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こんにちは。横浜で15年以上、犬の保育園の先生を行っている、なおちゃん先生と申します。
こちらの番組では、たくさんのワンちゃんや飼い主さんと関わってきた私が、日本の犬と飼い主さんのQOLをあげるおテーマに、犬のあれこれについて、私個人の見解からお話ししています。
時には子育てネタや、留学時代や旅行の思い出などのお話もお届けいたします。
前回は、虹の橋を渡った子たちのお話をしました。
そして、アニマルコミュニケーションという動物とのコミュニケーションツールについてお話をしたんですが、初めて知りましたというコメントもいただき、興味がある方も多いのかなと思いました。
今回は、そんなアニマルコミュニケーションについて、私が実際に学んで感じたことを皆さんにシェアしたいと思います。
あくまでも私の観点からなので、他に今お勉強されている方や、アニマルコミュニケーターさんとして活躍されている方は、同じように思われないかもしれません。
その点をご了承の上、お聞きいただければ幸いです。
アニマルコミュニケーションというのは、端的に言ってしまえば、動物とテレパシーでコミュニケーションを取るという手法です。
テレパシーというと、特殊能力のようなエスパーみたいな感じがしてしまうんですけれども、
人間は言語を司る生き物ですから、言語コミュニケーションを発達させてきたわけです。
それでも日常において、実は非言語コミュニケーションというものの方が多いというデータがあるぐらい、言葉以外でのコミュニケーションも行っているんですよね。
犬のコミュニケーションは、主にボディーランゲージと匂いによるものです。
人間は匂いによるコミュニケーション能力が低いので、犬と人との間のコミュニケーションはボディーランゲージが多く、
実は言語というのはほんの少しの割合なんですね。
そしてこの少しの割合の言語も、ワンちゃんにはきちんと伝わっていなければ、人が意図しているものとは違ってしまうということなんです。
ですが皆さんは感じたことはありませんか?
家の中で誰かがこっち見てると思ったら、猫ちゃんやワンちゃんがじーっとこちらを見ているとか、
これは動物が人に思いを伝えている非言語コミュニケーションの一つとして、テレパシーの一つであるという考え方がアニマルコミュニケーションの一つでもあります。
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実は人間同士でもこのテレパシーはあると言います。
電車の中とかで誰も話をしていないのになんか視線を感じるなぁと思って振り向くと、
こちらを見ている人がいたとか、赤ちゃんが泣き出す前にお母さんが気がついて起きるとか、
特に赤ちゃんとお母さんは非言語コミュニケーション、このテレパシーを無意識で使っているのだそうですよ。
私も二人の子育てをしておりますから、確かにパパや他の人ではわからなくてもママにはわかることもあるよねと妙に納得しました。
スタンドFMをはじめ、ラジオは音波ですよね。ここには波という字が入ります。
エネルギーは波動と言われますね。これもまた波という字が入ります。
テレパシーも同じく波動。だから周波数を合わせることができれば、普段はチューニングの合わない周波数の音も聞こえるようになる。
動物たちが発しているメッセージもここに入るので受け取れるようになる、というのがアニマルコミュニケーションの考え方なんだそうです。
いろいろと思うところがあるのですが、私はまあ単純な思考の持ち主なので、なるほど、じゃあやってみようかなとなっちゃったわけですね。
皆さんが実際に気になるところとしては、じゃあ動物とのテレパシーはどうやってするのか、そしてどうやってそれがわかるのか、というところに尽きると思います。私もそうでしたからね。
アニマルコミュニケーションを行う前提として、まずは相手となる動物さんの意思を尊重、尊敬する気持ちが私はとても大事だと思います。
そして前提や事前情報、固定概念や偏見にとらわれないこと、直感をうまくとらえること、それを信じること、それらが大切なのですが、初めて実践のワークを行うときには、え、これ本当に合ってるのかなとかなり疑わしく思ったものです。
人間というものは意外と自分を信じられないものだなぁと、そこに気がつけただけで、違う学びになったなぁとさえ思ったくらいです。
