フレンチ・ブルドッグの紹介
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬にもっと好かれたい、うちのこの子またどうしよう、そんな飼い主さんに向けて、愛犬と過ごす人生をもっと幸せに、おテーマに、
あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬との絆がもっと深まる、そんなお話をドッグトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
時にアニマルコミュニケーター、ペトロス専門誌としての視点、時に雑談も入れて楽しくお話ししています。
毎週木曜日、次回は5月22日の9時10分からになりますが、朝の定期ライブも行っていますので、お気軽に遊びに来てくださいね。
さて今回は、人気犬種の光と影企画。
第12回目の今回は、アニコム人気犬種ランキング2024から、8位のフレンチブルドッグのご紹介をさせていただきます。
今回は日本でも人気の犬種、フレンチブルドッグさんのご紹介です。
まずは恒例の犬種図鑑の案内から見ていきましょう。
フレンチブルドッグは愛情深い性質があり、家族とともに過ごすことを好みます。
また他の人や犬に対しても平和的でフレンドリーです。
穏やかな子が多いですが、興奮しやすい一面も持っています。
とあるように非常にフレンドリーで愛嬌たっぷり、人も犬も大好きな中型犬のフレブルさん。
どこで見かけても思わず笑顔になってしまうような、キュートさが魅力のワンちゃんですよね。
私も昔多くのフレブルさんたちと関わってきましたが、
彼らは見かけによらずとっても甘えん坊で人のつっこいです。
また大きな寝息を立てながら本当に気持ちよさそうに寝ている姿は、
見ているだけで疲れが吹き飛んでしまうような癒し効果、抜群だと思うのは私だけではないでしょうね。
CMやいろんな広告にもたくさん寄与されていることから、
フレブルさんに暮らしたことがないという方でも、この犬種を知っている、見たことがある、かわいいなあと思うという方は多いと思います。
フレブルさんの歴史はマスティフやブルドックと言われています。
祖先はローマ時代のモロシア犬とされていますが、
19世紀の後半、イギリスで作られたイングリッシュブルドックがフランスに持ち込まれ、
パリの繁殖家が後輩を重ねた結果、生まれたのがフレンチブルドックであると広く、
一般的にはね、そう言われています。
ただですね、こちらの説には異論もありまして、
ベースとなった犬がイングリッシュブルドックではなくて、
フランスやスペインなど欧州南部にゆるくから存在したマスティフ系の動犬であるという説も、
フランスでは支持されているそうなんですね。
まあですね、いずれにしても、イギリス原産のブルドック種を後輩して選抜し、
現在のフレンチブルドックになったというのは、フランスであるということは確かのようです。
動犬のね、血統から生まれたブルドックやマスティフに、
平和な気質のパグや陽気な小型のテリアを交えて、
家庭犬に向いた穏やかな性格とユニークな姿を与えて、
愛すべき存在に作り上げたのはフランスの功績が多いということなんですね。
人気の理由と注意点
これには異論を答える方はないそうです。
近年ではその落ち着いた性格と無駄声の少なさ、
特に暑い時期での運動量が少なくて済むことや、
端末で手入れがしやすいということから、
ソシブルでは世界的に人気が高まっているそうです。
アメリカの犬種団体AKCの発表では、
2003年の登録数ランキングがアメリカ国内で54位であったものが、
2008年には26位、2013年には11位と、
年を追うごとにオーナーが増えているということですね。
暑い時期の運動量が少なくて済むということが、
この検証を迎える要因の一つになっているのはどうかと思うんですけれども、
元々鳴ったブルドックまたはマスティフ系の犬というのが当原犬種なんですが、
フレンチブルドックのグループ自体はアイガングループに属します。
だからこそ愛らしくて陽気、穏やかな性質が強化されてきたという歴史があるんですよね。
