00:06
こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てメタや、留学時代や旅行の思い出の話などもしております。
さて、昨夜は2回目の私のライブでした。
お越しいただいた皆さん、どうもありがとうございました。
お越しいただいた方のお名前をご紹介させていただきます。
ことさん、さだしさん、みきさん、はなさん、よっちゃんねるさん、ゴーゴーバフィーさん、カールさん、ハープさん、スパンキーさん。
お忙しいお時間を頂戴いたして、どうもありがとうございました。
さて、今回は犬についての配信になるんですけれども、少し久しぶりになってしまいましたね。
今日は、子犬を迎える前に知っておくべき大切なことシリーズの最終回になります。
子犬の性格診断ができるキャンベルテストを知っていますか?というテーマでお話ししたいと思います。
皆さんは子犬を迎えるときに何を基準に選びますか?
好きな犬種や毛色、値段、住環境、家族構成、色々な基準はあると思いますが、その一つに性格も大きくあるのではないでしょうか。
犬の性格は気質とも言われるもので、人間よりも生まれ持った性質がその性格や行動に強く現れます。
生まれたばかりの子犬がどんな性格なのか、成長したらどんな性格をする犬になるのだろうか。
それをあらかじめ予測できるというのが、ウィリアム・E・キャンベル氏が提唱したキャンベルテストというものです。
犬の独立性、支配性、充足性などの強さを測るもので、生後5週間から7週間の間に行うと良いとされています。
実際、私もイギリス留学時代に、私の師匠がですね、ブリーダーさんのところで生まれた子犬にキャンベルテストを行っていることを何度か見たことがあります。
子犬を飼う前には調べる機会があれば、ぜひ試してみてください。
キャンベルテストは生後12週目までを目安に、何度かその成長過程に応じて行うと、だんだんと性格が定まってくるそうです。
とはいえ、もちろんキャンベルテストの結果がすべて当てはまり、その犬が結果通りの性格と行動するというわけではありませんよ。
03:00
あくまでも基本的な、持って生まれた性格ということでありますので、
肯定的な学習や環境の影響などで変わってくることも多いにあります。
なのであまり囚われすぎない方がいいのですが、基本的な性格を知っておくことで、
気をつけた方がいいことや、伸ばしてあげるべきこと、接し方などの把握ができるので、むしろそれを知る目安でやってみるのもいいと思います。
さて、肝心なキャンベルテストの内容をご紹介します。
ネットでキャンベルテスト犬と検索すれば色々出てきますので、詳しくはそちらもご覧ください。
以下、テストとチェックポイントはウェブからの抜粋となります。
テストは5項目あります。
1番、社会生活に対する興味を調べる呼びかけのテスト。
小犬から少し離れたところに座って、軽く手を叩き、小犬がどんな反応を示したかチェックするテストですね。
これはDDからIまでの5つの項目に分かれているんですけれども、
DDが尻尾を上げてすぐに近寄った後、飛びついてきて手を噛む。
Dが尻尾を上げてすぐに近寄った後、前足を出す。
Sが尻尾を下げてすぐに近寄ってくる。
SSが尻尾を上げて戸惑いながら近寄った後、飛びついてきて手を噛む。
Iが全く人に寄ってこない。
2番のテストは、人についてくる性質を調べるテストです。
声をかけたり、軽く手を叩いたりしながら、小犬の周りを歩き、小犬が人についてくるかをチェックします。
こちらもDDからIまでのチェックポイントがあります。
DD、尻尾を上げてすぐに近寄ってきた後、足を噛む。
D、尻尾を上げてすぐに近寄ってきた後、足にまとわりつく。
S、尻尾を下げてすぐに近寄ってくる。
SS、尻尾を下げてすぐに近寄ってくる。
I、全く近寄ってこないか。立ち去る。
3番は、束縛された状態における支配性を調べるテスト。
小犬を仰向けにして、優しく胸元を30秒間抑えて、どのくらい抵抗するかをチェックします。
ただし、小犬を強引に扱わないように注意。
DD、足をバタバタさせ、激しく暴れて噛む。
D、足をバタバタさせて激しく暴れる。
