2021-08-20 11:27

【犬の学習法と効果的なおやつの使い方①】🐶なぜ、しつけにおやつを使うのか🤔❓

【なぜ、犬のトレーニングにおやつを使うのか?】

これは、動物の学習理論に基づいているからです✌️
オペラント条件付けのパターンには
【正の強化】【負の強化】
【正の罰】【負の罰】があります🤔

犬のみならず、人間含め他の動物においても
【正の強化】は学習に効果があるとされています🐶

【正の強化】=行動によって良い刺激が得られる場合であり、行動は増え、強化される。

🙆‍♀️🐶行動=人間が犬に取ってほしいと思う行動

🍿🍫良い刺激=おやつ

を使う事で、取ってほしい行動が増え、強化されるという理論✨

良い刺激は必ずしも【おやつ】とは限らず、
犬にとって【良い】価値があるものであればOKです😘

一番手っ取り早く、飼い主さんが使いやすいという点で、おやつをトレーニングに使う事は理にかなっています。

ただし、【オヤツの使い方】に寄っては効果は雲泥の差が表れます‼️🥶
学修理論が示すように、
【まずは行動】➡️【その後に結果として、オヤツ(良い刺激)】という構図でなければ犬は学習ができません😩💦

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#犬#ペット#動物#行動学#学習#正の強化#犬の学習#おやつ#使い方#オペラント条件づけ#犬のトレーニング#スタエフ12月組#いつもありがとうございます
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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、
日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出のお話もお届けいたします。
さて、ちょっと私今ですね、上唇の裏側に口内炎が2つぐらいできておりまして、
ちょっと口が開けづらいというか、お話がしづらいので、少し聞き取りづらくなってしまうかもしれないんですけれども、どうかご容赦ください。
噛むのはね、いつものことなんですけれども、頑張ってお話ししていきたいと思います。
さて、攻撃的な犬にしないためにできることとして、学習法を知る、ボディーランゲージを知る、社会化を行うと数回にわたりお話をしてきました。
今回からは、犬の学習方法と効果的なおやつの使い方についてお話をさせていただきますね。
今回は、なぜ犬のしつけにおやつを使うのか、そしてオペラント条件づけというものについてお話をしていきます。
行動学や学習心理学の用語も出てくるお話なので、少し難しくなるかもしれません。
ゆっくりお話ししていきますので、興味のある方はぜひ最後まで聞いてくださいね。
犬に何かを教えるとき、いくつかの方法があります。
皆さんも犬トレーニングと検索したとき、いろいろな方法を見たことがあるかと思います。
犬に何かを教えるとき、特定の条件から学習する条件づけを利用します。
条件づけには、古典的条件づけとオペラント条件づけがあります。
今回はオペラント条件づけについてお話ししたいと思います。
古典的条件づけの典型的な例は、パブロフの犬が有名ですね。
食べ物を与える前の犬に、毎回ベルの音を聞かせてから食べるものを与えるということで、
ベルの音を聞いただけで、最終的に犬はよだれを垂らすようになるというものです。
オペラント条件づけは、動物、人を含むが、自発した反応の直後に報酬など特定の刺激を与えることで、
その反応が規制する頻度を変化させる実験手続きである。
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アメリカの心理学者・スキナーが考案した条件づけの手法である。
動物に様々な行動課題を訓練するための方法として広く活用されている。
これは、農科学辞典より抜粋させていただきました。
このオペラント条件づけ、大きく分けて以前お話しした性の強化・負の強化の学習理論と、
性の×・負の×という学習理論を使用していきます。
これは人間の心理学でも使いますが、端的に言うと以下の4パターンになります。
性の強化、これは行動によって良い刺激が得られる場合であり、原因となった行動は増え、強化されていきます。
一例を挙げると、偶然犬がお尻を地面につけました。
この時、お座りの状態になったことで、褒められておやつがもらえました。
すると、犬は自分からお座りをすることが多くなった、という例です。
負の強化、行動することによって不快な刺激が消え去る場合であり、この場合も行動は強化されます。
一例として、寝ている時に触られるのが嫌いな犬が、人の手が近づいてきた時に、その手を噛んだところ、寝ている時に触られなくなった、という例があります。
性の罰、行動することで不快な刺激が与えられる場合であり、行動は減少します。