例えば、会ったことのないワンちゃんの写真を見て、この子の好きな食べ物を聞いてください、というようなワークがあるんですが、導き出した答えは、果たしてそのワンちゃんからのメッセージなのか、それとも一般論からの想像なのか、事前情報や何かのイメージからの連想なのか、それは誰しもが迷うところなんです。
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だから、自分のペットに聞くことっていうのは、とても難しいんです。私はですけどね。
固定概念を外す、これはもうしょっちゅう言われるんですけれども、すごく難しいですね。
さらに私は専門が犬なので、犬についての予備知識が多いですから、もちろんのこと、猫ちゃんに対しても、例えば宣伝でCMでよくやっているチュールってありますよね、あれはみんな好きなんだ、というような固定概念が入りやすいんです。
アニマルコミュニケーションというと、皆さん、生きている動物さんだけかと思われるかもしれませんが、実はそうではなく、すでに亡くなってからかなり時間の経っている動物さんでも、もちろん可能なんです。
哺乳類だけでなく、鳥さんや爬虫類さんもできるそうです。私はやったことはないんですけれどもね。
そして動物さんによっても、アニマルコミュニケーションでおしゃべりをしてくれる子としてくれない子、わかりやすい子とわかりづらい子がいます。これは人間でもそうですよね。
無理をしたり焦ったりしてもいい結果は得られないので、その辺はトレーニングとも一緒だなと思います。
メッセージを言葉で伝える子、文字で伝える子、画像で伝える子、匂いや音、視覚、色、感覚で伝える子もいます。
同じ動物に複数回聞いた時に、それぞれ違う感覚というか、違う伝え方で伝えてくる子もいます。
ですが、アニマルコミュニケーションでもどうしても伝えられないことが一つあります。それは触覚、触る感覚ですね。
どんなにメッセージを伝えられても、ここにいなくなってしまった子を二度と触ることはできません。
だからここにいてくれるうちに、皆さんたくさんペットちゃんを触ってあげてくださいね。
アニマルコミュニケーションについて、ここまで私が学んできた中での感覚ですが、いかがでしたでしょうか。
正直、それって自分が想像したり考えたり、連想して出てきたイメージじゃないの?と思われることもあると思いますし、
科学的エビデンスで論理的に説明できるものではないので、ここがアニマルコミュニケーションに対して怪異的な人が多い理由だと思います。
信じる信じない、好きも嫌いも当然あると思いますし、それでいいと思います。
私は昔は、お客様のワンちゃんがアニマルコミュニケーションをしてもらった時に、幼稚園や私の悪口を言われたらどうしようっていう気持ちがあって、
アニマルコミュニケーションに対しては、実は昔はいいイメージを持ってなかったという恥ずかしい思い出があります。
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なぜそう思っていたかというと、これ本当に恥ずかしいお話なんですが、
当時は犬たちのそのものに対する思いや行動を重視するというよりも、飼い主さんや他のスタッフ、お店の評価やトレーニングの成果などに重点を置いていた時期があったんだと思います。
この回数で、ここまでこの犬ができるようにしなくてはならないというノルマを感じていたんですね。
それをワンちゃんの気持ちを無視して、自分の結果優先、ビジネス優先で行っていた時期が恥ずかしながらありました。
その気持ちは今はないんですね。
だからこそ自分で学ぼうかなと思い当たったわけです。
昔の私とは違う理由かもしれませんが、実際としてアニマルコミュニケーションには否定的なトレーナーさん、訓練師さん、獣医さんなどはまだまだ多いと思います。
私はズボラで楽観的な人間なので、厳しい苦しいことよりも簡単で楽しいことの方が好きなんですね。
多分動物さんもそうだと思います。
動物さんとのコミュニケーションはいろいろありますし、好き嫌いもありますが、アニマルコミュニケーションっていう方法も実はあるんだよ。
なんならちょっと面白くない?ということを皆さんにシェアできたらいいなと思ってこの配信をさせていただきました。
あなたとワンちゃんの今日がますます輝くものになりますように。
最後まで聞いていただいてありがとうございました。
次回もまたよろしくお願いいたします。