S、暴れるもののしばらくして静かになる。
SS、おとなしくしていて手を舐めてくる。
4番、社会生活での支配性を調べるテスト。
小犬の近くにしゃがんで、小犬の頭から背中にかけて優しくなで、人の手や顔を舐めるか、などの甘い行動が出るかをチェックします。
DD、飛び上がって前足を出し、うなったり噛んだりする。
D、飛び上がって前足を出す。
06:03
S、体をこねらせたり、手を舐めてきたりする。
SS、ひっくり返った状態になり、手を舐めて甘えてくる。
5番、体を持ち上げられた時の支配性を調べる持ち上げテスト。
小犬のお腹に手を当て、すくうようにして持ち上げて抱っこします。
その状態を30秒間キープし、どんな反応を示すのかチェックします。
DD、大暴れしてうなったり噛んだりする。
D、大暴れはするものの、うなったり噛んだりはしない。
S、暴れるものの、やがて静かになり、手を舐めてくる。
SS、おとなしくしていて、手を舐めてくる。
これらの項目の中でDD、DS、SS、Iの5段階でのチェックがありましたね。
Dは支配性、ドミネンス。Sは服従性、サブミスル。Iは独立性、インディペンデンスを表します。
ここからはサイトの内容も踏まえて、私個人の見解から解説をさせていただきます。
少し用語が難しいんですが、5つのチェック項目でDDやDが多いほど一般家庭は扱いにくい、少し初心者には飼いづらい犬であるとされます。
支配性という言葉がわかりづらければ、気が強い、意思が強い、自分のものや場所にこだわる傾向が強い、やんちゃで乱暴者のように見えると言い換えてもいいでしょう。
ただ、ペットショップやブリーダーさんで出会ったときに、一番最初に嬉しそうに駆け寄ってきて、じゃれついてくるのがこのタイプなんですね。
活発で物応じせず、好奇心の強いという利点もあるので、一緒にドッグスポーツやアクティビティをするのには向いています。
幼少期から、人との関係を安定させるためのトレーニングや、人と何かを一緒にして信頼関係を強めるトレーニングがより必要です。
Sが3つ以上の場合は、特に問題なく飼える一般的な性格の犬とされています。
ただ、SSが3つ以上あると怖がりすぎて、逆に扱いづらかったり、育てにくかったりすることもあります。
服従性という言葉が分かりづらければ、気が弱い、怖がりで臆病な気質と考えてみてください。
言い換えれば、おっとりした大人しい犬の可能性もあるので、ファミリーや少し年齢が上の方、初心者にも向いています。
このタイプは、ペットショップやブリーダー船で出会った時、一見おとなしい、反応がない、元気がないのでは?と思われがちです。
お家に来て環境や家族に慣れるとやんちゃな一面を見せる内弁系タイプでもあります。
環境の変化や新しい物事、人、犬に対して慎重だったり、臆病になりすぎたり、そこからストレスを感じてしまうことがあるので、
09:00
幼少期からたくさんの経験を積んだり、物事に慣れる社会科のトレーニングがより必要になります。
愛がある場合には、ない場合の犬よりも独立心が強く、独立心が高い犬はベタベタ触ったり、抱っこしたり、常にそばにいるということを好まない場合があります。
愛とともにDDが一つ以上ある場合には、独立心と支配性がそれぞれ高いということがあり、やはり初心者には少し扱いづらい性格が後々出てくることが予想されます。
芝犬などの和犬に多いかもしれませんね。
このタイプはペットショップやブリーダーで出会った時にツンデレな態度をとりがちです。
それがいいという人に向いていると思います。
独立心が高く触られることや拘束されることが苦手になりやすいので、幼少期から抵抗なく体を触らせるというトレーニングや、
ベッドや犬でものを守らない、口に入れたものを人とシェアするというトレーニングがより必要になります。
これから子犬を迎える方は、ぜひペットショップやブリーダーさんに断ってからこのキャンベルテストを行ってみてくださいね。
基本的な性格をある程度知ることで成長後の予測が立てやすくなりますよ。
本日も最後まで聞いていただきありがとうございました。
あなたとワンちゃんの今日がますます輝くものになりますように。
次回もまたよろしくお願いいたします。