これは罰とだけ呼ばれることもあり、性の強化の反対と言われます。
一例を挙げますと、おいでと呼ばれた犬が飼い主のもとに戻ると留守番をさせられたり、自由を奪われるなど、犬にとって好ましくない結果が続いた。
結果、おいでと呼んでも犬は来なくなった。
負の罰、これは行動することによって良い刺激が消失される場合で、行動は減少します。
省略とも呼ばれます。
一例として、帰宅した家族に犬が飛びつくと、家族はまたどこかへ出て行ってしまう。
けれども犬が飛びつかなかったり、お座りをすると、褒めて撫でてもらえたり、遊んでもらえたりすることで、犬の飛びつきがなくなったというような場合になります。
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さて、難しいことをつらつらお話ししましたが、要は理論なので使いようということです。
特に行動した後で良い刺激が与えられると、行動は増え、強化されるということをよく覚えてください。
ただし、これがミソでですね、人間から見て良い行動、悪い行動、良い刺激、悪い刺激ではなくて、犬の側から見ての良い悪いであることがポイントです。
例えば先ほどお話しした、おいでと呼ばれた犬が飼い主の元に戻ると、留守番や自由を奪われる。
なので結果おいでで来なくなった。
私はこの一例を性の罰の一例として挙げましたけれども、飼い主さんは何も罰を与えようと思っておいでと呼んでいるわけじゃないですよね。
ただ結果として犬の側から見るとおいでと呼ばれた後、飼い主さんの元に行くと嫌なことが待っているというお話になってしまうんですね。
なのでここは十分に気をつけないといけません。犬から見て良いか悪いかを考える必要があるんです。
とはいえ、できれば飼い主さんの方から見て良い行動が増えた方がありがたいですよね。
ですがワンちゃんにとっては何が良い行動か悪い行動かの人間基準は分からないので、犬にとって欲しい行動には良い刺激を与えるということを積極的に行う方が学習が早いんですね。
ここで出てくるのがおやつの話です。
おやつはなるべく使いたくありません。おやつに頼らないでしつけをしたいんですという方ももちろんいらっしゃいますし、そういうふうにトレーニングを行っているトレーナーさんや飼い訓練士さんもたくさんいます。
おやつを使う一番のメリットは、この学習理論に沿った場合、良い刺激が一番犬に伝わりやすいからです。
そしておやつは多くの飼い主さんが使いやすく犬にとって報酬として分かりやすいものなんですね。
ただし、私益犬と呼ばれるお仕事をする犬たちには報酬としておやつをもらえることは少ないです。
これは緊迫したお仕事の状況下で、おやつをすぐにあげることができない場合が多いので、訓練士さんはおやつを使わずに犬を訓練することが多いです。
犬だけではなく、人を含むあらゆる行動のパターン、ある程度この条件づけはカバーしています。
人間はもちろんもっと複雑ですし、この良い刺激には食べ物よりも特定のものやお金、名声、人気、感謝の意、権利など抽象的な概念も含まれてきます。
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ですが当然ながら犬の場合は、名誉やお金よりも食べ物がより勝ります。
なぜならそれは彼らの生存本能に関わる領域だからです。
人類は狼から犬という動物を作り上げ、約2万年近くもの間共に暮らしてきました。
その霊名記から犬と人の間には、人が食料を与え、その代わりに犬を手名付け飼い慣らしてきたという歴史があります。
人間という生き物は犬に食料を与え、飢餓から救ってくれる生き物であるという意識は、他の野生動物よりも強く犬に刷り込まれてきたと言っても過言ではないんです。
それならばそのDNAレベルの期待を損なわずにいてあげたら、人も犬もハッピーですよね。
ただしこのおやつは報酬です。
おやつを見せびらかすことで犬を釣るだけでは犬は何も学習しないんですね。
なので使い方の遺憾によっては結果に運命の差が出てきます。
犬の学習の対価としておやつを使うことはおすすめします。
犬のみならず動物の学習として性の強化は学習が早く進み深まることが知られています。
性の強化はどういう理論でしたか?
そう、行動によって良い刺激が得られる場合、その場合行動は増え強化されるというものです。
ここで良い刺激イコールおやつというわかりやすい方法を使うことで、増やしたい行動を増やし強化することができるという理論なんですね。
それでは次回は詳しく犬の学習方法と効果的なおやつの使い方パート2についてお話ししたいと思います。
今回も最後まで聞いていただきありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いいたします。
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