日本でもとても人気の高い犬種ですが、
気をつけるべきことはいくつかあります。
その1、興奮しやすい性格。
特に小犬から若い頃は、その興奮しやすい性質から
私のようなトレーナーの文句を叩く方は、
強い天髪、吠え、じゃれつきやいたずらといったことに悩まされることがほとんどです。
可愛い反面、興奮しやすさのコントロール、
つまり興奮のセルフコントロールを小さな頃から教えていくことが必須の犬種であると感じています。
特に男の子では、10キロくらいになる立派な体格の子もいて、
力も強い筋肉質なタイプのワンちゃんなので、
小さなお子さんがいらっしゃるご家庭でお迎えする場合には、
子どもとの接し方のトレーニングはしっかりしておく必要があるでしょう。
2、3歳の小さなお子さんなら、飛びつかれれば転んでしまうことは必須です。
その2、高温多湿への不適合。
ヨーロッパ原産の犬種にありがちなんですが、
特にこのフレブルさんは、日本の高温多湿の気候に悲しいくらい適さないという身体的な傾向があります。
しかも単頭種ということで、特に暑さ、湿度に弱く、
そのため、皮膚炎や外耳炎、呼吸器疾患も多いです。
その3、病気。
高温多湿に伴う皮膚疾患や熱中症のほか、
遺伝的疾患、股関節の疾患なども多く、
特に中年以降のワンちゃんとなると、何かしらの慢性疾患も抱えているというのが多い印象です。
だからこそ、医療人はちょっと縁が深いなぁという感じがしていますね。
そんな気をつけたいことを差し引いたとしても、
フレブルさんの可愛らっしゃ、素晴らしさは群を抜いていると思いますよね。
それが、やはり人気犬種ランキングに反映されているのではないでしょうか。
どんなに夫婦で喧嘩をして、嫌悪だったり落ち込んでいても、
1日1回は必ず彼らの仕草に笑わされてしまいます。
この子は夫婦のかすがいです。
そんなことを、フレブルの飼い主さんが笑っておっしゃっていたことを思い出します。
最後になりますが、今までご紹介した小型のアイガン犬種さんたちに比べ、
フレブルさんは若干短命であるというイメージがあります。
平均寿命は、犬種図鑑によると11.2歳、
前回ご紹介したヨークシャアテリアさんの14歳から比べると3年ほど短く、
その前にご紹介したマルチーズさん13.6歳、
同じ人気犬種10以内の中型犬ゾーンに属するシバイヌさんは14.7歳、
それに比べてもかなり短命だという印象ですよね。
それはやはりフレブルという犬種の持つ疾患の多さにも由来するものかなとも感じられますが、
お迎えする時にはその点も含めてご考慮していただくと良いでしょう。
次回の予告とセミナー案内
いかがでしたでしょうか。
今回は人気犬種主ヒカリとカゲ、
アニコム人気犬種ランキング2024年よりフレンチブルドッグ8位をお届けいたしました。
次回は同じくアニコム人気犬種ランキング2024、
7位のフィニッシュアシュナウザーのヒカリについてお話しいたします。
続きましてはフレンチブルドッグのカゲのメンバーシップ、
有料配信の方でお届けしていきたいと思っています。
そして5月22日木曜日の朝9時10分より定期ライブ、
木曜日の朝の定期ライブをさせていただきます。
こちらは毎週木曜日に行っている私の定期ライブになるんですけれども、
今週15日木曜日が都合がつかないため一周飛ばして22日になります。
こちらでは少し寄せられたご質問に対してお答えしていこうかなと思いますので、
ご質問ある方やワンちゃんに関して、
ちょっとこんなことを聞いてみたいよという方はご気軽にいらしていただければと思います。
そして5月29日木曜日の夜8時よりは、
こちらはズームセミナーになります。
ただ今月からはこのズームセミナーは無料でどなたでもご参加できるものになっています。
皆さんは途中入隊室ももちろんOKですし、
顔出し、声出しなしで自由にご参加していただけます。
今までのレジュメを作ってテーマを決めてカッチリとしたセミナーというよりも、
少し交流会やおしゃべり会、相談会といった気軽な会にしていこうかなと思っています。
それでは今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。