ヨークシャー・テリアの特徴
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
愛犬にもっと好かれたい。うちの子の困った。どうしよう。
そんな飼い主さんに向けて、愛犬と過ごす人生をもっと幸せにお手間に。
あなたの飼い主マインドが変わり、愛犬との絆がもっと深まる。
そんなお話を、ドクトレーナー歴20年の経験からお届けしています。
時にアニマルコミュニケーター、ペットロス専門士としての視点、
時に雑談なんかも入れて楽しくおしゃべりしています。
毎週木曜日9時10分からは定期ライブも行っていますので、お気楽に遊びに来てくださいね。
次回は5月8日木曜日9時10分から、こちらはインスタ同時ライブとなります。
N1虹の橋同窓会として、愛犬の命日を前に、虹の橋を渡った子たちの思い出、
というテーマでお話をしていきます。ご質問などもお気軽にどうぞ。
それでは本題に入っていきましょう。
今回は、アニコム人気研修ランキング2024から、人気研修の光と影の企画となります。
今回は第9位のヨークシャアテリアさんについて、一般配信光の方でお届けをしていきますね。
前回のマルチーズさんと並んで、マルポメヨーキーとかつて言われた3大人気研修のうち1つと数えられるほど、昔から人気のある研修です。
研修図鑑には、ヨークシャアテリアは勇敢なテリヤ気質を持つ一方、飼い主に対して絶大な信頼を寄せており、甘えん坊な一面もあります。
警戒心が強いため吠えてしまうこともありますが、明るく好奇心旺盛な性格はヨークシャアテリアの魅力の一つです。と書かれています。
この小さくて勇敢で甘えん坊なテリヤは、テリヤらしい頑固で一途な一面とともに、小型の家庭犬として繁殖を繰り返されてきたため、人が好むような快活さや明るさ、賢さ、人のつっこさを持ち合わせています。
研修の歴史をご紹介していきましょう。
ヨークシャアテリアは19世紀にイギリスで作出された犬、正しくはブロークンヘアードスコッチ・オア・ヨークシャアテリアという非常に長い研修名です。
ヨークシャア州のスコットランド州のイギリスのワイヤーヘアのテリヤというような名前になります。ほぼほぼ地名を説明しています。
現在のヨークシャアテリアはワイヤーヘアどころか絹のようなすべすべとした本当に柔らかい直毛なんですが、この研修が作り出されたときには様々な犬を交配に用いていたこともあり、毛質だけではなくサイズも今と異なっていて5キロ以上あるという、もはや中型犬じゃないの?という感じの答えもいたそうです。
今はだいたい平均が3キロから3.2キロぐらいと言われているので、かなり大きな犬だったということがわかりますね。
当時、交配に使われていた犬というのはスカイテリアやマンチェスターテリア、ウォーターサイドテリアやマルチーズのほか、さらに数種類いたと言われています。
しかしながら、交配を進めて研修として安定化していく過程において、ヨークシアテリアは小型化され、滑らかな直毛を持つ美しい犬となりました。
ヨークシアテリアは当初、愛顔犬ではなくて、作物や人間の食べ物をあらすネズミを捕らえるための犬として作り出されました。猫の代わりでもありますね。
倉庫や工場など、室内でネズミを追えるほど小さく活発なテリアとして、労働者階級の市民に中心に飼われていたのですが、サイズの小ささやひもの美しさ、活発で明るく懐っこい性格が評判となって、肥大に貴族など上流階級でも飼われるようになっていたのですよね。
1861年にイギリスのトップショーで初めて出展され、1870年にはヨークシアテリアの名前が広がりました。1872年にはアメリカにも渡り、1882年にイギリスのケネルクラブで公式の献種となりました。
やがてこの犬の魅力に取り憑かれた欧米の繁殖家たちによって、ヨークシアテリアはさらに小さく、より美しいひもを与えられてきたのでした。
日本に来たのは大体いつ頃なんだろうというふうに言うと、あまりはっきりはしていないそうなんですが、大体戦前の頃からいたと言われています。
戦後、高度経済成長期の豊かな時代に入ると、マルチーズと共に代表的なお座敷犬として室内で手厚く飼われるようになりました。長年献種登録ランキングのトップで入りが続いています。
日本では第3グループのテリアとして分類されているので、名実ともにテリア種になっているのですが、海外ではアイガン犬として分類されている国もあるわけなんですね。
これ面白いことに、同じ犬種でもどこのグループに属するかというのは、その国の判断基準になっているのです。
ということで、日本でも根強い人気を誇るこのヨーキーさんたちは、当初の目的、ネズミなどの駆除をする犬ということで、目の前を素早く移動する生き物を追いかけられずにいられないというテリア機質を持ちながら、アイガン犬としての良さも併せ持つ小型犬になっています。
特徴的なツートーンカラーの柔らかい直毛は、シングルコートで抜け毛が少なく、ドッグショーなどでは、床に引きずるまで全身の毛を伸ばして、絹のような美しさを評価に入れることから、動く宝石などと呼ばれることもあります。
私が過去、担当させていただいたヨーキーさんたちといえば、テリア機質よりもアイガン犬機質を伺えるような子たちが多かったのですが、それでも突然目の前をよぎっていく、動いていくものを追いかけるという行動は、外部への警戒心が強い頑固な一面があるということもわかると思います。
ヨークシャー・テリアの歴史
トレーニングに対しては意欲的なものの、自分がこうと決めたら、なかなかその意思を曲げてくれないというのが、この小さなテリアさんたちの特徴の一つでもあります。
この稽古をした上で直接対決をするのではなく、ではどうやったらヨーキーさんたちが受け入れてくれるのかを試行錯誤するトレーニング、それを楽しみながら行ってくれるのがヨーキーさんたちだと思っています。
大きくなるにつれ、テリア機質が強く行動を形に作ることがありますので、ぜひ、子猫や若い頃から遊びの延長でのトレーニングや、関係づくりとコミュニケーションの共有をしていただきたいなと思います。
小さい体ながら、特に番犬機質は強いヨーキーさんたち、来客防も立派に行い、室内に入ってきた侵入者たちに果敢に立ち向かっていきます。
そのため、特にインターフォンや室内に人が入ってくるときに、無意味にお客さんである方に攻撃をしないトレーニングや、クレートの中に入れておとなしくさせておくトレーニングを、小犬の頃からやっておくことをお勧めします。
体つきについては、個体差が大きな見所ではありますが、テリアという名前ながら筋肉質な体つきや骨づきではないので、ハードな運動やスポーツドッグには必ずしも向いているとは言いません。
特に後ろ足は膝が弱いので、ジャンプ競技などは気をつけていただきたいと思います。
今でも人気のあるヨーキーさんたちは、どんな家庭においても、その理由がわなずける愛らしさと活発さ、利発さ、勇敢さを十分に発揮してくれると思いますよ。
さて、いかがでしたでしょうか。
次回は、人気犬種の光と影、第13回目。人気犬種ランキング2024年、8位のフレンチブルドッグをお届けいたします。
そして、最後になりましたが、ここから最後、少しだけね、私自身が初めて主催するオンライン講座のご案内をさせていただければと思います。
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それでは最後まで聞いていただきありがとうございました。
