていいと思うんですよ。
仕事も出産も、私は諦めなくていいと思う。
ただ、どっちかにウェイトをかけなくてはいけないっていう時はあると思うんですけど、
基本的には自分の人生だから精一杯欲張っていいと思ってます。
わーままさんで、好きな仕事だけど、子育てもあって2人目も望まれててどうしようと思ってらっしゃる方とか、
このままでいいのかなとか思ってらっしゃる方、たくさんいらっしゃると思うんですけど、
あなたの人生はあなたのものだから、誰が何を言おうとあなたがしたいように欲張っていいと思うし、
真剣にやっていれば必ず応援してくれる人はいると思います。
54:04
頑張ってくださいと、誰に向けて言ってるのかわかんないけど、言いたいです。
本当に素敵なお言葉たくさんありがとうございました。
ありがとうございました。長々と長尺皆さん聞いてる方はすみません。
本日はN1クラブワンコの秘密基地代表の直ちゃん先生にお話を伺いました。
本日は本当にありがとうございました。
ありがとうございました。